CAPA分析 特別号③:中国発旅行者、2014年に1億人を超える =まず北東アジアのエアラインに恩恵

 

当分析は、CAPAが716日に発表した

 

Outbound Chinese tourists to surpass 100 million in 2014. Northeast Asian airlines first to benefit

 

を、JAMRが和訳したものです。

 

 

 

 

中国発旅行者、2014年に1億人を超える=まず北東アジアのエアラインに恩恵

16-Jul-2014 12:35 PM

 

中国旅行者数は2014年に、ドイツの人口をいて、日本の人口に迫る、1人を超えそうである。しかし、それでも一年に一回外国旅行をしたのは、中国の人口の10%以下ということになる。また重要なのは、成率がとても高いことだ。

 

これらは、明らかに、エアラインにとって、特に殆どの中国人の外国旅行の目的地である、北アジアのエアラインにとっては、市場を変革する様なチャンスである。しかし、短期的には、中国人旅行者の海外目的地の好みが変動するので、各国にとって、このチャンスは中々複雑である。

 

この2回シリーズのレポートの第1回では、ほぼ堅調に伸びている、中国人の北東アジア旅行の需要について見てみたい。日本は、2012年後半から2013年前半にかけて、政治的な緊張から、中国人訪日客数が劇的に落ちるという試練に見舞われた。日本はその後、元に戻っている。韓国は恩恵に預かっており、この勢いは今も続いていて、2014年の最初の5か月間に中国人訪問客の数は対前年57%の増となっている。

 

中国の旅行界レポート第2回では、観光の指標が最近弱まって居る、東南アジアに目を向ける。

 

 

 ー これ以降の全文はPDFからご覧くださいー

 

 

 

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海外事情

海外事情12月9日号 

 

 

2つのIATA NDC標準に関する記事「3.(TJ) NDC進展も課題山積み」、「16. 航空会社の3つのテクノロジートレンド」が有った。3.(TJ) の記事は、NDCは安定的に進展しているものの、乗り越えなければならないハードルがまだまだ存在すると述べている。その反対に16.の記事は、開発進展状況は計画通り順調だと述べている。後者は、IATAが主催した航空会社リテーリングシンポジウムに関する記事のため、多分にIATA寄りになっていると思われる。4.がより正確に実態を表しているのだろう。「技術的な問題よりも“人と金と政治”(people, money, politics)の問題が進展を阻んでいる」と言っている。NDC APIで接続して流通経費をできるだけ削減したい航空会社と、反対していたNDC に今では積極的に対応して、新たに登場したアグレゲータとの競争に勝利するためと、航空会社に“中抜き”させないための両方で頑張っているGDSとの、これからのせめぎわいが激しくなるだろう。

 

 

 

グロバールOTAの第3四半期決算で、EXPE22%大幅減益となった「9. エクスペディア 3Q 減益」。その反対にBKNG10%増益した「15. ブッキング3Q、増収増益達成」。どちらもnet incomeベースだ。EXPEの減益は、GoogleSEOに関するアルゴリズム変更が影響しているという。BKNGは、このチャネル規模がそんなに大きくなく影響が軽微であったという。TRIP3Qも減収減益となった「12. トリアド、トリップ・コムと中国合弁設立」。TripAdvisorブランドホテル収入が、Google自身のホテルプロダクト検索増加が原因で14%減少したのだ。Googleの旅行領域参入がますます本格化しているようだ。

 

117日、3社の株価は、EXPE27%BKNG8%TRIP22%、と値を下げた。市場は、オンライン旅行市場におけるOTAの今後の競争力維持を懸念しているのだろうか。OTAは、サプライヤー直販拡大はもとより、Airbnbなどの新たな販売モデルの台頭やGoogleなどのグローバルプラットフォーマーとの競争激化に直面している。(編集人)

 

 

 

今週号では、「7. アゴダの多角化戦略」、「8. ブッキング、民泊の新戦略」、「13.ブッキング、法人旅行テックプロバイダー買収」、「15. ブッキング、配車アプリのグラブと提携促進」と、BKNGの関連ニュースが4つもあった。BKNGの「Connected Travel」戦略の遂行が進んでいる。BKNGの場合は、Internet of Things (IoT)が、Internet of Travel (IoT)と読み替えているように感じられる? 

 

それよりも、3つの記事が印象深い。「10. 本当のディスラプション」、「22. ソーシャルメディアと旅行」、「24. 東南アジア市場の2つの問題、OYOとインスタ」の3つだ。

 

10. 本当のディスラプション」では、ディスラプティブのプロダクトは、必ずしも既存企業よりも良いわけではなく、今まで既存企業が不経済なために手を出さなかったサービスのニーズに取り組んだか、以前は特定できなかったニーズのいずれかであると説いている。そして、ディスラプティブを起こしているのは、テクノロジーでなくて、創造性を発揮したクリエイティブなモデルであることを再確認させてくれた。

 

22. ソーシャルメディアと旅行」は、旅行とソーシャルメディアの相性が抜群に良く、旅行業界がソーシャルメディアを誰よりもうまく使っていると言っている。ソーシャルメディは、人と人の繋がりをインターネットで補完するコミュニーケーションサービスなのだから、顧客とのエンゲージメントに優れているのは当たり前だ。これを上手に使っていないとすれば問題だ。

24. 東南アジアの2つの問題、OYOとインスタ」は、この地区における観光公害の実態を報告している。オンライン旅行ガイドTravelfishStuart McDonaldが、過去15年間で悪化している観光公害の実態を、歯に衣着せずのタッチで断罪している。(編集人)