【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド

 

8 海外旅行に出かけるプロセス 1 空港で飛行機に乗る① 

 

世の中に新しい創造などない。あるのはただ発見である

(西 建築家 ガウディ

 

今回からは旅の実践編を紹介します。 手始めは「空港で飛行機に乗る」です。

 

海外に出かけるのは初めてという方。もちろん、国際線のターミナル利用も初めてのはずです。国際線空港の旅客搭乗のプロセスはどの空港もほぼ同じです。これからという方は参考になりますので、じっくり目を通してから空港に行きましょう。

 

空港に向かう前に確認すること

 

大きな空港にはほとんどの場合、ターミナルは複数あります。

 

ターミナル間を移動すると、それなりの時間を必要としますので、目的とするターミナルに間違えずに行く必要があります。自分の搭乗する便がどのターミナルから出るのか、どうやってそのターミナルに行くのかを、予め確認しておく必要があります。

 

航空券を購入した際に、紙ベースであれ、ネットベースであれ、出発空港とターミナル名、チェックインの最終時刻を教えてくれているはずですので、それを確認しておきます。チェックインの最終時刻とは航空券に記載された出発時刻の何分前までにチェックインを済ませておいてくれという情報です。その時刻までに余裕をもってカウンターに到着しておく必要があります。

 

自宅を出てチェックインを終えるまで、予想外に時間を食われるのは、高速道路の渋滞と空港のチェックインカウンターの混雑です。

 

東京から成田空港へは電車よりもバスの方が安く行けますので、バスを使うことが増えましたが、バスを使う場合は渋滞分の時間の余裕を持つ必要があります。

 

その他の主要な国内空港へは電車が便利で安く行けますので、時間が狂うことの少ない電車利用をお勧めします。

 

また、出発時刻の変更が少なからずあります。 出発遅延には計画的な遅延と前の便の到着遅れによる突発的な遅延があります。

 

稀にですが、出発時刻が早まることもあります。電話やメールで連絡が来ますので、航空会社からの情報には注意を払います。ネットで航空会社のHPから運航スケジュールを確認することもできます。

 

ターミナルに着いたら、チェックインカウンターを探す

 

大空港のターミナルは、乗客の流れを考慮して、出発階と到着階は違う階にデザインされていることがほとんどです。

 

その場合、到着階が地上階で出発階は上階にあります。鉄道駅は地下階にあることが多く、高速バスは出発階の前に道路が設けてあれば出発階で乗客を降ろしてくれます。

 

出発は英語で「DEPARTURE(デパーチャー)」といいます。蛇足ですが、到着は「ARRIVAL(アライバル)」です。

 

ターミナルの出発階(DEPARTURE floor)に入ったら、まず、出発便がリストになっている大きな案内盤を探しましょう。

 

その掲示板で自分が搭乗する航空便を探します。確認のため必要なら、ここで航空券を見てみます。買った航空券の中に、便名が書いてあります。自分が乗ろうとする便は、航空会社+便名コード+日付で示されますが、その内、航空会社(2つのアルファベットもしくは数字の組み合わせ)+(1桁~4桁の数字コードの組み合わせ)が掲示板にあるはずです。出発時刻も一致します。

 

リストの中に自分が搭乗する便を見つけたら、そこに書いてあるチェックインカウンターのブース(アイランド)のコードを見ます。チェックインするブースを見つけるのがリストを見る目的です。

 

一方、出発階の広いフロアを見渡すと、いくつもの長いカウンターが細長い島になって並んでいます。この中から、自分を受け付けてくれる場所を探すのです。

 

アイランド(細長い島のこと)それぞれにコードが大きく掲示されているはずです。自分のチケットは該当する島の中の、いずれかのブースでチェックインできます。

 

それぞれのブースでは航空会社のロゴが掲示してあります。加えて、行き先や便名が表示されていることもあります。チェックインカウンターはビジネスクラスとエコノミークラス毎に別になっていますから、自分の乗るクラスのブースの列に並びます。

 

さて、ここまでのプロセスで、チェックインカウンターにたどり着けなかったら、出発階を見渡して「i マーク」(羽田では?)を探します

 

どこのターミナルにも必ずあります。「インフォメーション カウンター(Information Counter:案内所)」です。海外の空港でも、ここで航空券を見せて「Where is the counter?」と簡単な英語で尋ねて、指差しで教えてもらえば、目的とするブースに行くことができます。