全国一の宮 第1回 「出雲国一の宮 熊野大社」 (2013年 秋)

2015年5月1日

 

(写真・文、 光岡主席研究員)


 「熊野大社」は、「出雲大社」と並んで出雲国の「一の宮」で、紀州の熊野神社はここから勧請されたという説があります、出雲神話でも「木の国」(紀の国)は出雲と関係深く、大国主大神も「紀の国」へ逃げてきたことがあります。 大和朝廷の統一以前、出雲王国は山陰・山陽・四国・近畿・北陸・信越を領域としていたからです。

 祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)夫妻と母「伊邪那美命(イザナミノミコト)と「一の宮」らしい格調の高さです。  きりっと空気が改まる感じのある風格と、でもやすらぎを感じさせる古社です。魅了されました。


出雲一宮・熊野大社



熊野大社拝殿



亀太夫神事


 熊野大社は火の発祥の神社でもあり、右の写真「鑚火殿(さんかでん)」には発火に必要な燧(ひきり)の杵と臼が納められています。  
 毎年10月には出雲大社宮司家(出雲国造家)は新嘗祭で供える料理のための火をもらいに1mもある大きな神餅を熊野大社に奉納しますが、その際熊野大社神職はこれにケチをつけ出雲国造家はひたすら頭を下げやっと「燧の杵と臼」を借りるという「亀太夫神事」があるそうです。
 つまり熊野大社は出雲大社より格が高いのです

鑚火殿(さんかでん)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

随神門


熊野大社御本殿(大社造)


出雲の空


    拝殿

舞殿


海外事情

 

5. (TJ) オヨ、15億ドル追加調達」と「14. スタートアップに200億ドル注入」の2つの記事から、今までOYOは累計で20億ドルほどの資金を調達し、その規模は過去10年間の世界の旅行領域スタートアップ総投資額200億ドル(約22兆円)のほとんど10%を構成していることが分かる。この多額の資金調達を支えている主要投資家には、ソフトバンクのビジョンファンドが含まれる。ソフトバンクは、最近、上場延期を余儀無くされた米WeWorkに(支援策として)50億ドルを出資することを決定した。(ビジョンファンドは、すでに累計100億ドル=約1.1兆円)をWeWorkに投資している。)出資しているUberの株価も上場時より25%も下がっている。まさかOYOWeWorkの二の舞なんてことには・・・? ビジョンファンドの主要投資先には、旅行関連では、OYO, Uberに加えライドシェアのGrab(シンガポール)と滴滴出行(中国)がある。

 

 

 

15. トーマスクックと中小旅行会社」と「16. トーマスクック倒産の教訓:流通ミックス重要」は、トーマスクック(TCG)の倒産原因が、アイデンティティー(企業の独自性)・リダーシップチーム・市場のトレンド・テクノロジー戦略、の5つに重大な問題(瑕疵)が存在したためだと解説している。そして、近代のトラベルテックが進化した市場では、API、オープンシステム、提携(後述再掲)の方法によって、中小旅行会社と雖もTCGと変わらない在庫にアクセスすることが可能であると説いている。むしろ中小旅行会社の方が、小回りがきいて、経営環境の変化に迅速に対応し、社内のコミュニケーションにも優れていると書いている。また、大手ツアオペに送客をべったり依存するのではなくて、複数のデジタルチャネルを利用するチャネル管理が極めて重要だと教えている。

 

 

 

10. テクノロジー・コンバージェンス」は、スタンドアローンの複数のシステムを繋げば(コンバージェンス/融合すれば)、より優れたアウトプットが生まれると言っている。恥ずかしながら、この言葉を初めて聞く者には即ピンと来ないが、その一例として記されている、Disney+ABS+Pixar+MarvelViacom+Paramount Studio+CBSM&Aによる企業の混ぜ合わせを見ると少しは理解が進む。要すれば何から何までの自前主義は(あるいは個別システムの独立させたままの寄せ集めでは)もはや通用しないので、これからはテクノロジー・コンバージェンスをよく理解して、自分に相応しいパートナーとの提携戦略(あるいは個別システムの繋ぎ合わせ)が必要だと言っていると解釈した。DisneyViacomの場合はM&Aによりそれを実現している訳であるが、M&Aだって提携の究極的な形である。トラベル・エコシステムの発展も、ここ辺りにそのレゾンデートルがあるのかもしれない。観光MaaSだって企業間提携をベースにしている。そう言えば、TCG倒産ニュースでも提携について触れている。また「1. (TJ)ブッキング、航空便予約開始」で、Booking Holdings CEOConnected Tripと言っている。コンバージェンス、コネクテッド、融合、繋ぐが重要なキーワードとなりつつあるようだ。インターネット社会のIoTが進んでいる訳だ。(編集人)