CAPA分析 : NEW HEADLINES   2月

CAPAアナリストによる アジア・太平洋の航空業界のトピックスは

今・そしてこれからの展望を紐解く大変興味深く、そして貴重なレポートです。

 

毎週幾つかのレポートをピックアップし、その序章をご紹介致します。

 

 

 英文本文の翻訳を航空、旅行業界の豊富な経験と知識で承ります。 

  

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カンタス、通年で10億豪ドルの利益計上へ=今や、市場の拡大が必要

26-Feb-2015 8:14 PM


エアラインの業界では、一時たりともじっとして居る暇はない。波乱に富んだ過去4年間に、カンタスのCEOアラン・ジョイスのしばしば物議を醸した種々の施策は、どうやら正しかった事を立証しようとして居る。彼が攻撃的にカンタスを変身させた事は、2014年には10億豪ドルの損失を出したのに、たった1年で、今や、10億豪ドルの利益計上見込みと言う素晴らしい配当を産もうとして居る。次の課題に挙げられるのは、拡大である。

 

カンタスの国際線部門は世界金融危機(GFC)以来初めて利益を上げた。これには、一部2014年の大規模な評価切下げが効いて居るが、基本的な政策方針変更もある。国内線部門は、国内供給戦争が終結し、更なる改善の余地もある。ジェットスターは、黒字を回復したが、過去数年の業績に比べると、未だに劣って居る。然しこれも、より上向きである。

 

燃油コストの下落により、カンタス・グループは、通年で約10億豪ドルの利益を上げるのに、少なくとも約5億豪ドルのメリットを得て居る。燃油費の追い風は、追加のボーナスである。これなしでも、僥倖とは無関係に流れる構造的な変革があるのだ。「今や、私達には明るい未来が見える。」と、ジョイス氏は言う。

 

然し、その意味する所は、今や、リストラの暗い日々が、全て過去の物となった訳では無いとしても、少なくとも達成に近づいて居るのだから、カンタスは拡大方向に戻る必要があると認識せねばならないと言う事だ。先ずは、比較的に成熟して居る国内線市場が、弱い消費者購買意欲に苦戦するかも知れないので、拡大は殆どが、国際線市場からだと思われる。そして、より長期に渡る国際線市場の拡大が目標である事に間違いない。この目標はカンタスが、国際線の主要な提携相手とともに如何にシナジー効果を創り出せるか、そして、外国社の拡大を抑える同社のロビー活動が成功するかにかかって居る。

 

Qantas heads towards a full year AUD1 billion profit and now needs to look for market growth

東南アジアのLCC、生き残りの為にビジネスモデルを差別化=CAPA財務サミット、シンガポールで開催

25-Feb-2015 4:00 PM

 

東南アジアではエアライン各社が東南アジアの躍動する市場のチャンスや障害に対応するために、LCCのビジネスモデルが進化を続けて居る。間も無く開催される「CAPAエアラインの保有機材と財務サミット」では、東南アジアのLCCのビジネスモデルの未来を検証し、この地区のLCCがますます競争が激化し、同時に急速に成長する市場にあって、如何に自らを差別化しようとしているかを巡る白熱したパネル討議が行われる予定だ。

 

現在東南アジアには21社のLCCがあり、約550機の航空機を運航して居る。LCCは今やこの地域の航空機の総機数の約1/3を保有し、供給席数ではほぼ60%を占めるに至って居る。そして東南アジアは現時点で世界3LCC空港である、クアラルンプール国際、バンコク・ドンムアン、ジャカルタ・スカルノハッタを擁して居る。

 

今世紀初頭には事実上ゼロだった所からの、この驚くべき成長は、競争の姿を完全にそして永久に変貌させてしまった。この地域のLCC各社が、今後10年間に、もう1,200機の航空機購入を表明して居ることから、この成長は更に続くと思われる。今後数カ月の間にも、更に3つの新しいLCCが定期便の開設を計画して居る。

 

 

LCCs in Southeast Asia’s differentiate business models to survive: CAPA Finance Summit, Singapore

ニュージーランド航空の2015年上期業績=下期は燃油費の効果で12%の「強固な拡大モード」

25-Feb-2015 1:08 PM

 

ニュージーランド航空(Air NZ)は、未だに世界でも数少ない投資適格エアライン(Baa3)であり、北米、欧州以外で格付けを持つ唯一のエアラインである。その最近の業績はこの地位を更に強化して居る。Air NZ20141230日までの半年間である上期に、税引き前利益が20%の増加と言う強固な業績で、その力を築き上げて居る。この業績は、特筆すべき1.9%の利益率向上と1.2%の旅客数増加と言う収入実績向上に牽引されて居る。

 

Air NZは、燃油費からは、低価格がヘッジの損失で相殺されて、慎ましやかに2,000万ニュージーランドドル(NZD)(1,500万米ドル)程度を得たに過ぎない。下期には、この効果が8,200NZD6,100万米ドル)近くに強まると予測して居るが、これも同社がヘッジによる損失が無ければ得られた筈の額には遠く及ばない。

 

同社は、下期にはずっと急速な12%の拡大を見込む事から、燃油価格の効果は、需要喚起に使われる事になるだろう。この中には、新たなオークランド=シンガポール線の開設や、国のGDP2倍の率で拡大する国内線などがある。2015年はその後に、ブエノスアイレス線、そして未公表ではあるが、南米第4の寄港地への開設の可能性がある。

 

Air New Zealand 1H2015: stronger 2H fuel gains will support 12% "strong growth mode"

ガルーダ・インドネシアのLCC子会社シティリンク=2015年は国内線拡大と収益性に焦点を絞る

 

25-Feb-2015 11:53 AM

 

ガルーダ・インドネシアの低コスト子会社であるシティリンクは、2015年に最初の年間黒字を達成すると言う目標に焦点を絞るため、定期国際線の開設を更に遅らせて居る。シティリンクは、その代わり、2015年はよりリスクの低い国内線拡大を追求し、国内線の需要の低い期間は、国際チャーター便の季節運航を始めて居る。

 

シティリンクはライバルのライオンとの格差を縮めようと戦略的拡大を図って居り、過去4年間、インドネシアでは最速で成長するエアラインになって居る。シティリンクのインドネシアのLCCの総旅客数占有率は、2010年に4%もなかったのに比べ、2015年には14%を占めるに至って居る。然し、シティリンクの拡大率は、収益性に重きを置くに連れ、鈍化して居る。

 

2014年下期にシティリンクは初めて黒字となって居り、2015年暦年を通じて利益を計上することに自信を持って居る。

 

Garuda Indonesia LCC subsidiary Citilink will focus on domestic expansion & profitability in 2015

中国東方、デルタそして海南航空の新路線=米中間の航空関係進展を加速

23-Feb-2015 12:19 PM

 

中国=米国間の市場は予想された通り、拡大を続けて居るが、この市場はまた、拡大の発生の仕方に加速がかかっている実態を示して居る。

 

中国東方は自社の上海ハブ以外の都市からは、初の太平洋横断路線である南京=ロサンゼルス線を計画して居る。海南は副次的な都市に焦点を置く方針に従い、新たな北京=サンノゼ線を開設しようとして居るが、同時に北京=ボストンと北京=シアトルを、上海からの両都市行きに加えて増強して居る。海南は、米国の1都市と複数の中国都市を結ぶ、最初の(2週間早い)中国エアラインとなる。米国エアラインは既に複数の米国都市と中国の1都市を結ぶ路線を持って居る。

 

そしてデルタ航空は、通常、長距離路線の拡大には保守的なのだが、既にその5ヵ年計画の中で、ロサンゼルス=上海線の開設日程を20157月に繰り上げて居る。デルタは拡大を加速させて居るだけでなく、それを米中間の最激戦区でやろうとして居るのだ。即ち、デルタはこの都市間では、アメリカン、中国東方、そしてユナイテッドに次いで4番目のエアラインになろうとして居るのだ。デルタはこの拡大の理由として、デルタが驚いたと言う、中国と米国のビザ要件緩和があるとして居る。

 

China Eastern, Delta and Hainan Airlines' new routes accelerate US-China aviation development

 

アエロメヒコ、2014年の困難な状況を切り抜ける=2015年には明るい動きが待っている

19-Feb-2015 10:35 PM

 

メキシコ最大のエアライン、アエロメヒコ・グループは2014年の暦年後半になってメキシコ経済がやや上向き始める兆候と、メキシコ国内市場での合理的な供給増加が、2014年第4四半期に始まった、実収単価と単位収入の回復になって、引き続き同社を助けてくれるだろうと、慎重だが、楽観的に見て居る。

 

2014年の暦年の殆どを、脆弱な国内環境の中での戦いに費やしたにも関わらず、アエロメヒコは、営業収益を伸ばし、単位コストを減らし、低い利益率であり純利益は全体として下降して居るけれど、この年、黒字に止まって居る。

 

2014年後半の同様のパターンに続いて、アエロメヒコは2015年の10.5%の供給増の内8.5%を、メキシコペソの値下がりで有利になり、他のエアラインに無い路線網の多様化の度合いを上げる力を与えてくれる、国際線市場につぎ込む計画である。

 

Aeromexico handles tough conditions in 2014, positive momentum ahead in 2015

太平洋線の航空貨物、歓迎すべき追い風=米国での港湾と車の複合危機で

19-Feb-2015 1:03 PM

 

この何年もの間で初めて、時は航空貨物業界に味方して居る。この業界は、弱い消費者感覚が低い需要へと結びつき、高い燃油価格が多くの燃費の悪い貨物専用機の運航に打撃を与え、供給過剰に加えて競争の激化、という悪い組み合わせと、ずっと戦って来た。然し、今や、米国の港湾は混雑し、日本の製造業者たちは、米国に急ぎ製品を運ぶ必要があることから、折しも、燃油価格が下がり、年のはじめの需要の低い時期に、航空貨物にお鉢が回って来たのだ。

 

これはまさに、禍福は糾える縄の如しではあるが、多くのエアラインにとって、ある意味では、一時的な需要増のシナリオであると見られる事から、大きな貢献要素にはなりそうにない。ANAJALも太平洋横断路線に貨物専用機を飛ばして居ないので、貨物航空会社のアトラスエアや日本貨物航空が、恩恵を受けるだろうし、大韓航空や、キャセイ太平洋の様な、貨客ともに扱うアジアのエアラインは、空き状況によっては、日本発の貨物を自社のハブ経由で運ぶことが出来るだろう。

 

Air freight on the Pacific gets a welcome boost due to a combination of the US port and car crisis

CAPA航空業界展望2015:誰もが金儲けの出来る年=然し、自由化は危機に瀕する

18-Feb-2015 3:03 PM

 


2015
年の、あらゆる経済的出来事の中で、最近の継続する燃油価格の下落ほど大きな影響を及ぼす事は他に無いだろう。2014年、2015年と原油が栄光の座から落ちて来た事は、少なくとも現時点では、ひとつの出来事としては、近代の歴史上、何よりも大きく世界中のエアラインの収益にプラスの影響を与える事になるだろう。

 

燃油価格の下落は、余りにも急で、喜ばしいものだったので、殆どのエアラインにとっては、宝くじに当たった様なものだった。例え、価格が前回の最低水準まで下がらないとしても、殆どのエアラインは、今や1バレル100米ドルでも利益を出す体質に調整して来て居るので、この望外の授かりものは最終損益にもろに反映される事になるだろう。

 

然し、大きな亀裂もあるだろう。即ち、幾つかのエアラインは積極的に価格変動の危険回避策(ヘッジ)を打って居たために、それをして居なかった競合他社の、ほぼ倍近い支払いをする事になるだろう。これは純利益では10%以上にもなり、大きな違いを生む事になる。

 

このCAPA展望2015はエアライン・リーダー第26号の世界レポートに基づいている。この92ページのレポートには、CAPAの、世界をリードする分析チームが用意した、世界各地域の詳細に渡る見通しが含まれて居る。

 

CAPA's Aviation Outlook 2015: A year when everyone can make money - but liberalisation under threat

CAPA航空業界展望2015:東南アジア=LCCが未だに君臨、フラッグキャリアーはリストラを進める間に

17-Feb-2015 2:00 PM

 

東南アジアは挑戦と約束の市場である。2015年は2年連続で成長が鈍化し、殆どのエアラインが2年連続で赤字で終わるという記録を作りそうだ。然し、市場の状況は改善して居り、燃油費が下がり、リストラの努力は少なくとも損失を減らし、利益の方に移動し、そして新たな成長を進めている。

 

この地域は過去10年に亘って、世界で最も早く成長する市場としてのし上がり、世界中の供給者の注目を集めて来た。この急速な成長は、主として、独立系のグループ、またはフルサービス・エアライングループの子会社、双方のLCC各社の急速な拡大に牽引されて来た。一方で、フラッグキャリアーの成長は停滞している。

 

このレポートは、エアラインリーダー26号に掲載の「CAPA世界航空展望2015」に基づいている。

 

CAPA Aviation Outlook 2015. SE Asia - LCCs still dominate the agenda as flag carriers restructure

 

エアカナダ、通貨問題に直面=2014年の堅実な戦略遂行の後に

16-Feb-2015 9:26 PM

 

エアカナダは、2015年前半の需要は、エネルギー産業が大きく経済を牽引して来たカナダ西部地区など問題のある一部地域を除いて、全地域にわたって、かなり順調との見通しを維持して居る。

 

同社の2014年の業績は、過去数年間に渡り、レジャー層の客体ミックスと長距離便を増やすと言う、実収単価に圧力をかける様な事業選定を行ってきた事を反映して居る。然し、エアカナダは区間距離が長くなる事と旅客の構成の変化によって、増えて行く供給は、利益率と収益性を改善する、低コストの供給増である事を強調して居る。

 

エアカナダは、2014年暦年に於いて、営業利益率と調整利益がこの年、増加している事から、概ねこの理論の正当性を証明して居る。同社は、2015年は、カナダ通貨の対米ドルの為替下落で、コストへの圧力に直面して居るが、外貨建ての収入が、米ドルで支払う支出に対してヘッジを形成してくれると考えている。

 

Air Canada faces some currency pressure after executing its strategy solidly in 2014

インドの航空業界、再び弾け始める=今度こそ本物だ!CAPA展望2015

16-Feb-2015 3:15 PM

 

インドの包囲された航空産業は、業績に於いて構造的に黒字回復の兆しを見せ始めて居る。燃油価格が急速に下落して居る事は、航空燃料(ATF)にかかる税金が世界一高い水準にある市場にとって大きな改善要因である。

 

然し、上向きの見通しに対する、その他の貢献要素には、経済環境の改善、供給の伸びが穏やかである為、実収単価が堅調である事、そして、最近の民間航空省が航空産業にとってより容認的な環境を創ろうして居る様に見える事などが挙げられる。

 

全体として、インドの航空産業の見通しはこれまで何年もの間続いたものより、上向いて居る。このCAPA展望2015はエアライン・リーダー第26号の世界レポートに基づいている。この92ページのレポートには、CAPAの、世界をリードする分析チームが用意した、世界各地域の詳細に渡る見通しが含まれて居る。

 

India's aviation starts to sparkle again – and it could be for real this time! CAPA Outlook 2015

タイのノックスクート、日本、中国、そして韓国乗入れ準備整う=開設の遅れが乗り越えられれば

16-Feb-2015 12:51 PM

 

タイのノックスクートは、20155月、最初の保有機材である415席の777−2003機使って、定期便の運航開始を目指して居る。タイ航空の子会社ノックエアとシンガポール航空(SIA)の子会社スクートの合弁会社である、この長距離低コスト・エアラインは、最初の段階では中国、韓国、日本、そして可能性としてシンガポールに就航を計画して居る。

 

ノックスクートは、急速に拡大して居るが、競争も激しくなって居る、タイ=北アジア間の市場に熱心に参入しようとして居る。然し、新世代の航空機に機材移行出来るまでは、新規参入組が意味のある成長を目指すのには無理がある。777は採算の取れる可能性は余り無い、過渡的な手段であるが、幾つかの主要な路線で、ノックスクートの存在感を構築する事は出来るだろう。

 

ノックスクートは当初、2014年遅くに東京成田への便で定期便を開始する計画だった。然し、同社の就航は主として日本側の理由で、繰り返し、延期の憂き目に遭った。ノックスクートは、幾つか可能な路線の、どれかに就航すると言う柔軟性が持てるよう、現在、同時に幾つかの航空当局からの認可を得ようと試みて居る。

 

Thailand's NokScoot ready to enter Japan, China & Korea once frustrating launch delays are overcome

スピリット航空、コストを抑え、利益を計上=2015年は新たに14機を受領し30%の成長を計画

13-Feb-2015 8:57 PM

 

スピリット航空は燃油コストの低減と、サウスウエスト航空がダラス・ラブフィールド空港から一部の長距離便を飛ばす事を制限する、ライト修正法が終焉を迎えたことから、単位収入が最後の3ヶ月間、強い圧力を受けて居たにも関わらず、2014年通年、2014年第4四半期ともに強固な財務実績を残した。

 

同社は2015年第1四半期も引き続き、業界のオフピークの値付けの圧力から単位収入に逆風を受けて居る。然し、同時に順調な単位コスト実績を予測して居て、スピリットはこの四半期も好調な収益を上げる筈だ。

 

単位収入への圧力はこの後、残りの3四半期にはオフピークの日が少ない為に、2015年内は弱まる可能性があり、どの様な圧力も供給拡大30.4%を含む同社の成長予測を変更するきっかけになる様子は無い。

 

Spirit Airlines contains costs, delivers on margins, plans 30% growth in 2015 as 14 aircraft arrive

航空業界と原油価格=空港への資本支出にはマイナス効果の可能性あり、PPPの出番か?

13-Feb-2015 8:52 PM

 

原油の価格を追跡する上で、最も良く知られる手法である、ブレント原油のバレルあたりの価格が、今では約56米ドルで、これは(短期間の)回復の後の価格である。1年前、取引価格は100米ドルを超えて居た。

 

この価格の下落により、既にBP、シェル、シェブロン、コノコフィリップス、ロシアのガスプロム、そして中国の中国海油の様な企業が投資の中止を発表して居る。これは主にOPEC以外の国々、特に米国が、原油の供給を着々と増大させて来た事が誘因になって居て、少なくとも理論的には、エアラインが顧客に対して節減分を顧客に還元出来ると感じたら(彼らはもっと高い価格でヘッジしただろうから可能だと思われる)、航空旅行者には良いニュースである。少なくとも、東南アジアと中国の一部エアラインは既に燃油サーチャージを減額して居る。

 

然し、業界のコインの裏面では、幾つかの国は、空港建設の高額なプロジェクトに余波が来ると感じているかも知れない。既に、彼らは計画の縮小、削減を検討して居る。少なくとも、多くの国で、プロジェクトを支える資金が削られるか、近隣の石油関係施設への投資が減って従業員が解雇されたり、企業幹部の出張が削減されるなどの理由から、利用旅客の流れに影響が出て、その結果、比較的小規模の建設プロジェクトは延期や、廃案になる可能性がある。

 

今こそ、既に肝心な空港のインフラを確保する手法として評価されているPPPpublic–private partnership官民パートナーシップ )が、画期的な飛躍をする時かも知れない。然し、いざ公の計画の場に出たら、民間部門がそのカウンターパートを信頼出来なくてはならない。

 

 

Aviation and oil prices: potentially a negative for airport capital expenditure. Time for PPPs?

 

UAEの空港、2014年の旅客1億人を突破=そしてドバイは

13-Feb-2015 6:58 PM

 

2014年はUAEの航空業界にとって、記念すべき年であった。この国の主要な国際空港が、1暦年としては史上初めて1億人以上の旅客を取り扱ったのだ。2014年はまた、ドバイ国際空港(DXB)がロンドン・ヒースロー国際空港(LHR)10年の長きに亘って君臨した国際線旅客数世界1の座から追い落としたのだ。

 

UAEのドバイ(DXB)、アブダビ(AUH)、そしてシャールジャ(SHJ)3空港が、1年間で800万人の旅客数、対前年9.2%の伸びを加え、合わせて9,880万人を取り扱った。

 

巨大なアルマクツーム国際空港など、UAEの、より利用率の低い空港やラスアルカイマー、フジャイラーそしてアルアインなどの小規模な施設が、併せて凡そ150万人を追加するので2014年のUAEの総合計旅客数は1100万人以上になる。

 

UAE airports surpass 100 million passengers for 2014 and Dubai

スリランカ航空とミヒンランカ、見通しが改善=新政府の戦略的調整に従い

 

12-Feb-2015 7:08 PM


スリランカの新政府はスリランカ航空と低コストの姉妹会社ミヒンランカの財務状況を改善する事を狙った戦略転換を検討して居る。20151月に交代した新政府は、この2つの国有エアラインを合併させる事を目指して、マッタラの新国際空港からの全便を休止させた。

 

スリランカ航空とミヒンランカは近年、極めて不採算で、アジアで最低クラスの利益率を記録して居る。新政府は現状の維持を望まず、熱心に、遅れに遅れた変革、それは両社をすぐにも合併させて、生存出来る企業にする事になるのだが、を始めようとして居る。

 

スリランカ航空の状況は、保有機材の刷新とワンワールドへの加盟により、改善しつつある。

然し、以前の戦略では、同社を引き続き政府からの長期にわたる財政的支援を必要とする道筋に置いて居たのだ。

 

SriLankan Airlines & Mihin Lanka outlook improves following strategic adjustments by new government

フィンエア、純損失はなかなか治らない性癖=コスト削減も収入減少で帳消しに

12-Feb-2015 5:45 PM


フィンエアの2014年の純損失は2011年以来初めての事だったが、2008年からの7年間では5回目だ。過去10年かそこらの間、いつも損失は利益より馴染み深いものだった。欧州とアジアをヘルシンキで結ぶと言う、そのニッチな地理的位置が、人口ではフィンランドは上位20ヵ国に入らないにもかかわらず、フィンエアを欧州エアライングループ上位20社の中に位置付けてきたのだ。

 

然し、このニッチな位置付けを、継続可能な収益性に変えるには、大きな障害がある。フィンエアがコストの削減に進展を見せるたびに(同社はまた、労働生産性に大きな進歩を示して居る)、収入の圧力がそれらの改善を消してしまうのだ。2015年もフィンエアは、市場の競争が激しい為に、更なる収入の降下を予想して居る。

 

今年はまた、フィンエアがより強固な基盤を築くチャンスが示されるだろう。今年は、新たな労働協定と、多くの商品の改善が現実のものとなって初めて一年間フルに効いてくる年なのだ。また、A350が初めて納入される年でもある。燃油価格が下がって居る事もまたと無い僥倖だが、フィンエアは、この幸運に頼らなくても利益をあげられる事を保証する必要がある。

 

Finnair: net losses are a hard habit to kick. 2014 cost cuts wiped out by falling revenue

 


廈門航空と四川航空、中国の最新の長距離路線参入社=リスクはふんだんに

12-Feb-2015 12:41 PM


廈門航空は20157月にも、新たな787ドリームライナを使って、廈門=アムステルダム線を開設し、中国で6番目の長距距離航空会社になる予定だ。また2015年末までには、同社は週4便の廈門=シドニー線を開設する予定だ。また、これに続いて米国への路線拡大も考えられるが、然し、長い飛行距離は問題が多いだろう。

 

一方、四川航空は、中国のもう一つの新たな長距離路線を飛ぶエアラインである。バンクーバー、メルボルンそしてシドニーに続いて、A330による週4便の成都=モスクワのチャーター便がある。

 

長距離便は、交通量から言えば、中国のエアラインにとって、国内線に比べ、はるかに小さな要素で、厦門や四川の様な、限られた長距離サービスしか無い、副次的な空港では、特にそうである。中国のエアラインで、既に、或いはこれから、広胴機を持つと公表して居るところは、他には無いが、また別の長距離エアラインが出てくるのも、そう遠い話では無いだろう。

 

Xiamen Airlines and Sichuan Airlines are China's latest airlines to fly long-haul; risks abound

 

ローマ・フミチノ空港=ブエリング、ライアン、イージージェットそしてアリタリアが死闘に

11-Feb-2015 5:53 PM


ローマは1日にして成らずと言う通り、エアライン同士の戦いが、その玄関口で長期戦に入ろうとして居る。

 

CAPAは、1年前、ローマ・フミチノ空港で激化する競合について調査した。争いは秩序を破壊するLCCとエスタブリッシュメントであるが、苦闘するアリタリアの間だけの問題では無かった。それはLCC同士の間でも、どんどん激しくなって居た。その頃、ライアンエアは初めて、その空港に乗り入れたばかりで、ブエリングは、新たな基地を開設し、そこに大量の供給増を実施しようとして居たし、イージージェットも強固な拡大を計画して居た。アリタリアは、その市場シェアが更に食い荒らされる脅威に直面して居たのだ。

 

1年が経って、戦場では未だに激しい攻防が続いて居る。ブエリングは今夏、更なる大きな供給席増を計画して居り、ライアンエアは、チャンピーノからフミチノへより多くの路線を移行する計画で、イージージェットは、比較的大人しく息継ぎをしようとして居るが、依然として、今夏は2桁の供給拡大を予定して居る。アリタリアのシェアは落ち続けて居るが、少なくとも、エティハドの資本注入で、生き残りだけは約束されて居る。

 

Rome Fiumicino Airport: Vueling, Ryanair, easyJet and Alitalia are locked in mortal combat

タイ・ライオンエア、国内線拡大続く=タイ・エアアジアとノックを圧迫

11-Feb-2015 12:27 PM


2015
年、タイの国内線市場に於ける競争が、タイ・ライオンエアが拡大を進めるにつれ更に強まるだろう。タイ・ライオンは幾つかの幹線で、急速に、かなりの存在感を示し、2015年末迄にはノックエアとタイ・エアアジアの飛ぶ国内幹線で、競合を開始する可能性がある。


このライオン・グループの子会社は2013年の末に開業し、既にタイ国内線のLCCの供給席数の17%を占めて居る。タイ・ライオンは2015年末迄に、数機の737を追加受領して、このシェアを25%迄獲得する可能性がある。


タイの国内線のLCCは、2014年、供給席数と旅客数で30%以上増加した。然し、この拡大は利益率と収益性を犠牲にして達成したものである。2015年には、国内線では更に急速な成長が予想され、激しい競争により、市場は、原油価格の値下がりが有っても収益性を取り戻すのが難しくなるだろう。

 

Thai Lion Air domestic expansion continues, pressuring Thai AirAsia and Nok Air

ソウル仁川空港、新たなパラダイムに直面=日本・中国のハブが乗継旅客を奪う

10-Feb-2015 6:00 PM

 

一見すると、韓国には多くの祝い事がある。旗艦空港であるソウル仁川国際は2014年に9.7%の旅客数増で、国のGDP伸び率3%を遥かに超えて居る。入国旅客数は17%増え、年間ほぼ二桁の伸び率を続けている。これらは大きな成果である。然し、ソウル仁川は乗継旅客数の減少を懸念している;10年以上もの間の乗継旅客の伸びを続けた後、2014年には乗継旅客数が50万人も減ったのだ。乗継旅客のシェアは2009年の18%から16%へと落ちている。

 

この状態を招いたのは、多くの出来事が一つに重なったからなのだ:即ち、「韓国の波」と言われる大韓航空とアシアナ航空は、2地点間旅行の旅客をより多く運び、需要の源泉となる主要な市場との輸送権益は拡がらず、更に、これまで眠そうだったアジアのエアラインと、同業の空港たちが目を覚まして、仁川が引き寄せていた旅客の流れを取り戻そうとして居るのだ。長距離路線が、北京、東京、香港そして台北からも、と拡大して来たのだ。仁川は2017年には旅客数1,000万人を達成したいと考えて居り、そして、新たなビジネスチャンスを求めて居る。然し、これまでの所、これらの計画が達成できるかは定かでは無い。仁川は、クアラルンプールが優れている、LCCの接続を標的にする、シンガポール・チャンギの動きを見習おうとするかも知れない。

 

然し、韓国の航空当局者は、シンガポール航空からエミレーツまで、列をなして、より広い輸送権益を求めて来るエアラインを見逃して居る。国家のフラッグキャリアーを保護しようとすると大きな代償を払わねばならないかも知れない。

 

Seoul Incheon airport confronts a new paradigm: Chinese/Japanese hubs take transfer traffic

 

キャセイ太平洋の新路線、デュッセルドルフ、チューリッヒ、ボストン=長距離路線市場拡大が続く

10-Feb-2015 12:21 PM

 

過去10年間に、キャセイパシフィック航空が開設した長距離旅客市場で、現在も続いて居るのはたった3カ所だけだ。ところが、2014年と2015年の18カ月間に、キャセイは6カ所も開設し、更に開く可能性がある。いその中の3地点、ドーハ、ニューアーク、そしてマンチェスターは既に開設し、チューリッヒが20153月に、ボストンが20155月に、そして、最も新しく発表されたデュッセルドルフは20159月に開設の予定である。

 

これらの新長距離市場により、キャセイの長距離デスティネーションは30を数えるまでに増え、近距離のサービスが余りに過当競争に陥る中で、長距離路線に比重を移そうとする同社の路線網調整を助けることになるだろう。キャセイの長距離サービスは2006年にはASK総計の63%だったが、2011年には58%、最近の最低が2013年で55%となって居る。2014年は長距離市場のASKは、56%で締めくくったが、同社の申請したスケジュールに拠ると、2015年遅く迄には58%になる予定だ。

 

Cathay Pacific's new routes – Dusseldorf, Zurich, Boston – continue long-haul market expansion

シンガポール航空、またも旅客数、収益ともに成長無しの1年=プレミアム・エコノミーの成功には確信

10-Feb-2015 11:37 AM

 

シンガポール航空は、20141231日迄の第3四半期にグループと親会社であるエアラインで、営業利益が微減だった事を報告した。然し、東南アジアの同業他社が、軒並み損失を計上して居る厳しい環境にも関わらず、SIAとフルサービス子会社の、シルクエアは、第3四半期、通年ともに黒字を確保して居る。

 

SIAは、供給に関して、自己抑制的、そして合理的な考え方で、取り組んで来たお陰で隣人たちを出し抜くことができたのだ。エアライン親会社は、2008年以来、ずっと規模を縮小して居り、間も無くやって来る、プレミアムエコノミーの導入が、更なる供給減と、旅客数の減少に繋がる可能性がある。

 

然し、プレミアムエコノミーはまた、親会社エアラインで数年間続いた、利益率と収益性の低下を改善する事が出来るかも知れない。拡大の大半を生み出して居る、SIAの二つのLCC子会社がコーナーを曲がりひと段落つく事から、グループ全体の収益性も改善する筈だ。

 

Singapore Airlines: another year of no traffic or profit growth. Betting the farm on premium economy

アリタリアの新戦略 第2部:アジア=大韓航空、イタリア線を倍増し、海南航空はローマ線を開設

7-Feb-2015 2:37 PM

 

アリタリアのアジア路線の新戦略は、競争的な反応を刺激して居る様だ。  

 

アリタリアはソウルへの新路線を開設、中国路線を復活、そして日本路線を拡大した。更なるアジアの都市が、次々に出て来そうである。大分遅れてしまったが、大韓航空は、ミラノ線とローマ線を分離して、三角運航とし、供給席数も増強するなど、イタリアでの存在感を倍増させようとして居る。

 

大韓航空は韓国=イタリア間市場の25%を運んで居る、と言うことはルフトハンザや他の欧州エアラインの様な第6の自由のエアラインに、相当の需要を取り残して居る訳だ。アリタリアの部分所有者であるエティハド航空は、アリタリアの東方への拡大により、ルフトハンザや他のエアラインがイタリアで得た利得を取り戻せる様になる事を望んで居る。

 

中国からイタリアへの拡大は、競争的と言うより、より組織的である。中国国際がイタリア=アジア間の市場で最大のエアラインになり、中国=イタリア間には、第3のエアラインとして、週2便の重慶=ローマ線を開設する海南航空を歓迎する予定である。

 

Alitalia's new strategy. Part 2: Asia - Korean Air doubles Italy and Hainan Airlines grows to Rome

南アフリカ航空、見通しが改善=再生計画と提携戦略の始動に伴って

6-Feb-2015 6:43 PM

 

南アフリカ航空(SAA)は、当初2013年始めに策定された戦略計画を漸く始動させようとして居る。SAAは、過去数年間、有効なリストラ計画に必要な政府の認可を確保するのに懸命に悪戦苦闘し、極めて、不採算な状態が続いた。

 

この落ち目のフラッグキャリアーは、20153月に北京、ムンバイ線を休止する予定だが、一方、エティハドとの提携拡大の一部として、アブダビ線を開設する。長距離路線網を整理して、提携エアラインへの依存を強める事こそ、SAAが、株主である政府の継続的な抵抗と干渉にあって、今に至るまで、ずっと開始する事を妨害されて来た、新たな事業計画の最重要な要素なのだ。

 

然し、SAAは未だに、国内線や、域内国際路線で、益々強まるLCCからの攻勢など、いくつかの乗り越えねばならない問題を抱えて居る。

 

South African Airways outlook brightens as recovery plan and partnership strategy roll out

ハワイアン航空、北米で過剰供給の痛み=自らの仕業で

5-Feb-2015 7:46 PM

 

ハワイアン航空にとって、2014年の第4四半期と通年ともに強固な業績を残した後、北米路線では、通貨の逆風と、業界全体の供給拡大が一緒になって、2015年第1四半期の間、単位収入への向かい風に見舞われることになった。同社の事業報告は、米国エアライン各社の中で最も大きな落ち込みを予測して居る。

 

過剰供給の問題は、米国本土への路線で、ハワイアン自身と競合他社の双方からの増強によるものだ。2014年の期中にハワイアンは、廃止した長距離路線から浮いて来た供給を米国西海岸に投入し直したが、現在の供給過多の問題にも関わらず、この決断は良い結果を齎したと今でも考えて居る。

 

2015年第1四半期の収入問題の中、航海を続けるハワイアンの供給拡大は前年から鈍化しており、同社はまた、2015年年間のコストの見通しが順調に推移すると予測して居て、これまでずっと直面して来た逆風が漸くおさまり始める、歓迎すべき兆候である。

 

Hawaiian Airlines feels the sting of excess capacity in North America, some of its own making

ウエストジェット、引き続き強固な業績を記録=然し、供給の圧力の落とし穴に直面

5-Feb-2015 9:50 PM

 

カナダのウエストジェット航空は、2014年第4四半期、そして通年と、健全な収入の伸びと、一部燃油コストの低減の恩恵により強固な業績を残した。米ドルに対し、カナダドルが弱い事から、燃油費の低減の恩恵の一部は圧縮されてしまったが。

 

2015年に入って、ウエストジェットは、依然として健全な需要のある、南方の市場で、特にカリブ海とメキシコだが、同社の特徴を超えて、供給の拡大から、問題を感じて居るのを認めて居る。

 

米国の同業他社同様に、ウエストジェットは、2015年第1四半期を、一部冬場のリゾート市場で、供給が拡大する事から生まれる価格ようへの圧力に起因して、収入の伸びはゼロか僅かなマイナスになると予測して居る。同社は、いつ頃、単位収入が上昇に転じるのかは、明示して居ないが、全体的な需要には、可なり自信を持って居て、成長目標を修正する計画は無いとの事だ。

 

WestJet continues to record a solid financial performance, but faces pockets of capacity pressure

スカイマーク航空、第2部:収益性回復のため事業縮小=33%の供給カット、A330運航停止

5-Feb-2015 6:15 PM

 

スカイマーク航空は、経営破綻を宣言して、収入を向上させ、過去数年間の攻撃的な拡大を収拾しコストを削減しようとして居る。スカイマークは2015年に、前年度比33%の供給をカットし、2010年・2011年レベルの規模に回帰する計画だ。スカイマークは同社国内線の旗艦となる筈だったA330を全機撤退させたのに加え減便、路線の休止を行う予定だ。スカイマークのA330の最後の営業フライトは、就役して僅か8ヶ月後の2015131日だった。

 

スカイマークはA330を購入すると言う、高価な過ちを犯したが、これは、単に国内線での同社の脆弱な立ち場を更に悪くしただけだ。ほんの数年前、黒字を出して居たが、攻撃的な拡大策と、戦略の焦点がぼけて来たために、赤字会社になってしまった。その最たるものは、大きな供給席数を持つA330の導入だが、席は増えたが、顧客サービスの全体、例えば、企業へのアプローチや、常顧客プログラムを考えて居ない。A330投入した、羽田=福岡線は、供給で46%も拡大したが、旅客数では、18%の伸びにしかならなかった。このため、搭乗率は、驚くべき25ポイントの下落となった。

 

同社の、A330の脆弱な実績には、極めて高い導入コストが掛かって居り、事前に充分に検討したとは思われない。これが、スカイマークを倒産に、そして、その個人的な会社への投資とともに、西久保CEOを退任へと追いやったのだ。

 

Skymark Airlines Part 2: shrinking to achieve profitability with 33% capacity cuts, A330 grounding

ニッチなエアライン、アレジアント、単位コストの圧力が和らぐ=中規模市場浸透を進めて

4-Feb-2015

 9:51 PM
米国のニッチな航空会社であり、旅行会社のアレジアントは、6機のボーイング757の保有機材の償却に4,300万ドルを掛け、2014年を締め括ったが、これが、他にも訓練費用の追加により、ほぼ2014年間を通して費用増の逆風を受けていた業績に種々の雑音を齎らした。

 

これらの障害にも関わらず、アレジアントは単位コストが、訓練費用の圧力を受けつつも、2014年の第4四半期、通年ともに、力強い収入の伸びを記録した。一方で、同社は、2015年は四半期毎に定期配当をする事を決めるなど、株主還元にも配慮し、それでも、概ね8,600万ドルの株式買戻し用資金を残して居る。

 

2015年第1四半期は、引き続きコストの逆風に直面して来た後に、アレジアントは予測可能な将来に向けては、国内線の拡大に焦点を絞る模様であり、2015年の残りの期間、同社のコスト問題は、和らぐ模様だ。

 

Niche airline Allegiant's unit cost pressures soften as it makes a push into medium sized markets

シンガポール航空業界 第3:北アジアが成長を牽引=中国が回復し、日本、韓国が拡大


5-Feb-2015

 12:15PM


シンガポール=北アジア間の市場は、中国からの訪問者数が降下し、シンガポールの旅客交通量全体が停滞したにも拘らず、昨年を通じて拡大を続けた。この市場は中国人旅行客数が回復する事から、2015年も更に加速した拡大を経験する事だろう。

 

シンガポール=東南アジア間の市場が、LCCに牽引された、数年間の急速な拡大の後に、成熟し、供給過剰状態の兆候を見せて居る事から、北アジアはシンガポールとそのエアライン産業にとって、重要な市場である。シンガポール=北アジア間の市場は比較的、未だ浸透が進んで居らず、刺激すれば中距離LCCの拡大のチャンスとなり得、そして中国人の自由裁量資金のレベルがまだまだ伸び続ける。

 

今回の記事はシンガポールの市場と2014年の成長率が僅か0.7%だったチャンギ空港の今後の見通しについての分析レポートの第3部である。

 

 

Singapore Aviation Part 3: North Asia will drive growth as China recovers and Japan, Korea expand

中国南方航空、A380をニューヨーク線に投入の可能性=米国東海岸への展開を加速する為に

4-Feb-2015 12:12 PM

中国南方航空は、2014年、保有機が初めて600機を超えた、アジア最大のエアライン・グループである。然し、たった5機の旅客機が、世界最大のではあるが、かなりの重荷になって居る。財政的観点からは中国南方の5機のA380は、短いピークシーズンに12時間、普段は8時間と稼働率が低く、充分に活用されない状態が続いて居るのである。この機材は近距離の区間飛行を繰り返すので、メンテナンスコストは増大し、残存価値は減って行く。マーケティングの観点からは、中国南方の旗艦が誇る国際線は、唯一年間を通じて飛ぶロスアンゼルス線と、季節運航のシドニー線だけである。

もし、中国南方が20148月に777-300ERで週4便で開設した、広州=ニューヨーク/JFK線に毎日A380を投入するというアイディアを敢行すれば、この機材の景気付けにはなるだろう。または、777-300ERで週10便とすれば、中国南方はニューヨークで成長することが出来るだろう。大きな供給拡大は同社が重きを置く米国東海岸での権益を継続させる事になるが、中国=米国間の市場では供給過剰(と損失に)に輪を掛ける事になる。一方、広州から一時間も掛からない香港から、キャセイ太平洋航空はニューヨーク地区に毎日5便を運航して居るのだ。

China Southern Airlines may deploy A380 to New York City to accelerate US East Coast development

シンガポール航空業界 第2部:エミレーツとカタールが拡大=SIAは欧州への供給を落とし、プレミアム・エコノミーを導入

4-Feb-2015 11:00 AM

 

湾岸のエアライン各社は、シンガポール航空(SIA)との競争を激化させながら、シンガポールでの野心的な拡大の追究を続けて居る。SIAは欧州への供給を減らす一方で湾岸エアラインは、着々とシンガポール=欧州間の市場占有率を上げて居る。

 

カタール航空は、シンガポールへの2015年の半ばに、デイリー3便目を開始し、供給を67%増強しようとして居る一方で、エミレーツ航空は20148月にドバイ=シンガポール線のデイリー5便目を開始して大きく供給を伸ばして居る。かたやエティハド航空は、20156月にシンガポール=ブリスベーン線を分割することにより、シンガポール=中東間の供給を増やして居る。

 

シンガポールと中東の間の総供給席数は、20156月には、20146月対比でほぼ20%増加する。SIAは、過去数年間、欧州への拡大を追求しないと同時に、中東への供給を確実に削って来ている。SIA2015年下期から、プレミアム・エコノミー商品を導入するため、欧州への総供給席数を約4%削減する。この結果としてエコノミー供給席数が減少する事が、湾岸エアラインとの競争激化に直面する市場で、SIAが利益率を改善しようとするのを助けることになるかも知れない。

 

Singapore Aviation Part 2: Emirates & Qatar expand. SIA drops Europe capacity, adds premium economy

豪州と中国、オープンスカイに向けて、エアラインの輸送権益を拡大=廈門航空、シドニー乗り入れ

3-Feb-2015 5:23 PM

 

中国のエアラインにとって、画期的な、豪州への航空輸送権益が拡大する事から、彼等の株価が35%も値上がりした。皮肉にも、今回の合意による拡大からは、少なくとも短期的には、利益は上がらないだろう。これが、中国が、豪州の望むオープンスカイで無く、段階的な自由化を求める理由を説明して居るだろう。どちらのグループのエアラインが、多くを得るかは、疑問の余地が無い。それは、既に、豪州=中国間の直航便全供給席数の92%を占める中国の各社である。直航便を運航する唯一の豪州エアライン、カンタスの割合は8%である。

 

然し、大きな構図の中では、豪州は依然として可なりの勝者である。2014年の最初の9ヶ月で、中国人入国者数は13.4%伸び、全体の旅客総数は2009年と2013年の間に2倍以上に増えて居る。この地域の他の目的地と同様に、中国人は急速に主要な源泉となって居る。

 

シドニー空港を見ると、中国人旅客は、国際線旅客の伸びの半分を占めており、メルボルン空港では、最大の長距離路線の市場となって居る。この拡大合意は既に、中国国際と中国東方の供給増加となって実を結び始めて居るだけでなく、廈門航空が2015年の終わりまでにシドニー線の開設を予定して居る。

 

Australia & China expand airline traffic rights en route to open skies. Xiamen Airlines to Sydney

 

シンガポールのチャンギ空港、旅客数の拡大1%未満に鈍化=LCCの拡大と観光旅行の鈍化に連れて

3-Feb-2015 12:34 PM

 

シンガポールの航空業界の市場は、2014年に僅か0.7%の伸びしか示さなかったが、これは2009年の世界金融危機以来、最低の伸び率である。供給量が概ね、現在の水準のままであるため、2015年の旅客数の伸びもまた、可なり小さなものになりそうである。

 

シンガポールは、苦闘する低コストエアラインの分野からの供給調整で大きな影響を受けて居る。シンガポールのLCCの浸透度は、2003年から2014年の上期まで、着実に上昇して来たが、2014年下期に下降してしまった。

 

シンガポールはまた、訪問者数の減少からも影響を受けて居る。シンガポールの4大源泉市場である、インドネシア、マレーシア、中国、豪州の全てが2014年、訪問者数の下降を記録して居る。シンガポールの最大の出国先であり、通過市場であるタイへの旅客数がバンコクでの政情不安の所為で減少して居る。

 

Singapore Changi passenger growth slows to less than 1% as LCCs' expansion and tourism slow

カタール航空、IAGの株式10%を買収=密接な関係を希望する意思表示

31-Jan-2015 2:22 PM


カタール航空(QA)IAGの公開されている株式の9.99%を取得したと言う発表は驚きを以って迎えられた。確かに、IAGの英国航空はQAをワンワールドアライアンスに引き入れるのを助けて来た。二つのグループはいくつもの路線でコードシェアをし、QAIAGの貨物部門のために貨物スペースを運航して居る。両社はしばしば互いの事を公にコメントし、他の欧州の大手伝統エアライン同士、あるいは湾岸からの競合エアライン間よりもずっとバランスのとれた関係を示して居る。

 

両社の関係をより広く、深いものとするためにはまだ出来ることがある。両グループの路線網は、アジア太平洋と米州で互いに補完しあっているが、双方にとって、更にコードシェア便を増やすことは意味がある。ある種の合弁の取り決めさえ、手札に含まれて居る。

 

にも関わらず、一見したところでは、関係を深める為に、双方とも株の持ち合いをする必要は無い筈だ。多分、これはQA流の、密接で、長期に亘る、商業的提携関係に対して真剣であることを表明する方法なのだろう。IAGにとっては、もし、この関係が上手く行けば、エアフランス-KLM、そしてルフトハンザに対して、更なる優位性を手に入れる事になるかも知れない。

 

Qatar Airways buys its 10% stake in IAG, showing it wants a serious relationship

スクート、新たな一章を開く=シンガポール航空の長距離LCC子会社として最初の787を受領して
31-Jan-2015 10:00 AM


シンガポール航空の長距離LCC子会社であるスクートは、待望の777から効率の高い787への機種移行を開始した。スクートは2015130日に20機の787のうちの初号機を受領し、25日に路線に投入する計画だ。

 

スクートは、急速な機材更新を計画して居り、6機の777-200を全て2015年第3四半期末までに引退させる。また、同社は20164月までに保有機数が10機に増え、375席の787-9330席の787-8の混合となる事から、いくつかの新路線の開設を計画して居る。

 

787は重要な要素であるが、それはスクートにとって、採算性を達成するためにスタートさせねばならない、長期事業計画の唯一の施策では無い。他社に乗り継ぐ旅客数が現在のところ、全輸送旅客の5%にも満たない同社にとって企業提携も成長への途をこじ開ける為には極めて重要な要素だ。

 

Scoot begins new chapter as Singapore Airlines long-haul LCC subsidiary takes first 787

スカイマーク航空、倒産、西久保社長退陣=今や会社更生へ、そして同社には未来がある


30-Jan-2015 7:59 PM


日本の航空界は、スカイマーク航空が破産を申請して、JALがほぼ5年前にした様に、再び面子を潰した。 然し、JALと同様に、710億円(6300万ドル、JALの負債250億ドルに比べれば僅なもの)の負債を抱えての破産申請は、将来に向けての最善の選択で、強くなって再起するチャンスだったと後で判るかも知れない。(同社は上場を廃止されるが、運航は続ける予定)

 

スカイマークの申請は西久保慎一の辞任を伴っている。彼はスカイマークのCEOであり、最大の株主であるが、それ以上の存在である。即ち、彼は深い個人的な関心を持ち、会社をトップダウンで経営して来た。西久保無きスカイマークと言うのは、多くの社員にとって、想像も出来ないシナリオである。然し、これはチャンスである。

 

スカイマークは、今や、白紙の状態である。西久保氏は、スカイマークを伝統的な在来エアラインに対する十字軍として使ったが、昨年、その同じ在来エアラインと、理論的には間違っていないコードシェア提携をする必要が生じた時には、一悶着を起こした。

 

最初は、成功したLCCとして、日本市場への啓示となった西久保氏の、スカイマークのITシステムを個人的に構築したり、A380の購入を決断するなどの関わり合いは、スカイマークの戦略的価値と、発展への機会を犠牲にしたものだった。スカイマークは、今、自らの未来を決定しなければならない、そして西久保氏の居ないスカイマークには、定められた方針は無い。路線は廃止され、A330は撤退するだろう。スカイマークには、建物を築き上げるべき土台がある。そして、最終的には健全な戦略が立てられれば、投資したい人々も列をなしてやって来る筈だ。

 

Scoot begins new chapter as Singapore Airlines long-haul LCC subsidiary takes first 787

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カンボジア航空業界、第2部=新規参入組、バサカエア、バヨン航空の拡大、2015年の成長を牽引

30-Jan-2015 6:51 PM


カンボジアの躍進するエアライン業界は2015年、新規参入のバサカエアとカンボジア・バヨン航空が国際線サービスを開始し、急速な拡大を経験する予定だ。両社とも、これまで、国内線に限定されて居りながら、中国への幾つかの路線を 狙って居る。

 

バッサカとバヨンは2014年遅く、カンボジア・アンコールエア、そして、新たに生まれ変わったスカイ・アンコール航空に次いで、第3、第4のエアラインとなった。これらの4社は、他の市場は余りにも競争が激しく、同様の成長の機会が望めない事から、皆、拡大のために中国を当てにして居る。

 

これまで伝統的に、外国エアラインが君臨して居たカンボジア市場の成長には巨大な可能性がある。然し、カンボジアは4社もの地元エアラインを長期に亘って維持出来ないかも知れない。第3の新規参入社は既に運航を休止して居り、その他の潜在的な新規参入候補たちも計画を再検証して居る様だ。

 

Cambodia aviation Part 2: Expansion at start-ups Bassaka Air, Bayon Airlines to drive growth in 2015

ピーチ・アビエーション、東京を基地として日本の路線網を固める=春秋ジャパンは増資を図る

29-Jan-2015 2:53 PM

 

大阪・関西を本拠地として居るピーチ・アビエーションは、日本のLCC市場での地位を固めようとして居る。日本では2番目の規模(1番はジェットスター・ジャパン)ではあるが、ピーチは唯一、黒字を出しているLCCとして知られて居る。同社は東京、成田空港に基地を開設して、そこを本拠とする4番目のLCCになるものと見られて居る。スカイマークは成田基地を、需要が弱いという理由で閉鎖したばかりだ。

 

成田で、ANAが部分所有するピーチは、ジェットスター・ジャパンと戦うのだが、また、ANA100%所有するバニラとも戦う事になる。ピーチはこの市場では競争はジェットスターと、バニラとするんだと言う図式には何やらおかしいと思って居る様だ。日本国内で二つのLCC経営に関われば、避けられない筋書きの衝突がある訳で、ANAの戦略方針が混乱して居る事は疑いようが無い。

 

ピーチは、東京羽田から新規に飛ぶ初のLCCとなって、国際線を運航する立場を更に強調して行くだろう。ピーチは既に複数の国際線を始めて居るのに対し、ジェットスタージャパンは、漸く2015228日に初の国際線を始める予定だ。一方、収入単価も搭乗率も低迷する、春秋ジャパンは資本の増強を行い、もっと、儲かる目的地への国際線に就航する事を心待ちにして居る。

 

Peach Aviation solidifies Japanese network with Tokyo base while Spring Japan re-capitalises

カンボジアの航空業界・第1部=中国人旅行者の大波で、東南アジア最速の成長市場となる

29-Jan-2015 1:20 PM

 

カンボジアの航空市場は、2014年に中国からの大量の旅行者に牽引され、13%の成長率と東南アジアでは最速の伸びを見せた。カンボジアは、5年連続で二桁の旅行者の伸びを経験し、素晴らしいが余り知られて居ない記録を達成して居る。

 

2014年は、シエムリアップが、初めて年間300万人の大台を超え、カンボジアの3空港全体の旅客数では13%増えて570万人となった。カンボジアの観光業界は、他の近隣目的地での混乱に利を得て、成長率では2013年の18%から下がったものの、どの東南アジアの市場をも凌駕して居る。

 

カンボジアの2空港での年間入国旅行者数は、中国からの20%超の増加が牽引して13%増となった。

このレポートは全2回のカンボジア市場分析の第1回で、市場全体を眺め、外国エアラインの拡大について見る。第2回では、カンボジアのエアライン業界の新規創立の動きとそれにつれて2015年に予想される更なる成長について見てみたい。

 

Cambodia aviation Part 1: China visitor surge makes Cambodia the fastest growth market in SE Asia

アラスカ航空、2014年は強固な業績。収入弱含みの2015年第1四半期に備える=然し見通しは力強い

28-Jan-2015 9:24 PM


アラスカエア・グループは2014年の力強い国内市場環境から恩恵を得て、同社は強固な財務実績を継続し、2014年通年で、目覚ましい18.6%の投下資本利益率(ROIC)を記録することが出来た。

アラスカが他の米国エアラインと同様に、米国経済は好調をまだ維持すると考えているものの、同社は2015年第1四半期に、特別な、年間を通じて長引くとは思えない要素から、いくらかの収入面での逆風を抱えている様だ。

 

アラスカは、また、2015年に、単位コストの増加は前年比で不変と予測して居る。これは他の大手米国エアラインより良い結果だが、アラスカが過去に達成した程、力強いものではない。

 

Alaska posts strong CY2014 results, prepares for softer revenues in 1Q2015, but outlook strong

 

中国国際航空とユナイテッド航空、最大のエアラインを競う=中国・米国間路線で



28-Jan-2015 5:00 PM


中国政府の航空行政監督官庁であるCAACが、中国=米国間の最大のエアラインは米国航空会社が君臨する時代を終え、今や中国国際航空であると裁定した。然し、これは中国国際が米国6都市に飛んで居るのに対し、米国で最大のエアラインであるユナイテッドが中国と結ぶのは米国の5都市だという事を根拠にしている。

 

供給席数、便数、就航都市の組み合わせ数など、この他の殆どあらゆる尺度では、ユナイテッド航空(スターアライアンスでは中国国際の盟友)の方が遥かに大きく、更に2015年には同社はサンフランシスコ=成都線を開設し、サンフランシスコ=上海線を毎日2便に増便し、米国社としては初めて、中国路線で一日一便を超えるサービスを始めようとして居るのだ。

 

しかし、多分、もっと大事なのは、CAACが自国の国際線エアラインが躍進している事、特に最も重要な戦略的な市場の一つで発展している事を、正式に表明し、この比較を発表するのが大切だと考えた事だろう。

 

Air China and United Airlines vie for title of largest carrier between China and the United States

アメリカン航空、2015年は50億ドルの燃油費節減を予測=然し、運航乗員コストが高騰

28-Jan-2015 4:23 PM


2014
年第4四半期に始まった、多くの市場でのコスト削減競争が盛り上がって居るにも関わらず、アメリカン航空は、強固な財務実績を記録し、昨年最初の10億ドルの買戻しを実施した後、2016年に完了する総額20億ドルの株式買い戻し計画を開始する事を決めた。

 

ライバルである米国各社と同様に低コストエアライン、高密度の客室仕様、値上がりするドルが生み出す幾つかの通貨との為替問題などの圧力があり、2015年第1四半期には単位収入は軟調と予測して居る。

 

アメリカンの予測する落ち込みは、ライバル各社に比べ、大きなものになって居るが、2014年に特定地域で体験した圧力は、2015年下期には収まって行くと思われる。同時に、同社は、燃油ヘッジ戦略を取らないと言う決断をしたことから、2015年内に、大枚50億ドルの燃油費の節減が予測されて居る。

 

American Airlines projects USD5 billion fuel cost savings in 2015, but flight crew costs to blow out

 

東南アジアのLCC2015年の保有機数増は13%のみ=ライオンエアは例外
28-Jan-2015 11:50 AM


2014
年、エアライン各社が、難しい市場環境に対応して調整を図ったことから、東南アジアのLCCの成長がかなりの鈍化を記録した。この地域のLCCの保有機材の数は、2013年の20%増加に比して、13%の拡大となった。

 

2013年下期から殆どの東南アジアの近距離路線市場が陥った、供給過剰状況に対応するために、各社が更なる保有計画修正を行ったことから、2015年も、ほぼ13%の伸び率となりそうだ。特に、ライバルのライオングループが、ペースを落とす素振りも見せず、2年連続で、50機の航空機を受領し、躍動する東南アジアのLCC分野の半数以上を占める計画であるにも関わらず、エアアジアは拡大のペースを緩め、2015年にはたった5機のA320しか受領しない計画だ。

 

成長率は市場環境が改善すれば、2016年か、2017年には持ち直す可能性がある。高い成長率は、究極的には、ほぼ1,200機にもなろうとする、膨大な東南アジアLCCの発注台帳をそのまま生かすために必要なのである。また、LCC各社の間では、総費用の20%低減も記録して居て、潜在的に巨大な影響力を持つ、燃油価格の値下がりも2015年の戦略の再編を促すことになるだろう。

 

Southeast Asia low-cost airline fleet will grow by only 13% in 2015. Lion Air is the exception

ロサンゼルス空港、アメリカンとデルタの激闘の只中に


27-Jan-2015 4:36 PM
ロサンゼルス国際空港は、この数年、市場が極度に細分化されて居るものの、米国の殆どの主要エアラインの路線網の中で高い重要性を維持して来た事から、アメリカン航空とデルタ航空の戦場としても注目されてきた。

 

然し、最近の両エアラインのロサンゼルスでの拡大の成功の可否は予想が難しい。驚くまでもないが、アメリカン、デルタ双方とも、ロサンゼルスでの運営は成功して居ると発表して居る。然し、この市場での厳しい競争の動向から、その成功の寿命の長さは予測が難しい。

 

両社がロサンゼルスでしようとしている投資は明らかにリスクを伴うものだ。然し、同社が西海岸に長距離路線の本格的なハブを持っていない事から、そして、ロサンゼルスでの運航が制限される事は、同社の最善の成長の途を制限し兼ねない事から、アメリカンの筋書きは、少々性格を異にして居る。

 

Los Angeles Airport at the heart of a fierce battle between American Airlines and Delta Air Lines

タイガーエア・シンガポール、2015年の見通し良好=第3四半期に黒字回復を達成して以来

27-Jan-2015 9:00 AM


タイガーエアは、20141231日迄の3カ月で、小規模ながら利益を上げ、グループはこの2年間で初めて黒字を記録した。タイガーエア・シンガポールは供給を削減した事が、利益率と搭乗率の改善に繋がり、5四半期連続で大きな損失を出した後、概ね収支トントンとなった。

 

タイガーエアは自らの地元であるシンガポールで、不採算の子会社を売却したり、閉鎖して、供給を削減し、黒字回復計画の最初の段階を成功裏に終了した。然し、グループは未だに、幾つかの主要路線で、長引く供給過剰状態など、市場環境の問題に直面して居る。

 

タイガーエアはまた、安定的に黒字を出すための新戦略の他の要素を、フルに開始する必要がある。タイガーエアにとって、黒字回復を完了させ、最終的には、再び成長を取り戻すためには、企業提携は特に重要な項目である。

 

Tigerair Singapore CY2015 outlook brightens after return to profitability in fiscal 3Q

 

サウスウエスト航空、ついに黒字回復の目標を超える=燃油のたなぼたで、だが、他社は分け前を求める

26-Jan-2015 6:58 PM

 

サウスウエスト航空は1981年以来最高の記録となる、21%の投下資本利益率(ROIC)を記録し、強固な2014年を締めくくった。同社が過去2年に亘って黒字回復目標を達成できなかったことから、今年は歓迎すべき実績である。

 

同社はまた、引き続き手堅い需要があると見ている然し、ユナイテッドの様に、燃油価格の急激な下落の結果として、エネルギー分野の企業の旅行動向を観察している。サウスエスと

はまた、ライバルのユナイテッドとデルタの予測と同様、2015年第1四半期の旅客単位収入の伸びはゼロと予測して居る。

 

鋭い原油価格の下落により、サウスウエストの2015年のコスト削減効果は、燃油費の節減から、大まかに170億ドルと予測して居る。然し幾つかの競合他社とは違って、アメリカンはこの貯金を、どの様に使う積もりか、慌てて決めようとして居ない。「俺にもよこせ」という合唱が次第に大きくなっている事から、サウスウエストも大手の競合エアラインで始まっているのと同じ問題と戦うことになりそうだ。

 

Southwest Airlines finally exceeds return goals with fuel windfall; but others want to share in it

 

ユナイテッド航空、強固な財務実績を継続=2015年第1四半期収入には多くの逆風が待つ

25-Jan-2015 10:30 AM

 

ユナイテッド航空は、引き続き、財務基盤が改善の軌道に乗って進んで居り、2014年に着手した、収入を支えるための、銀行の変更や、季節的調整などの改変施策が2015年には頂点に達する。

 

同社は、2014年第4四半期および、2014年暦年では収益を維持する事が出来、2015年まで続いている原油価格の急激な値下がりにも関わらず、供給拡大率をGDP伸び率以下に抑える計画である。ライバルのデルタと同様に、ユナイテッドも、燃油費の低減から得られる、余分なキャッシュについては、貸借対照表の改善を早める事や、株主還元の増強に使う計画である。

 

2014年の殆どの期間、国内事業部門で堅固な業績を上げる事が出来た、ユナイテッドだが、2014年第4四半期の末に至って、米国国内市場の軟化が見え始め、2015年の初頭にも続いて居る。米国の需要が鈍化している事と、その他の要素から、ユナイテッドは2015年第1四半期の単位収入の伸び率はゼロと見ているが、供給の伸びを自己抑制している事と、良好なコスト実績が、予想される収入面への圧力を鈍らせる筈である。

 

United Airlines continues to post solid financial gains, numerous revenue headwinds ahead in 1Q2015

アリタリア航空の新戦略、エティハドの為に出揃う=然し、損失を出す固定観念の改革が必要

24-Jan-2015 8:01 PM

 

アリタリアは、201511日発効のエティハドに依る49%の株式取得に伴う、新たな再生を支える新戦略を発表した。

 

この戦略は長い赤字の時代から、2017年中に黒字回復を果たす目標を含んで居る。同社の戦略の5つの主要項目は、路線網、提携エアラインとの協力、保有機材、顧客サービスそしてブランドである。

アリタリアの発表に以前には上げられて居ない目新しい内容は無い。寧ろ、エティハドの路線網を補完する様に計画された、自らの路線網の調整について、繰り返している。

 

アフリカへの直航便は減り、アジアが少し増え、そして、エティハドのハブ空港に送客するために、中東地区へ大きく増やす事になって居る。アリタリアはまた、エティハド自身の存在感が小さい、米州内及び欧州内での便を増やす予定だ。

 

発表の中で触れられて居ない、極めて重要な疑問は、アリタリアが長年の間に育まれた、永遠の赤字は当たり前だという思い込みを、どの様に変化させる積もりかというものだ。たとえ必要な削減は出来たとしても、このような深く刻まれた企業文化はそう簡単に変換出来ないものだ。それでも、アリタリアにとって、今回は投げるべき最後のサイコロに違いない。

 

Alitalia's "new" strategy realigns it to feed Etihad, but needs to change loss-making mindset