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CAPA分析 : NEW HEADLINES  6月-2017年

CAPAアナリストによる アジア・太平洋の航空業界のトピックスは

今・そしてこれからの展望を紐解く大変興味深く、そして貴重なレポートです。

 

毎週幾つかのレポートをピックアップし、その序章をご紹介致します。 

 

 英文本文の翻訳を航空、旅行業界の豊富な経験と知識で承ります。 

  

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6月19日掲載

マレーシア航空、提携拡大、コードシェア旅客増強=アマデウスPSSをカットオーバーして

 

16-Jun-2017

 

マレーシア航空は、このナショナルフラッグキャリアーの構造改革を一歩進めるため、新たな予約システムの導入を完了した。アマデウス・アルテア旅客サービスシステムは、マレーシア航空にとって、ワンワールド加盟、非加盟を問わず、コードシェア提携社の取り扱い業務を改善することが出来る。

予約システムを切り替え、エアライン提携の可能性を広げる事は、グループCEOピーター・ベリューの下、マレーシア航空の重要な戦略の一要素である。

 

ベリュー氏は、歴史的なエミレーツ航空との提携を成し遂げ、幾つかは維持するに足る、充分な効果を上げて居ないと言う結論から、コードシェア提携社の総数を減らす事を決断した、前任であるクリストファー・ミュラーとは提携社の取り組みについては異なった手法を採って居る。ベリュー氏は、ミュラー氏が切った、10近くのコードシェア提携社を復活させるなど、提携社の数を増やす事に積極的である。

 

同時に、エミレーツ航空との提携は、当初想定して居たものより、ずっと小規模なものになって居る。エミレーツに深く依存する代わりに、今や、マレーシア航空は、湾岸のエアライン全3社との関係を持つなど、より多様化したポートフォリオを構築する事を選択して居る。

 

Malaysia Airlines to grow partnerships, increase codeshare traffic following cutover to Amadeus PSS

 

 

Premium Analysis

 

エアフランスのささやかな増強は顔色を失う=KLMの低単位コストと高生産性に比べると

15-Jun-2017

 

エアフランスは、相変わらずエアフランス-KLMグループのお荷物のままである。KLMより規模が大きいにもかかわらず、同社は、2004 年のグループ創立以来、毎年、営業利益率は常に低い状況だ。危機的な事に、そして改善して居るにも関わらず、エアフランスは、KLMやその他の同業他社に比べて、未だに低い労働生産性と高い単位コストに悩まされて居る。更に、その利益率は、欧州エアラインとしては、最も低いものの一つだ。

 

エアフランスの成長は、その貧しい財務業績から、制限されて居るのだが、同時にこれが、生き残りを助けて居る。政治的な配慮が、戦略的な展開に影響する様なグループ内にあっても、最大の見返りの見込めるところに資源を注ぎ込むと言う論理が台頭して来た。KLMは、特に過去5年間、エアフランスの伸びを、供給でも、収入でも上回って居る。グループが、相当な労働生産性の改善無くして、エアフランスの成長への見返りを認めると想像することは、ますます難しくなって居る。

 

これらの背景から、パリを本拠地とした、低コスト、高い労働生産性の新規エアラインの計画は、エアフランスにとって、最重要事項である。然し、エアフランス-KLMグループとしては、既に低コスト、高い生産性のエアラインを持って居ることから、所謂「後押し」プロジェクトの望みは限定的なものになるだろう。

 

 

Air France's modest Boost looks pale against KLM's lower unit cost & better productivity

グーグルはエアライン産業には凶、カートローラーは言う=エアラインはデータ技術を大幅に進歩させる要あり


13-Jun-2017


ダブリンを本拠地とし、旅行会社に付加サービス収入に関するIT技術を提供するカー・トローラーのCTOボビー・ヒーリーは、2017511日のCAPAエアラインリーダーサミットに参加したエアライン各社に対し、痛烈な警告を発して居る。「グーグルは、エアライン業界には好ましくない。」予約エンジンソフトウェアを専門とする、発明家であり、起業家であるヒーリー氏は、現在、世界のトップエアライン20社の80%が使って居る、予約システムを開発した人だ。

 

エアライン業界には、これまでは、常に、中間に介在する業者が居たが、インターネットが、消費者とより親しい関係を持つ事を可能にした。然し、現在まで、航空券の販売ルートは細分化され、概して、エアライン独自の直結ルートに対する補完的なものだった。

 

ヒーリー氏の警告は、グーグルが独占的立場を益々活用し、アンドロイドアプリに於いては、検索機能で、ディジタルマーケティングでは、消費者の有名エアラインを求める検索を横取りし、まず、グーグルフライトの商品に向けさせて居る事に基づくものだ。管理当局の取り締まりと言う方法も必要かも知れない。然しまた、ヒーリー氏は、エアラインはグーグルに対し、在庫については自社独自の条件で提供すべきであり、より優れたデジタル商品を持った、技術の会社である様に振る舞うべきであるとも忠告して居る。

 

 

"Google is bad for the airline industry" says CarTrawler. Airlines need vastly better data skills

ニキ航空、もはやTUIフライとは統合せず=エアベルリンのリストラに備えて


13-Jun-2017


2017
68日、TUIグループは、TUIフライと、エアベルリン・グループのオーストリア子会社であるニキ航空を統合して、新たなレジャー航空会社を作る計画について、エティハドとの交渉を打ち切ると発表した。TUIによれば、ニキはもはや「共同事業の相手にはならない。」とのこと。エティハドは、資本投入を望んでいたが、その興味も薄れて来た様で、当事者間で「この共同事業の最終的な形態について、合意に至らなかったため」交渉を終結したと言って居る。新しいレジャー航空会社は、未だ当局の認可待ちの状態だったが、交渉の決裂は驚きだった。

 

TUIは、ライアンエアの様な外国社により、どんどん浸透されて居るドイツの市場の中で、規模に欠けるため、統合合併も含め提携には依然前向きである。ニキの売り上げは、エアベルリンのリストラの中にあって、益々危機的段階になりつつあった。その代わり、大きくなったニキは、エアベルリングループの中で、独立したレジャーブランドとして、運航を続ける予定だ。

 

エアベルリンは、規模や業容を大きくしたニキに、引き続き別の買い手を探す可能性がありそうだが、これは、ネットワークエアラインの中核部分に集中したい同社にとって、余り嬉しくないぶれになる。また、これは、手にする予定で居た売却益を、この万年赤字会社が、取り返してくれなくてはならない事も意味して居る。

 

 

NIKI no longer to merge with TUIfly in a setback for airberlin's restructuring

6月11日掲載

CAPA北アジアのLCCサミット於大阪=この地域の業界のリーダーを惹きつける

 

07-Jun-2017

 

航空界の主要な企業経営者達が、この地域のLCCの行く手に何が待って居るのか討議する為、612日〜14日、大阪に大集合する。

 

LCCの運営モデルは、今やよく理解されて来た様だが、市場環境は、ますます複雑化し、競争が激化しそして互いに絡み合う様相を呈して居る。長距離低コスト、フルサービスエアラインは次々とLCC子会社を創る、そして、その他多くの新たな展開が議題のリストの上段に上がって居る。

現在のところ、95のエアラインを含む、250を超える出席者が登録を終えて居る。

 

 

CAPA’s LCCs in North Asia Summit in Osaka attracts the region's industry leaders

カタール航空、中東での着陸、空域通過制限=世界の航空界により大きな分裂

05-Jun-2017

 

この10年間の殆どの部分、中東の航空界は、市場を混乱に陥れる、外部の出来事に襲われて来た。今度は、内部の論争だ。バーレーン、エジプト、サウジアラビア、そしてUAE4カ国が、政治的な理由から、カタールとの外交関係を断とうして居るのだ。地方便は、キャンセルされ、一方サウジアラビアは、カタール航空の上空通過便に対し、自国の管理空域を閉鎖して居る。

 

サウジアラビアは、シカゴ会議に続いて締結された、乗継条約の締約国では無い。バーレーンとUAEは、締約国であり、カタールにとっては、遥かに相応しい空域を持って居る。オープンスカイを追求するUAEにとって、乗継条約のしがらみを放棄する事は、大きな誘惑であるが、この事件が、極めて注目される中、不確かさの懸念が広がって居る。飛行禁止は、他のエアラインを、皆合わせたよりも多くの便を運航して居るカタール航空に、より大きな衝撃となって居る。地方便も影響を受けて居るが、サウジアラビアとUAEを、超乗継路線網を支える大きな市場として依存して居るカタール航空の国際線網にもそうだ。

 

より意味深いのは、一般大衆の航空界への信頼は、大きな一撃を喰らい、長い目で見て、航空界にとっては、この出来事から勝者は生まれ無いだろう。

 

 

Qatar Airways Middle East landing & airspace restrictions; wider ramifications for global aviation

エアラインの所有と統制の規定=不適切であり、同時に強靭である

05-Jun-2017

 

エアライン業界では、外国人による所有と統制についての規制が古色蒼然として居り、大幅に自由化されるか、撤廃されるべきであると言う共通認識がどんどん広がって居る。然し、2017511日、ダブリンで開催されたCAPAエアライン指導者サミットの参加者たちの殆どは、この規定は近い将来に撤廃されることを予想して居ない。

 

規制の廃止により、かなりの国境を越えた統合合併や、世地球規模の買収が可能になり、エアライン業界 の経済活動に大きな恩恵を齎すだろう。

この分野でも、いくつかの変化が起こり、政府の規制緩和や規則の廃止で、有意義な例がいくつか生まれて居る。

 

にも拘らず、1944年のシカゴ会議に端を発する、この規則は、何十年もの間、悪名高く強靭である。現在のところ、変化の殆どは、エアラインが、所有と統制の規則を巧みに回避する新たな途を見出すために払った努力から生まれて居る。この事は、同時に規則のますます深まる不適切さと、強靭な執拗さを描き出して居る。

 

 

Airline ownership and control rules: at once both irrelevant and enduring

長距離狭胴機の運航時代が来る=路線と路線網に重要な意味合いを持って

 

05-Jun-2017

 

エアバスとボーイングによる新世代の航空機の仕様が現実のものにししつつあるが、つい最近まで、狭胴機による長距離、低コストエアラインと言う概念は単なる興味をそそる考えに過ぎなかった。

 

ライアンエアは、4年間、大西洋横断の低コスト便と言う考えを、断続的に、弄んで来たが、これらの野望を具体化出来なかった;一方で、北大西洋で、プレミアム市場のみを追いかけて来たエアライン各社は、それが、長続きしない事が分かって来た。

 

然し、北大西洋路線の供給席数の80%以上を占める、3大グローバルネットワークアライアンスが創りだした共同事業によって、現状維持が続いて居る。

 

 

Long haul narrowbody operations are coming – with important implications for route networks

 

中国のエラアイン、ラテンアメリカに於ける存在感を拡大=中国東方航空、メキシコシティを検討

04-Jun-2017

 

中国のエアラインは、エアライン各社から地球規模の存在感を望む政府の指示に従い、焦点をラテンアメリカに向けて居る。中国国際航空はサンパウロとハバナ(中国はラテンアメリカの一部と考える)に飛んで居り、」20174月に中国南方航空がバンクーバーからのタグ路線としてメキシコ線を開設して居る。

 

HNAは間もなく、グループの北京首都エアラインによって開設しようとして居る、北京=リスボン線からの送客が可能な、ブラジルのアズールとポルトガルのTAPを部分所有して居る。

 

中国東方はラテンアメリカにはこれまでコードシェアに依存して来たが、これからは、この地域に自社機を飛ばす事を考えて居る。同社は上海=メキシコシティ線直航便、更にその先に以南の南米線をタグ路線として検討して居る模様だ。また中国東方はこの路線運営に関しそしてメキシコシティの発着枠を獲得するためにもアエロメヒコと提携する事も考えられる。

 

この展開を導いて居るのは、アエロメヒコと中国東方の両方に投資して居る、デルタ航空である。

 

 

China's airlines' growing presence in Latin America: China Eastern considers Mexico City

有名グローバルアライアンスは死んで居ない=まだ

04-Jun-2017

 

グローバルアライアンス(世界航空連合)の死刑執行令状は、毎日の様に発行されて居る。メンバー間の些細ないさかいだったり、ある加盟社がアライアンス外のメンバーと提携したりすれば直ぐに、崩壊、解散、消滅の予想とともにグローバルアライアンス全体の価値に疑問が呈される。

 

然し、現実には、その消滅はずっと誇張されて報道されて居て、グローバルアライアンスは忙しく、日々新たな生活を営んで居る。

 

このレポートは、3つのグローバルアライアンスの戦略の進化と、最近の経営の変化について検証する。アライアンスは、介助と支援のための3本の柱をその使命として居る。即ち、共同事業、アンバンドリング、そして特にLCC/ハイブリッドの領域で如何にメンバーを増やすかである。

低コストのアライアンスも、暫時、検討されて居る。

 

グローバルアライアンスにとって、加盟エアラインとその旅客を組織化し、支援するチャンスは、ある意味でかつて無いほど大きくなって居る。然し、一部のエアラインに忠実であることは他のメンバーを排除する事を必要とする。これは、犠牲者を生み出す事になる。結果としての変化はアライアンスのメンバーを巡る、ミュージカルチェア(椅子取りゲーム)になって行く可能性がある。

 

 

Branded global alliances aren’t dead – yet

6月4日掲載

ラテンアメリカのエアラインCEO達が討論 第1部=市場、自由化、課題とビジネスチャンス

04-Jun-2017

2(後半)はこちらcentreforaviation.com/IATA6

 

ラテンアメリカの航空業界の見通しは、数年間の困難な時代から、好転し始めて居る。成長への長期展望は、経済が回復し、中流階級が拡大、新しいLCCが生まれるなどから、依然、明るさを保って居る。つい先ごろのアルゼンチンの変化に次いで、この地域の市場の殆どは、自由化され、今や、開放されて居る。

 

然し、インフラの障害と、国際線旅行に対する高い課税など、管理当局の問題については、未だ乗り越えなければならない。

 

ラテンアメリカは、アエロメヒコ、アビアンカ、コパ、そしてLATAMと言う4つのフルサービス・エアライングループが支配する市場である。これら、4つのグループは、ラテンアメリカの総供給席数(外国社の供給も含め)40%近くを占め、総供給のほぼ50%はラテンアメリカのエアラインによるものだ。

 

この地域の主たる2つの国内線市場、ブラジルとメキシコで、過去10年間に、小さなLCCの一群が、かなりの存在感を示して来た。LCCは、今や、次第に方々から他の市場に参入し始めて居る。昨年度は、3つのLCCが開業し(コロンビア、コスタリカ、そしてペルー)、ラテンアメリカのLCCの数を初めて10の大台に乗せた。来年には、アルゼンチン、チリそしてウルグアイなどで、更なるLCC立ち上げの計画がある。

 

 

Latin America’s airline CEOs discuss the market, liberalisation, challenges & opportunities. Part 1

Premium Analysis

ライアンエア、保有機計画が対応できる以上に大きな拡大の好機=利益が新記録を達成して

 

01-Jun-2017
ライアンエアは、全欧州の180の空港との交渉に基づいて考えると、2018/2019年には、現行の機材保有計画では、対応できないほどの拡大の好機があると分かった。

 

この結果、同社は、ボーイングに対し、向こう2年間に受領する機材を追加する商談をして居り、また、10機のリースの延長を検討中である。同社はまた、ポーランドに新たなチャーター会社を立ち上げる予定だ。2017年度に、旅客数を13%伸ばし、12,000万人とした後、今年2018年度の計画は、総計を13,000万人、伸び率は8%に抑える。この目標は、現在、引き上げる可能性がある。

 

2017年度、ライアンエアは、平均運賃が13%落ちたにも関わらず、純利益を、6%増の史上最高、13億ユーロに増やした。同社の営業利益率は、欧州のエアラインの中でも最高の部類に入る。二桁の旅客数増率は、低運賃と、同社の「常により良く」プログラムの結果としての顧客サービス改善に刺激されたものである。

 

このプログラムを実行した3年間で、ライアンエアは、旅客数で3,800万人、搭乗率で12ポイント、純利益で79,300万ユーロ(152%の増)を積み増し、一方で、燃油を除くコストを旅客1人当たり、8%削減して居る。今や再びライアンエアは、極めて儲かる、現金製造機なのである。

 

 

Ryanair sees more growth opportunities than fleet plan can accommodate as profit hits new high

Premium Analysis

 

アジアの航空会社、米国のラップトップ禁止を懸念=毎日179便、53,000人の旅客に影響か
01-Jun-2017

 

米国行きの便に対する、大型の電子機器の持ち込み禁止については、アジアも含めた世界の他地区への拡大の可能性について、依然として不確かな状況が続いて居る。確かなことは何かと言えば、如何なる場合も、最近、欧州と米国間の対話の中で議論があったが、米国は将来の拡大の可能性を否定しないのである。その理論は他国もこれに追従すべきだと言うものだ。

 

アジアから米国への太平洋横断市場は、第1次の禁止令が、主として中東の10空港から米国へ、毎日48便、16,683席に課せられて居るよりも多く、毎日凡そ179便が、51,351席を供給して居る。アジア=米国間市場は欧州=米国間市場より規模が小さいが、各便の飛行時間はかなり上回って居る。

 

ユナイテッド、デルタ、大韓、そしてエバーエアがアジア=米国間の最大のエアラインだが、ユナイテッド、大韓、ANA、そしてJALが、より大きな電子機器への需要が考えられる、最大のビジネスとファーストクラスの客室を持つエアラインで、信頼できないとなれば、需要が先細りになる事もあり得るのだ。どの雲にも銀の裏地がついて居る(どんな逆境にも希望の光がさす)もので、この禁止令の拡大は、米国=アジア/欧州間の第6の自由需要(殆どがエコノミークラスだが)の摘み取りを増やして居るエアカナダには恩恵になるかも知れない。

 

 

Asian airlines worry about US laptop ban: 179 daily flights and 53,000 passengers could be impacted

ウイズエア:中央・東部欧州で最大のエアライン、13年目を迎える=利益率が下降、幸先が良く無い
30-May-2017


ウイズエアは、2017519日、13回目の誕生日を祝った。同社は過去10年間のASKの年平均成長率24%、旅客数では23%を記録し、中央及び東部欧州(ロシアとトルコを除く)で最大のエアラインとなって居る。

 

2017年夏季、そして20183月までの会計年度全体でもウイズエアは成長率を加速させて居る。同社は今夏、26の新路線と117の新地点を開設する。20176月には、西欧で初の航空機基地をロンドン/ルートンに開く予定である。

 

この印象的な成長とともに、ウイズエアは健全な収益性についても記録を創って居る。寄せ集めでスタートを切ってから、同社は今では、営業利益率で言うと、3年連続でライアンエアに次いで欧州で最も収益を上げるエアラインになって居る。

 

13回目の誕生日の直後、ウイズエアは2017年度の業績を発表したが、それによれば、同社は、単位収入が単位コストの下降より大きく下落したことから、この5年間で初めて営業利益率が僅かに下がった(依然として健全だが)事が判明した。同社には祝うべきことがいくつもあるのだが、迷信を信ずる向きは、この誕生日が矢張り縁起の悪い13だったとならぬことを祈って居る。

 

 

Wizz Air: Central/Eastern Europe's largest airline turns 13; profit margin dip not auspicious

Premium Analysis

日本航空、成長を再開へ:着実な拡大が加速する可能性あり=労務問題がクリア出来れば


30-May-2017


JAL
は、過去をかなぐり捨て、拡大の新局面に乗り出そうと試みて居る。

 

嘗て、最強を誇り、そして今や謙虚なエアラインは、201741日の規制解除以来、初となる事業計画を発表した。政府の課した規制は、JALが破産更生手続きを通じて受けて来た、米国では正式に必要とされるが、日本ではそうでない、公平でない優遇策について、ライバルのANAとの競争環境を平等にする様に計画されたものだ。

 

JALの歴史と拡大への復帰は、「挑戦、そして成長へ」と題された中期事業計画に要約されて居る。JALは、20213月までに、国際線で2016年対比23%の成長を計画して居る。国際線機材は85機から92機に増えるが、国内線機材は141機から139機へ、僅かに減小する。

保有機全体では226機から231機へと拡大する、一方、非航空事業の方はより早く収入を伸ばすとして居る。

 

詳細については、他にもいくつかあって、間もなくメルボルンとコナへの新路線開設の発表があるが、もしパイロットの労働組合と、長引く経営破綻問題で合意に達する事が出来れば、JALの成長は、ずっと早く実現する可能性がある。JALは目覚ましい黒字転換を成し遂げて居るが、抜け出そうと試みている課題は、未だに事業に影響を与えて居るのだ。

 

 

Japan Airlines returns to growth: steady expansion could be accelerated if labour hurdles cleared

Premium Analysis


アシアナ航空、A350初号機を受領:遂に、待望の広胴機=然し、企業提携拡大が必要


30-May-2017


アシアナ航空が、最初のA350を受領したことは余り評価されて居ないかも知れないが、にも関わらず、画期的なことだった。同社は、躍進するアジアの航空市場の中で拡大するには、ずっと資本が不足だった。アシアナは、常に韓国第2位のエアラインであり、大韓航空にとって、強力な挑戦者では無かった。近年では、国際線の競合他社に比べ、更にそのペースを落として居る。

 

アシアナは、A350-90012機、A350-100010(エアバス社は製造する積りの無い3機の-800と共に)発注して居る。アシアナは、多くの古い機材を更新する必要があるけれど、事業拡大の為に割り当てられたA350でさえ、それが、少な過ぎないか、遅過ぎないかを証明せねばならない。

国内と、近距離国際線市場もアシアナにとって、大きな挑戦でもあるが、長距離の領域では、アシアナは、共同事業へと進化する、より強力な、提携相手を見出す必要がある。理論上は候補である、ルフトハンザとユナイテッドは、彼らが競争相手と一緒に事業を展開して来たと言う理由から、と言うことも一部あるが、アシアナが余りにも狭量な文化を持って居ることから、同社との関係は疎遠である。

 

世界に版図を広げる為には、アシアナは、まず自らを変革する必要がある。

 

Asiana Airlines receives its first A350: widebody aircraft at long last, but partnerships must grow

 

 

Premium Analysis

シアトル/タコマ国際空港、単なる北西部の前哨基地を遥かに超えた存在=米国航空界にとっては


29-May-2017


シアトル地区には、マイクロソフト、ボーイング、そしてスターバックスが中でも最も有名だが、国際的な企業がある事でよく知られて居る。この地区の主たる空港は地元の経済力の強さの恩恵を受け、発展する貨物需要に支えられた強力な旅客需要から全米で最も成長速度の速い空港の一つになって居る。その需要構成は他の空港の垂涎の的であるが、弱点もあり、エアラインがつかみ取れるビジネスチャンスもある。

 

このレポートは、空港の将来の成長の傾向、地元空港の統計、他の空港にどの様に対抗して来たかを各種指標から、各種建設活動と所有の問題などを取り上げる。

 

 

Seattle-Tacoma International Airport - much more than a northwest outpost for US aviation

ライアンエア、ネットワークエアラインになる為の次の一歩=エアヨーロッパ、長距離フィードとローマでの乗り継ぎ

 

29-May-2017

 

2017523日、ライアンエアとエアヨーロッパは、ライアンエアの顧客がライアンのウエッブ上でエアヨーロッパの長距離便を予約出来るようにする新たな業務提携を発表した。この合意は続いてライアンエアの顧客が、マドリードから、米州にある20地点に向かうエアヨーロッパの長距離乗継便を予約出来る様になる第2ステージへの道を拓く事になる。

 

ライアンエアは、ずっと長いこと、他の長距離路線提携の候補となるエアラインとインターライニング契約で、長距離便による送客を交渉して来た。エアリンガス、ノーウエジアンとのこれらの路線の交渉は、まだ続いて居るが、エアヨーロッパとの合意は、ライアンエアの、常に進化するビジネスモデルにとって新たな局面となり得るものに関する、実務的な経験を体得する好機を与えてくれるだろう。

今回の発表は、ライアンエアがローマ/フイミチノ空港への乗継予約のサービスを開始して、わずか1週間後の事であった。ライアンエアは、他のエアラインや、自社の便に乗継をする、初めての欧州のLCCと言う訳では無い。然し、旅客数で欧州最大のエアライングループは、一方で、超低コストを維持しつつ、これらの新サービスを提供する、唯一のエアラインではある。

 

 

Ryanair's next step to becoming a network airline: Air Europa long haul feed & Rome transfer product

Premium Analysis

 

シンガポール航空 第3部:豪州、再度焦点に=2017/18年度に拡大を再開して


29-May-2017

シンガポール航空(SIA)は、全体の供給拡大を再開するにあたり、今年度内に、豪州で、もう一回り拡大する事を検討して居る。SIAの豪州での国際線供給席数の占有率は、20178月に8%に達し、現在豪州で最大の外国エアラインであるエミレーツに並ぶ。

 

SIAの総供給席数は、過去4年間連続で減少して居り、旅客数は比較的に変動が無い。然し、SIAは豪州で拡大を続け、旅客数を過去4年間で13%伸ばして居る。

 

SIA20177月から、メルボルンへの週間便数をもう3便増やし、20178月からは一定期間ブリスベーンにも週間4便を追加する事によって、豪州市場への史上最高の供給席数となる。その豪州向けの供給席数は20178月に、20168月対比で20%近く上昇して居り、また影響としては、20169月にキャンベラへの便を開設した事も含まれる。

 

 

Singapore Airlines Part 3: Australia once again the focus as expansion resumes in fiscal 2017/18

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