【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド

 

5 お金・クレジットカード 3 クレジットカード(前編)       2023年1月26日

 

人生ってまさに旅ね。 Life is just a journey. 

(英 ダイアナ妃)

 

 

この項目はクレジットカードの説明です。

 

多くの方は既にカードをお持ちでしょうから、読み飛ばしてください。どちらかというと学生や新社会人の方など、これからカードを作ろうという人向けの記事です。

 

クレジットカードは我々の生活の中で、日常的に使うものです。大事なことを記しますのでしっかり理解しながら読み進めてください。

 

 クレジットカードとは?

 

まず、基本的な整理です。クレジットカードはファイナンス(お金を借りる)カードです。

 

クレジットカードを使える店であれば、カードを見せればその店で売っている一定額以下(*1)の商品を購入できます。店に代金を支払う代わりにクレジットカードを使って購入し、後日カード発行会社に代金を支払います。

 

物を受け取ってから、お金の支払いが完了するまでの間、カード発行会社が代金を肩代わりしているわけです。

(注)契約者毎の信用度により限度額(使用額上限)は異なります。

 

 

カードに何が書いてある

 

クレジットカードに関わる会社には、クレジットカードの金融システムを運営しているカード会社と、ポイントの付与などで物品やサービスの販売促進やブランド化をするカードの発行会社があります。

 

カードのデザインや見慣れたロゴは後者のカード発行会社のものです。

下の写真はクレジットカードのサンプルです。

 

 

この写真はカードの表です。ここには大事なことが4つ書いてあります。

 

まず、カード番号です。これがこのカードのID(Identification:個別アカウント)です。4桁の数字が4つ並んで全体で16桁で構成されます。

 

次に、カードの有効期限です。一般にはカードが有効期限を迎える前に更新カードが自動的に送られてきます。月(2桁の数字)/年(西暦の下2桁の数字)で書いてあります。

 

その次はカード名義人の名前です。アルファベットで名前と名字が書いてあります。家族カードの場合は引き落としの銀行口座の名義人とカードを使用する名義人が異なります。

 

最後にクレジット会社のロゴが入っています。多くが「VISA」か「MASTER」、「JCB」です。この3社が主要なカード会社です。海外どこに行ってもお店やATMでカードを使うなら最初の2つ、「VISA」か「MASTER」が便利です。

 

 

次の写真は同じカードの裏側です。こちら側にも大事な情報が4つあります。

 

まず、サインです。ここはカードを入手したときには空白ですので、使い始める前にカードの名義人が油性ボールペンでサインをします。容易に真似されないこと、いつ書いても同じサインになれば大丈夫です。漢字でも大丈夫です。

 

買い物をする際に暗証番号(カード申し込み時に決めた4桁の数字)で確認するケースも多いですが、サインする場合もあります。その際にはお店の人が示すレシートにクレジットカードと同じサインをして、照合してもらいます。

 

次に数字が並んでいます。セキュリティコードです。桁数が多い場合、右端の3桁の数字です。ネット販売でクレジットカード処理をする場合に記入を求められることがあります。クレジットカードは磁気カードで、お店では機械を使ってその情報を読み込みます。このセキュリティーコード(プリント)は磁気化データに含まないため、スキミング(カード情報を電子的に抜き取る犯罪)されても漏洩しない情報になります。

 

下のロゴはこのクレジットカードをATMで使用する場合の適応端末の判別コードです。VISA⇒PLUS、MASTER⇒Cirrusで対応していて、ATMの端末機にもこれらのロゴが表示されていて、対応機であることを表わしています。

 

尚、カードの裏面にはカードの発行会社の連絡先が書いてあります。カード番号や有効期限、名義人名をメモしておく際に、この発行元の連絡先を一緒にメモする(スマホに写真を残す)ことをお勧めします。万が一、カードを紛失した場合や、カードの盗難に遭った場合、保険請求をする場合に、ここに連絡する必要があるからです。