ロンドン旅行ガイド
6 ホテル探し 5 日本人旅行者にとっての平均的なホテル
何か大きなことを成し遂げようと思ったら、まずは大きな夢を見なければ始まらない
(米 ホテル王 コンラッド・ヒルトン)
② 平均的なホテル
この記事でお勧めしているハイストリート・ケンジントン駅、グローセスター・ロード駅の周辺エリアのホテルの例としてカプソーン・タラホテル(Copthorne Tara Hotel London Kensington)を上げます。決してお勧めしているわけではありません。
ハイストリート・ケンジントン駅の南西側に40~50m歩いたところにあります。
私も何度も泊まりました。地味ですが便利でコスパがいい。周辺の環境が良いというのが総評です。
地下鉄ゾーン1の範囲内にあり、市内各所への移動の時間ロスが少なく、市内移動の交通費も安く上がりますので、活動拠点としては大変便利です。
値段は通常期で一泊朝食抜きで£100程度で、平均的なホテルとしては安めです。ロンドン市内に古くからあるホテルとしては専門家筋の評価も良いようで、各国の航空会社のパイロットやCAもよく見かけます。
朝食はホテルで食べなくても、歩いて5分以内で行けるケンジントン・ハイストリート駅や周辺にあるコーヒーショップで済ませることができます。
消防訓練について = ここで脱線して休憩です
ここで紹介している平均的なホテルに限ったことではもちろんありませんが、運悪く、私はロンドンのホテルで訓練と思われる火災に2度も遭遇しました。
2度とも寒い冬の夜空の下で、薄着で表通りに出たため、結構震えるような寒い思いをした記憶があります。
1度目の経験はヒースロー空港近くのホテルで、夜中に大きな音でホテル内に目覚まし時計のような鐘が鳴り響き、目覚めると、廊下から聞こえるスタッフの大きな叫び声。その声に誘導され、屋外に緊急避難をしました。消防車も到着し、数分後にはホテルの建物の外に老若男女の宿泊客の集団が寝間着姿でたむろすることになります。ホテルスタッフの話ですと、フロント近くでボヤが起こったとのこと。
2度目の経験は1度目とは違うホテルで、市内ビクトリア駅に近い古いホテルでした。
夕食前に一旦ホテルに戻ったときに、廊下の何カ所かでポロンポロンと火災警報の鐘を鳴らす小刻みな音がしています。(何だろう)といぶかしく思いながら部屋に戻り、1度目の経験もありましたから、ひょっとすると検査が行われる前のホテル側の事前点検かと思い食事に出かけました。
食事を終えてホテルに戻り就寝。案の定、夜中に非常ベルと、緊急避難。時計を見ると時刻は12時すぎ。ホテル前には消防車が並び、客は全員薄着のまま表通りで寒さに震えるという光景です。
「やはり」と納得するものがありました。消防車の退散後、そのホテルからもボヤがあったと説明があり、一言も訓練とは言われませんでしたが、翌日以降の新聞でホテルでボヤさわぎという記事は見ませんでしたので。おそらく・・ですが、訓練です。ロンドンでは真面目にホテルの防災訓練が行われているようです。