ANA/JAL 2017年度上決算について

ANA/JAL 2017年度上決算について

2017116

 

この度発表されたANAJALの連結決算数値を簡単に比較した。

 

   ANAは事業規模でJALを一段と引き離し、営業利益でも逆転してJALを上回った。

   収益性向上の余地はANAが大きく、今後2社の差は更に拡大するとの方向性を鮮明に

   示唆するような結果といえるのではないか。

  

 

  (簡易解説)  

   両社増収増益ながら、ANAの増幅が大きく(国際旅客や新たに連結対象となったPeachの増収効果等)収入規模はJAL1.42となり、従来下回っていた営業利益額でもJALを追い抜いた。

   Peachを子会社化した特別利益(他方では「のれん」資産が増加)の関係で、ANAの最終利益

  (親会社帰属)1,184億円となった。

   両社とも通期見通しを上方修正し、営業利益はともに約1600億円。

   旅客収入(除LCCは、国内線・国際線ともに、ANAJAL1.3倍規模。

搭乗率の向上幅はJALが大きく、両社の差は拡大した。

   ANAの搭乗率(際内計)は72%と低いが、B/E(略式)は59%と低い。

JALの搭乗率は77%と高いが、B/E62%とANAより高い。
今後の収益性向上の余地はANAの方が大きいといえよう。

   JALが優位なのは財務体質(有利子負債の少なさと留保利益の大きさ)であるが、

   留保利益については早晩ANAが上回るであろう。

 

 

 

 《図表1》 収入と営業利益の比較(単位億円、営業利益は右目盛り)

 

   

   《図表2》 連結損益計算書の比較

 

            ANAの収入規模はJAL1.42倍、上期の営業利益はJALを抜いた。

 

 

     《図表3》 旅客事業に関わる指標の比較

            JALの搭乗率は高いが、収益性の伸びしろはANAより少ない。

 

ANAは今後搭乗率を上げれば、B/Eが低いため伸びしろは大きい。

 

 

     《図表4》 連結貸借対照表の比較

        ANAは事業用資産(航空機等)の規模が大きく、その分有利子負債も大きい。

 

        利益剰余金はJALが大きいが、差は急速に接近してきている。

 

 

以上

注目した記事8.7

大韓航空、驚きの黒字転換でも喜べないワケ(JB press8.7)

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/61615

 

アシアナ航空、売上高45%減も黒字確保 貨物好調(日経8.7)

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62445460X00C20A8FFE000/

注目した記事8.3

JAL、新中期計画を20年度末までに策定へ 4-6月期は最終赤字937億円

https://www.aviationwire.jp/archives/208147 

Aviationwire2020.8.3. 全文を読むためには会員登録が必要です。)

注目した記事7.31

世界の航空需要の回復、24年に遅れ IATA予測を1年先送り(日経7.29)

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62024070Z20C20A7000000/

 

お盆の航空各社予約率はほぼ半分。

お盆の国内線予約数、昨年の半分以下 新型コロナで伸び鈍化

(AVIATIONWIRE7.31) https://www.aviationwire.jp/archives/207800

注目した記事7.26

中国の運航は約8割、旅客数は7割近くまで回復とのこと。

7/26 AFP 中国民間航空の運航、コロナ前の約8割まで回復

https://www.afpbb.com/articles/-/3295591

 

 

注目した記事7.25

エミレーツ航空、新サービスで乗客の新型コロナ医療費を負担(AFP7.24)

 

https://www.afpbb.com/articles/-/3295482

COVID-19関連 JAMRレポート

マラソン講座