【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド

 

【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド 6航空券を手に入れる 3 ネットで航空便を探す(後編)

 

旅は新しい景色探しではなく、新しい目で見ること

(仏作家 プルースト)

 

 

比較検索サイトを利用する

 

国際線航空券の「比較検索サイト」と呼ばれる、航空券をネット販売する各社の比較検索サイトを見に行きます。

 

「国際線 格安航空券」で探します。ここでは、エクスペディアを例として紹介します。これらのページでも往きと帰りの日付、出発都市、目的都市で検索します。

 

まず、エクスペディアのホームページを見てみます。

 

エクスペディアのホームページに入り、上部の選択窓から「航空券」を選択します。「往復」として、「東京」「バンコク」、出発日(3/11:仮)、現地出発日(3/15:仮)と入力して「検索」ボタンを押すと、次のような画面が出てきます。左側の窓の「直行便」にマークを入れて直行便だけのリストにしておきます。

 

 

このページを見て、いくつかの発見があります。

 

①まず、航空券の値段が航空会社や便によってまちまちであることです。

 

1物1価ではありません。販売しているネット旅行会社によっても違いますし、航空会社の直販の価格とも異なりますし、同じ航空便、旅行会社でも運航日や購入日によっても価格は変動します。

 

②すなわち、同じ旅行会社でもバンコクに行くのに結構、価格に開きのある便が出てくるということです。ただし、今、リストは価格の安い順に並べてありますが、一番上の便を選択すればよいということではありません。

 

③最初に見ることは、航空便の出発時刻です。旅の時間を有効に使いましょう。航空便は多くて1日に数本ですから、細かいアジャストはできませんが、朝、昼、夜、深夜発くらいに分けて自分の旅行に合った便を探します。

 

④東京から旅行する人にとっては羽田発か成田発かというのも大きな差です。雑駁な見方ですが、羽田より成田の方が片道の移動時間で1時間、移動コストで1,000円くらいは余計にかかりますのでその差分を考慮に入れて選びます。

 

⑤このケースでは2番目と4番目が類似したタイ航空の午前中の便ですが、私なら4番目を選びます。2番目の便の方が5千円ほど安く、出発時刻もゆっくりしているのですが、2番目は成田発、4番目は羽田発の便で、出発で1時間遅いだけですので、到着時刻が15時30分、1時間半ほど4番目の方が早く到着し、東京での空港までの移動コストを考えるとそれほど高くありませんし、羽田発の便に乗れば、夕飯時前には余裕をもってバンコクのホテルにチェックインできそうです。

 

⑥実際に航空券を購入する際には、「航空券+ホテル」で探すケースの方が多いと思います。航空券のみ、ホテルのみで安いものを探すよりも、まとめ買いの方が安くなるケースも多いからです。ちなみに航空会社のページでもこのまとめ買いを扱っています。

 

燃油サーチャージや空港使用料金、税金に注意

 

次のポイントは、ページ上で表示されている運賃が燃油サーチャージや空港使用料金、税金などを含んでいるか、含んでいないのかを確認する必要があることです。

 

小さな金額ではありません。

 

ちなみに、国内線航空券には内税で消費税がかかりますが、国際線には消費税はかかりません。旅行会社によっては、比較運賃を小さく見せるために燃油サーチャージ空港使用料などをリストの料金から外している旅行会社もあります。

 

正しく比べるには含んだ数字で比較する必要があります。これらの具体的な金額表示は、航空便ごとの詳細ページに入っていくと、見ることができます。燃油サーチャージや空港使用料金が何かは項目を分けて改めて説明をします。