2026.5.1.

スターフライヤーの2025年度決算分析

スターフライヤー(SFJ)が発表した2025年度決算について、一部推算も加えながら
概要分析しました。

 

 1.SFJの事業概要

 

    11機で国内6路線を運航。

    機材はA320型(150席)が中心で、320neo型(162席)への更新が進行中。
    2025年度末でneo型は4機。

    全便ANAとのコードシェア便で、座席の約4割をANAに販売している。

 

 2.2025年度収支状況(前年度対比)

 

   ① 収入は前年比+4%の448億円で、費用増をカバーして前年なみの利益率で

     営業利益14億円となった。

     但し為替差(前年は益、当年は損)の影響で経常利益は減益。

 

 

 ② 自社販売収入は6億円増(+2%)、

     一方ANAへの座席販売収入は総収入の約4割を占め、13億円増(+13%)で、

     これが利益確保に貢献した。

  

     ③ 次年度も増収ながら、原油価格の高騰等で減益(営業利益7億円)を予想。

 

3.業容分析(前年比)

 

     ① 一部路線の減便により、総便数は前年を下回った(2)

       しかし平均席数増もあって自社座席数は+1%増加

           旅客数はそれを上回り(⁺4%)、搭乗率上昇(8082%)。

           他方旅客単価は低下(▲2%)。

          その結果自社収入は6億円増(+2%)となったもの。

 

    (以下推定値を用いて分析)

   ② ANAへの提供座席は▲4%減少したが、座席販売単価は+13%上昇。

結果としてANAからの収入は13億円増(+8%)となったもの。

 

   ③ 1便当りでみると;

      収入は12万円(うち自社+5ANA+7万円)ふえて201万円となり、

費用増(+11万円)をカバーして、6万円の利益を確保した。

      自社座席数は91席で、ANAへの提供座席は62席程度。

 

   いずれにしてもコストUP・安等、国内線事業に逆風が吹く中で、ANAへの依存度が

   高い収益性構造といえよう。

 

 以上

(Y.A)