【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
3 パスポート・ビザ 3 ビザ(前編) 2023年1月17日
一度だけの人生。それが私たちの持つ人生すべてだ
(仏 聖人 ジャンヌ・ダルク)
今回はパスポートに続き、ビザについて説明します。
ビザっていうのがあるらしいけど、何のことかよくわからないが、今さら聞くのも・・・という方もいると思います。今回はそのビザをしっかりわかるようにします.
ビザって何 ?
ビザ(VISA)とは入国許可証のことです。漢字では「査証」といいます。
自国政府が発行する身分証明書「パスポート」と入国しようとする国の政府が発行する入国許可証「ビザ」。この2つがあって、初めて海外旅行は成立します。
ある国に入国しようとする外国人は、様々な目的を持っています。観光する、出張など一時的な仕事をする、学校で勉強する、その国で働く、その国で会社を経営する、老後の生活をそこで送る、といったものです。
それぞれの国は、それぞれの目的を持った外国人の入国に際して、それぞれの条件をつけて入国を許可します。
パスポートの中に「査証」と分類された空白ページがたくさんありますので、外国の当局はそのページに、シールを貼るなどで入国許可の正式な記載をします。
ビザの種類
ここでは観光目的のビザの話ですので、詳しい内容は避けて、簡潔に説明します。
一口にビザといっても、一番シンプルな観光ビザからビジネス用の一時ビザ、数次ビザ、学生ビザ、就労ビザ、経営者用ビザ、年金者用ビザなど、国ごとにメニューは異なりますが、複数の入国許可が準備されています。
海外の資金を国内に誘導し産業の発達を促しながら、自国民の働く場を奪うような外国人の流入を防ごうというものです。
したがって、各国に共通して就労ビザの取得はハードルが高く、仕事の専門性とか、母国企業との仕事上のコミュニケーションのために外国語が必要な場合といった風に発行が制約されます。
学生ビザの場合も、就学名目のもぐり就労が起きないように、アルバイトで働ける上限時間が設けられたりするのが一般的です。