ロンドン旅行ガイド

 

1 ロンドンへの航空便 2 経由便という選択肢

 

楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ 

(英 劇作家 シェイクスピア)

 

 

ロンドンへの航空便の選択肢 つづき 

 

4 韓国インチョン(仁川)、中国上海乗り換え:大韓航空(インチョン空港乗り換え)、中国東方航空(浦東)経由を使います。韓国料理、中国料理が楽しめます。

 

5 中東・トルコ乗り換え:ターキッシュ航空(イスタンブール)、エミレーツ、エティハド、カタール(アラビア湾岸:アブダビ、カタール)の4社が候補です。

 

おそらく一番安いチケットが買えますが、所要時間は上記のいずれよりもかかり、乗り継ぎ時間も考えると、片道でプラス1日を覚悟する必要もあります。いずれも学生向きです。

 

この中ではターキッシュ航空が一番時間ロスが少ないと思われます。バンコク、クアラルンプール、シンガポール経由でも航空券が買えます。こちらも時間はかなりロスします。

 

 

どれを選ぶか?

 

一般論では航空券価格と所要時間を見合いにして、自分好みのブランドの中から選ぶということになると思います。

 

所要時間の一番短いものは直行便になります。直行便の価格が一番高くなります。

 

経由便でこれより高いものは、価格設定はしていても、航空会社が当初から、乗り継ぎ便を売るつもりがない。もしくは経由地での旅客の滞在を前提として売っているということです。

 

経由便の運航会社は直行便の価格を見て、経由便の価格を低めに設定します。休暇日数の制約から多少高くとも直行便を選択が良いと思われます。

 

経由便の中で時間のロスがそれほど大きくないのは、北欧・東欧経由便と西欧経由便です。

 

北欧(+東欧)はヘルシンキ経由とワルシャワ経由、モスクワ経由です。直行便の飛行ルートからそれほど外れませんので、時間のロスは離発着と経由便待ちの時間ロスだけになります。

 

時間ロスと料金、快適さのバランスは「少し安くて、少し時間がかかる」といった感じです。また、中継点での入国が可能な航空券であれば観光が可能ですので、1~2泊追加して経由地の都市観光を楽しめます。

 

乗り継げる便数が多く、乗り継ぎのためのロス時間が短いのは大空港経由便です。仮に遅延により乗り継ぎが難しくなっても簡単に次便に乗れます。

 

ただし、大空港は大きく乗り継ぎで混雑していますのでMCT(ミニマム・コネクティング・タイム=発券の際の最短乗り継ぎ時間~別のところで説明予定)は長くなります。

 

経由便はバゲッジロスト(手荷物紛失)のリスクが大きくなります。大空港経由になるとそのリスクはさらに大きくなります。

 

中東・イスタンブール経由便はおそらく販売価格を最も安く設定しています。乗り継ぎ空港が地理的に南に位置するほど、時間ロスは大きくなります。各社は長距離便の乗り継ぎ需要を当て込んだ経営をしているのでこの経由便販売に積極的です。

上には出てきませんでしたが、西日本に住む人にとっては、ソウル経由の他、上海経由が一つの選択肢となります。上海空港でロンドン行のチャイナ・イースタンの直行便に乗り継ぎます。東京経由も上海経由も乗り継ぎの時間ロスは変わりませんし、安い航空券が手に入り易いと思います。

 

直行便はロンドン到着の際、ヒースロー空港に到着しますが、乗継便を利用する場合には、これに加えて、ガトウィック空港やスタンステッド空港などに到着するケースもありますので注意が必要です。