2021.8.17.

お盆期間の旅客実績(その2 会社別内訳)

  (注目点)

    ANA/JAL; 規模を大幅に縮小

       Peach; 積極的に規模拡大し搭乗率も高レベル(72%)

 

       Jetstar-J; 規模縮小して高い搭乗率達成(79%)→収益性へのこだわり?

 

お盆期間実績の会社別内訳は下表のとおりです。

国内線について若干の解説を行います。

 

  コロナ前(2019年)との比較;

 

ANA/JALは大幅に規模縮小、ともに供給約▲3割減、旅客は約▲6割減。

 

ADOSFJ(スターフライヤー)も、供給座席/旅客ともに減。

SKY、ソラシド、FDAは供給規模拡大ながら、旅客は減少。

 

Peachは供給規模を大幅に拡大、旅客も増加、搭乗率も72%と高め。

それと反対にJetstar-Jは供給を大幅に絞り、旅客も減少したが、搭乗率は79%と

    全社の中で最も高い。収支効率に気を配っていることが伺える。

 

   前年(2020年)との比較; ANA/JALが供給縮小

 

ANA/JAL;減便が大きかった前年よりも一層供給を絞った(▲1割)が、旅客数は伸ばした。

 

SKYSFJは供給を増やし、旅客数も伸ばした。

 

その他の会社は、ほぼ前年並みの供給で、旅客数を伸ばした。

 

   予約(7/29時点)との比較; Jetstar-Jの駆け込み需要獲得が目立つ

 

 ほぼ全社が、運航の直前に減便を深化させたが、旅客は上積みを得た。

  但し、SKYとソラシドはキャンセル客が多く、予約時点の旅客数を下回った。

 

 FDAのみが、直前に増便し、旅客も上積みした。

 

 

 Jetstar-Jは、運航直前で多数の駆け込み需要を獲得し、搭乗率79%を達成した。

 

 

 

(所感)わすか10日間の実績の中にも、今年度の各社の特性がよく表れていると思われます。

 

 

                                                 以上(赤井)