全国一の宮 第1回 「出雲国一の宮 熊野大社」 (2013年 秋)

2015年5月1日

 

(写真・文、 光岡主席研究員)


 「熊野大社」は、「出雲大社」と並んで出雲国の「一の宮」で、紀州の熊野神社はここから勧請されたという説があります、出雲神話でも「木の国」(紀の国)は出雲と関係深く、大国主大神も「紀の国」へ逃げてきたことがあります。 大和朝廷の統一以前、出雲王国は山陰・山陽・四国・近畿・北陸・信越を領域としていたからです。

 祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)夫妻と母「伊邪那美命(イザナミノミコト)と「一の宮」らしい格調の高さです。  きりっと空気が改まる感じのある風格と、でもやすらぎを感じさせる古社です。魅了されました。


出雲一宮・熊野大社



熊野大社拝殿



亀太夫神事


 熊野大社は火の発祥の神社でもあり、右の写真「鑚火殿(さんかでん)」には発火に必要な燧(ひきり)の杵と臼が納められています。  
 毎年10月には出雲大社宮司家(出雲国造家)は新嘗祭で供える料理のための火をもらいに1mもある大きな神餅を熊野大社に奉納しますが、その際熊野大社神職はこれにケチをつけ出雲国造家はひたすら頭を下げやっと「燧の杵と臼」を借りるという「亀太夫神事」があるそうです。
 つまり熊野大社は出雲大社より格が高いのです

鑚火殿(さんかでん)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

随神門


熊野大社御本殿(大社造)


出雲の空


    拝殿

舞殿


海外事情

 

6 10 日から 21 日までの 2 週間のオンライン旅行流通に関係する海外主要記 事です。
この号では、「3. OTA エアビーとレートパリティー」に注目したいと思います。 Airbnb がホームシェアに加えてホテルまで販売するとなると、
泊とホテルが 一つのプラットフォーム上で横並びにリストされることになり、タイプの異な る施設同士の価格比較が難しくなって、レートパリティーの維持が困難になる と言っている・・・と理解しました。しかし「(Airbnb では)、ゲストが施設の 真のコストを判断できない不明瞭なプライシングの環境が存在する」とはイマ イチ良く理解できませんでした。Airbnb が最近導入したホストオンリーのコミ ッションモデルであれば、OTA のモデルと近似するのですから、そんなことに はならない、のではないでしょうか?
 

 

Airbnb が上場して・・・顧客獲得コストが上昇・・・ホテルの直販志向を強 くさせることになるが・・・一方でパリティー破りの悪役である格安販売のホテ ルオンリーの業者が増加するデメリットも存在する」とも言っています。しか し、ホテルにとっては、Airbnb のホテル販売開始によってチャネルがそれだけ 増えるので(OTA の中抜きのチャンスが生じるので)良いことである、と考え るのは間違っているのでしょうか?ホテルオンリーのパリティー破りは、 Airbnb とは関係のない別の次元の話では。「Airbnb のコミッションが、将来値 上げされる可能性もある」と言っていますが、EXPEBKNG との対抗上、こ の大手 OTA2社を上回ることにはならないのではないでしょうか。Airbnb の 多角化戦略は、「焦点が合っておらず・・・会社(Airbnb)は衰退する可能性が ある」とも言っていますが、ホームシェアからホテル販売を開始して、OTAHotelTonight を買収し、OYO に投資し、そしてタビナカの Experiences プロダ クトを開発して EXPEBKNG に競争を挑むのは、まさに Airbnb総合旅行 会社になるという大いなる経営ビジョンであると考えるべきだと思います。 この記事の著者(OTA Insight, Chief Commercial Officer)は、Airbnb に対して かなり否定的であるようです。中小の独立ホテルにとっては、そもそもパリティ ーに縛られたくない筈ですから、Airbnb がパリティー維持を困難にしてくれる というのであれば、これは歓迎すべきことではないのでしょうか。最後に「ホテ ルは、ますます複雑化する流通を制御することができない。ゲストが他では取得 できない並外れたエクスペリエンスを提供することに最善を尽くし続ける必要 がある」については全く同感です。 

 

恒例のメアリー・ミーカーの「インターネット・トレンド 2019」が発表されま した。「12. メアリー・ミーカー、インターネット・トレンド発表」
この 333 枚のスライドでは、日本の企業は Sumitomo MitsuiLINEMIXI の たったの3社が言及されているに過ぎません。中国は独立した章(11China) で 30 ページ以上が割かれています。日本のインターネットテクノロジーの弱さ が見て取れて、とっても悲しいことです。(編集人)