全国一の宮 第3回 「信濃国一の宮 諏訪大社」 (2014年 春)

2015年7月1日

 

(写真・文、 光岡主席研究員)


 「信濃一宮、諏訪大社」は、諏訪湖を挟み、上社2つ(前宮、本宮)下社2つ(春宮、秋宮)の計4つの宮の総称です。

 上社の祭神は大国主命の次男「建御名方神(タケミナカタのカミ)」、出雲での国譲りでヤマトとの戦いに敗れ信濃まで敗走、未来永劫、信濃を出ない事を条件に許され諏訪に鎮座しました。
 今もこの神だけは神無月に出雲へ行けません。

 前宮には、古代、「鹿の首」を生贄とした縄文式祭祀があったようです。 本宮(次頁写真)は、この前宮の古代信仰をヤマトに隠すためにヤマト様式で建立されたものですが、変わった配置の迷宮です。

上社前宮 拝殿

上社前宮 御柱


上社本宮 布橋

上社本宮 神楽殿

上社本宮 御柱



 下社の祭神は、ヤマトから監視役として建御名方神の妃として輿入れした「八坂刀売神(ヤサカトメのカミ)」です。 春と秋に鎮座する宮を移ります。弥生式稲作文化を象徴しています。
 「御神渡り」は男神が女神に会いに湖水を渡った道と言われ、政略婚儀であったものの仲は良かったのかもしれません。
 諏訪大社は、出雲とヤマト、縄文と弥生の対立する文化と風習を伝える古社です。

下社春宮 鳥居

下社春宮 下馬橋



殿







一般の神社と異なる出雲大社と同じ様式のしめ縄です


下社秋宮 鳥居

下社秋宮 拝殿


海外事情

 

6 10 日から 21 日までの 2 週間のオンライン旅行流通に関係する海外主要記 事です。
この号では、「3. OTA エアビーとレートパリティー」に注目したいと思います。 Airbnb がホームシェアに加えてホテルまで販売するとなると、
泊とホテルが 一つのプラットフォーム上で横並びにリストされることになり、タイプの異な る施設同士の価格比較が難しくなって、レートパリティーの維持が困難になる と言っている・・・と理解しました。しかし「(Airbnb では)、ゲストが施設の 真のコストを判断できない不明瞭なプライシングの環境が存在する」とはイマ イチ良く理解できませんでした。Airbnb が最近導入したホストオンリーのコミ ッションモデルであれば、OTA のモデルと近似するのですから、そんなことに はならない、のではないでしょうか?
 

 

Airbnb が上場して・・・顧客獲得コストが上昇・・・ホテルの直販志向を強 くさせることになるが・・・一方でパリティー破りの悪役である格安販売のホテ ルオンリーの業者が増加するデメリットも存在する」とも言っています。しか し、ホテルにとっては、Airbnb のホテル販売開始によってチャネルがそれだけ 増えるので(OTA の中抜きのチャンスが生じるので)良いことである、と考え るのは間違っているのでしょうか?ホテルオンリーのパリティー破りは、 Airbnb とは関係のない別の次元の話では。「Airbnb のコミッションが、将来値 上げされる可能性もある」と言っていますが、EXPEBKNG との対抗上、こ の大手 OTA2社を上回ることにはならないのではないでしょうか。Airbnb の 多角化戦略は、「焦点が合っておらず・・・会社(Airbnb)は衰退する可能性が ある」とも言っていますが、ホームシェアからホテル販売を開始して、OTAHotelTonight を買収し、OYO に投資し、そしてタビナカの Experiences プロダ クトを開発して EXPEBKNG に競争を挑むのは、まさに Airbnb総合旅行 会社になるという大いなる経営ビジョンであると考えるべきだと思います。 この記事の著者(OTA Insight, Chief Commercial Officer)は、Airbnb に対して かなり否定的であるようです。中小の独立ホテルにとっては、そもそもパリティ ーに縛られたくない筈ですから、Airbnb がパリティー維持を困難にしてくれる というのであれば、これは歓迎すべきことではないのでしょうか。最後に「ホテ ルは、ますます複雑化する流通を制御することができない。ゲストが他では取得 できない並外れたエクスペリエンスを提供することに最善を尽くし続ける必要 がある」については全く同感です。 

 

恒例のメアリー・ミーカーの「インターネット・トレンド 2019」が発表されま した。「12. メアリー・ミーカー、インターネット・トレンド発表」
この 333 枚のスライドでは、日本の企業は Sumitomo MitsuiLINEMIXI の たったの3社が言及されているに過ぎません。中国は独立した章(11China) で 30 ページ以上が割かれています。日本のインターネットテクノロジーの弱さ が見て取れて、とっても悲しいことです。(編集人)