【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド

 

8 海外旅行に出かけるプロセス 10 海外空港で乗り継ぎ(後編) 

 

人とは何か?寝て食うだけが取り柄なら、獣と同じその一生 

(英 劇作家 シェイクスピア)

 

LCC便で乗り継ぐ際の注意

 

LCCは基本、単路線での航空券販売です。

 

ただし、東京からですと、香港エクスプレスやベトジェットのように、香港やハノイ経由で東南アジア行きの乗り継ぎ航空券を販売するケースもあります。

 

LCCでの乗り継ぎをする場合にはどんな搭乗券で購入するのか、LCCがそれぞれに決めてネットで公示する乗り継ぎのルールにより対応は変わります。

  

乗り継ぎサポートなしが基本

 

1便目だけの搭乗券が発券され、乗り継ぎ空港のCIQエリアに乗り継ぎカウンターがない場合には、航空会社(LCC)は乗り継ぎをサポートしません。

 

その場合には、まず、自分で乗り継ぐことになりますので、一旦乗り継ぎ空港で入国手続きを覚悟する必要があります。厳密にはその国のビザ取得を考える必要がありますが、短時間での出国であり、日本人の場合にはほとんどの国がビザなしで入国できますので、その問題は一旦忘れます。ただし、入国管理ゲートの通過にはかなり時間を必要とします。

 

次に、預け荷物の有無です。預け荷物があれば経由地で自分の荷物をピックアップします。CIQエリアから一旦外に出て、2便目のチェックインのために出発フロアに移動して搭乗の手続きをします。

 

その後、通常のプロセスに沿ってCIQエリアに入り、出国手続きをして出発ゲートに行きます。空港の乗り継ぎ時間は自分で考えて航空券を購入する必要があります。

 

一般論として1便目の遅れ、入国管理ゲートでの待ち行列、ターミナル間移動、出国時のセキュリティチェックの混雑などを考慮して4時間以上の乗り継ぎ時間を考えておいた方がよいと思います。

 

預け荷物がない場合にはトランジットカウンターを探す

 

ばらばらに航空券を購入しているが、預け手荷物がない場合には、出国・再入国の手続きを省けるかもしれませんので、2便目のLCCに乗り継ぐ空港のトランジットカウンターでのチェックインが可能かどうかを予め航空会社に確認しても良いと思います。

 

尚、出国なしで乗継が可能との返事の場合、LCCとのやり取り(メールなど)を保管しておいた方が良いと思います。

 

ただし、最初の便の到着遅れについては航空会社の責任であれ、乗り継げないのは乗客側のリスクになるものと思われます。とりわけ便の変更ができない航空券の場合、遅延により乗り継げないと、原則2便目の航空券の再購入が必要となります。その点は注意が必要です。

 

LCCがCIQ内の乗り継ぎを可能とする場合には、LCC各社のホームページで乗り継ぎについての情報を事前に確認しておくことをお薦めします。