2025.6.11.

スターフライヤーの2024年度決算概説

  発表から少し時間が経ってしまいましたが、スターフライヤー(SFJ)の2024年度決算について
  概説します。

 

  コストUPをうわまわる収入増で利益を計上。

   収入増は、旅客単価UPと搭乗率UP、ANAからの収入増による。

 

 

1. 収支状況

   

   ・前年並みの事業規模で、費用は4%増。

自社販売収入は6%増、またANAへの座席販売収入は9%の増。

営業利益12億円を計上。

ANAへの収入依存度は37%とでほぼ前年並み。

 

・加えて営業外収支(主たるものは為替差益効果)がプラスで、経常利益は19億円。

 

 

2025年度は費用増(+4%)を上回る増収(+6%)で、営業利益は22億円を予想。

  

 

2. 業績指標

 

       ・機材数は前年と同じ11機(但しA320neoが2機)で、便数はほぼ前年並み。

     自販席数もほぼ前年並みながら、旅客数は+3%と増加、
    搭乗率は7780%と向上。

 

・便当りでみると、収入は13万円増の189万円、費用は8万円増の187万円、

  5万円の利益を計上した。

・収入内訳は、ANAからの収入が10%増えて71万円、

自販収入は平均70人程度の旅客で118万円+6%)。

搭乗率UPと旅客単価のUPの相乗効果による。

 

ANAへの販売座席数は、全体の42%程度と考えられる。

 

 

 

(Y.A)