【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
2 訪問都市を探す 4 バンコク 2023年1月10日
速く走るやつは転ぶ
(英 劇作家 シェイクスピア)
バンコクは近代的で安全な街です。第2次世界大戦後、先代のプミポン国王の在位中、国は経済的な繁栄を遂げました。個人所得は周辺国ではマレーシアが肩を並べていますが、インドシナ半島の周辺国より所得水準は高く、人口も7,000万人と多いため、東南アジアではASEAN(東南アジア諸国連合)の中心的な国と言えます。
戦火に見舞われることのなかったバンコクは、観光資源が保全され、世界中からの観光客で溢れています。日本企業の出先や現地法人も多く、東南アジアで日本人がもっとも多く住む、親日的で日本人には馴染み深い街です。
一応、安全と言えますが、それでも、過去に日本人のキャビンアテンダントが夜間、タクシーに一人で乗車し性被害に遭ったケースもあります。夜間は裏通りや人通りの少ないところはもちろん、一人歩きも避けた方が無難です。
シンガポールやマレーシアよりは近いのですが、やはり、やや遠いです。往復の平均で飛行時間は7時間かかります。深夜発の便に乗ると早朝着、昼前に出る便を使うと夕方到着となります。日本国内の6空港から1日21本の便が飛んでいます。その内、東京(羽田・成田)発の便は3社で1日13便あります。(いずれも2019年夏)
バンコクにはスワンナブーム空港という主空港とドンムアン空港というLCC用の空港があります。いずれの空港からも市内へは鉄道が通っており、便利です。
衛生面では、街中はどこでも清潔できれいだとは言えません。きれいなところもありますし、そうでないところもあります。海外旅行に慣れるまでは、高級ホテル以外では、生ものや氷を口にするのを避けることをお勧めします。マラリアやデング熱を媒介する恐れのある蚊にも気を付けましょう。
タイでは言葉は表記も含めてタイ語を使用しています。ただ、観光が盛んですので、街中で英語で会話することはある程度可能です。
市内にはレストランが数多くあります。値段も様々です。タイ料理はおいしくておすすめです。観光スポットは市内外にたくさんあります。興味があれば、リバークルーズのついたアユタヤへのツアー小旅行はいかがでしょうか。仏教遺跡の見学が主ですが、チャオプラヤ川沿いの景色が楽しめ、アユタヤでは象に乗ることが可能です。
バンコクの中心部には近代的なショッピングセンターがいくつもあります。ショッピングだけでもバンコクへの旅行を楽しむことができます。物価の安さは、やはりシンガポールに対する大きな優位性です。