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CAPA分析 : NEW HEADLINES  2月-2017年

CAPAアナリストによる アジア・太平洋の航空業界のトピックスは

今・そしてこれからの展望を紐解く大変興味深く、そして貴重なレポートです。

 

毎週幾つかのレポートをピックアップし、その序章をご紹介致します。 

 

 英文本文の翻訳を航空、旅行業界の豊富な経験と知識で承ります。 

  

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2月27日掲載

2017年第1四半期、世界の空港建設レビュー=ラテン・アメリカとアフリカを焦点に

24-Feb-2017

 

毎年恒例の空港建設概観レポート、2017年版は、世界の活動全体に貢献して居るのに、しばしば見落とされる2つの地域、ラテンアメリカとアフリカに焦点を当てる。その一つ、アフリカは新空港建設では、容易では無い資金調達が叶う限り、驚くほど強力である。

 

空港プロジェクトに対する投資は、判明して居るだけでも、アジア太平洋を筆頭に伸び続けて居り、1兆米ドルの大台近くまで上昇して居る。


然しながら、ある地域では、多くのプロジェクトがあるが投資額は少ない、またその逆など、例外もある。今回のレポートでは各地域の最大のプロジェクトの内訳を示す一方、これらの例外についても説明を試みる。

 

Global airport construction review 1Q2017 – focus on Latin America and Africa

カティクラン空港:供給量倍増=エアアジア、セブパシフィックそしてフィリピン航空の拡大で

24-Feb-2017

 

フィリピンのカティクラン空港では、狭胴ジェット機の運航を可能にする滑走路延長完成に伴い、急速に供給が倍増して居る。同空港での供給席数は、1年前の週間18,000席に比べて、40,000席に近づき、来月以降の数か月でそれを超える可能性がある。


カティクラン空港でのジェット機の運用は201611月、フィリピンの監督官庁が滑走路延長使用を認可して開始された。この空港の新たな所有者であるサンミゲルは、2018年前半までに、国際線便を取り扱える新ターミナルの開設も計画して居る。


セブパシフィックとフィリピン航空(PAL)は、人気のリゾート島ボラカイの玄関口であるカティクラン空港での機材を、既にターボプロップからA320に変更して居る。フィリピン・エアアジアは20173月に、マニラ、セブそしてダバオからの便を開設して、カティクラン市場に参入する計画である。エアアジア、セブパシフィックそしてPALは、サンミゲルが創設を検討して居る、カティクランを基地とする新しいエアラインと共に、2018年には同空港からの国際線も開設するかも知れない。

Caticlan Airport: capacity doubles with expansion from AirAsia, Cebu Pacific and Philippine Airlines

「真に素晴らしいエアラインが勢ぞろい」;CAPAエアライン保有機&資金調達サミット=50人を超える経営者が出席

22-Feb-2017

 

CAPAのエアライン保有機&資金調達サミットには、地球上の全ての大陸から「真に素晴らしいエアラインが勢揃い」し、各社の上級財務担当役員が代表として参加する。

 

この催しに初めて参加するのは、エアタヒチ、ユーロアトランティック航空、パキスタン国際航空、サウジア、TAAG、そして新規創業のフライモジョである。

 

彼らに加えて、エアアジア・グループ戦略責任者、アジアエビエションキャピタル社副CEOCFO、アレージアント保有機&企業資金担当副社長、セブパシフィック企業財務&投資家担当役員、中国東方役員兼CEA国際財務リーシングコーポレーション社部長、KLMグループ財務担当役員、マレーシア航空グループCEO、フィンエアCFO、インディゴ航空機調達及び財務担当役員など多くの方々が出席。


エアラインCFO/財務/資金の担当役員がそれぞれの保有機と資金計画について概説する15の単独プレゼンテーション、プラス50を超えるエアライン代表者が、比類のない「CAPA保有機マーケットプレイス」に参加する−CAPAエアライン保有機&資金サミット(32/3日於カペラ・セントーサ)をお見逃しなく。

 

"A truly remarkable lineup of airlines"; over 50 executives at CAPA's Airline Fleet & Finance Summit

エアフランスーKLMグループ、エアフランスを助けるCDGエアラインを夢想=2016年、KLMは再び利益を増やした

21-Feb-2017

 

2016年、エアフランス-KLMの長距離路線網は、グループ全体に比べて、より大きな利益を創り出した。然し、エアフランス−KLMの長距離路線事業からの利益は、特に湾岸を拠点とする超乗継エアラインなど、よりコスト効率の高い競合社からの脅威に晒されて居る。更に、エアフランス−KLMの主要な欧州の競合社であるIAGや、今やルフトハンザは、湾岸エアラインとの営業提携を展開する点でリードして居る。

 

エアフランス−KLM2016年の営業利益率は、世界金融危機の時以来の最高となって居るが、依然、危機前の記録より低く留まり、世界の総利益として、新たに記録的な年になるのがほぼ確実視されて居るエアライン業界の他社に比べるとずっと低い。グループ内では、KLMの利益率が改善し、悪化したエアフランスを再び上回った。

 

「ブースト」と言うプロジェクト名で、2016年に概要が発表された、パリ/CDGを本拠とした、エアフランスの子会社としての、新たな低コストエアラインの計画は、今や長距離路線に加え、中距離も含める予定だ。これは、もし、パイロット組合と開業への合意に達する事が出来れば、同社を継続可能な利益構造の軌道に戻す上で、極めて重要な事だ。それでも尚、同社の目標と、低コストの野心的な計画には限界がある。

 

Air France-KLM Group dreams of CDG airline boosting Air France; KLM again makes more profit in 2016

FOR CAPA MEMBERS

 

ウエストジェット、収入実績に自信=利益率の下落を抑える努力の中で


21-Feb-2017

 

カナダのウエストジェットは、2017年第1四半期に過去8四半期で初めて単位収入がプラスに転じて居て、単位収入の伸びが2017年早々にコストインフレを追い越す事に、かなりのレベルの自信を持って居る。

 

ウエストジェットの投下資本利益率(ROIC)は、過去数カ月に亘り、下がって居り、目標とした13%から16%の範囲を下回って居る。同社は、ROIC実績を改善する為の具体的なスケジュールを示して居ないが、アルバータ州での事業環境が改善して居り目標とした利益率を達成するための、好適なシナリオが描けると考えて居る。

 

2016年遅くに、ウエストジェットのパイロット達が、同社の広胴機運航を認める新たな取引に応じた事から、余り遠くない将来に、同社から航空機の発注があるだろうと言う憶測が膨らんで居る。然しウエストジェットは、2017年に、当期資本支出が92,000万カナダドル(7300万米ドル)に達する可能性があり、投資家達は歴史的なROICを取り戻すための、確実な事態の進展を求めて居る事から、広胴機の評価には慎重な態度で臨んで居る。

 

 

WestJet positive about its revenue performance as it works to shore up falling returns

シンガポール・チャンギ空港:中国人訪問者数が旅客数拡大に拍車をかける

21-Feb-2017


2016年、シンガポールは、中国からの訪問客数の大波に牽引されて、過去4年間で最速の成長を記録した。中国=シンガポール間市場は15%の伸びとなり、一方チャンギ空港の全利用客数は6%の伸びだった。

 

チャンギは2017年下期に開業予定の新たな第4ターミナルの最終準備をして居る所であり、2017年にも同様の成長を経験するものと思われる。中国からのインバウンド需要は、再び、2017年の成長の大きな部分を牽引するだろうが、チャンギはまた、台頭してきたLCCによる乗り継ぎ需要の伸びにも期待を掛けて居る。

 

スクートはシンガポールの最速で成長するエアラインであり、2017年には欧州へと路線網を拡大しようとして居る。チャンギは他のエアラインの新たな欧州路線も惹きつける可能性があるが、アジアの域内の供給拡大が再び成長を最も牽引する事になるだろう。

 

 

Singapore Changi Airport: China visitor numbers reinvigorate passenger growth

FOR CAPA MEMBERS

 

キャセイパシフィック、クライストチャーチへ:議論のあるエアニュージーランドとの共同事業=キャセイがより大きな敏捷性を求める中で

20-Feb-2017

 

キャセイパシフィクは、競争の中で変貌を強いられながら、あらゆる選択肢を検討して居る。最近の例では、新しい同社の路線として開設が発表される予定の、香港からニュージーランド(NZ)の南島にあるクライストチャーチへの路線だ。この便は季節便(NZの夏のみ)と想定されて居て、キャセイにとって、20171月に発表された北半球の夏季のバルセローナ便についで、まだ僅か2本目の長距離季節運航便である。

 

キャセイにとってNZは、路線網の中のほんの小さな要素に過ぎないが、エアNZとの共同事業があるので、最後の大切な足場の一つである。NZ政府は、キャセイとエアNZが、香港とオークランドおよびクライストチャーチを繋ぐために使う様にと認可した路線を使って居ないにも関わらず、不本意ながら認可を延長した。従ってこれは、オークランドが不釣り合いに大きな航空便のメリットを受けて居ると言う主張に基づく、微妙な地元の問題もあるものの、よりNZに有利な方向に、共同事業を拡大したことになる。

 

キャセイの宿敵であるシンガポール航空(SIA)と、エアNZの共同事業では、SIAがクライストチャーチでの存在感を高める結果になって居る。キャセイは、ずっとつましくして居り、NZ政府は共同事業が競争を弱めるとしても、当面、第3の競合社が見込まれないのだから、実害は無いと判断したのだ。

 

然し、今や香港エアラインがオークランドに乗り入れ、事業を拡大して居り、キャセイ=エアNZの共同事業は解消の危機に直面して居る。最終的にはクライストチャーチ路線を約束する事で、キャセイは共同事業を生かして置く意思を表明した模様だ。然しそれでも、NZ政府は、おそらくエアNZ=キャセイの共同事業の認可を撤回する事になるだろう。

 

Cathay Pacific to Christchurch: contentious Air New Zealand JV as Cathay seeks greater "agility"

 

 

2月20日掲載

アラスカエア・グループ:2017年は供給上昇、保有機群に変化=ヴァージン・アメリカとの統合開始で

18-Feb-2017

 

アラスカエア・グループはヴァージン・アメリカの買収を完了し、統合した会社として、業界平均を上回る、2017年の供給指標を公表した。然し、アラスカは統合後の拡大は両社を併せた2016年の成長率より2ポイント低い事を強調して居る。供給拡大の大半は、アラスカ及びヴァージン・アメリカのハブからの路線網を拡充するために使われる、アラスカの18機のエンブラエル175の納入に牽引されたものだ。

 

ヴァージン・アメリカの路線網を追加する事により、アラスカは競争力の盾を作り出そうとして居る模様だ。同社は2017年第1四半期は、ヴァージン・アメリカを吸収することにより、規模が広がり、アラスカに、合併前には無かった戦略的な路線網の多様性を与えてくれることから、競争上の供給拡大の見通しは下方に調整して居る。

 

アラスカとヴァージン・アメリカの統合合併は、まだその揺籃期にあり、保有機群の構成や、ブランドはどうするのかなど、多くの疑問には答えが無いままである。しかし、短期的にはアラスカは、統合された両社にとって長期的な保有機の必要性を適切に決められるまで、ヴァージン・アメリカの発注リストにあるエアバスA321neoの一連の納入の速度を緩めることを狙って居る。

 

 

Alaska Air Group: capacity uptick in 2017 and fleet changes as Virgin America integration starts

CAPAエアライン保有機クイズ:15の難問=CAPAサミット於シンガポール、32/3

16-Feb-2017

 

以下のCAPAクイズで、世界の航空機保有に関する貴方の知識を試して御覧なさい。貴方が
CAPA
保有機データベースにアクセスできれば、こんなものは楽勝!

 

貴方の結果をランク付け:

15問正解/15問中 =抜群!貴方は航空機リースの会社を立ち上げるべきである。

13-14問正解/15=素晴らしい!オフィスで同僚たちは、貴方の名前の前に「ウイキ」を付けて呼ぶべきである。

10-12問正解/15 = 上出来!次回の航空融資の集まりで、一杯おごって貰えるはずである。

9 問以下正解/15 = ブラッシュアップの時です。今すぐCAPA保有機データベース閲覧を申し込むべきである。

こちらからhttp://capaevents.com/AFFS17 for the answers

The CAPA airline fleet quiz: 15 challenging questions. CAPA Summit Singapore 2/3 March

FOR CAPA MEMBERS

中国-米国航空路拡大が鈍化=厦門航空が世界をより小さくする福州-ニューヨーク線を開設する中で

15-Feb-2017

 

2017215日、厦門航空の福州=ニューヨーク/JFK線開設で世界はまたより小さくなる。この路線は超長距離のシンガポール=サンフランシスコやドーハ=オークランドの様に、新聞の大見出しを飾るものではない。然し、ある計算によれば、この2都市を結ぶ事は、太平洋横断路線として、今まで定期便の就航して居ない、最大の市場間に直航便が飛ぶことになる。

 

新規の便は、アジアと北米の間市場に於ける目下のテーマを反映して居る:即ち、中国の副次的な都市からの拡大、より多くの中国エアラインが世界の舞台に勢い良く押し出され、経由便の競合社たちに影響を与えるのである。

 

福州=ニューヨーク線は、競合社たちが、少なくとも当面は、便数の多い優位性で反論するのを助ける様に、当初は週間3便のみの運航になる予定だ。競合各社は、また商品の優位性を主張して居るが、厦門の787-9は中国で5番目の直線通路ビジネスクラスを持つ広胴機である。サービスのソフト面でも追い付いて来て居り、営業政策も同様だ:即ち、厦門の787-9は、ファーストクラスを廃止して居る。このレポートは、中国のがニ国間協定上の供給枠が上限に近づき、成長の勢いが鈍化する中で、中国及びその他のアジアの北米行き路線の拡大について見てみる。

 

 

China-US air growth slows as Xiamen Airlines flies Fuzhou-New York, making the world a smaller place

 

アビアンカ・ホールディングス:ユナイテッド航空との提携とシナジーの資金注入はより多くの疑問を呼ぶ=答えよりも

15-Feb-2017

 

アビアンカ・ホールディングスとユナイテッドは、両社の提携を深化させる事により、ラテンアメリカと米国市場での其々の競争力を強化する為に戦略的な一歩を踏み出した。ユナイテッドは、この地域をカバーする、共同事業提携社を持たない、唯一の米国エアラインであり、アビアンカは、北米での路線網を拡大する為に、ユナイテッドの様な、強力な提携社を必要として居る。

 

アビアンカとユナイテッドが、提携を深化させる目的が、何処にあるのかは依然不明である。2016年中頃から、アビアンカは、戦略的な投資家を探して居て、ユナイテッドに落ち着くまでに、デルタ航空とコパホールディングスから興味ありとの感触を得て居たと報道されて居る。

 

アビアンカがユナイテッドとの戦略的提携を発展させる計画を概説するのと時を同じくして、アビアンカの過半数の株主であるシナジーは同社に2億米ドルの投資をする事を表明したが、これは、シナジーがアビアンカに対して相当の影響力を残す意思がある事を示す可能性がある。

 

 

Avianca Holdings: United Air partnership and Synergy infusion raise more questions than answers

米国3大エアライン、国内線、南米市場の好況を享受=大西洋、太平洋路線が停滞する中で

14-Feb-2017

 

米国の3大グローバルネットワークエアラインである、アメリカン、デルタそしてユナイテッドは、米国政府が数か国への旅行制限を発令する前の20171月始めに行った各社の見通しについて、かなり積極的だった。トランプ大統領の大統領令の効力が長期的にどの様な影響を及ぼすのかは依然として定かでないが、旅客部門の実収単価がゆっくりとした回復を始めたばかりの時に、いくらかの企業渡航の減少の初期の兆候が見えて居る。


これら3大エアラインは、業務渡航運賃を含め、米国市場での価格設定については既に底を打って、コーナーを曲がりつつあると楽観的であった。現在の所では、旅行制限令以前に、この3社にとっては、国内線市場が強力な存在であった事から、これは依然としてあり得べきシナリオである。ラテンアメリカもまた、確かな回復を始め、2016年第4四半期には、アメリカン、デルタそしてユナイテッドの全てが、この地域で旅客実収単価がプラスの結果となって居て、彼らはラテンアメリカの勢いが2017年第1四半期に続くと予測して居る。


大西洋横断と太平洋横断路線市場は、アメリカン、デルタそしてユナイテッドにとって依然として最も難しい地域のままである。大西洋横断では、一向に平常化の兆候が見えない、競争の激しい供給と通貨の変動に悩まされて居る。然し、太平洋横断の方は現行の中国=米国の2国間協定での便数上限がこの時期にやって来るため、2017年下期には改善すると思われる。

 

The US Big 3 airlines enjoy rally in domestic & Latin markets as the Atlantic and Pacific languish

2月12日掲載

Brexitと航空界:依然不透明=英国政府が期限を設け、幅広い原則を定めても

10-Feb-2017

英国がEUを去る国民投票を行って以来7ヶ月以上経った今も、航空界に対する長期的な影響は、依然として定かでない。英国首相のテリーザ・メイは、20173月末と言う彼女の計画した締切日通り、第50条の引き金を引き、20193月までにEUを去ることに対し、議会からお墨付きを貰うのはほぼ間違いあるまい。

 

2017117日、メイ氏は、EUとの離脱の条件に関する交渉に於いて、英国を導く12の原則を表明した。これらの原則は政府の計画する離脱交渉に取り組む姿勢の概要を示した白書の基本をなすものである。これらの他にも、英国はEUの単一市場のメンバーである事を継続する計画は無く、移民の規制を望んで居ると表明して居る。

 

今や、離脱交渉には明確な時間枠が出来、そしてこれらの交渉に於いて英国政府を導く、幅広い枠組みが出来たが、依然として航空界については明確でない。英国が欧州共同航空領域(ECAA)のメンバーとして留まるのには幾つか障害があり、2国間協定の方があり得そうである。英国運輸省長官は、欧州航空市場へのあり得べき最善のアクセス」を求めて居るが、未だにそれがどの様にすれば得られるのかを明言できて居ない。

 

 

Brexit and aviation: still no clarity, even as UK government sets timeframe and broad principles

FOR CAPA MEMBERS

 

大興、北京の第2空港:非生産的な競争の危険性=中国東方航空が最大の勝者

 

10-Feb-2017
中国の航空界で、2016年で最も重要な、そして多分この10年間で最高の管理監督面での進展は、2019年に開港予定の北京の第2空港、北京大興の本拠地エアラインと言う立場を中国東方航空に与えたことだろう。通常、中国の航空界では、驚くと言うことが少ない。即ち、話は漏れないとしても、静かに滴り落ちて来るのだ。然し、中国政府がこの様に中国東方にお墨付きを与える事を予想して居た人は少ない。中国東方は、素晴らしく有利な条件を与えてくれる、北京と上海に二重のハブを持つ中国で唯一のエアラインとなるのだ。

 

エアライン各社に、両空港から発着させるより、中国国際とそのスターアライアンスの提携各社は現行の北京首都空港ハブに残り、かなりの発着枠が増加するメリットを享受する。中国東方と中国南方(やはり大興の本拠地エアラインに指名された)及び、そのスカイチームの提携各社は徐々に新しい北京大興に移行する事になる。

 

然しながら、新たに増える乗入れ権に裏打ちされるだろうと期待されるこの動きは、単に欧州、北米への乗継地点としての地理的優位性を持つ北京ハブを成長させるよりも、むしろ両空港を互いに競争させる事になる危険性を孕んで居る。中国東方は、間接的にだが第2の勝利を手にする:即ち、北京が細分化されると、その比較として中国東方が唯一の大陸間を運航する本拠地エアラインである上海に力を与える事になるのだ。中国政府が、これを一掃する方針転換をする可能性はあるが、それまでは中国東方の享受する有利さは否めない。

 

 

Beijing's second airport at Daxing: risk of unproductive competition, China Eastern the big winner

FOR CAPA MEMBERS

 

 日本航空の米国路線再編、新たな拡大の開始を表す=政府の規制終了の後に

 

8-Feb-2017


JAL
は熱心に、然し礼儀正しく201741日を指折り数えて待って居る。日本の新会計年度の始まりは、JAL2010年の経営破綻からの政府救済の後に布かれた、事業拡大規制の足枷から解放される時なのである。米国のチャプター11による再建では、低コストの基盤で、比較的に早くからの拡大が可能となるが、日本では、ANAに対してJALの大きなコスト改善は、何年にも亘って事業上の商機を完全には実現することを許されないと言う、ペナルティとともに齎されたものなのだ。

 

JALの公式には最初の事業変更は、比較的に小規模な、既に予想されて居たもので、ANAに対抗してニューヨーク線を成田から羽田へ移行することだった。2017年上期に出る予定のJALの新事業計画によって、より大きな変更が予想される。

 

ANAは、JALへの規制を、誰にも邪魔されずに事業を拡大する千載一遇のチャンスとして駆使し、JALとの格差を大きく広げて来た。JALは、その核となる北米=アジア間路線を中心に路線網を拡大すると予想される。JALは北米だけでなく、同時に東アジアとインドでも拡大しようとするだろう。

然し、JALは経営破綻のトラウマから、アジア最初の安定的で景気サイクルに影響されない高利益率エアラインになる事を決意して居り、慎重で、直接的な路線網拡大を目指すだろう。JALは、エアライン他社及び、非エアライン事業への投資も検討する事になるだろう。 

 

Japan Airlines' US changes mark start of new growth after government restrictions end

 

ロイヤルブルネイ航空、2017年の展望:域内での拡大開始=A320neo初号機の受領とともに


8-Feb-2017
ロイヤルブルネイ航空は、2017年遅くに、アジアの中での域内拡大に絞った、新たな成長の段階を始める事を計画して居る。ロイヤルブルネイのASK水準は2011年の始めに比べて、30%は落ちて居るが、新世代の機材A320neoの新たな保有機群の到着で、拡大のチャンスの領域が大きく開け放たれる。

 

このフラッグキャリアは、2017年の第4四半期にA320neoの最初の一群を受領するのに備えるために、これまで、北アジアとインドで幾つかの目的地を検討して来た。ロイヤルブルネイは2018年末までにA320neo7機受領し、そのうち初号機を含めた4機は、拡大のためと決めて居る。ロイヤルブルネイはまた、アジアの域内での更なる拡大に使うと思われる、追加の787-81機、2018年に受領する計画である。

 

然しながら、ロイヤルブルネイは2017年、拡大を再開するに当っては、問題の多い市場の状況を克服しなければならない。競争は、同社が依存する第6の自由市場の殆どで激化して居り、ブルネイの小さな国土を考えると、同社の地元市場での拡大の機会は比較的に限られたものだからだ。

 

Royal Brunei Airlines 2017 outlook: new phase of regional growth begins as first A320neo delivered

FOR CAPA MEMBERS

 

大韓航空の危険な高額債務、信用度向上が必要=デルタの投資が助けに


8-Feb-2017
大韓航空の戦略的な立ち位置は、同社の主要なアジア=北米間路線が、太平洋の両岸の競合社との競争に直面して居るため、慎重なものである。大韓航空子会社の韓進海運の倒産で、資金面への大打撃から、状況はますます悪化して居る。

 

然し、以前にも、大韓航空の債務は1,000%に近づいた事があり、手持ちのキャッシュが収入のたった1ヶ月分になった事がある。市場は大韓航空の流動性の状況を修復する試みに信用を置いて居らず、創業者で、今も経営を担って居る趙ファミリーに付き纏うスキャンダルにも直面して居る。韓国が政治的に、産業的に大きく動揺する中で、財閥コングロマリットはもはや聖域でなくなって居るのだ。

 

デルタ航空は救済に向かうのか?戦略的にも財政的にも大きな打撃を受けて、大韓航空はデルタから長いこと求められて来た提携関係を、数年前、大韓航空がまだ好調で、スカイチームの押し付けがましい従兄弟など必要として居ない様に見えた頃に比べて、今はずっと好意的に見て居る。デルタは大韓航空に資金投入を提案して居るだろう、そして多分資本関係が絡まない提携はしないだろう。

 

 

Korean Air's dangerously high debt requires it to shore up confidence. Delta investment would help

FOR CAPA MEMBERS

 

  豪州-ベトナム間の拡大が加速=ジェットスター航空とベトナム航空が新路線を開設 

 

 

7-Feb-2017
豪州=ベトナム間市場は、向こう数ヶ月の間に、ジェットスター航空がメルボルンとシドニーからホーチミン線を、そしてベトナム航空がシドニー=ハノイ線を追加することから、供給の大波を体験することになるだろう。現在の週間14便に比べて、20176月、豪州からベトナムへは、週間24便、それも全て787で就航することになるだろう。

 

ジェットスター航空は2012年、ダーウイン=ホーチミン線を休止して以来、飛んで居なかった。然しながら、急速に成長するベトナムのLCC、ジェットスター・パシフィックに30%の資本参加をして居る、ジェットスターグループにとって、ベトナムは戦略的に重要な市場である。ベトナム航空は豪州=ベトナム間市場ではジェットスターと競合するけれども、ジェットスター・パシフィックの70%を所有し、カンタスとのコードシェア提携も持って居る。

 

豪州=ベトナム間市場は非常に大きな可能性を秘めた、伸び盛りの市場である。然し、急激な供給の流入は、既に低くなって居る実収単価に圧力をかける事になるのは避けられない。2012年にジェットスターが撤退して以来、大きく改善した豪州=ベトナム間直航便の搭乗率も、圧力を受ける事になるだろう。 

 

Australia-Vietnam growth rate to accelerate: Jetstar Airways and Vietnam Airlines launch new routes 

 

カンタスのアジア再編、北京線とメルボルン東京線再開=嘗て無いアジアでの動き

6-Feb-2017

カンタスはアジアでずっと変身を続けて来た。エミレーツとの提携や欧州への乗継ハブをアジアからドバイに移転した事で、カンタスは欧州への乗継便ではなく、地元市場を支える為にアジアの路線網を再構築する事が必要になって来た。重要な企業契約の中心だった天然資源産業の景気減退に打撃を受け、競争過剰となった国内線市場での広胴機の必要が更に低減したために、広胴機の供給が出来る様になって居る。

 

2017暦年の第1四半期には、エミレーツが原因で行った再構築以前を含め、この10年間のどの時期よりも多くの便をアジアに飛ばす事になるだろう。

 

機材の小型化を反映して供給席数は僅かに減った(A380の代わりにA330を使用)が、カンタスは最早、欧州への乗継先の便を売る必要が無いため、地元市場にとっては、より多くの席を持って居る事になる。カンタスの最も新しいアジア便の追加はメルボルン=東京線の復便(ジェットスターから引き継いだもので、ジェットスターはその代わりにベトナム線を開設)と、バージン・オーストラリアが2017年にHNAとの提携で北京就航を示唆して居ることから、カンタスにとっては中国東方との共同事業で更に重要性を増す市場であるシドニー=北京線である。 

 

Qantas' Asian transformation, relaunching Beijing & Melbourne-Tokyo; highest Asian activity ever

2月5日掲載

エアマルタ 第2:LCCの単位コストにはマッチ出来ない=アリタリアは投資しそうに無い

2-Feb-2017


エアマルタの記事第1部では、その路線網、供給の展開、コードシェア提携そして同社の市場に於ける競争状況を分析した。この第2部では同社の財務的な経過記録と縮小する保有機群について見る。また、第2部では、エアマルタの、単位コスト状況の予想と、アリタリアとの交渉の結末の展望についても呈示する。

 

エアマルタの過半数所有者である、マルタ政府は、2015年にこの赤字の国営エアラインに対する民間の投資家を探し始めた。20164月に、アリタリアが、同政府とエアマルタの49%まで買収する覚書に署名したのだが、両社は2017113日になって、交渉は終わったと発表した。特にアリタリア自身がリストラに苦闘して居るところから、財政と政治的なリスクが、投資の実行を阻んだ様だ。

 

同社の単位コストは、欧州の伝統的エアラインに比較して、悪くないが、自から競合して居るLCCの水準よりは高いままだ。同社の、プレミアム路線ではない、近距離路線での、地点間商品は自社を差別化出来るものが少ない。

 

エアマルタは、収益性で苦戦して居り、この数年間、損失を計上して居る。新たな計画が必要で、その中には、別の投資家を探すことも含まれる。

 

 

Air Malta Part 2: cannot match LCC unit costs; Alitalia not about to invest.

FOR CAPA MEMBERS

 

シンガポール航空貨物、2017年の展望=更なる貨物機削減で課題は続く

 

3-Feb-2017


シンガポール航空の子会社であるSIAカーゴは、貨物市場の状況が芳しくないために、またしても課題を抱えた年に直面しようとして居る。SIAカーゴは、過去8年間の内、7年間も赤字であり、最近の四半期には、赤字幅が更に大きくなって居る。

 

貨物スペースの供給は、2009年以来、旅客便のベリースペースが、貨物機の削減を相殺する形で、比較的現状維持の状況となって居る。然し、貨物専用機の運航が減って来て居るにも関わらず、実収単価は確実に低下し、継続する赤字の原因になって居る。

 

SIAカーゴは、2017年の第1四半期に747-400貨物機を、僅か7機まで削減した。2007年のピーク期にはSIAカーゴは16機の747-400貨物機を運航して居た。SIAは今後数年間中に、貨物専用機の運航をすべて止めるか、747後継機に投資するかを決断しなくてはならないだろう。

 

貨物機保有数の更なる削減は、7機未満で運航することは、不十分で非効率であるところから、現在のところ考慮されて居ない。

 

Singapore Airlines Cargo outlook 2017: challenges persist following further cuts to freighter fleet

春節の航空旅客、エアラインにとっては恩恵=然し、通年の継続可能性が問題

2-Feb-2017


春節の旅行シーズン、世界最大の民族移動と称され、再び、驚異的な旅客数の動きがニュースの見出しを賑わして居る。幾つかのエアラインは、収入管理システムが、通常の運賃の上方曲線に従って居るかと疑われるのを恐れて、最高値に設定して居る。

 

最高に疑い深い投資家も、この旅行ラッシュの最中には、エアラインの所有を考える事を許すだろう。疑問は、そして付き纏う問題は、一年の残りに何が起こるかだ。

 

中国の凝縮され、集中した旅行期間が、継続可能性に課題を投げかけて居る。地元の、そして外国のエアラインも、春節、短い夏季繁忙期、そして秋の休暇シーズンの数週間を基礎に考えて、この路線が、通年、利益が上がるだろうと言う望みをしばしば修正させられる。搭乗率が常に高いのに、実収単価が弱いのは、地点間往復旅客だからか、中国のエアラインが乗り継ぎ・乗り換え旅客に対して積極的に運賃を割引くからだろう。

 

旅客需要の点からは、国際線は依然として強く、2016年には22%で、推定930万人伸びて居る。中国エアラインは国際線市場に方向を転じて居り、現在、中国国際は、国内線より国際線の供給が上回って居る。

 

 

Chinese New Year air traffic a boon to airlines but reflects challenges of year-round sustainability

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エティハドルフトハンザ提携:ルフトハンザ=「グローバリゼーションの善玉」、「道」に沿って歩き始める

2-Feb-2017


ルフトハンザ・グループが、エティハド航空グループを、自らの核心部分に慎重に迎え入れるに連れ、現実主義が、伝統的外見から譲歩して、口実を使う事を、彼らに強要しようとして居る。

 

ルフトハンザとエティハドの結んだ、201721日、2億ドルのケータリング及び整備関係の取引契約は、大した事で無い様に見えるかも知れないが、エティハドをルフトハンザグループの事業の、そして経営の他の分野に招じ入れるものなのだ。これまで湾岸エアラインに対して、大々的に反対を叫んで来たルフトハンザグループのCEOカーステン・スポールだが、超保守的な労働組合が認める以上に先に進む事は避けつつ、自らの内なる考え方を変えねばならない事に気付いて居る。スポール氏はまた、エティハドと共同事業を始める可能性にも言及して居る。

 

即ち、最近のエティハドとの協力、落ち目のエアベルリンについて、そして新たな単純コードシェア便を指して、今回の取引契約は、ルフトハンザに利のある方向に傾きつつあると。ルフトハンザは未だ、やがて間違い無くせねばならない、基本的なコストと路線網の問題の核心にエティハドを入り込ませては居ない。この様な取引はエティハドの基本的なアブダビのハブでの事業を利する事になるだろう。

 

それこそエティハドが辛抱強く待って居るもので、そしてまだ他にもあるだろう。エティハドは、ルフトハンザを最重要な資本関係以外の提携相手と見て居り、ケータリングとMRO関係の取引を通じて、キャッシュが両社間で既に流れて居る。ルフトハンザは、自分たちが、欧州のエアライン業界に統合合併を、湾岸のエアライン業界には合理化を、今以上に齎すのだと考えて居る。然し、より大きな競争相手達は、ルフトハンザが近代化のために、まだまだ為すべき事がある筈だとこだわって居る。

 

 

Etihad-Lufthansa partnership: Lufthansa – the good guys of globalisation, starting along the road

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バンコク航空、ベトナムで拡大=プー・クオック島への独占路線で

2-Feb-2017


バンコク航空は、バンコクからプー・クオック島への新路線開設と、バンコク=ダナンの毎日1便化計画により、ベトナム市場での拡大を図ろうとして居る。プー・クオック線は、4年前に開いた島の国際空港へ、同社の広州線以来2番目となる年間を通じた国際線定期便となる。

 

プー・クオックは目下益々人気を上げて居る、ビザの不要な目的地で、バンコクと結ぶことにより、同島の観光業界が、より多くの、特に欧州からの国際線観光客を呼ぶのに役立つだろう。バンコク航空は、欧州、湾岸の10社など、広範なコードシェア提携社にプー・クオックへの便を提供する事になる。

 

この独立系フルサービスの域内エアラインは、20165月、週4便のダナンへの便で、ベトナム市場に参入した。ダナン線は成功して居るが、バンコク航空は、バンコクから供給過剰で、既に同社の提携社の殆どが就航して居る、ハノイやホーチミンと言う大都市ではなくベトナムの副次的な地点への便を熱心に探求して居る

 

Bangkok Airways to expand in Vietnam with new exclusive service to Phu Quoc island

 

 

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カナダの新規参入ULCC、ニューリーフ、多くのスケジュール調整=ウエストジェットが競合を指向する中で

1-Feb-2017


カナダの新規参入ULCCであるニューリーフ・トラベルは、就航6カ月になろうとして居るが、この間にフレア航空がニューリーフに代わって機材を運航すると言う独特の協力関係を通じて15万人の旅客を運んで居る。

 

ニューリーフは、引き続き、このビジネスモデルの刺激的なメリットを売り込んで居るが、最近はっせいしたフレア社の機材繰り問題が原因の一時欠航など、同社の路線網展開には多くの長所、短所を含んで居る。開業前に、同社はまた、ウエストジェットがニューリーフと直接競争となる新たな便をの運航を決めた事から、フェニックス・メサ空港への便をキャンセルする事を決断して居る。

 

ニューリーフは、現有の供給席を活用して、カナダに於ける最初のULCC座席の提供者となると立ち上がったのだが、最近の同社のスケジュール調整の動きは、現有供給席を買うビジネスモデルは、長期的には存続出来ないのかも知れない事を示して居る。ウエストジェットのニューリーフへの敵対的な反応は、またULCCモデルが最終的にカナダで普及するのかと言う疑問を投げかけても居る。

 

 

Canadian start up ULCC NewLeaf makes numerous schedule adjustments as WestJet targets competition

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マレーシア、2017年の航空界展望:旅客数の伸び15%に達する可能性あり=エアアジア、マリンドそしてMASが拡大して

 

31-Jan-2017


マレーシアの、ダイナミックな航空市場の成長は、エアアジア、エアアジアX、マレーシア航空そしてマリンドエアと言うマレーシアの全4社の積極的な拡大方針から、2017年に加速しようとして居る。マレーシアの旅客機保有機数の合計は2017年に11%伸びると予測され、ほぼ全社の平均機材稼働率も上がる事から、旅客数の伸びは15%に達する可能性がある。

 

2016年、マレーシア市場は7%伸び、約6,800万人になった。マリンドエアが、最大の伸びを獲得し、増加した旅客数の半分近くを占めて居る。マレーシア航空、エアアジア、エアアジアXが、矢張り、それぞれ、少なくとも100万人以上の旅客数の増加を見込むものの、このライオン・グループの子会社は、2017年もまた、旅客数を400万人以上増やし、全増加旅客数の凡そ半数を獲得する見込みだ。

 

増加した供給席数を埋め、目標の利用率、や旅客を達成する為には、大幅な値引きが必要となるだろう。マレーシアでの運賃水準は既に、非常に低く、特に殆どの追加航空機が納入される予定の2017年下期には、実収単価は更に下がる可能性が ある。

 

 

Malaysia 2017 aviation outlook: passenger growth may reach 15% as AirAsia, Malindo & MAS expand

ハワイアン航空:良好な収入の動向=然し、航空機納入の遅れがコストの重荷に

30-Jan-2017


ハワイアン航空は、コストの圧力、保有機材群に加わる可きエアバスA321neoの納入が遅れて居るにも関わらず、2017年の見通しとしてプラスの見通しを維持して居る。同社は、北米の副次的な市場に飛ぶという使命を、適正なコスト水準で実現できる唯一の航空機と考え、この新世代の狭胴機を大量に発注して居る。この遅れの所為で、ハワイアンは、運航すれば得られる収入のメリットを享受する事無く、A321を保有機群に加える為のコストを計上すると言う望ましく無い状況に直面して居る。

 

遅れは、ハワイアンが2017年に既に直面して居るコスト圧力を増大させる可能性があり、また現在の目標値は、同社がパイロット達と、包括的な交渉合意に至った場合の影響を含んで居ない。2017年にコスト圧力に直面して居るのはハワイアンだけでは無く、ほぼ全ての米国のエアラインが、原油価格の上昇の他に、燃油費を除く単位コストの問題を抱えて居る。

 

然し、ハワイアンが2016年間を通じて享受して来た、単位収入の勢いは、業界のハワイ向け供給が依然として合理的な水準にある事と、同社の拡大が、大部分、2016年遅く開設した長距離路線に牽引されたものである為に、2017年にも継続しようとして居る。然し、ハワイアンにとって、また業界全体にとって、2017年にハワイアンを含め、殆どの米国エアラインが直面して居るコスト圧力を相殺する様な収入実績を維持する事は難しいだろう。

 

 

Hawaiian Airlines: favourable revenue trends, but aircraft delivery delays add cost pressure

エティハド、エアラインに対する資金投資を見直しへ=提携各社がアブダビでの存在感を減らす中で

30-Jan-2017


提携関係というものは、発表する事より、維持する事の方が難しい。これはエティハド航空と、同社の出資、或はコードシェア契約を持つ提携各社による、供給や便数の削減を体験して居るアブダビのハブにとって明らかである。エティハドは、世界中の提携エアラインが、アブダビに飛んで来て、旅客をその先の目的地へと繋ぐ、モデルの中核として、自らを構築して来た。今や、エティハドの出資したエアラインの内1社を除く全てが、アブダビでの事業を縮小して居る。全提携社の供給は、2015年に比べて22%下落して居る、それでも、2013年に比べれば、まだ46%の上昇ではあるが。

 

これは一方的な観察では無いが、比較的に短期間に生じた、大きな揺り戻しである。2017118日、ジェームズ・ホーガンCEOは、「我々は、資本参加した提携各社の戦略と一体である。」と語ったが、1週間後の2017124日には、エティハドの会長が、2017年下期にホーガン氏が離任すると発表し、(後任者の指名は無いが)彼はまた、エティハドの資本提携各社の路線網へのコミットは続くと語ったが、調整への道は開いて居る:即ち「我々は、エアラインは適正な規模と形を維持せねばならない事を確認せねばならない。我々は進歩を続け、エアライン資本提携を調整せねばならない。」と語って居る。

 

エティハドの提携への取り組み方、そして衰え行くエアベルリンの問題への対応は、20172月、エティハドとルフトハンザが更に進んだ協力関係を計画する中で、更に調整が行われる可能性がある。

エアベルリンが、既に殆どの財政的な問題を吐き出して居るとしても、同社が、貴重な戦略的架け橋を提供する鍵になる可能性がある。

 

 

Etihad to review equity airline investments as partners decrease their Abu Dhabi presence

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吉祥航空:長距離便を開始、スターアライアンスに加盟=然し、中国国際航空の利益とのバランスをとる必要あり

30-Jan-2017


中国の吉祥航空は、常に春秋航空の陰で運航して来た。この2社は、共に上海で1年と離れず開業し、良く似た成長の軌跡を辿って居る。然し、春秋は脚光を浴びる事を追求し、その低コストモデルで注目を集めて来た。吉祥航空はこれとは対照的に、しばしば、目立たない事を望んで居るようだった。

 

今や吉祥に急速な変化が 起こりつつあり、それは、同社の静かな歴のとの比較としてだけでは無い。2017年上期、吉祥は中国の商業の中心に再び足跡を記す筈の、スターアライアンスにとって最初の「乗り継ぎ提携社」となる予定である。吉祥はスターアライアンスの正式メンバーに移行する 可能性がある。

 

これは、同社が、2018年に5機の787の内の最初の1機を受領する中で、同社の足跡を拡大する事に役立つだろう。国内外での運輸権の問題はあるだろうが、吉祥は益々、ほぼ同社の戦略的なパトロンである、中国国際航空の動きを、より真剣に注視する事が必要となるだろう。北京に本拠を置く中国国際にとって、上海に味方が居る事は利になるが、中国国際が吉祥に対し抱いて居る究極の目的は、統合合併の可能性がある。

 

 

Juneyao Airlines: will launch long haul, join Star Alliance, but must balance Air China's interests

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マレーシアのエアアジアX:2機の中古777300ERリースを計画=2017年夏、ロンドン/ガトウイック便再開の為に

30-Jan-2017


マレーシアの長距離低コストエアラインである、エアアジアXは、20176月、にロンドン/ガトウイック線を復便する為に、2017年下期から、777−300ER2機ドライリースする事を計画して居る。タイでの共同事業エアラインも、2017年夏にグループの現有機材A330−300ceoを使って、フランクフルトへの新路線という長距離開設を狙って居る。

 

中古の777−300ERをリースする事は、同社の主たる地元市場マレーシアと欧州を結ぶ路線の再開を加速する事を可能にする。以前、エアアジアXは、2012年まで力不足のA340−300を使って運航して居た、この長距離路線を複便するのにA330−900ceoの納入を待つ積りだった。

 

グループとしては、当初、2018年からA330−900neoの運航をスタートさせる予定であったが、最初の納入が2019年始めに遅れる事になった。従って、777−300ERの短期リースは、少なくとも18ヶ月早く、戦略的に重要な市場である、ロンドン線の復便を前倒しする事を可能にする。

 

然しながら、特に市場の現況と、エアアジアXが引き継いで居る、比較的に密度の低い、フルサービスエアラインの客室仕様である事から、777−300ERは、高いリスクとコストと共に、やって来る。

 

 

Malaysia's AirAsia X: plans to lease two used 777-300ERs for London Gatwick summer 2017 relaunch

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デルタ航空のコードシェア便増強、大韓航空を助ける=急速なアジア・米国間関係変更で。共同事業への勧誘

26-Jan-2017


大韓航空は、「敵にして友である」デルタ航空からの、共同事業や、資本提携さえ含んだ、深い提携関係を受け入れる重みを計りつつ、遂に、戦略的な提携へと飛び込もうとして居る。大韓航空にとって、そして、ソウル/仁川空港にとって、これは最初の大規模な提携関係で、遂に、デルタはこれまで欠けて居た、アジアの共同事業を手に入れる事になるだろう。

 

大韓航空は、静かに、アジア=北米間の乗り継ぎ需要に賭けることになるが、中国や他の地域のエアラインが太平洋横断路線に急速な成長を重ねて居る中で、味方になってくれる仲間を探す必要がある。5年間で、キャセイパシフィック航空とエアカナダは、大韓航空を追い抜き、一方、中国のエアラインが、みな併せても大韓航空より小さかったものが、ほぼ3倍の規模へとなって居る。

 

デルタは大韓航空のコードシェア便を元に戻し、予想される和平提案により、大韓航空はこれまで無かったコードシェア便へのアクセスを手に入れることになるだろう。大韓航空は、極めて重要なゲートウエイの背後にある送客を手に入れ、そして、デルタが味方になることによって更に多くが可能になる事を思い知らされる事だろう。2015年に、コードシェア便無しの状態だった時期から、2017年、大韓航空はデルタの共同事業以外の最大のコードシェア提携社となる。

 

 

Delta's strong codeshare increase helps Korean Air with rapid Asia-America change; nudges for a JV

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セブパシフィックエア、2017年の展望:成長の鈍化2年目=フィリピンのリーダーがA321neoを待つ中で

26-Jan-2017


セブパシフィックは、フィリピン航空グループが、新たな拡大の局面を開くため、A321neoの納入を待つ間、2017年もまた、穏やかな拡大の年を計画して居る。セブパシフィックの座席供給は2016年、対前年でゼロ成長であり、2017年は1桁前半の成長を計画して居る。

 

この低成長率は、成長市場に居るLCCとしては極めて異常な事である。フィリピンのGDP成長率は、2016年、2017年共に6%を超え、アジアで最速の成長を遂げる経済の一つになって居る。

 

セブパシフィックは、市場占有率をフィリピン航空グループに譲って来たが、供給に対する抑制的な姿勢が、実収単価と利益を押し上げてくれた。より緩やかな成長と市場占有率の下落は、2017年第4四半期に予定されて居る、新世代の高密度A321neoを待って架空代を再開する事を選んだ、セブパシフィックの戦略の一部である。

 

 

Cebu Pacific Air 2017 outlook: a second year of slow growth as Philippines leader waits for A321neo

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エアマルタ 第1部:最早、マルタ最大のエアラインでは無い=LCCとの競争の激化と戦う中で

26-Jan-2017


2017
113日、アリタリアとエアマルタは、共同で、両社は、イタリアのエアラインがマルタの交渉相手に対して、出資する可能性についての交渉を終わらせたと発表した。これにより、ますます競争の激化する市場にあってエアマルタの生存可能性への苦闘に改めて光が当てられる事となった。

 

2016年、エアマルタは、その座席供給を12%削り、保有機を2機減らし8機とした。北アフリカ路線を休止し、今や同社は、長距離路線網を持たず、地点間路線だけに集中した、欧州専門のエアラインである。アリタリアとの新規契約も含め、一連のコードシェア便は、長距離目的地へのオフラインだけのアクセスを提供する事になった。

 

エアマルタの極めて季節性が高く、強くレジャーに焦点を当てた路線網はLCC各社からの強い競争に晒されて居る。確かに、2016年の路線縮小は、偶々、今やマルタ発着で供給席数で最大となったライアンエアの拡大と重なった。現在、緩やかな供給拡大が2017年に計画されて居るが、これは、提携社のハブ空港への便数増、路線は減少と言う基準で行われる。

 

 

Air Malta Part 1: no longer the biggest airline in Malta as it struggles with rising LCC competition

海外事情

毎日、外国の旅行流通ニュースを読んでいると、トラベルテックの急速な変化 に驚かせられると同時に、それが達成する能力や機能のレベルの高さにワクワ クする高揚感を禁じ得ない。 OTA の市場における勢力が勢いを増し始めた 2010 年頃に、伝統的オフライン の旅行会社は無くなってしまうと喧伝されたが、それから20 年近くたった今で もそうなっていない。TTA のヒューマンタッチのサービスは、オンライン専業 のOTA には真似られないというのがその理由だ。しかし近のトラベルテック の凄まじい進化と発展を見ると、この理由は根拠を失いつつあるようだ。旅行 ではパーソナルなエクスペリエンスを提供できた者が勝利者となる。AI(人工 知能)を駆使してビッグデータを分析すれば、パーソナルなエクスペリエンス の提供が可能なると想像するのは間違いではないかもしれない。 すでに、「もの」の世界で Amazon がこれを実現して大きな成功を収めている。 「こと」の世界でも同じようなことが起きるだろう。事実、旅行者のポケット に収まる24/7のパーソナルアシスタントが実用化し始めている。こんなことを、 「12. ホスピタリティー教祖Dave Berks とのQ&A」を読んで考えた。(編集人)