CAPA分析:NEW HEADLINES  8月-2021年

CAPAアナリストによる アジア・太平洋の航空業界のトピックスは

今・そしてこれからの展望を紐解く大変興味深く、そして貴重なレポートです。

 

毎週幾つかのレポートをピックアップし、その序章をご紹介致します。 

 

8月1日掲載

航空旅行:ワクチン接種と信頼が回復への鍵

29-Jul-2021

パンデミックからの回復に於いては、取リ分け、信頼が全てである。信頼が回復して居るところ、航空旅行の予約も同様であり、その様な信頼感は、a)有効なワクチン接種が展開されて居る所、b)旅行への制限が低い(事が予知可能な)所、という組合せが有る地域に、強く関連して居る。

米国の国内線市場は、その様な地域の一つである。米国の航空旅客の数は、先月、重要な1日200万人の大台を超え、2021年5月以来、ずっと強い勢いを保ち、現在は2019年水準の20%減である。

然し、上向き傾向にはあるものの、多くの場合、実収単価は、2019年水準に比べ、可成り低い。2021年9月に、米国の伝統的なビジネス旅行シーズンがやって来れば、主要な指標となるだろう。

 

Air travel: vaccinations and confidence the key to recovery

ユーロウイングズ・ディスカバー:エアラインが成長するためのルフトハンザの最新の代替案

28-Jul-2021

ルフトハンザ・グループの最新のエアラインであるユーロウイングズ・ディスカバーは、2021年7月24日、その初便を運航した。エアバスA330−200はフランクフルトからケニヤのインド洋岸モンバサに短時間の途中経由の後、タンザニアのザンジバルに飛んだ。

同エアラインの名称と機体塗装は、ルフトハンザグループのサブブランド、ユーロウイングズの子会社であることに忠実に従って居る。

然し、ユーロウイングズ・ディスカバーは独自のAOC、そして独自のエアラインコード(4Y)そして、独自のCEO(ウルフガング・レービガー、彼は初便の機長も務めた)。更には、同社はユーロウイングズではなく、ルフトハンザの直接の子会社で、長距離、近・中距離の双方を運航する予定である。

同社は、レジャーエアラインと位置付けられて居るが、フルサービスの仕様を持って居る。フランクフルトを基地として、2020年夏からミュンヘンからの便を追加する。2021年末までには、中距離7路線と、長距離10路線(これらの長距離路線の内、7路線でコンドルと競合する)。同社の保有機計画は、2022年中頃までに、A330を11機、A320を10機である。

ユーロウイングズ・ディスカバーは、ユーロウイングズの撤退した長距離路線網の問題に対処する。同社はまた、ユーロウイングズが効率的に近距離に焦点を絞る助けになるかも知れない。

Eurowings Discover: Lufthansa's newest alternative for airline growth

Premium Analysis

インドのエアライン供給の回復、最近のCOVIDの波の後に

28-Jul-2021

インドの、悪化するCOVID−19の第2の波が収まるに連れ、国内線エアラインの供給は、再度、強力にリバウンドしようとして居る。エアラインは、緩和される旅行と供給の規制が緩和されるのに合わせ、供給を増やして居り、搭乗率も上がって居る。

第2波の感染激増は2021年3月頃、勃発し、急速にインドを危機的な状況に追い込んだ。毎日の感染者数は、2020年中頃に襲った第1波の時より多くなり、実際の合計数はもっと高いだろうと信じられて居るが、公式の死者数は42万人に上った。

第2波は、驚くべきインド国内市場の回復だったものを失速させた。今や、エアライン各社は、素早くその水準に戻ることを見込んで居リ、そしてついには、その先まで進もうとしている。

 

India's airline capacity rebounds after latest COVID wave

欧州航空業界:英国、再開そして供給回復でE Uに遅れをとる

27-Jul-2021

過去5週間、供給席数の2019年水準に対するパーセンテージでのランク付け最下位の地区から6地区中の第3位に上がって来た。これを牽引した鍵は、国際線旅行制限の緩和だった。

欧州の総供給席数は、2021年7月26日の週には2019年水準より36.5%減少して居る。

これは先週の▲37.0と大して変わらないが、欧州は、今週、地区間ランキングで、第4位から第3位に上がった。供給席数が2019年水準対比で48.6%減だった中東は、依然、最下位のままだ。今週(2021年7月26日の週)、アフリカは39.8%減、アジア太平洋は38.7%減、ラテンアメリカは28.7%、そして北米は23.5%だった。

然し、欧州の供給席数と旅行制限緩和の双方での進展は、英国でよりEUでの方が強かった。

彼らのグリーン/アンバー/赤のリストに、より大きな確実性と一貫性を提供することに加え、英国は、感染検査の問題、特に検査の費用負担とワクチン接種の完了した旅客に対して、その必要性を強調する必要があるだろう。

 

European aviation. UK lags EU in opening up and in capacity recovery

Premium Analysis

イスタンブールのサビハ・ギョクチェン空港、依然として新イスタンブールの代替空港

27-Jul-2021

時に、例え第1期工事であっても、新空港の完成と共に、インフラが充分とは言えない、或は、都心からの便が悪い、既存の空港にとっては、問題となるかも知れない。

規模や概念で、単に旧空港の収容能力の限界を改善するためだけで無く、そしてまた、より広範な地域的な優越性で、公然と、湾岸の諸空港に挑んで、また、トルコ航空のより広大な将来を支えるために、建設された、新たなイスタンブール空港と張り合う、新空港プロジェクトは何処を探しても多く無い。

これは、イスタンブールのもう一つの空港サビハ・ギョクチェンにとっては幕引きの様なものだったかも知れないが、過去10年の間に、イスタンブール空港のご慈悲にすがるのでは無く、自ら影響力を持ち、自分の運命は自分で決められる、そんな力強い地位を確立して居る。

 

Istanbul‘s Sabiha Gökçen airport still an alternative to New Istanbul

Premium Analysis

アジア太平洋航空業界:旅行回復の見通しの道程を描く

26-Jul-2021

国際線旅行の回復は、遠い先の問題のままであるけれど、幾つかのアジア太平洋の国々では、見通して、国境の再開へのシナリオを創り出そうとして居る。その様な道程表は、COVID−19パンデミックが最終的に収束した時、国際線市場は如何に這い上がって行くのかについてのエアライン業界の考えを明らかにしてくれる。

豪州、シンガポール、そしてタイは、全て、ワクチン接種率が一定の水準に達し次第、制限を解除するという、彼らの取り組みを明らかにし、タイの例では、最初の段階のアクションは既に取られて居る。これら3カ国は、皆、回復への努力を後ずさりさせた、新たなCOVIDー19感染爆発に見舞われて居るが、新たな常態への動きの青写真を描く事の重要性を認識して居る。

豪州、シンガポールの計画のタイムスケジュールや、必要なワクチン接種率など主要項目の詳細は、未だ設定されて居ない。

然し、この2カ国、そしてタイは、アジア太平洋の重要な航空市場であり、彼らが計画中の動きは、この地区の他の国々に、前例として追従することを促すかも知れない。

Asia-Pacific aviation: countries outline roadmaps for travel return

Premium Analysis

カーボベルデ、サル島ハブの建設をコミット;新空港には言及せず

26-Jul-2021

大西洋、アフリカ西海岸沖にある、カーボベルデ諸島は、明らかに、代替となる高速交通手段が無い事から、外界と繋がって居るためには、効率的な航空便を必要として居る。

そのサービスを提供する、主たるエアラインは、遠く異国に飛んで来る外国人のための国際線の便の提供と同時に、国際的なビジネスや観光を興し、可能だった大西洋の真ん中のハブを提供することを、殆ど余技として担うことを求められて来た。

最近、北大西洋で、正にこれを専門とするエアライン、アイスランドエアがカーボベルデ航空の将来の展開を監督する様、採用されたのだが、政府が少なくとも暫定的に、自らの持株を取り戻そうとして居り、この配慮は、難航して居るようだ。

少なくとも、運輸観光大臣は素早く介入して居る。最近のコンサルタントの報告の裏で、彼は、必要に応じ*PSO路線支援を活用し、これを使って、国際線のハブを増強する跳躍台として、サル島の国内線の航空ハブを改善することを公約して居る。

幾つかの国際線旅行の流れにとって、好位置にあるサル島には、これが可成り実現する可能性があるが、それは多くの以前の政権の意図でもあった(この目的のための新空港の建設も含め)し、何年にも亘る、終わりのない検討だった。今や、行動の時だ。

 

*PSO:Public Service Obligation(公共サービス輸送義務)

 

Cape Verde committed to building Sal hub; no mention of new airport