しゃっくり効果*:豪州、2021年の国際航空を指し示す

当分析はCAPAが2021年1月19日に発表した

 

The Hiccup Effect: Australia points 2021 direction for int'l aviation

をJAMRが全文翻訳したものです。

2021年1月31日

しゃっくり効果*:豪州、2021年の国際航空を指し示す

19-Jan-2021

2021年1月18日、豪州の主要な保健当局者は、国際旅行に対する国境の制限は2021年中は続く可能性が高いという考えを表明した。

2021年1月17日と18日、豪州は、継続的な監視と追跡を行い、実に久しぶりにコロナウイルスの新たな地元由来の感染者を記録しなかった。

一方、中国はコロナウイルスの感染が発生する度に、次々にインバウンドの航空便を再調整して居る。

*Hiccup Effect「しゃっくり効果」:13才の少年が雷に打たれて以来、自分や周囲の人々の魂、天使と悪魔が垣間見える様になる。神の恩寵が与えられるまで天国に行くのか地獄かが分からない、、若者が「しゃっくり」をすると人生の見通しの天地が逆転すると言う同名の青春小説、映画からと思われる。(訳者注

概要

      豪州国民は、少なくとも2022年まで、海外旅行計画が制限される。

      国境の制限とホテルの検疫規則は、2021年を通して引き続き適用される可能性がある。

      更に重要なことは、海外旅行を再開しようと摸索して居る今、これが、多くの医療当局者の考えをよく示して居る可能性があることだ。

      一方、中国は、感染者が発生して居る国際線の各都市へのアクセスについて絶えず再調整して居る。

      これらの例は、2021年に国際的な空の旅を再確立することは、航空会社にとっても旅行者にとっても困難であることを示唆して居る。

 

豪州の広範な国境制限は2021年を通じて残りそうだ

豪州の連邦保健局長で元最高医務責任者(CMO)のブレンダン・マーフィー教授は、2021年1月18日、豪州国民は少なくとも2022年まで海外旅行計画を制限されると述べた。

彼は、広く言われる2021年には国境再開は「大きな未回答の疑問であり…私はおそらく答えはノーだと思う…。今年の殆どはまだかなりの国境制限があると思う。」と付け加えた。

マーフィー教授はまた、ワクチン接種プログラムがその考え方を変えるのに大きな役割を果たすとは確信して居なかった:「人口の多くが接種を受けたとしても、それがウイルスの感染を防ぐかどうかは分からない。検疫がしばらく続いて行われる可能性があるだろう。」

中国と豪州の様な、ウイルスが概ね封じ込められた国の当局は、無条件に国境を開放するのを急がないだろう

 

豪州では新たな国内での感染拡大の脅威が絶えずあるが、最近の歴史は、追跡能力が非常に高度になり、地域の感染の波を迅速に封じ込めることが出来ることを示唆して居る。もちろん、それはまた、感染拡大を止めるために必要なことを実行する、従順で心を一つにした国民の意欲を必要とする。これには、短い都市封鎖、また極端な場合には、より長い封鎖が含まれる事があり得る。

 

2020年6月に検疫隔離ホテルで、帰国した豪州人から突発したビクトリア州の例では、感染者は1日あたり1,000人近くに急増し、まさに制御不能な感染拡大になりそうだった。州政府は、2020年10月下旬に社会活動を再開するまで、最終的に111日間となる都市封鎖に乗り出した。

 

それはある意味で残酷な措置だったが、注意深い監視を行った事で、現在豪州が全国で2日間、新しい感染者が記録されて居ないことに貢献した。その結果、比較的急速な景気回復に繋がって居る。

 

離れた島国である豪州には、他の国には無い多くのユニークな特徴がある。地理やその他のこの国の性格が、コロナウイルスに対する国民の異なった反応を彩って居るが、それは今回の話の要点では無い。

 

この話の中でより重要なのは、両極端にある話であり、国際航空の再開の進捗を決める可能性の高い事だ。

 

つまり、予防接種が広まり、州境を再開する可能性が高くなるにつれて、各州のとりそうな行動はどうなるのだろう。

 

要するに、如何に広く普及したとしても、ワクチン接種が2021年の海外旅行に幅広い影響を与える可能性は非常に低いと思われる。

 

しゃっくり効果:国際線便は、感染者が見つかると、即座に調整される

中国では、いくつかの非常に厄介な統制の半面、地元の国内線航空と経済の回復にかなりの成功をして居てさえ、その国際線を広げようとする試行錯誤の努力は絶えず阻まれて居る。

つまり、殆ど全ての場合、中国への入国旅客は厳格な感染検査と検疫隔離の対象となる事実にもかかわらずである。

しゃっくり効果の例として、2021年1月18日の、たった1日の間に次のニュース項目がCAPAブリーフに掲載されたが、到着時に乗客が陽性と判明した場合は、中国民間航空局(CAAC)は迅速に動き、定期便を運休させて居た:

「CAACは、2021年1月18日から2週間、四川航空のカイロ=成都の便を停止する。」

ニュース2021年1月18日午後1時14分。 CAACは(2021年1月15日)四川航空のカイロ-成都便は、2021年1月2日に3U8392便の5人の乗客がコロナウイルス陽性であった事から、2週間停止されると発表した。 [詳細-オリジナルPR-中国語]

「CAACは、2021年1月18日から2週間、中国国際航空のカラチ=西安の便を停止する。」

ニュース2021年1月18日午後1時12分。 CAACは(2021年1月15日)中国国際航空のカラチ=西安の便は、2021年1月2日にCA946便の9人の乗客がコロナウイルス陽性であった事から、2021年1月18日から2週間停止されると発表した。 [詳細-オリジナルPR-中国語]

「CAACはエジプト航空のカイロ=広州の便を2週間停止する。」

ニュース2021年1月18日午後1時10分。 CAACは(2021年1月15日)エジプト航空のカイロ=広州の便は、MS958便の6人の乗客が2021年1月1日にコロナウイルス陽性であった事から、2021年1月18日から2週間停止されると発表した。 [詳細-オリジナルPR-中国語]

「CAACはトルコ航空のイスタンブール=広州の便を2週間停止する。」

ニュース2021年1月18日午後12時46分。  CAACは(2021年1月15日)TK72便の5人の乗客が2020年12月30日にコロナウイルス陽性であった事から、トルコ航空のイスタンブール=広州の便は2021年1月18日から2週間停止されると発表した。 [詳細-オリジナルPR-中国語]

明らかに、これは航空会社の計画を非常に困難にするだけでなく、自分の計画がいつでも中断される可能性のある旅行者の意欲をも削ぐことになる。

もう1つ進行中の例は、2021年1月26日に発効し、英国およびシェンゲン条約各国からの旅行者に対する制限を解除する筈だったトランプ大統領の発表を、無効にすると言う2021年1月18日のバイデン次期政権の決定だ。

<関連記事参照>:最近のCOVID-19急増が日本の国内線旅行回復を叩き潰す

以上

The Hiccup Effect: Australia points 2021 direction for int'l aviation

 

 

 

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