2025.12.30.
中堅航空会社であるAir Do(ADO)とソラシドエア(SNA)に関して、公表された決算資料をもとに、
若干の推算も加え、簡単に分析を行いました。
1.収支状況
ADO;減益ながら22億円の営業利益を計上。 下期は赤字で、通期11億円の利益に。
SNA;ANAへの座席販売収入増の効果もあって、上期は小幅ながら営業黒字を計上。
下期も黒字で通期は9億円の利益を見込む。
両社ともにANA収入への依存は大きく、特にSNAは37%を占める。
2.指標分析
ADO/SNAともに、機材数は前年と変化なく、便数もほぼ同じ。
ADO;中型のB767-300(288席)x2機と小型のバB737-700(144席)x10機
SNA;小型のB737-800(174席中心)x14機
一方ANAへの販売座席数が減少したことで、両社ともに自社座席数は増加、
旅客数はそれを上回る伸びを示し搭乗率は夫々向上した。
(ADO搭乗率は84%、SNAは73%)
但し旅客販売単価(自社収入÷旅客数)は下落したため自社収入の伸びは小幅にとどまった。
ADO;便当り収入は238万円(ANA収入74万円、自社収入164万円)。
便当り費用は219万円で、営業利益は19万円。
平均135の自社席に旅客114人が搭乗、旅客単価は約14,400円。
SNA;便当り収入は185万円(ANA収入68万円、自社収入116万円)。
便当り費用は183万円で、営業利益は1万円。
平均114の自社席に旅客82人が搭乗、旅客単価は約11,300円。
(参考)推算値による分析であるが、ANAによる座席買取価格が前年比で大幅に
上昇したことが伺える。
ADO;ANA席は全体の32%で平均62席
座席当りの販売価格は約11,900円、前年より11%上昇。
SNA;ANA席は全体の35%で平均61席
座席当りの販売価格は約11,300円、前年より21%上昇。
中堅会社の国内線での収支環境が厳しくなっている中で、両社ともにANAへの依存度が
更に高まっているようだ。
(Y.A)