第17回:  国際旅客概観(3)~発着空港でみた旅客数~

                                      2019年5月9日

 

(マラソン講座)データから読み解く航空事業 

(第17回; 2019年5月9日)  

 

国際線旅客概観(3)~需要の日本人内訳~  

羽田/関西/地方3空港が大幅増、成田は微増 

 

   20172006年度の発着旅客数について地方別に推移をみた。 

 

  ① 基幹7空港(※)で国際線旅客の96%をカバー、
中でも羽田/成田/関西で4分の3をカバー。
 

    一方7空港以外の地方空港の旅客規模は4%。 

       (※) 成田/羽田/関西/中部/福岡/那覇/新千歳 

 

    この間羽田が1621712万人と10倍超に増加。
成田は+2%(+306万人)の微増に留まっている。

 

    関西も約1200万人と倍増、他方中部は+7%(+80万人)の小幅増。
一方で福岡、那覇、新千歳の地方3空港は高い増率、中でも那覇は13倍に。

 

 20172006年度空港別発着旅客数) 

      羽田シェア急増、成田と中部のシェアは低下

   関西、地方3空港もシェアUP

 

      (2017年度空港別旅客割合)   (2006年度空港別旅客割合) 


 

   那覇を筆頭に、地方3空港の旅客は大幅に増加 

 

            (20172006年度空港別旅客規模の変化)

 

  次回(第18回)の予定です。 

国際旅客概観(4)~本邦会社の旅客数~ 

外国社は大幅積み取り増、本邦社はシェア低下

 

以上

 

■4月5日 NEW!

 

日本や世界の航空事業について諸々のデータから読み解く「マラソン講座」

の掲載を開始致します。

どうぞご期待ください。 

 

TD(旅行流通)勉強会

旅行流通に関する世界のニュース

 

■4月16日  NEW! 

 

「オフラインの世界に戻る Part 4(最終回)ハイテック対ハイタッチ ホテル」が、H.I.S.の「変なホテル」とForbes 5つ「Boston Harbor Hotel」の極端な2つのケースを比較していて面白い。宿泊業界は、ハイテックで割安なホテルと、高価であるがそれに見合う人的サービスを提供するホテルの2つのセグメントに別れるのだろう。航空業界におけるLCCFSAの違いと似通った話なのかもしれない。それにしても、Boston Harborの徹底したCRMは物凄い。

 

しかし宿泊施設では、これにホームシェアー(private lodgingとかalternative lodging facilityとも呼ばれている)の新経済が加わる。 

 

Google 民泊拡大」は、GoogleHotel Searchにバケーションレンタル施設を加えたと報じている。

 

Expedia Groupなどの提携サイトの掲載施設をリストすると言う。これはバケーションレンタルのメタサーチ?Googleの旅行市場への参入はとどまるところを知らない。そのGoogleが、先々週、欧州委員会から独禁違反で14.9億ユーロの制裁金支払いを命じられた。これでGoogleの独禁違反は3回目となる。中核事業(特に個人情報集約)の先行きを案じて旅行業を含む事業の多角化を目指していると勘ぐる。 

 

「エアビー5億人利用」によれば、民泊本家のAirbnbが累計で5億人の利用者獲得を達成し、600万軒の代替宿泊施設をリストしている。Booking.com570万軒を上回ったと言っているが、即予約(インスタント・ブッキング)できる施設数ではBooking.comが追い抜いていると理解している。Airbnbは、OTAHotelTonightを買収したと思ったら、今度はインドのOYO$150M~$200Mを投資したらしい。年内上場を睨んで、Airbnbの事業拡大戦略が継続している。

            (編集人)