CAPA分析 : NEW HEADLINES  9月

CAPAアナリストによる アジア・太平洋の航空業界のトピックスは

今・そしてこれからの展望を紐解く大変興味深く、そして貴重なレポートです。

 

毎週幾つかのレポートをピックアップし、その序章をご紹介致します。

 

 

 英文本文の翻訳を航空、旅行業界の豊富な経験と知識で承ります。 

  

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ヒューストン国際空港、堅実な旅客数拡大=新たに重要な長距離便を獲得

26-Sep-2015

 

2015年内に、中米、アジア、豪州行きを取り混ぜた新たな定期便の就航を加えて、ヒューストン国際空港は、エネルギー業界の不透明な見通しにも、旅客数の拡大の勢いが止む様子が無い。

 

ヒューストン国際は、過去数年間、アジア方面に堅実な拡大を進められた事が、国際線旅客数の増加を助け、一方、国内線旅客も同時に順調な成長の道筋を辿って居る。

 

同空港は、ユナイテッド航空の支配するハブ空港ではあるけれども、超LCCの、特につい最近、新たな国際線を開始して、インターコンチネンタル航空から受けて居た国内線の圧力に終止符を打った、スピリット航空がじわじわと浸透して来て居る。

 

Houston Intercontinental Airport enjoys solid traffic growth and wins new key long-haul service

エアアジア 第3部:フィリピン・エアアジア、2016年に拡大を計画=新たに副次的なハブを構築して

26-Sep-2015

 

エアアジアはフィリピンに於ける事業展開について、2016年には収益性の達成や、最終的には、株式公開へと繋がるものと期待して居る。事業拡大についても、統合と機材の削減の局面を終えて、2016年には再開すると見られる。

 

エアアジア・ゼストというブランドは2015年末までに廃止し、フィリピン・エアアジアという名称に変更する。エアアジアは既に、2年間、複雑で経費のかかる2つの子会社を個別に運営して来たが、これをまとめ、単独の事業者免許への移行を済ませて居る。

 

2012年の開業以来、エアアジアのフィリピンでの事業は極めて不採算であった。黒字転換への努力は、単独のエアラインへの移行によるコスト削減と、より国際線に絞った路線網によって齎される、より高い実収単価にかかって居る。路線網については、エアアジアグループの、東南アジア各地の副次的なハブから、独自の地点間路線を開設する戦略に合わせて、副次的なハブからの新規路線の拡大が計画されて居る。

 

このエアアジアグループに関するレポートは「CAPA LCC空港会議於バンコク」に続く20159月の連続レポートの第3部である。

 

AirAsia Part 3: Philippines AirAsia plans 2016 growth as it establishes new secondary hubs

米国・湾岸エアライン論争ー欧州 第2部=市場占有率が問題に。旅客は誰のもの?

24-Sep-2015

 

このレポート第2部では、米国=湾岸の論戦の中で提出された、欧州エアラインの見解について検証する。今回はAF−KLMとルフトハンザが、湾岸から被る被害のいわゆる苦情について、即ち、市場占有率や、運休になった目的地などの長い統計データのリストである。ここにはある種の想像力が必要になる。例えば、ルフトハンザは、湾岸エアラインが初めて豪州にやって来たのは1996年であるにも関わらず、1995年にシドニー路線を運休したのは湾岸エアラインの所為だとして居る。ルフトハンザとスイス航空は湾岸エアラインは飛んで居ないと言うのに、釜山からモナスティルまでも、運休に追い込まれた目的地に挙げて居る。

 

AF−KLMは、湾岸エアラインが欧州で市場占有率を高めたと言うが、LCCからの影響により、世界各地で下降して居ながら、IAGやルフトハンザでは上昇して居る、彼ら自身の内部のコストの問題には触れて居ない。AF−KLMは、KLMが機材を大型化して、グループ全体に12%の供給増を齎して居るにも関わらず、バンコクへの便数を週2便減らさねばならず、被害を受けたと言う。ルフトハンザは湾岸エアラインが意味のある市場の拡大を喚起した証拠は無いとして居る。然し、西欧からバンコクへの旅客数は、湾岸エアラインのお陰で、9.6%の拡大を示し、彼らはアフリカ、中東からの需要も喚起して居る。

 

US-Gulf airline dispute - Europe Part 2: market share in dispute. Does anyone "own" the passenger?

リトアニア 第2部:スモールプラネット航空、他の市場にも焦点を当てる=空港民営化が検討される中で

24-Sep-2015

 

リトアニアの航空業界を巡る連続レポートの、今回は第2部。第1部ではリトアニアの航空会社の進化と、旅行会社のチャーターエアラインでありながら、事実上のフラッグキャリアーとして台頭して来たスモールプラネット航空(SPA)について報じた。

 

今回は現在、海外市場、特に東南アジアに集中して居る、SPAの更なる発展の可能性について検証する。また、リトアニアの観光業界の成長可能性について、また、リトアニアの空港開発、民営化についても見てみたい。

 

Lithuania Part 2: Small Planet Airlines focuses on other markets as airport privatisation is pursued

ターキッシュ・エアラインズ、北米にて年間2路線開設=湾岸エアラインに対し地理的優位
23-Sep-2015


北米はターキッシュエアラインズにとって、最速で旅客数が拡大を続ける地域である。この地区は、同社の路線網全体の中では、比較的、小さな部分ではあるが、ASKで見ると、国際路線トップ10の内、5路線が入る(イスタンブール=ニューヨーク線が最大)。ターキッシュは、2015年には少々落ちたものの、北米路線では高い搭乗率を守って居る。

 

然しながら、ターキッシュがそのスロットルを緩める気配は無い。2014年に、イスタンブールから、ボストンとモントリオールに路線を開設してから、今夏、サンフランシスコを、また今冬にはマイアミを追加して、北米に全10都市の目的地を持つ事になる。2016年には、アトランタ線も開始予定だ。

 

ターキッシュは、1路線を除き、全ての イスタンブール発米国/カナダ路線を運航する唯一のエアラインである。(また、唯一競争のあるトロント線での競合相手は、コードシェアの提携社である)。この事は明らかに、トルコ=北米間の地点間市場で、同社に強力な立場を与えて居る。然し、この様な急激な拡大には、追加する送客が必要であり、この地区はまた、ターキッシュ・エアラインズの、世界乗り継ぎ戦略の一部なのだ。同社の拡大は、大々的に宣伝されて居る、湾岸に基地を置く北米、超乗り継ぎエアライン各社との競争を激化させるが、ターキッシュはこれを怖れる必要は無い。

 

Turkish Airlines in North America. Two new routes a year; geography favours it versus Gulf airlines

米国・湾岸エアライン論争ー欧州 第1部=IAGは米国社への補助金に、AF-KLMは第5の自由に反対

22-Sep-2015


米国政府が聞いた米国対湾岸のエアライン論争に関する何千ものコメントの中で、エアフランス-KLM、ルフトハンザそして、IAGのものが際立って居る。彼らは、米国エアラインの合弁事業訴追免責の提携相手であり、これは利益を共有する事を意味する筈だが、一方で、3つの欧州エアラインは、米国の提携相手に比べると、微妙な相違点、いや矛盾点さえ見せて居る。

 

今回レポートの第1部では、2つの局面を検証する。即ち、エアフランス-KLMは、大胆にも、米国=湾岸間の旅客の流れは、欧州の代替ハブ路線になる可能性がある事から、米国と湾岸が論争して居る事は、欧州を守って呉れるのだと考えて居る。更には、AF-KLMは、湾岸エアラインが大西洋横断路線でもっと大きな第5の自由輸送を行う事を恐れて居る。


AF-KLM
の論理で行くと、IAGには、もっと大きな言い分がある、何故ならIAGは、米国=欧州間の16%の供給占有率を持ち、ルフトハンザグループの13%AF-KLM9%、或はデルタの14%より大きく、単独では最大のエアラインなのだ。然し、IAGは、米国エアライン白書を、次の様に言って批判して居る。「米国エアラインを競合他社から守る事は、何よりも大きな補助金を与える事になる。」

 

US-Gulf airline dispute - Europe Part 1: IAG opposes "subsidy" of US airlines, AF-KLM on 5th freedom

マレーシア・エアアジア、副次的ハブから拡大=ランカウイ発香港、広州線を開設して

23-Sep-2015


エアアジアは、同社グループとして料金を重要な指標として居る事から、画期的な料金の70%割引交渉が成立したのに伴い、マレーシアのランカウイ島にハブを構築しようとして居る。香港線、広州線を開設し、ランカウイは、マレーシア・エアアジアの第6のハブになる予定だ。

 

2020年までに、少なくとも5機のA320が常駐する計画の元、バンコクなど、他にも幾つかの国際線目的地が予想される。ランカウイの国際線定期便は、現在シンガポール線だけである。

 

新しいランカウイのハブは、エアアジアグループの副次的空港拡大に的を絞った全体戦略の一部である。グループの旧マレーシア子会社では、保有機数拡大の速度を可成り緩めるにも関わらず、来年、幾つかの新しい副次的ハブからの国内、国際路線が計画されて居る。

 

Malaysia AirAsia to focus growth from secondary hubs as Langkawi-Hong Kong, Guangzhou are launched

リトアニアの航空事情 第1:乱気流の時代が過ぎ、斬新なチャーターエアラインが事態を変える

21-Sep-2015

 

全くのチャーターエアラインが、事実上のナショナルフラッグキャリアーである国は、そう多くない。

 

然し、リトアニアの例は正にそれである。破綻した定期航空会社の後継者が、比較的新しいエアラインで、欧州大陸の数カ国で、ツアーオペレーターだけに席を売り、急激な成長を遂げ、欧州中で最も低い部類のCASKを誇り、高額な負債を持たず、黒字を出して居る。

 

然し、これが、実際に民営化はせずに空港民営化を果たし、観光的な潜在能力に目覚め始めたばかりのリトアニアについての唯一の驚きでは全くない。

 

Lithuania aviation Part 1: An innovative charter carrier changes the scene after turbulent years

米国エアラインの債務管理 第2部=サウスウエスト、ジェットブルー、そしてアラスカ、健全な債務状況を享受

21-Sep-2015


米国の3大エアラインが、高々と貸借対照表の強化を喧伝する中、サウスウエスト、アラスカそしてジェットブルーはやはり、貸借対照表の好ましい状況を、また、好調な債務の状況を更に改善するか、良い現状を維持するか、どちらかに努めて居る。

 

サウスウエストとアラスカは、彼等の債務管理戦略の一部として、投資適格性を堅持することに実績がある。3社のうち最も若い、ジェットブルーも、過去数年間、その債務を削減する為に種々の手段を講じて来た。

 

3つのエアラインの全てが、その成長計画を維持するために、適正な貸借対照表の指標を守り、債務率を常に健全に保つため、慎重な手続きを踏んで居る。そして、3つの大規模路線網エアラインと同様に、サウスウエスト、アラスカ、そして、ジェットブルーも、この目標達成の為に、其々、僅かに異なる手法で取り組んで居る。

 

US airline debt management Part 2: Southwest, JetBlue and Alaska enjoy favourable leverage

米国エアラインの債務管理 第1:3大エアライン、貸借対照表の強化に其々異なる手法を採る

18-Sep-2015


米国の3大世界路線網エアラインは、負債の軽減と高金利の借入金を完済すると言う、2つの手法で自社の貸借対照表を健全化する事に引き続き取り組んで居る。

各社は投資家に対して、自社が産業界の標準的企業の水準の業績を上げ、この結果を維持する事に最大限の努力を傾注して居る事を証明しようと努めて居る。

 

アメリカン、デルタ、そしてユナイテッドは、彼らの負債を好ましい水準まで調整するに当たって、何年も前に、3大エアラインの中では最初にノースウエストとの統合合併を完成させている事から、デルタが明らかに大きく先を行って居るなど、それぞれ違う段階にある。アメリカンは高金利の借入金を返済する計画を練って居る様子であるが、同時に資金借入に好条件の金利を探っても居る様だ。ユナイテッドは、自社の貸借対照表の健全化には株主が持つ固有の価値が欠かせないとの結論に至って居る。

 

市場はこのエアライン各社の、ある種の変化に気付いて居る。アメリカンは先ごろS&P500に指名され、デルタは最近、信用格付けで格上げを獲得して居る。然し、借入金の軽減に動く中で、この3大世界路線網エアラインの内の1社も、彼らの貸借対照表の健全化が未達成である事を認めて居ないのである。

 

US airline debt management Part 1: The Big 3 take varying approaches to balance sheet strength

 

タイエアアジア中国での拡大に的を絞る=そして、新たな副次的基地をパタヤから

21-Sep-2015


タイ・エアアジア(TAA)は、タイで最大の低コストエアラインとして、甚だしく競争の激しい、幹線路線を避けるために、副次的な空港の拡大に焦点を当てて居る。TAAは来年中に、主として急速に伸びるタイ=中国間の市場での拡大を追求するために使われる、3つの新基地を開設する計画だ。

 

20159月、パタヤに近いウタパオ空港は、バンコク/ドンムアン、チェンマイ、クラビ、そしてプーケットに次いで、TAAの第5の基地になった。同社は、2015年分の最後の納入となる2機のA320を、まずシンガポール、チェンマイとともに、中国の3都市に繋がる、ウタパオに割り当てる予定だ。

 

TAAは、2016年に、5機のA320を追加するのに合わせ、もう2地点に基地を開こうとして居る。これら7つの基地は全て、大中国圏に繋がると同時に、タイを訪れる旅行客が、国内を旅行する際に混雑するバンコクを避けられる様に、地点間路線に接続する予定だ。

 

Thai AirAsia focuses expansion on China and new secondary bases, starting with Pattaya

中国エアラインにとって、豪州が最も人気の高い長距離目的地=一方、最大の目的地は米国

21-Sep-2015


海南航空の豪州市場に再参入しようと言う決断は、豪州に運航する第6の中国エアラインになると言う事だ。中国は20159月現在、7つの長距離エアラインを持ち、豪州が最も便数多く飛んで居る目的地である。西欧の14都市からに比べ、豪州には中国の9都市から乗り入れて居る。

 

豪州の次はいずれも5つの中国都市から飛んで居る、カナダとロシアである。

4つのエアラインがフランス、ドイツ、イタリアそしてUAEと米国へ、就航して居る、或は間も無くしようとして居る。中国から飛んで居るのはたった3社と言う、英国は、一つ異例な事態と言って良いかも知れない。ロンドンはガルーダ、フィリピン航空、ベトナム航空など東南アジアの成長著しいエアラインにとっては、ドル箱の目的地である。しかし、ヒースロー空港の発着枠や、高い出国税に加え、ビザの問題が、商機を限られたものにして居る。2014年の中国人出国客の記録的な数字にも関わらず、英国への中国人訪問客数は減って居るのだ。

 

Australia is most popular long-haul market for Chinese airlines while USA is the largest

CAPAの新たなCASKデータベース=世界のエアラインに単位コスト基準との比較、戦略地図策定を可能に

18-Sep-2015

 

航空業界で、主要な競争力の指標の一つが、有効座席キロ当たりのコスト(CASK)で測る、複数エアライン間の、相対的コスト効率である。CAPAの新しいCASKデータベースは、CASKを平均飛行距離に対比して図式化し、メンバー各社が、競合他社との比較、そして彼らとの大きな違いを手に取るように理解できる、貴重なグラフィックツールを提供する。

 

異なったエアライン間で、CASKの、或は単位コストを直接比較する事は、平均飛行距離の違いによって変わって来る事から、容易で無い。一般的に、固定費用は、座席キロが増加するにともなって償却され、飛行が長いほど効率良く消費される燃油費などの変動費用は、平均飛行距離が伸びると共に、1座席キロを生産するコストが低減する。CASKを平均飛行距離に対比して描くことによって、複数エアライン間の、相対的コスト効率を視覚的に比較することが可能になる。

 

CAPA's new CASK database allows global airline unit cost benchmarking and strategic mapping

 

中国のエアラインと国外投資 第1部=資金を得て、今や外国エアラインが標的なのか?

17-Sep-2015


これほど投資家達が、エアラインに金を出したがった事は未だ嘗てない。中国のそして、世界の市場は嘗ての、中国に対して余りにも楽観的な時代から我に帰ったが、中国のエアラインは多分秘かに悦に入って居るのだろう。4カ月以上もの間、中国のエアラインは、2015年早くに行われた、吉祥航空、と春秋航空のIPOを除き、新株発行で凡そ100億ドルの資金調達を計画して居た。

エアライン各社は、機材の購入に充てられると言っているが、これは、単に表向きに過ぎず、拘束力のあるものでは無い。

 

中国の エアラインが、外国の主要エアラインを買い始めるのは、間違いなく、時間の問題である。これまで中国ほど、多くの外国の エアラインに 投資をしている国は無い。然し、これまでは、殆どが海南航空のHNAグループが主導する、小規模なものに限られて居た。中国国営各社は、未だ、大中国圏の外では、実施した事が無い。然し、デルタが、中国東方に投資する事によって、この方向が変わる事になるかも知れない。戦略的目的は、市場へのアクセス、外国での経験などが差し当たっての目標だろう。

 

China's airlines and foreign investment. Part 1: Cashed up - are foreign airlines targets now?

中国のエアラインと国外投資 第2部=外国での買収は既に確立された戦略

17-Sep-2015


中国エアラインによる外国社の買収は既に始まって居る。然し、殆どの場合、役割も規模もまだ小さなものだ。CAPAが嘗て報じた様に、中国は、世界中のどの国よりも多くのエアラインへの投資を行って居る。

 

中国国際はエアマカウとキャセイパシフィックに投資して居るが、双方とも中国本土外のエアラインだ。然し、その他のエアラインからの動きは、全てHNAグループからである。民間会社であることから、HNAは他の国営3大会社の様な、監督や、規制を受けない。

 

彼らは、嘗て、外国社への投資を望んだけれど、許されなかったと言われて居る。

 

China's airlines and foreign investment Part 2: Foreign acquisitions already an established strategy

 

ウエストジェット、エアカナダ、ボーイングの広胴機、狭胴機の機材資金の確保に動く

17-Sep-2015


カナディアン航空とウエストジェット、そして、エアカナダは、各社が、其々のビジネスモデルに最適な保有機材の姿を策定しようとする中で、大規模な機材計画変更の一部としての、間も無くやって来る機材受領の準備に忙しい。

 

ウエストジェットは、つい最近、ボーイング767広胴機の初号機を受領し、記念すべき一里塚を通過したが、これは、70席のボンバルディアQ400ターボプロップの導入も含め、同社にとって、過去3年間の急速な変化の一時代を画すものだ。

 

エアカナダは、短期的には、ボーイング787広胴機群を拡大することに集中するが、2017年に始まる、737Max狭胴機の追加にも備えて居る。この年は、またウエストジェットが、次世代狭胴機を保有機材に追加する予定である。

各社はまた、来るべき機材納入に備えて、ウエストジェットはエクスポートディベロップメントカナダに打診、エアカナダは2012年にカナダのエアラインの為に設けられたEETC市場でと、資金調達の道筋を整えようとして居る。

 

WestJet and Air Canada work to secure aircraft financing for Boeing wide and narrowbodies

高密度のA330-300、インドネシアのライオンエアに長距離LCCモデルを試す機会を与える

13-Sep-2015

 

ライオンエアは、向こう3ヶ月間に、3機のA330-300をモノクラス440席の客室仕様で受領する事になって居る。A330は、2015年の1年間、近距離用保有機の追加としては、737たった1機の受領と言う、これまでに例の無い休息状態だった、インドネシア最大のエアライン、ライオンに、幾らかの供給増を齎す事になる。

 

A330は、ライオンが、数年間サウジアラビヤへの巡礼団フライトを運航して居た、加齢化する747-400の更新に、一部充てられる。然し、A330が、747よりずっと稼働可能な事から、国内幹線にも投入される事になるだろう。

 

このA330をライオンは、3機のみ購入としか確約して居ないが、もし、長距離LCCのビジネスモデルを追求する事に商機を見出すとなれば、更に追加の可能性もあるだろう。ライオンはジェッダを除いて、伝統的に4時間を超える路線には、手を出さなかったが、将来は、北アジアや、他の中距離路線市場で事業を拡大する為に、A330を使う可能性がある。

 

High density A330-300s give Indonesia’s Lion Air an opportunity to test a long haul low cost model

世界最大級の空港群、2014年は成長を緩める=然し、イスタンブールは急上昇、ドバイは国際線第1位を獲得
13-Sep-2015


世界空港評議会(ACI)は、160以上の国の、2,200を超える空港を網羅した最新の空港旅客実績報告を発表して居る。2014年、旅客数は5.7%増え、67億人になった。

世界の秩序が変りつつあり、中東とアジアの空港が、日の出の勢いを続けて居る。

 

ドバイが2本の滑走路の内の1本を、数週間閉鎖したにも関わらず、遂に世界最大の国際線空港の地位を獲得した。

 

一方で、エアラインの統合が進んだ事がエアラインの焦点を、成長より、利益に向けさせた為に、北米の伸び率3.2%は、アフリカを辛うじて抜いたに過ぎない。欧州は、各地でムラがあるけれど、平均成長率は、5.5%であった。

 

The world’s largest airports' growth slowed in 2014 but Istanbul booms, Dubai takes #1 international

ライオングループのバティックエア、急速な拡大を継続=2016年末迄にA32019機受領


11-Sep-2015
ライオングループのフルサービス子会社、バティックエアは、1ヶ月に1機を遥かに超えるテンポで機材の受領を続け、更に急速な拡大を計画して居る。バティックは、過去13ヶ月間に24機という驚くべき数の機材を加え、全保有機は30機になったが、2016年末迄にもう19機を追加する予定だ。

 

2016年末に計画されて居る49機の保有機数は、バティックをインドネシアで第3位、全東南アジアで11位の規模のエアラインに押し上げる事になる。これは、2013年に運航を開始したばかりの新規参入社としては、ほぼ予想だにできなかった成果である。

 

バティックは、20158月に開設した、唯一の国際線シンガポール行きを除いて、国内線専門のエアラインである。バティックは、来年中に、ソウル、パースなどの国際線目的地を増やそうと計画して居るが、殆どの拡大は国内線市場である。

 

Lion Group’s Batik Air continues rapid expansion with 19 A320 deliveries by end of 2016

ベトナムエアラインズ、A350787で新しい一章を開く=次は777-8X、そして戦略的投資家か?

10-Sep-2015


ベトナム エアラインは、同社の大規模な広胴機の機材更新計画の開始を可能にすべく、787-9A350-900の最初の一群を就航させて居る。同社は、世界中でわずか2社目のA350の運航会社であり、たったひと月の間に、2種類の新世代広胴機を導入する事に成功したのは、比較的小規模な長距離エアラインとしては、大きな成果である。

 

 

787A350は、もともと更新用機材として計画されていたものだが、短期的には、シドニーからハノイへの新路線など、若干の成長の機会があるだろう。このベトナムのフラッグキャリアーは、また、現在、北米への直航便を開設するのに使う様な、超長距離型など、別の新型広胴機の導入も考えて居る。同社は、ずっと、777-8Xの導入を考えて居たが、ここへ来て、シンガポール航空と並んで、メーカーから提案されて居るA350-900ERを運航する最初のエアラインになる可能性が浮上して居る。

 

新たな広胴機の最大のメリットは、効率性の向上と、同社では初の、水平に倒せるビジネスクラス席などの商品の改善である。これらの改善策により、ベトナムエアラインは、2014年後半、株式を外国エアラインに売却する最初の試みだった株式公開が不成功に終わった時以来念願だった、戦略的投資家を惹き寄せられるかも知れない。


Vietnam Airlines begins new chapter with A350s, 787s. Are 777-8Xs and a strategic investor next?

CAPAの「LCC空港会議於バンコク」=主要エアラインと空港のCEOを集める

9-Sep-2015


CAPA LCC空港会議於バンコク」(915)は、間近に迫って居る。皆様には、是非お見逃し無きように。

 

20社以上のエアライン、エアアジアグループ、エアアジアBerhad、エアアジアインドネシア、エアアジアX Berhad、香港エクスプレス、ジェットスターアジア、フィリピンエアアジア、春秋航空、タイエアアジア、タイスマイル、タイベトジェットエア、タイガーエア台湾そして、その他多くのエアラインが参加する。

 

この地区の多くの主要空港、また欧州からも参加する。

 

CAPA's one day LCC Airport Congress in Bangkok attracts key LCC industry airline and airport CEOs

ラスべガス、2016CAPA米州航空サミットのホスト都市に

9-Sep-2015

 

ラスベガス発201598

 

ラスベガス観光協会とマッキャラン国際空港は、2016411/12日、ラスべガスフォーシーズンズホテルで「第2CAPA米州航空サミット」を主催することとなった。この催しは、米州各地、アジア、欧州、中東、アフリカからエアラインと旅行業界のCEO達を集め、この地域の航空業界が直面する問題について高いレベルでの討議と意見交換を行う、重要な場になる。

 

ラスベガス観光協会(LVCVA)のマーケティング担当上級副社長のキャシー・タル氏は、同協会とマッキャラン国際空港、そして業界全体が、世界最大の、或いは最速で伸びて居るエアラインのトップ達をここに招く、このサミットが、ラスベガスにとって、戦略的に極めて重要であると考えたと語って居る。

 

「ラスベガスに取って、再び、CAPA米州航空サミットを開催する事は、大変名誉な事であります。娯楽と、コンベンションの世界の主都として、また、台頭する国際ビジネスの中心地として、ラスベガスは、世界の航空業界の指導者達に真にユニークな体験を提供致します。私どもの24億ドルの最新式の国際線ターミナル3から、この町を常に国際観光の目的地として、生まれ変わらせる能力まで、ラスベガスは、業界のリーダー達が、観光、旅行業界には、どの様な未来が待って居るのか、貴重な洞察を得て、それを繋ぎ合わせる為の完璧な舞台であります。」と、タル氏は話して居る。

 

Las Vegas announced as 2016 Host City for the CAPA Americas Aviation Summit

2015年上期、空港の業績=主要空港、ハブ空港、同盟、小売、収益性の維持

8-Sep-2015




最近、世界の空港の通商の代表者である、国際空港評議会(ACI)が、「エアラインが、自分達の使用する空港インフラの経費を負担しようとしない例が多くなって居る。実際に、幾つかのエアラインは、値下げは、旅客の持ち金を節約させる事になり、その結果、雇用機会の創出を促進するとして、更なる空港料金の値下げを要求して居る。

然し、我々は、この論理には落とし穴があり、旅客がその値下げから、どれだけ直接的な恩恵を受けるかについて、余りにも楽観視して居ると考える。」

          

空港は、収入全体の62%を、旅客、小売、その他の活動から得るが、彼らがサービスを提供するエアラインから得るのはたった38%である。

 

Airport financial results 1H2015 – primary airports, hubs, alliances, retail, sustain profitability

 

南アジアのエアライン分野、2015年上期に、黒字回復=然し、長期的課題は残る

7-Sep-2015


東南アジアのエアライン分野が、市場環境好転、供給の伸びの鈍化、そして燃油費の低下から、2015年上期に黒字回復を果たした。この地域のエアライン16社のデータを併せると、昨年2014年上期には、5億ドルを超える営業損失だったのに比べ、2015年上期は、営業利益64,100万ドルを産み出して居る。

 

収益性の改善は、実質、東南アジアの全市場、全種類のエアラインに広がって居る。全体でエアライン18社中、2014年上期は、たった5社だったのに比べ、2015年上期には12社が、黒字または、収支トントンになって居る。

 

然し、全体に営業利益率は、引き続き一桁に留まっており、他の殆どの地区から遅れを取って居る。東南アジアは、相変わらず極めて激しい競争が続き、各社の機材発注リストから考えると、引き続き、高い供給過剰のリスクを負って居る。

 

Southeast Asian airline sector returns to profitability in 1H2015 but long-term challenges remain

中国ー日本間市場、旅行者倍増で拡大=エアライン4社新規参入、都市の組み合わせが大きく増加

4-Sep-2015

 

抗日戦勝利70周年を記念して新たな休日を創り、本格的な軍事パレードを実施する中国からの政治的緊張がある事は間違いない。日本と中国の関係は2012年後半、航空旅客が雲散霧消してしまった事態も含め、ずっと気まずいものである。然し、この特別な休日の名前が示す意味とは無関係に、日中の航空政治の関係は近年で最強の状況になって居る。

 

中国は、数年前に合意済みでありながら両国関係が冷え込んだために開始されなかったドル箱の東京/羽田からの更なる路線開設に承認を与えた。然し羽田は中国と日本の間の旅行者数拡大に比べれば、ほんの一部の問題である。

 

2015年、日本を訪れる中国人旅行者は倍増して居る、そして2014年と2015年で、新たな中国エアラインが4社、日本路線を開設した。中国からの日本路線を持つ都市が、2010年には16都市だったものが2015年には、34都市に増えて居る。最大の成長は、上海発で、LCC春秋航空が中国東方と同じ供給席数を増やして居る。春秋は今や中国=日本間の市場の7%の占有率を占めるまでになった。

 

China-Japan market grows with doubling of tourism, four new airlines and greater city-pairs

中国ー日本間市場、旅行者倍増で拡大=エアライン4社新規参入、都市の組み合わせが大きく増加

4-Sep-2015

 

抗日戦勝利70周年を記念して新たな休日を創り、本格的な軍事パレードを実施する中国からの政治的緊張がある事は間違いない。日本と中国の関係は2012年後半、航空旅客が雲散霧消してしまった事態も含め、ずっと気まずいものである。然し、この特別な休日の名前が示す意味とは無関係に、日中の航空政治の関係は近年で最強の状況になって居る。

 

中国は、数年前に合意済みでありながら両国関係が冷え込んだために開始されなかったドル箱の東京/羽田からの更なる路線開設に承認を与えた。然し羽田は中国と日本の間の旅行者数拡大に比べれば、ほんの一部の問題である。

 

2015年、日本を訪れる中国人旅行者は倍増して居る、そして2014年と2015年で、新たな中国エアラインが4社、日本路線を開設した。中国からの日本路線を持つ都市が、2010年には16都市だったものが2015年には、34都市に増えて居る。最大の成長は、上海発で、LCC春秋航空が中国東方と同じ供給席数を増やして居る。春秋は今や中国=日本間の市場の7%の占有率を占めるまでになった。

 

China-Japan market grows with doubling of tourism, four new airlines and greater city-pairs

米国エアラインの保有機材戦略と財務 第1:3大エアラインは、機材更新に異なる手法を採る

3-Sep-2015

 

米国の3大世界ネットワークエアライン各社は、基幹機材中の加齢機を入れ替えるのに、現在の有利な金利の動向を活用して、急ぎ計画を実行しようとして居る。特にアメリカンとユナイテッドは、2015年に機材納入の一部の資金調達時に獲得した、好金利を無理強いする模様だ。

 

然しながら、各社は、基幹機材の更新について、それぞれ異なる手法を採っている。アメリカンは、機齢の高いMD-80に替えて、新造機材を追加することに的を絞って居るのに対して、ユナイテッドは、2015年中ずっと、狭胴機の中古市場を探って居る。中古機の魅力は、燃油価格が下がる環境の中で増大して居るのは明らかだが、同時に、次世代の狭胴機の納入が始まって、現有機材の価値を引き下げて居るところにもある。

 

デルタは、財務の観点から全体的にメリットありとして、長いこと、保有経費が安い、中古の狭胴機を調達対象にする事を基本理念にして来た。同社は、新造の狭胴機も調達するが、伝統的に、性急な航空機の新技術導入に消極的な姿勢を反映して、現行型式の機材に限定して居る。

 

US airline fleet strategy and finance Part 1: The Big 3 take differing approaches to fleet revamps

 

イラン、制裁解除で活性化する旅行界=ターキッシュエアラインと湾岸エアライン各社が大きな存在感


3-Sep-2015イランに対する制裁の解除は、まさしく国際線拡大の突風を巻き起こすだろう。

 

マハン航空は、今やフラッグキャリアーのイラン航空より大きくなったが、欧州線での機会を窺う間、中国で拡大して来た。

 

マハンとイラン航空は、現在、イランの国際線市場で供給席数の約35%を占めて居る。ターキッシュエアラインは、国際線供給席数の12%を占め、イラン最大の外国社であり、これに、エミレーツとフライドバイが、夫々9%6%で続いて居る。

 

ドバイは、既にイラン・ビジネスのハブであり、エアラインの恩恵となる事に、これからますます、繁栄する可能性がある。ドバイは、マハンとイラン航空にとって最大の市場であり、運送権というものが一方的な要求では無い事を証明するのに役立って居る。フライドバイは、どの外国社よりも多い、イラン国内の9都市に飛んでいる。ターキッシュエアラインは、7都市で、欧州、北米には、より地理的に有利な乗り継ぎ便もある。外国社は、テヘランに殺到して居るので、これからは副次的な都市が重要になって来る。

 

Lifting of sanctions to spur Iran travel. Turkish Airlines & Gulf carriers have large presence

 

JAL、ダラス線を復活=事業拡大によって、新たに身に付けた収益性は保てるか?

2-Sep-2015

 

嘗ては世界的なヘビー級の選手で、日本株式会社の象徴であったJALは、傷心の中で、ずっと沈黙を守って来た。201511月、JALは東京=ダラス線を復便するが、2010年以来JALが国際線の便を、開設や、復活させたのは、これが、ほんの6例目である。

 

ライバルのANAは路線拡大の連続で、2010年以来、14の新路線を開設、2015年だけでも4路線だ。そのうちの一つがヒューストン線で、一連のテキサスのアジア航空路拡大方針を強固にするものだ。アジアは、ダラス/フォートワース及びヒューストン/インターコンチネンタル両空港にとって、最大の成長市場にのし上がって来た。

 

JALの経営破綻後の再建策は、同社を救ったのだが、事業拡大を禁ずる複雑な制限を伴って居る。全くの新規路線は、実質的にANAが可否を決定する、グレーな範疇に入る。然し、復便は、許されると言うことで、20153月の大阪=ロサンゼルス線の再開、そして、今度の東京=ダラス線復活となったのだ。

 

Japan Airlines to resume Dallas service. Can new found profitability be maintained with expansion?

エアアスターナ、2016年イラン、モンゴルに小規模な路線拡大=ロンドン、中国へは供給増


2-Sep-2015


カザフスタンのエアアスターナは、地元市場では需要が弱くなって居るにも関わらず、引き続き、供給を増やそうとして居る。このフラッグキャリアーは、通貨カザフ・テンゲの切り下げで、出国需要が大きく打撃を受ける中で、コストを下げて、収益を守って居る。然し、実収単価の低い第6の自由運送権の旅客への依存を強めて来て居る。

 

エアアスターナは2016年、イランとモンゴルへの路線を開設しようと計画して居るが、一方で、中国、グルジア、ウクライナ、そして英国への現行路線で供給を増やそうとして居る。ロンドンの拡大は、英国航空のカザフスタン線休止後、間髪を入れずに行われる。

 

エアアスターナは今後4年間で保有機を5機増やし、35機体制に拡大しようと計画して居る。慎ましやかだが、供給拡大のための基礎を造る計画だ。2016年には、A320neoの最初の11機が納入される計画で、大々的な保有機材更新計画のスタートを景気付ける事になる筈だ。

 

KaAir Astana plans modest expansion in 2016 with Iran, Mongolia routes; more London, China capacity

 

バージン・アトランティクとデルタ航空、更に合弁を拡大=米英間で包括的なカバーを提供

1-Sep-2015


デルタ航空とバージン・アトランティクは、更に競争の激しい、ロンドン/ヒースロー=ニューヨーク、ロサンゼルス両路線に市場を広げ、両社の大西洋横断合弁事業を着々と拡大し続けて居る。両社が、共に、提携相手にもたらす送客により、単独では、成り立た無い路線が、将来性を持つことになろうとして居るのだ。

 

最も新たに追加された路線は、より小規模なデルタのソルトレイクハブからロンドン行きの路線で、2016年の夏の旅行シーズンに開設を予定して居る。デルタはまた、同じ頃、アメリカン航空と新たな競争となるが、バージンアトランティックと連携して、JFKからエジンバラへの新路線も開設しようとして居る。

 

デルタとバージン・アトランティックは、ロンドンと米国の間の大西洋横断路線網の拡大を実現し、両社と市場のリーダーであるアメリカンと英国航空との格差を縮める事ができるよう、素早くバージンのヒースローに於ける強い立場を梃子に使って居る。1.5年強の期間を経て、両社の合弁事業は未だその初期段階にある。然し、デルタとバージン・アトランティックの始めた急速な路線網の変更は、この二つのエアラインが提携関係を、望まれる成熟の段階まで、急ぎ纏め上げようとして居る事を現して居る。

 

Virgin Atlantic and Delta Air Lines keep expanding their JV to provide blanket UK-US coverage

豪州は、エミレーツ、エティハドの主要市場=そして、カタールに足りない鎖の輪

31-Aug-2015


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時間に1機、エミレーツの機材が、その半数はA380だが、豪州に向けてドバイを飛び立つ。供給席数で見れば、インド、英国、米国に次いで、豪州は、エミレーツにとって、第4の、ASKで見れば、米国に次いで第2の市場である。

 

エミレーツが生産する、およそ10席キロのうちの1席キロは、豪州行きなのである。エミレーツは、カンタスに次いで、豪州最大のエアラインであるが、お隣のエティハドは、8番目の規模だ。エティハドは豪州では、上の階級にパンチを浴びせて居るのだ。即ち、全世界で、エティハドはエミレーツの37%の規模でしか無いが、豪州では、エミレーツの45%の席数を供給して居るのだ。

 

カタール航空は、取り残されて居る。仮に、同社の豪州への供給席数が、エティハドのエミレーツに対すると同様の割合だったら、カタールは、週間5060便、18,000席の供給となる筈で、キャセイパシフィックに迫る、豪州第7位のエアラインになる計算だ。所が、実際のカタールは、週間たったの14便、4,700席で、豪州第18位のエアラインなのだ。

 

Australia is a key market for Emirates and Etihad, and is the missing link for Qatar Airways

海外事情

毎日、外国の旅行流通ニュースを読んでいると、トラベルテックの急速な変化 に驚かせられると同時に、それが達成する能力や機能のレベルの高さにワクワ クする高揚感を禁じ得ない。 OTA の市場における勢力が勢いを増し始めた 2010 年頃に、伝統的オフライン の旅行会社は無くなってしまうと喧伝されたが、それから20 年近くたった今で もそうなっていない。TTA のヒューマンタッチのサービスは、オンライン専業 のOTA には真似られないというのがその理由だ。しかし近のトラベルテック の凄まじい進化と発展を見ると、この理由は根拠を失いつつあるようだ。旅行 ではパーソナルなエクスペリエンスを提供できた者が勝利者となる。AI(人工 知能)を駆使してビッグデータを分析すれば、パーソナルなエクスペリエンス の提供が可能なると想像するのは間違いではないかもしれない。 すでに、「もの」の世界で Amazon がこれを実現して大きな成功を収めている。 「こと」の世界でも同じようなことが起きるだろう。事実、旅行者のポケット に収まる24/7のパーソナルアシスタントが実用化し始めている。こんなことを、 「12. ホスピタリティー教祖Dave Berks とのQ&A」を読んで考えた。(編集人)