【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド

 

7ホテル探し 1 安全、場所と交通機関

 

私が旅行に出る理由?「自分が何を避けようとするのかはよく理解しているが、何を求めているのかがよくわからない」からだ          (仏 哲学者 モンテーニュ

 

 

ホテル探しは結構楽しい(旅の宿探し)

 

旅の楽しみは計画づくりから始まります。

 

プラン作りは、別の項目で触れることにしますが、仕事は何日休めるか?最速で空港に駆け付けるとどの便に乗れるか?帰りの便はどの便にする?予算はいくらにしよう?どこに泊まろうか?何を食べようか?お土産は?・・・どれを考えるのも楽しいことばかりです。

 

それは遊びですから。さて、それではホテルを探しをはじめましょう。

 

海外の街を訪ねて、異国の雰囲気を味わい、観光名所があれば訪ねるというのが私の旅行の主な目的ですから、私の場合、宿泊場所は主に都市の中心部になります。

 

こういったところは一般に相場が高く、超一流のホテルには泊まれません。したがって旅の予算に合わせて宿泊の快適さと値段の折り合いをつけます。

 

その折り合いをつけるときに考えることがいくつかありますので、あまり整理はよくありませんが、その際の基準を説明します。

 

 何を基準にする? その項目

 

ホテル選びにはっきりした基準があるわけではありませんが、以下のような項目をあげることができます。これらを総合的に見て宿泊料金と秤にかけています。以下にそれらの項目別に説明します。

 

①安全

②ホテルの場所と交通機関

③ホテルの星の数

④部屋のグレード、広さ、眺望

⑤バスタブ

⑥食事

⑦清潔さ

⑧コテージ

⑨古いホテル

⑩民泊

 

常識的な話ではありますが、ホテル選びも他の買い物と同じで、無意識であっても複数の基準を自分で用意し、それぞれに重みづけをして評価をし、一つに絞り込みます。何度か同じ都市を訪ねると自分好みのホテルができあがるものです。

 

(安全)

 

ホテルを探すにあたって、いつも高級ホテルに泊まる人以外は、まず、自分の望む安全レベルを満足するホテルかどうかを気に留めることをお薦めします。

 

ホテルに関して言えることは「安全はお金で買える」ということです。多少安全に不安のある都市でも、一流ホテルに一歩入ると、そこは安全で、別世界です。即ち、宿泊費が高いホテルほど安全だと思って差し支えないということです。星4つ以上のホテルはスタッフも信頼がおけますし、ホテル内でのトラブルもないでしょう。

 

バックパッカーの人たちが泊まるような安ホテルも街中で野宿するよりも安全であることは間違いありません。しかし、そこではホテル内での盗難のリスクもあれば、スタッフへの信頼度も落ちます。旅慣れた人たちは自ら危険を予防する知恵をもっています。苦々しい出来事を含めて様々な経験を積んでいるからだと思います。

 

(ホテルの場所と交通機関)

 

街中に泊まるのであれば、空港とホテル間の移動が楽で、現地での活動拠点としても便利なエリア内で探します。

 

市中の移動で公共交通機関は貴重です。熱帯では暑くて、ほんの少し歩くとタクシーに乗りたくなります。実際、タクシーやグラブ(注)を使うことも多いのですが、海外の都市は道路渋滞が多いため、わかりやすく、安全で、予定の狂わない移動をするためには地下鉄や都市鉄道などを第一とすることがお勧めです。(注)合法的な個人ハイヤー。欧米ではウーバー。注文受けや金銭授受は運営会社がネットで経営。

 

ただし、1点、日本人の常識からは外れることですが、大都市の「中央駅(Central Station)」周辺のホテルは宿泊を避けることをお勧めします。中央駅に近く安いホテルが多いところは一般的に治安が悪く危険です。これは欧州も東南アジアも共通です。グーグルマップなどで街並みの風景を見れば、周辺の様子を把握できます。

 

 バスの利用は現地の地理を理解し、言葉を使いこなす必要があり、旅行者向きではありませんが、最近ではGoogle Mapを使ってバス移動できる都市も出てきました。

 

また、高級ホテルは車移動を前提にした場所にあることも多いので、タクシー利用が不可欠になります。