2025.11.23.

JAL/ANAの2025年度上期決算比較

 JAL/ANAが発表した決算について、簡単に比較分析してみました。

 (両社の会計基準が異なるため必ずしも厳密な比較とはなりません。)

 

1.収支比較

 

・両社ともに1000億円規模の営業利益をあげ好調な決算。

・他方JALは若干の増益、ANAは若干の減益で、利益率はJALがやや上回った。

・JALは国際旅客、国内旅客ともに増収幅がANAより大であった。

・ANALCC、貨物郵便ともに前年比減収となった。

 

・ANAは日本郵船から買収の日本貨物航空(NCA)を今期から連結決算に加えた。
・純利益(親会社帰属)も両社700億円規模でほぼ同じ。

 

 

2.指標でみる旅客収入、国際貨物収入

 

国際旅客;両社とも供給を上回る需要で、搭乗率が上昇(JAL86%、ANA80%に)。

国内旅客;両社とも供給ほぼ前年並み⇒需要増で搭乗率上昇(JAL83%、ANA77%に)。

国際貨物;JAL+17%の輸送増が増収に、ANAは小幅ながら減収。

 

  

 

3.LCC比較

 

(中長距離LCC

 JAL系のZIPAIR;8機のB787型で長距離(北米線等)中心に運航。

  上期は旅客収入382億円と貨物スペース(JAL)から約84億円。

  搭乗率は74%であった。

1機1年換算した旅客収入は96億円。

 

     ANA系のAir Japan;2機のB787型で中距離(バンコク等)中心に運航。

    搭乗率は61%であった。

    上期の旅客収入49億円⇒1機1年換算でも49億円。

    今期限りでLCCとしての運航を停止し、ANAに吸収の予定。

 

(近長距離LCC

 JAL系のSpring-Japan6機のB737型で中国路線を中心に一部国内線を運航。

  搭乗率は89%と著しく高かった。

  上期の旅客収入は124億円⇒1機1年換算で41億円。

 

    ANA系のPeach Aviation37機のA320型で国内線と近距離東南アジア線を運航。
搭乗率は82%と高めだった。

    上期の旅客収入656億円⇒1機1年換算で35億円。

 

(Y.A)