CAPA分析 10月

カタール航空、杭州に就航=上海の代替として、独自の市場として価値あり

29-Oct-2013 1:08 PM

カタール航空は、既に毎日一便を運航している上海から138km離れた、中国東部、杭州にドーハから週4便のA330による便を就航させる計画である。杭州はカタール航空にとって中国では6番目の都市で、これにより同社は非アジアの航空会社として最も多くの中国都市に飛ぶエアラインとなる。これまでこのタイトルは、5都市に飛んで居るKLMとルフトハンザが持っていた。

杭州は高速鉄道が僅か45分で結んでいるお陰で、上海の代替空港になり得る。

しかし、杭州には、中国でも指折りの富裕層、一部では中国一豊かな人々と言われる、の住む地域を含め、そもそも独自の市場がある。杭州はまた、近隣に重要な貿易港をいくつか持っている。

杭州の中国で10番目に大きな空港で、カタールは、エチオピア航空、KLMという非アジアのエアラインと一緒になる。

今回は、2回連続の特集の第1回として、杭州を、その独自の市場について、及び混雑する上海の代替空港として見てみたい。

 

2回は全体として中国における、エミレーツ、エティハド、カタールそしてトルコ航空の位置付けについて報告したいと思う。

 

Qatar Airways to launch Hangzhou, a worthwhile alternative to Shanghai & with its own local market

 

ユナイテッド航空、引き続き改善を約束=業績不振は続く

29-Oct-2013 3:06 AM

 

ユナイテッド航空の2013年度第3四半期の売上高、収益は、他の米国大手各社に比べても弱い実収単価と利益率のせいで不振に陥って居る。この一年同社を悩ませている病弊である。

弱い業績は最近の四半期実績で、同社自身が失望と明言し、今後の改善を約束した。2013年度第3四半期について言えば、自ら認めている様に、犯人は不正確な需要予測、太平洋横断路線で続く競争の重圧、そして保有機材の部分最適化の問題などである。

 

確かに、ユナイテッドは、数年間苦労に耐えてきたと言うのは控え目な言い方であろう。しかし、業界や投資家が求めているのは、業績において実のある改善を見せることで、今のところ、具体化していない。合併が一段落して既に3年が経つが、同社は未だに収入とコスト管理に悪戦苦闘している。この事業経営の基本が引き続き問題なのである。

 

United Airlines continues pledges of improvement while its lacklustre performance continues

 

スターアライアンス、LCCのための新基準を検討=ブラジルのアズールとインドのインディゴを標的に

28-Oct-2013 10:30 PM

 

スターアライアンスが、スカイチームの後を追って、LCCとハイブリッド・エアラインに提携の手を差し伸べる事を検討している。スターが考えているのは、重要な市場のカバー率を改善するために、正会員にはなれないが、選ばれたLCCにはメンバーと協働するためのモデルを提供する様な事を考えている。

スターはブラジルのLCCアズルとインドのLCCインディゴに対して、スターの加盟メンバー社との乗り継ぎを容易にするようなプログラムに参加しないかと言う誘いを開始した。スターは実際、2011年に、エアインディアを新規メンバーとして加盟させようとする計画が中止になって以来ずっとインドに対する何らかの解決策を模索して居た。また、今年、前半にブラジル最大のエアラインであるTAMが、スターを脱退し、ワンワールドに移行する手続きを開始している。

 

しかし、スターのLCCやハイブリッドのための基準というのは議論を呼ぶものである。メンバーの何社かはスターアライアンスの提供する特典の価値が下がってしまう事を恐れて、LCCを招じ入れる考えに反対して居る。スターがアズルを追いかけていることは、一方でフルサービスエアラインであるアビアンカ・ブラジルを加盟させる手続きを始めている事から、特に議論を呼んでいる。

 

Star Alliance considers new platform for low-cost airlines, targeting Brazil's Azul & India's IndiGo

 

タイガーエアの難問は続く=オーストラリアで、インドネシアで、フィリピンで、シンガポールでも赤字を記録

25-Oct-2013 7:48 PM

 

タイガーエアは、グループの4つの子会社、全てが2013930日までの3ヶ月間に営業赤字を計上し、引き続き難問に直面している。タイガーエアの業績見通しは、子会社が激しい競争にも関わらず、それぞれの国の市場で供給増を続けていることから、明るいものではなかった。

タイガーエア・シンガポールでは今年、25%を越える勢いで、供給を拡大している為に、収益率と利用率を維持するのに苦戦している。シンガポールの事業では、ジェットスターとエアアジアに可也の差をつけて、最大のLCCグループにのし上がる事に成功したが、供給過剰がたたって、2012年初頭以来初めて、赤字に転落してしまった。

 

タイガーエア・オーストラリア、タイガーエア・マンダラ(インドネシア)、そしてタイガーエア・フィリピンは皆、相変わらず、利益を上げていない。グループは強気の見通しを持っているが、短期間で利益を上げる様になる可能性は小さい。

 

Tigerair challenges continue as losses are recorded in Australia, Indonesia, Philippines & Singapore

 

ANAJALLCCへの異なる反応=JALの方が上手くやっている?

25-Oct-2013 9:47 AM


大きな声では言えないが、日本のLCCANAJALの旅客を奪っている様に見える。2010年の大阪と札幌の旅客数を2012年と比べて見ると、全体では20%伸びているにも関わらず、ANAJALの旅客数は19%減となっている。

これは、誰もが語っているLCCは共食いではなく、純粋に需要の総量を増やしているのだという話とは全く逆である。食い合いは今のところ限定的なものだが、懸念される兆しも出て来た。

ANAJALでは2012年、全路線の輸送実績はこの5年で最高を記録しているのに、LCCと重複する路線では乗客数の減少が見られる。

 

両社のLCCに対する反応は異なっていて、その微妙な違いが両社の長い将来への見通しと、恐怖を反映している。JALは重複路線ではより積極的に供給を絞って来ており、一方ANAは時に供給増もしている。中期的にはJALは国内線全体の供給を、この国の縮み志向に合わせて削減して行く見通しで、ANAの方は供給拡大を計画している。JALは供給削減のお陰で利用率が上がり、ANAは供給拡大で利用率を下げている。何れにせよ、両社とも利用率は改善しなくてはならないのだが。

 

All Nippon Airways and Japan Airlines respond differently to country's LCCs; is JAL faring better?

 

USエアウエイズ、政府機関の閉鎖解除で反動を期待=事業計画はアメリカンとは別に進めねばならない

24-Oct-2013 9:00 PM

 

 

USエアウエイズは、20139月末までの3ヵ月で、予想を上回る実収単価を記録し、2013年度第3四半期は、可なり堅調な業績を記録した後に、16日間続いた米国政府機関の閉鎖によって生じた収入減は、回復できると考えている。米国司法省がアメリカン航空とUSエアウェイズの合併を阻もうとした事による影響がどの程度か予想するのは難しいが、両社ともそれぞれ独立した形で路線網拡大を進めている。USエアウエイズは自社のハブであるシャーロット空港からの国際線を拡大して、第2から第3四半期にかけて変動する収入実績の較差を埋めようとしており、一方アメリカンは太平洋線での戦略を組み立てようとしている模様で、これには太平洋横断ルートでのユナイテッドとデルタに対する立場を強化するために、ダラス・フォートワース空港での路線増強がどうしても必要となる。

 

US Airways expects a rebound after government shutdown. Plans must go ahead independent of American

 

中国、更なる新規航空会社の立ち上げを認める=しかし、市場細分化でジリ貧のリスクがある

24-Oct-2013 10:01 AM

中国では、過去数年に、11社のエアラインが国内線市場参入の意思を表明している。数年間に渡って、新規参入を事実上禁ずる方針(例外はあったが)だったのが、次々と(まだ3社だが)監督官庁であるCAACから承認が出て、新エアラインの誕生が認められている。

新規参入エアラインは、この業界が、多くの分野に巨額の投資を必要としている事に辟易して来た政府に代わって、成長を齎し、航空業界に個人資本の流入を促すという目的を果たす事になる。

中国航空業界の実態は、全供給席数の79%を国営エアラインか、その子会社または関連会社が占めていることから、新規参入エアラインに入り込む余地を作ってやる必要がある。そして全供給の94%が御三家である中国国際航空、東方航空、南方航空か、HNAグループのエアラインに拠るもので、その他の独立したエアラインの供給量はたった6%にしかならないのである。だから、既存社にとっては、特に新規参入社が主要都市に基地を持って居ないこともあり、新たな方針転換が俄かに脅威になる事は無い。

しかし、新規参入組は、確かに潜在的には大成長する可能性はあるものの、既にエアラインの供給過剰になっている真っ只中に飛び込む事になる。市場が細分化されることは、スケールのメリットもシナジー効果も手に入れるのが難しい事を意味する。

 

この状況は更なる新規参入を認める事によって、悪化することになる。とは言っても、自由化は疑いなく社会システムが目指すところである。CAACのジレンマはますます深まるばかりである。

China approves more start-up airlines but they risk being starved of scale in a fragmented market

 

エアアジアX2014年初頭から複数ハブ戦略でタイの市場をかき回す=次はインドネシアか?

24-Oct-2013 10:00 AM

エアアジアXのタイでの新しい子会社が、2014年早々にも就航する準備を進めている。当初の保有機材はA330-3002機で、3地点への路線網をめざしている。オーストラリアに少なくとも1地点、そして北アジアに、バンコクの基地ドンムアン空港からの路線開設が見込まれている。

タイ・エアアジアX(TAAX)はタイの新しい3つのLCC1つであるが、中長距離LCCはこの国では初めてであることから、有利な立場と言える。また、タイで最大の近距離LCCであるタイ・エアアジアの旅客を受け止めることになる点も有利に働くだろう。

TAAXはマレーシアのエアアジアXの新たな複数ハブ戦略による拡大方針に沿って、20136月の株式公開で得た資金を利用し、計画している幾つかの合弁事業の最初の例になる予定である。インドネシアが2014年末までに、バリを基地とした第2のエアアジアXの子会社を迎え入れる可能性がある。

 

フィリピンは長期的な可能性としては残るが、当面はエアアジアXの子会社設立は考えられて居ない。

AirAsia X multi-hub strategy to shake up Thailand market from early 2014. Is Indonesia next?

香港エクスプレス、LCCとしての出発が近づき新たな段階に=成長戦略、付帯サービス、そしてブランディングはどうするか

23-Oct-2013 11:30 AM

 

香港では20131027日、香港エクスプレスがLCCとしての再出発を果たし、数週間以内に中国の8都市、日本、マレーシア、台湾、そしてタイへの運航を開始する事になり、初の地元出身LCCの誕生を歓迎することだろう。

 

このHNAを後ろ盾とするエアラインの変身は、たったの5ヶ月で達成された。一見したところでは、大した事は無いように見えるかもしれないが、香港エクスプレスは姉妹会社の香港エアラインとしっかりと統合されていた。香港エクスプレスは、保有機全体の客室仕様をやり直す一方で、独自に自らの路線網を決め、流通や、マーケティング、そして人員配置についても実行してきた事から、両社の絆は、多くの分野で断ち切られている。

 

短く限られた時間の中で香港エクスプレスは、戦略的な決断をいくつか見合わせねばならなかった。その決断を実行し、一方で成長を追及することが、2013年の残りと14年度一杯の同社の計画の殆どである。付帯サービス収入の選択に結びつける様な、新しく、より確かな予約のシステム基盤を導入しようと計画している。

 

香港エクスプレスは、名称をHKエクスプレスに変えて、ブランディングのやり直しも実行する模様だ。より公に目立つ部分では、香港エクスプレスは北半球の2014年夏までに就航地点を2倍以上に増やそうとしている。同社の中国での運航についてはまだ、効率的とは言えない状態なので、更に就航する中国の都市を増やすことになるだろう。

 


Hong Kong Express enters next phase as its LCC launch nears: strategic growth, ancillary & branding

アメリカン航空、激戦の米国-アジア路線市場にダラス発便で一斉射撃を加える

21-Oct-2013 8:45 PM

 

アメリカン航空がダラス・フォートワース空港のハブから香港・上海行きの便を開設するという決断は、米国=アジア間の路線では歴史的に弱い自らの立場を増強する戦略的な動きで、特にこの市場で幾つかのエアラインが北米行き路線を張って、極めて好調な結果を出し、急速に拡大して居る最中になされた。

 

アメリカンはアジアとラテン・アメリカを結ぶ路線でも、、中米、南米に向う乗り継ぎ旅客を自らの最大のハブ空港に集めて、高まる需要から利を得られる様に手を打っている。

 

アメリカンが、ニューヨーク=羽田線を、発着時刻が悪い事を理由に切り捨てた事も含めて、この一連の動きは、直航便である事が、高収益を生むビジネス旅客を惹きつけ、引きとめるためには至上命題となって来た市場動向を見て、日本をストップオーバー地点として来た、これまでの伝統的な考え方から、明らかに力点が変わっている事を示している。

 


American Airlines fires a new salvo in the hotly contested US-Asia market with strikes from DFW

ルフトハンザ、中国国際航空と提携=全ASKのほぼ半分を賄う事になる

21-Oct-2013 4:07 PM

 

ルフトハンザのクリストファー・フランツCEO2013109日ブルームバーグのインタビューに応えて、同社は目下スターアライアンスの盟友である中国国際航空と欧州=中国路線の開設で、より良いコネクションを実現させるために事業提携について話し合って居ると語って居る。その内容は、「将来的には我々相互のハブを結びつけるだけでなく、欧州の主要都市と中国国際航空のハブを直航便で繋ぐ事が重要で、またその逆も同様だ。」

 

ルフトハンザにとって中国は大切な市場の一つで、同社は、これまで北米や日本の路線でパートナーと組んで合弁事業を経験して来ている。中国国際航空とは古くから種々の形で協力をして来ているが、しばしば、競争が差し迫っている緊張の中でのものだった。

 

今回の新たな提携は双方がそれぞれの欧州=中国間のゴールに焦点を合わせる必要があり、ルフトハンザの総生産席数のほぼ半数までが両社の合弁事業から生まれると言う規模の話である。


Lufthansa: a joint venture with Air China could mean almost half its ASKs are covered by JVs

インドネシア・エアアジアとタイガーエア・マンダラ、拡大を計画=香港路線で 

20-Oct-2013 7:00 PM

 

インドネシア・エアアジアとタイガーエア・マンダラの両社が更なる国際展開計画を明らかにしている。

この二つのLCCは、特にインドネシア=香港市場に狙いを定めている。インドネシア・エアアジアは既にインドネシアの国際線で最大のエアラインになっていて、べトナムとインドにも展開を計画している。

 

タイガーエア・マンダラは201312月にバリとスラバヤ発、香港行きの就航を予定しているが、これには、比較的新しい、ジャカルタ=香港線を補完する目的がある。インドネシア・エアアジアの方も2014年にスラバヤ=香港線就航の準備を進めていて、メダン発の香港線も検討している。

 

エアアジアはこの事業拡大で、インドネシアの国内線では君臨していながら、国際線進出に遅れを取っているライオンエアとの国際線市場での格差を更に広げることになるだろう。また間もなくやって来るマンダラの国際線拡大により、インドネシア国際線市場では、タイガーエアがLCCグループとして、ライオンを追い抜く結果になるだろう。

 


Indonesia AirAsia and Tigerair Mandala pursue international expansion with new Hong Kong routes

ユナイテッド、西海岸で変化する競争環境に新たな局面を加える 

17-Oct-2013 10:30 PM

 

ユナイテッド航空は、デルタ航空の2つのハブ空港へ西海岸の自社のハブから追撃する形で、激しさを増すこの地域の争いに参入することになった。

争いはアラスカ航空グループとデルタ航空の間に燃え上がっていて、デルタがシアトルから、急成長する太平洋地区市場への路線網を拡充している事から火がついたものだ。

 

ユナイテッドのサンフランシスコ=アトランタ線、そしてロスアンゼルス=ミネアポリス線の路線追加の決断は、2014年早々にデルタがシアトルから、その潤沢な国内需要を取り込んで、特にアジアへ向けた国際路線網を増強しようと力を入れ始めた頃に行われている。

 

また、ユナイテッドの西海外ハブへの追加増強は、2013年第3四半期の予想を裏切る販売収入、大西洋線の一部で低い実収率、そして中国線の供給競争から太平洋線全体で利益率が予想を下回っている事が背景にある。

 


United adds a new layer to changing competitive dynamics on the US west coast

トルコの航空市場=世界最古の十字路で健全な成長が続く

17-Oct-2013 7:42 PM

イスタンブール新空港建設は20145月に開始予定というレポートに続いて、ノルディック建築事務所がそのデザインを任されたと言うニュースによって、ヨーロッパで最も早いスピードで成長するこの航空市場が再び注目を集めている。

 

LCCのペガサス航空と、路線網を誇るトルコ航空が、2012年の実績で、欧州の高収益航空会社リストのそれぞれ第2位と第4位になっている。(2012年営業利益率ベース)

トルコの航空旅客数は過去6年のうち5年間、毎年2桁の伸び率を示している。

 

この成功は健全な経済の成長の上に成り立っている。比較的に生産性の高い、そして安価な労働力と、トルコ航空のイスタンブールのハブを使った、国際乗り継ぎ旅客の摘み取りがものを言っているのだ。

 

 

Turkey’s aviation market: healthy growth to continue at one of the world’s oldest cross-roads

シンガポール航空子会社スクート、パース線に就航=路線網拡大の第1段階完了

17-Oct-2013 5:50 AM

 

スクートはパース線就航計画を明らかにしたが、シンガポール航空(SIA)の子会社である、この長距離路線低コストエアラインとしては12番目で、6機の777-200体制での事業計画上は、最後の目的地となる。スクートは20126月の運航開始から急速に路線を展開してきたが、6機目の777201311月に投入してから、計20機発注した787の初号機が到着する2014年遅くまでの約一年間、路線拡大を休止する。

 

通常、余り無い、しかし論理的な行動で、スクートは6番目の777をSIAから、客室仕様を変えないままでリースした。これにより、同社は仕様を復原する費用を節約することが出来るが、2015年に787-8が到着して入れ替えられるまで、席あたりコストが高くなることは避けられない。

 

スクートはオーストラリアと大中国圏という主要な市場でSIAが既に確保しているリーディングエアラインの地位を更に強化する為の、大切な道具として登場した。パースはそのスクートのオーストラリアでは3番目の目的地で、既に発表している次の目的地である香港は大中国圏の中では6番目の目的地になる。同社はまたバンコク、ソウルそして東京に路線を持っている。

 

With Perth, Singapore Airlines subsidiary Scoot completes first phase of network development

クウェート航空、機材発注を遅らせ、リースに=近隣諸国は2013年、14年と毎年50機広胴機を買うが

11-Oct-2013 2:00 PM

 

クウェート航空は中東では最も古く、効率に欠ける保有機を抱えている。しかし、同社は待望のエアバスへの機材発注を遅らせて、短期リースを含む契約に変える事を考慮中と報じられている。

長期の契約を遅らせるのは、この借金に苦しむエアラインにとって、一方で、前回、購入計画を回避せざるを得ない羽目になった政治の介入をかわしつつ、恐ろしく老朽化が進む、保有機材の更新を進めるには最善の道だと思われる。

 

一方、近隣の中東のエアライン各社は、世界中に広がる路線網を満たすために、座席数が多く、航続距離の長い機材が必要で、今年、50機以上の広胴機を、来年2014年にも更に50機追加する予定だ。同時に彼らは同じ地域の他のエアラインの機材計画の選択肢を支配してしまう事態になっている。

 

この地域に今後5年間で調達される航空機の半分以上が広胴機で、中には多くの787A350といった次世代機材が含まれている。

 

 

Kuwait Airways to lease, delay orders, as neighbours take 50 widebodies each year in 2013 and 2014

エティハド航空、米国路線での競争力の差を縮める=新たにロスアンゼルス線開設で

11-Oct-2013 10:24 PM

 

エティハド航空は、米国内新地点を間もなく発表するという約束を果たして、米国内、第4の寄港地をロスアンゼルスとすることを明らかにした。

 

20146月に新路線が開設されると同時に、エティハドのこの新路線がエミレーツ航空に新たな圧力をかけ、米国と中東の間に新たな競争の要素が加わる。一方、エティハドは、湾岸のライバルであるカタール航空がアメリカンの主宰する、ワンワールドに正式に加盟する準備を進めているにも拘らず、アメリカン航空とのコードシェア提携を、新路線へも拡大しようとしている。

 

当面、アメリカンは湾岸の2社とパートナーになることに何の不都合も無く、カタールとの関係が深まるに従い、現在のどちらとの関係も切る必要を感じて居ない様子だ。

 

エミレーツは米国と中東との間を運航するエアラインの中で、他を大きく引き離して、最大のエアラインであるが、エティハドの最近の動きは、その差を何とか縮めようとしているようだ。エティハドの新路線が始まると、エミレーツとは米国の3路線、ニューヨークJFK空港、ワシントン・ダレス空港そしてロスアンゼルスで競合することになるが、そう遠くない将来、更なる競争が起こると思われる。

 


Etihad works to close competitive gaps in US coverage with new service to Los Angeles

ガルーダ・インドネシアとアエロメヒコ=初の東南アジアとラテンアメリカのコードシェア提携へ

10-Oct-2013 5:44 PM

 

新しい航空協定が、最近メキシコとインドネシアの間で結ばれ、アエロメヒコと、間もなく2014年前半にはこのメキシコのフラッグキャリアーの加盟しているスカイチームに仲間入りする、ガルーダとの間にコードシェアの機会が与えられた。予定される提携関係は、東南アジアの航空会社とラテンアメリカの航空会社によるコードシェアの最初の例になる予定だ。

 

東南アジア、そしてラテンアメリカのエアラインはそれぞれの地域の結びつきと交易が拡大する中、お互いに提携のチャンスを求めて来た。現在、まだそれが無いために、世界でも最速の成長を続けている二つの航空市場間の旅客を輸送する上で、湾岸諸国や欧州のエアラインに、優先的立場を与えていたのだ。

 

一方、アエロメヒコはアジアに飛んでいる唯一のラテンアメリカのエアラインで、最新鋭機のボーイング787を使って、更に路線拡張の可能性を狙っている。

 

しかし、アエロメヒコが飛んでいるのは北アジアだけなので、東南アジアを飛ぶパートナーが必要となるのだ。


Garuda Indonesia & Aeromexico poised to become first Southeast Asia-Latin America codeshare partner

 

 

中国は航空分野の改革でLCCや新規参入を許す=但し、当面、規制緩和は無し

10-Oct-2013 2:20 PM

 

中国はその世界第2の規模を持つ航空分野の改革を計画している。

 

これまでの動きはひたすら、量的拡大に焦点を絞って来たが、今回の焦点は効率的な成長を目指している様だ。

 

この変化は偶々201311月の第18回中国共産党中央委員会第三回全体会議にぶつかるが、その中央委員会が、新たな指導者を選任して以来ほぼ一年を経て、そろそろ何かしらの変化を期待されているのだ。

 

中国の航空当局であるCAACは、既に、LCCに対して、現存か新規設立かを問わず、これまでより大きな支援をすると示唆している。これまでLCCは明確に禁止されている訳でもなく、公認されている訳でもない曖昧な分野に置かれていたが、今回、CAACはその効率性に着目したのだ。改革が、いま少し明確でない分野は、この国の航空会社の一路線、一社方針、また科学技術の独占解除方針、公務員の出張規則、空域の改変、そして究極的には肥大した国営企業の構造改革である。

 

問題は、今ある航空会社を、現状維持しながら、変革することで、即ち、想像に難くない事ながら、完全な規制緩和はカードには無いのだ。

変革の結果、国営航空会社は、より厳しい競争に直面しなければならないだろう。しかし、彼らは科学技術など、別の分野の改革から恩恵を受ける可能性もある。

 

上海の自由貿易試験区を見れば分かる様に、目指すべきゴールは明白である。しかし、詳細を詰めるのにはまだ暫く時間を要するだろう。何れにせよ、これから積極的な、いや更に重大な変化がある事を疑う向きは少ない。

 


China may allow LCCs and new entrants in airline sector reforms, but no deregulation for now

アラスカ航空、デルタの国内線拡大に応えて=競争を一段引き上げる

9-Oct-2013 11:59 PM

 

今、シアトルが、提携しているアラスカエア・グループとデルタ航空両者の対決する戦場として注目されて来た。

 

アラスカ航空が、最近のデルタの主要な国内路線での動きに対して、ラスベガス、ロスアンゼルスそしてサンフランシスコなどの路線でこれまでの自らの優位性を強化しようと、急遽、対抗策を講じようととしているからだ。

 

アラスカ航空は20143月から6月まで、これらの路線で便数を増強する準備が出来ている模様。これは、デルタが20143月にシアトルからサンフランシスコへの路線開設、そして、2014年上期にロスアンゼルス、ラスベガスへの増便を発表したことに対抗する動きだ。

 

一方で、シアトルでは依然アラスカがデルタの戦略的提携相手であり、デルタはアラスカの持つ膨大な国内路線網から乗り継ぎ旅客を集めて、シアトルからの国際線をますます増強していながら、その最中に、両社はそれぞれ、これらの市場で供給拡大を図っているのだ。

 

二つのエアラインの間の強力な提携関係と並行して競争関係が強まるのは、どの航空会社にとっても、収入の最大化が究極の目的であって、忠誠心にも限りがあるという現実、そしてアラスカ航空が、西海岸の最重要地点で顧客の摘み取りを守ろうとする努力は、いざとなったら、どのエアラインだろうと、例えそれが利害を共有する重要なパートナーであろうと、これを侵食しようとするものがあれば、いつでも反撃する用意があるという意志を反映しているのだ。

 


Alaska Airlines responds to Delta’s domestic expansion in Seattle stepping up competition

ゴールデン・ミャンマー航空、国内、国際線への拡大を計画=保有機1機から4機に増強

9-Oct-2013 5:55 PM

 

ゴールデン・ミャンマー航空は、立ち上げ間もないLCCとして、この5ヶ月間に2機目のA3202機のATR 72-600を受領して、大々的な事業拡張計画の準備をしている。

今回増える供給席数については、主に同社のこれまでは一路線しかない国内路線網の拡張に充てられるだろう。また、たった2つの国際路線である、ヤンゴン=バンコク、ヤンゴン=シンガポールについても、供給増を図るが、この段階では新たな定期路線の開設はしないことに決めている。

ミャンマー初のLCCとしてゴールデン・ミャンマー航空は大きなチャンスを秘めた地元市場の力を大いに利用できる良い立場に居る。しかし、ミャンマー市場は、激しい競争から、殆どの国内、国際路線で供給過剰の状態になっているという障害も待ち受けている。

 


Golden Myanmar plans domestic and international expansion as fleet grows from one to four aircraft

日本政府、羽田空港の国際線発着枠を配分=しかし依然として主たるハブ空港は成田

9-Oct-2013 12:40 PM

 

日本政府が東京羽田空港の昼間帯というドル箱の国際線発着枠を配分したので、間もなく、各航空会社は羽田から新たな路線を開始するのか、単に、現行のフライトを成田から羽田に移行するだけなのかが分かるだろう。日本のエアラインは新設するだろうが、外国社は多分、現行の成田便をより地理的に便利な羽田にシフトするだろう。今回のスロット配分では、JAL5枠に対してANA11枠を配分され突出する結果になった。これで羽田の昼間帯に、JALは計18便に対して、ANAは計24本の国際線の便をはれることになった。この不均衡な配分は、2012年にJAL3枠に対し、ANA8枠を貰った国内線発着枠配分の繰り返しである。

 

ただ、JALは行く先として優良な地点についてはANAと殆ど変わらないくらい手に入れている。違いはJALが欲しかったと思われる、副次的な目的地だが、これも、珍しくJALが対外的に叫びを上げているほど大問題では無い。確かに、JALの営業利益率がより高いので、この発着枠から不釣合いなほど、より多くの利益を上げることになるだろう。ANAJALもおよそ1億ドルの増収を見込める。

 

焦点は羽田で、一部では成田の将来を疑問視する向きも出てきた。しかし、充分に豊かな便数も残っていて、新たに躍進するLCCの登場もあり、日本が、国際線は成田、国内線は羽田を原則とするのではなく、東京に2つのハブを持つという計画を本格化させれば、成田にも居場所がある。


Japan awards international Tokyo Haneda Airport slots, but Narita Airport remains the main hub



バージン・オーストラリアとタイガーエア・オーストラリア=グループのデュアルブランド戦略始動

8-Oct-2013 8:08 AM

 

バージン・オーストラリアとタイガーエア・オーストラリアがいよいよその力の誇示を始めようとしている。タイガーエア・オーストラリアが20134月にグループに入って以来、最初の戦略的な動きとして201312月に12機目のA320を受領すると同時にシドニー=パース直航便を開始するのだ。

 

一方、バージン・オーストラリアはカンタスの国内路線網支配に挑戦しようとホームベースであるブリスベーンとクロンカリーの初の直航便を開始して更なる一歩を踏み出している。これらの新たな動きはカンタス/ジェットスター組がフルサービスとレジャーの別々の市場からそれぞれ利益を上げる作戦が成功していることから、これを真似してやろうと言うバージン・オーストラリアの野心を、今や実行に移そうとしていることを示している。

 


Virgin Australia and Tigerair Australia move to implement the group’s dual airline brand strategy

JAL、エアバスA350を選択=競争とコストの両面から機材の小型化を図る

7-Oct-2013 6:48 PM

 

日本航空がA350を選んだことは、極めてボーイング色の強い、この会社の保有機材に対する、エアバス社にとって嬉しい勝利である。この選択は、また、日本人の需要が弱まり、世界のエアラインとの競争の中でアジアで一番の部類に入る高コスト体質から、より小型の広胴機を使おうというJALの戦略にも見合ったものだ。

JALが世界で最も多くの747を運航していたのは遠い昔の話では無い。JAL2010年に倒産した時、再建計画の中で全ての747が退役したが、この過程でJALの中に、もはや昔の様に巨人にはなれないのだと言う、固定観念の転換も行われた。それに伴い、JALは正直なところ、一体何人くらいの乗客を期待できるのかという現実的な考え方が出てきたのだ。

今回発注したA350JAL777-300ER長距離型の席数を僅かに小さく修正したものだ。アジアの同業者アシアナとキャセイパシフィックもやはりA350を発注している、それは、彼らにとっての最も大きな機材ではないが、一方JALにとっては今回発注したA350は中型の787を補完する最大の長距離路線機材になる。


JAL selects Airbus A350s as it seeks to down-size aircraft capacity due to competition and costs

 

 

グローバル・アライアンスのモザイク模様、インドで進行=スターにはSIA-タタ組が、ワンワールドにはエアインディア-カタール組が、スカイチームにはジェット-エティハド組が

7-Oct-2013 2:10 PM

インドの国際航空業界の将来に全く新しい展望を齎す、息を呑むほど急激な変化が姿を現そうとしている。ほぼ2年以上前に、スター・アライアンスはインド航空の加盟申請を断っている。翌年、ワンワールドが次期加盟メンバーとされていたキングフィッシャー航空の承認を、財政状態を理由に保留することにした。インドのエアラインはこの様に、どうしようも無い状態で、特に政府許認可が係わると決まってそうなってしまうのが常だった。しかし、今や、政府による重要な(大分、期限遅れの)自由化の動きのお陰で、この国は大手グローバル・アライアンスにとって、バランスの取れた重要拠点になる可能性を持つまでに形が整ってきた。

エティハド航空は、今回、ジェット・エアウエイズに対する資本投資に、政府の認可を取得し、インド市場にかなりの供給席増もしていることで、明らかに先発者優位を持つ事になるだろう。一方、長期的に見ると見返りが大きく、他のグループも、もはや座視しているわけには行かなくなっている。

今やインドに必要なのは国際線運航に関わる5/20ルール*を破棄することで、そうすれば、驚くことに機能障害を起こしている国際線問題を、商業的に公正な状態へ一足飛びに乗り越えられるのだ。国の経済に与える影響は計り知れない。

しかし、まだ障害が一つ、二つ残っている。インドではいつもあることだが。

多分、今回は政府がやってくれるだろう。しかし、まだ安心してはいけない。

各アライアンスは皆、興味を持っているのだが、インドの思わぬ落とし穴に彼らは慎重にならざるを得ないだろう。

 

*訳注:5/20ルールとは、インドの航空会社が国際線を飛ぶためには、5年以上の実績を持ち、20機以上を運航している必要があるというもの。

 

 

Global alliance mosaic evolves in India: Star/SIA-Tata, oneworld/Air India-Qatar; SkyTeam/Jet-Etihad

深圳空港、収容能力58%拡大=混雑する隣の広州や香港の空港を補完

7-Oct-2013 9:29 AM

2013年終盤の深圳空港第3ターミナルの拡張工事は、時間当たりの発着便数が38から60に拡大し57.9%の収容能力増大になる計画だ。この収容能力拡大は、中国の最初の自由貿易地区として、国境を接する香港との深い繋がりの恩恵を得て繁栄するこの地域の市場の成長に繋がるだろう。深圳航空とその過半の持ち主である中国国際航空が最大のエアラインで、ともに収容能力の拡大から恩恵を被ることになる。

しかし、競争相手も勢力を伸ばそうと虎視眈眈と狙って居る。中国の主要都市での収容能力が伸びるのは稀有な事で、北京や上海だけでなく、広州でも皆、制限されて来た経験から思い知らされている。

中国南方航空は、99km離れた広州を基地として居るにも拘わらず、深圳空港から国際線を飛ばそうと計画している。

春秋航空は更に野心的で、深圳空港を南部の最初の基地にしようと目論んでいて、混雑する広州と香港から旅客を誘導しようと考えている。広州から、そして香港からの距離は短いけれど、ともに地上交通機関の便が悪く、実際より遠いものになっている。

他の市場ではLCCが地上交通の選択肢を増やして成功しているが、春秋にもそれが出来るだろうか?

 

Shenzhen Airport to expand by 58% – supporting nearby congested Guangzhou, Hong Kong Airports

エティハド航空、エミレーツ、カタールに次いで参入=ベトナムでの巨大な国際線市場のビジネスチャンス開拓へ
7-Oct-2013 9:00 AM

エティハド航空はベトナムに就航する10番目の非アジアのエアラインとしてホーチミン線を開始した。アブダビは今や、アジア太平洋以外では僅か7つしかない都市のひとつとして、ベトナムからの直航便が飛ぶ事になった。

ベトナムは相変わらず、巨大な潜在力を持ちながら、供給が不足している長距離市場という状況が変わって居ない。

しかし、湾岸のエアラインは目ざとくベトナムでのビジネスチャンスを見極め、今やベトナム最大の国際線エアラインの仲間入りをしている。

エティハドは20126月にホーチミンに就航したライバル、エミレーツの後を追って参入。

カタールは既に2009年にホーチミン線を開始し、2010年後半にはハノイ線を追加。今やベトナム第3位の規模の外国社になっている。


Etihad joins Emirates & Qatar in exploiting huge opportunities in Vietnam’s international market



エアラインの基地の考え方=欧州LCCは、他国と違って機材、乗員を外国に駐在させたがる

4-Oct-2013 5:37 PM

2013925日イージージェットはハンブルグに新たな基地を開設すると発表した。これはまさに1990年代に航空自由化を決断した欧州共同体の成功を物語っている。この英国最大のエアラインの成功は、EUのエアラインは域内のどこからでも、またどこへでも自由に飛べるという、この大改革に負うところが大きい。ハンブルグは彼らの23番目の基地である。ライバルのノーフリルエアライン(LCC)であるライアンエアもこの欧州の航空自由化の恩恵を受けて、現在57地点に基地を置いている(欧州外の2地点を含む)。

にも関わらず、未だにこの自由化に対する障害がある。最近の裁判で、ライアンエアはアイルランドの労働契約で雇用して、マルセイユの基地で働く従業員について、フランスの社会保障費を支払うべしという判決が出たのだ。

エアラインの基地とは一体何を意味するのだろう?何故、欧州のLCCはこんなに多くの基地を外国に置いているのだろう?そして、欧州以外では何故、機材や乗員をエアラインの母国市場以外に置くことが稀なのだろう?

 


The airline base concept: European LCCs love to base aircraft and crew abroad, unlike others

軽量A330、中国をターゲットにする=幹線は広胴機に依存度が高い

4-Oct-2013 12:30 PM

過去10年にわたる中国国内線の驚くほどの成長には、どんどん増える広胴機の存在が深く結びついている。この国最大の路線である、北京首都空港と上海虹橋空港の間の航空便は2003年から2013年の10年間で便数の増加率が53%にも達している。そして、広胴機の割合が異常なほど伸びている。即ち、2003年に広胴機は北京=上海間の航空便の47%だったが、2013年には76%になっているのだ。

多くの航空会社が広胴機を飛ばしているけれど、最も注目されるのが、A330だ。この双発機は2003年には中国では飛んでも居なかったが、2013年には北京=上海間の53%の便がこの機材を使っている。だから、エアバス社が軽量化し、地域内路線や国内線用に席を配置したA330の宣伝の場として中国を選んだとしても驚くに足らない。幹線で広胴機を使うのは、単にコスト効率が良いからだけでなく、限られた空域の中で、供給席数を増やしてくれるからなのだ。中国では広胴機であることは極めて重要な要素なので、国内路線の中には、エアラインが広胴機を使う便だけが認可されているところさえある。

 

 

Lower-weight A330 targeted at China, with its high dependence on widebody aircraft for trunk routes

インドのエアライン、LCCもフルサービス航空会社も、ビジネスモデルを再検討しなければならない=たぶんエアアジアの入り込む余地ができる

3-Oct-2013 2:14 PM

インドのエアライン市場の構造はこの数ヶ月で大きく変化すると思われる。航空業界の生存能力を取り戻すために、各社が自らのビジネスモデルを見直そうとしているからだ。インドの国内路線を飛んでいる供給席数のほぼ3分の2LCCのものだ。これは世界でも最高の比率の一つと言える。

この極めて激しい競争の中で、6つの定期航空会社が運賃と商品について大々的に結集したのだ。

しかし、そもそもコスト構造が余りにも違うために、ある社にとってはこの状況はとても続かない。同時に他の社にとってはチャンスを提供している。

時間とともに、競い合うエアライン各社は、間違いなく、超低コストからハイブリッド、そして高級フルサービスまで、より違いを鮮明にした市場内の立場を確立しようとするだろう。これが第一の課題だが、一方で、企業提携のメリーゴーラウンドはますます加速しようとしている。ともかくも、香り豊かなカクテルなのだ。

 


India’s airlines, LCC and FSC, must review their business models, maybe creating space for AirAsia

シンガポール航空、米国市場への焦点を弱める=直航便を廃止して

3-Oct-2013 10:00 AM

シンガポール航空(SIA)は今から2ヵ月後に、他に例の無い、全席プレミアムクラスのロスアンゼルス、ニューアーク行き直航便の運航をとりやめる。これで、米国市場への路線は、再び全てを経由便に頼らねばならなくなる。

同社はシンガポール=ロスアンゼルスとシンガポール=ニューヨーク間の市場で、経由便を提供しているたくさんの航空会社と戦わねばならず、競争上、有利なツールを失うことになる。

SIAの米国市場への総供給席数は16%減少して週間22,000席になる。結果として、SIAは米国市場で第5位のアジアの航空会社である地位から第9位に転落してしまう。

更に大きいのは、SIAが米国市場に供給していたプレミアムクラス席数が、少なくとも26%減少する事だ。エコノミー席数はSIAがプレミアムクラス減席のインパクトを緩和するために、ワンストップのニューヨーク、ロスアンゼルス便をA380471席仕様から同じくA380409席仕様に変更すると見られるため、最大12%の減少になるだろう。


Singapore Airlines reduces focus on US market as non-stop flights are dropped

 

 

デルタ航空、シアトルに路線網を展開=エアライン提携の新たな局面を反映して

2-Oct-2013 8:58 PM

デルタ航空は、最近シアトル発ソウル、香港便の路線拡大計画を発表したが、これはシアトル最大のエアラインであるアラスカエア・グループとの提携により、シアトルを国際線ゲートウェイにしようとする戦略を反映している。デルタはこの数年、シアトルでの運航を拡大して来ていて、アジアに進出するには同社の他のどのハブよりも相応しいと考えているのかも知れない。端的には香港線をデトロイトからシアトルに移している。

デルタの最近のシアトル発アジア路線拡大の議論の中には、シアトル=ソウル線を持って居るスカイチームの盟友、大韓航空との協力の話が全く出て来ない。

デルタがスカイチームに関して沈黙しているというのは、もしかしたら、自社路線網を良くしようとするには、もはやアライアンスは万能薬では無いという論理を如実に物語っているのかも知れない。特に2012年に明白になった、記念碑的なエミレーツとカンタスとの提携があり、エアフランスはエティハドとの協力関係を構築し、デルタはバージンアトランティックの49%買収を交渉している事などを考えると。

デルタとバージンアトランティクは最近、米国運輸省から汎大西洋合弁企業の認可を取得したが、その就航は、デルタの20143月のシアトル=ロンドン・ヒースロー線の開設にたまたま重なっている。

 


Delta Air Lines’ service roll-outs in Seattle reflect new nuances in airline partnerships

東南アジアの航空市場=更に急速に成長、国際線LCCの浸透度も上がる

2-Oct-2013 9:00 AM

 

東南アジアは、主に、域内の低コストエアラインの分野でブームが起こり、拡大していることから、引き続き、世界の航空業界でも最高の成長率を記録するだろう。

 

LCCは今や、インドネシア、マレーシア、フィリピンそしてタイの東南アジア最大の国内市場を持つ4カ国で、50%を越える供給量を占める様になった。更に驚くのは、LCC各社は東南アジア諸国間の域内国際線市場で、急速にほぼ50%を占めると言えるほどになって来ている事だ。

 

一方で、2013年には域内のほぼ全てのフラッグキャリアーも成長を記録している。この成長の大部分は域内の路線で達成されていて、フルサービスの航空会社もLCCと同様に、全体的に好調な景気に後押しされていると言える。

 


Southeast Asia airline market sees more rapid growth & high international low-cost penetration rates

ボストン・ローガン空港、中東へのリンクを開く=エミレーツ航空の就航を誘致して

1-Oct-2013 9:29 PM

 

ボストン・ローガン空港による最近の新規国際路線開設への賑やかな誘致活動は、20143月にドバイ行き直航便の就航が予定されて、まだまだ続いている。エミレーツ航空は、中東、アフリカ、アジアそしてオーストラリアをカバーする同社の全路線網への新たなサービスを開始することになる。

 

これで、ボストンから、興味深い、重要な国際都市への、一連の路線開設が一段落する。2012年にはJALが東京/成田行き直航便を開始し、これに次いでCopaがラテンアメリカの乗り継ぎ拠点であるパナマへの便を就航。エミレーツのドバイ行きの後には20145月にトルコ航空のイスタンブール行き就航が予定されている。

 

エミレーツ航空のボストン線開設は、米国路線に関しては、同社の湾岸3大エアラインの中でのリーダーの地位を更に確固たるものにする。しかし、ここ数年そうだった様にライバルであるエティハド航空とカタール航空は、必ず追いかけて来るだろう。エティハドは先に北米の新地点に路線開設を計画すると言っているし、カタールは米国の新市場の可能性ある地点としてボストンを上げて居る。

 

急速に移り変わる競争の力学に導かれて、湾岸3社は世界の市場に入って来ているが、エミレーツの最近の北米での動きに対しては、ライバル達から興味深い反応があるに違いない。願わくば、それが起こるのは、議会の廊下では無く、市場の現場であって欲しいものだ。

 

Boston Logan Airport establishes new links to the Middle East by luring Emirates to start service

セブパシフィック、エアアジア・ゼスト、タイガーエアそしてフィリピン航空=日本路線の拡大を競う

1-Oct-2013 12:59 PM

 

フィリピン=日本間の路線に大きな供給拡大がやって来ようとしている。主な原動力はフィリピンのLCCの急成長である。そして、この急拡大を可能にするのは、日本とフィリピン両国の新たな航空協定、そして日本政府によるフィリピンの航空会社に対する規制解除である。

 

現在、日本の1地点に週3便を飛ばしているに過ぎないセブパシフィックが、少なくとも週80便、新たに8地点に増便するという、今回最大の供給拡大を計画している。エアアジアは週32便で、タイガーエアは週56便でフィリピン=日本間路線に参入しようとしている。

 

フィリピン航空(PAL)と、その地域航空子会社であるPALエクスプレスが週63便を増やそうとして居る。PALは現在週31便を運航して日本路線のリーダーである。合計すると、現在両国の間に運航されているのは、週76便だが、提案されている増便計画が実際にどれだけ実現するかによるが、その数字が2倍或いは3倍にもなる可能性がある。

 


Cebu Pacific, AirAsia Zest, Tigerair and Philippine Airlines race to add flights to Japan

バニラエア、持ち主ANAのかつて捨てた市場への再登場を実現=一方でハイブリッド・エアライン化を指向

1-Oct-2013 11:30 AM

 

全日空は自身のLCC子会社に、ひとつには語感が好評だったことと、平易で穏やかな意味合いを持つことから、「バニラエア」という名前を選んだ。この性格が当初バニラエアが展開する路線網のテーマになるだろう。バニラはこの11月に新社名に変わるが、その前月の10月に運航を終了する、合弁会社エアアジア・ジャパンの切り開いた路線網を全体として踏襲するからだ。

 

バニラエアの東京/成田をハブとする当初の路線網は沖縄、札幌、ソウル/仁川及び台北/桃園である。その後、グアム、サイパンなどの海洋リゾートへの就航を計画している。ANA2009年にグアム線を撤退しており、サイパンには近年の歴史の中では運航したことが無い。

更にその先に、バニラはインドネシアなど、飛行時間8時間以内の地点を計画しているが、これには同社がスタートするA320以外の機材が必要となるだろう。

 

バニラは将来の機材としてA330を示唆している。が、この事は既に厳しいコスト管理による高い効率の運営という課題を達成出来るのかという懸念を抱かせる。全乗客に預託手荷物は無料という方針もあり、バニラエアは始めからLCCというよりハイブリッドのレジャー航空会社に変形しているのかも知れない。しかし、最初から明確なビジョンが示されない限り、目指すべき低コスト経営が徐々に蝕まれていく事は避けられないだろう。



訳注:この記事の奇妙なタイトルは本文中にある、ANAが、グアム線に飛んでいない事をJALとの対抗上面白くないと考え、バニラを使って実現する事を喜んでいるだろうという分析から来ています。

 

Vanilla Air to give owner ANA a presence in abandoned markets while offering a hybrid model

 

大韓航空、北米に命運を賭け、新市場を求める=スカイチームの助けを借りずに

30-Sep-2013 1:08 PM

 

大韓航空は、20139月にA380をアトランタに就航させた。北米でKALA380が就航する3番目の都市である。スカイチームの盟友である、エアフランスの様に、大韓航空も人口は5,000万人しか居ない国にも関わらず、北米最大のアジアのエアラインという地位にふさわしくA380を米国内の地点に焦点を絞って運航している。

 

しかし、大韓航空もこの地位が北米で派手な振る舞いをしていることによる、当然の帰結であることを理解している。

他のアジアのエアラインではあり得ない、供給座席数の38%を北米路線につぎ込んでいるのだから。

エアラインはどこも、これまで以上にリスクを減らすことを志向していて、大韓航空も例外ではない。

同社は北米を離れて、より事業を多角化するために、時間をかけて築いていく新市場を求めている。

しかし、北米は大韓航空にとってその存在の大きさを簡単に失うことはないだろう。これは一部、アメリカの持つ底力であり、同時にこれまで新市場を見つけようとして出来ない大韓航空の弱さでもある。

 

同社はナイロビに路線を開設、CSAチェック航空を買収、といった手を打っているが、どれも成熟するには時間がかかる。

大韓航空はアジアのエアラインの慣習を破り、少なくともある部分では創造的な考え方を持っている。しかし、今や、地に足のついた戦略を決めねばならい時だろう。



Korean Air seeks new markets after betting the house on N America, seemingly without SkyTeam support



シンガポール航空、まもなく米国への直行便廃止=超長距離飛行終焉を告げる

30-Sep-2013 9:10 AM

 

航空業界の歴史にとって重要な一章であり、シンガポール航空(SIA)にとって北米市場での重要な戦略上の路線に、2ヵ月後、SIAが米国への直航便の最終フライトを迎えることで終止符が打たれることになった。

 

シンガポール発、ロスアンゼルス、ニューアーク行きA340-500の全席プレミアムクラス仕様の便以外に、16時間20分を超える定期便はもう無くなるだろう。

超長距離飛行は既に不経済であることが証明されており、今後はニッチなA340-500又は777-200LRでなければ飛べない17時間を超えるフライトはもう戻らないと思われる。

SIAが退役させると、A340-500は残り17機のみとなるが、これらは主に近、中距離に使われている。

777-200LRはまだ50機以上就役中であるが、これも大きな数字ではなく、またこれらも可能な最大航続距離を飛んでいるものは全く無い。

 


Singapore Airlines upcoming termination of non-stops to US spells end to ultra long-range travel

CAPA-SITAレポート=インドの航空旅客はセルフサービス、携帯端末、ソーシャルメディア対応、全てOK

27-Sep-2013 5:32 PM

 

CAPASITAは、2015年までにインドの航空旅客の体験をすっかり変えるITの潜在能力についての共同研究を発表した。

調査の結果分かったのは、何よりも、2010年に我々が初めて調査して以来、財政的要素で制限されているものの、インドに於ける進歩は、経営者が今やITが、単なる運用の問題ではなく、経営戦略上、重要不可欠な要素だと理解してきたことだ。

これは、近い将来に予測されている最大級の旅客需要の成長に、システムを適合させるために、極めて重要なことである。

この研究は、CAPAが進めている広汎な調査、SITAIT戦略の豊富な経験から行うインドの航空産業の分析を結合させたものである。エアライン、空港、グランドハンドリング、航空管制、国境警備の各部門の利害関係者の中から主要な人々がインタビューに応じた。

消費者調査は首都圏の6つの空港にて500人の旅客から、そして年齢も生活の背景も経験も異なる旅行客からなるフォーカスグループによる定性的な討議を実施した。

 

 

CAPA-SITA Report: Indian air passengers ready to embrace self-service, mobile and socia media

ライオンエア、バタム島のハブを拡大=隣のシンガポール・チャンギ空港の代替となれるか?

27-Sep-2013 3:42 PM



ライオンエアグループはバタム島に置くハブ空港の更なる拡張を計画している。2014年早々に国内新路線をいくつか、次いで2014年末までに国際線の開設を予定している。

 

バンコク、広州、香港、クアラルンプール、そしてジェッダ行きの便は、ライオンがバタムを国内線から国際線に乗り継ぐインドネシアの大ハブ空港にしようという野心的計画のほんの一部である。

バタムはシンガポールに程近いインドネシアの島で、13の国内路線と大量の乗り継ぎ旅客が集まり、ライオンの国内ハブ空港として徐々に頭角を現して来た。

バタムはライオンにとっては現在9番目に大きなハブであり、基地であるが、この島のハン・ナディム空港にライオンが新しい整備基地を作る事になったことから、グループ全体の最大の乗り継ぎハブになる可能性がある。

 

ライオンは混雑するジャカルタに代えてバタムをハブにしようと真剣に考えている。また同時に、混雑して、経費のかかるチャンギ空港を避ける目的で、バタムとシンガポールを結ぶフェリーを手に入れて、旅客をシャトル便で運ぶ事も計画している。


Lion Air to expand Batam hub. Can it emerge as an alternative to nearby Singapore Changi?


 

空港民営化と資金調達の見通し・第2部=CAPA475の空港投資家を追跡

26-Sep-2013 8:37 PM

 

この空港民営化と資金調達の見通しレポート第1部では、私募による資金調達、債券、債券金融などを、また欧州における、主たる空港民営化活動についての世界的な状況を一覧した。

 

今回の纏めの部分ではそれ以外の地域での動きを見てみたい。

 

このレポートと同時にCAPAの世界空港投資家テータベースが発行されたが、これはCAPAのウェッブサイト上で双方向のオンラインデータベースとして閲覧可能。このデータベースには世界各地の空港、インフラ、不動産、などに対して、現在活動中の、過去に活動歴のある、或いは可能性のある、計475の投資家を網羅しており、新たなCAPAメンバーへの付加的プレミアムサービス、「CAPA空港データ体系」としてご利用頂ける。

 


The outlook for airport privatisation and financing, Part 2: CAPA now tracking 475 airport investors

べトジェットエア、A320を大量発注=もう一つの汎アジアLCCグループに余地はあるか?

26-Sep-2013 3:57 AM

 

ベトナムのべトジェットエアが最も新しいアジアのLCCグループとして、野心的なLCC子会社事業構想を構築するための、航空機の大量発注を行った。

 

ベトジェットが発注したA320ファミリーは62機で近年、エアアジアやライオンが出した膨大な発注数に比べれば小さいかもしれない。しかし、ベトジェットがエアアジアやジェットスター、ライオンそしてタイガーエアのモデルに追従して、汎アジアのプレーヤーの仲間入りをしようとしている意思を示している点で大きな意味がある。

 

エアアジア、ライオン、タイガーエアそしてジェットスターはアジア太平洋全域を運航し、東南アジアのLCC市場を支配しているが、その供給席数はLCC全体の77%を占め、その機数はASEAN諸国を基地とするエアラインの保有基数の75%を占めている。東南アジアは確かに大きく、急速に成長する市場であるが、潜在的に5つのLCCグループという数は、特に、いくつかの国にはそれぞれの強固な独立LCCがある事を考えると、生き残るには大きすぎる数字である。


VietJet Air places major A320 order. Is there room for another pan-Asia low-cost airline group?

 

香港エクスプレス、LCCとしての再立ち上げは20131027日=但し戦略詳細はこれから

25-Sep-2013 4:50 PM

 

香港でのLCCの話題の焦点は、今、断然ジェットスター香港が如何に免許を確保するかに絞られているが、はるかに静かに、香港エクスプレスが20131027日にLCCとして再立ち上げする準備をしている。香港エクスプレスは香港で最初のLCCになるのだが、最初にLCCモデルを取り入れる検討をしてから2年も経っている。

 

その最初の路線網は中国本土、そして北東及び東南アジアの各地点で、以前に飛んでいた都市と現在飛んでいる都市を集めたものである。競争としては、手強いフルサービスのエアラインからLCCまでと対峙するわけで、軽重多種多様である。香港エクスプレスは初年度に150万人の乗客を目標とし、2018年までにA32030機、保有する計画である。

 

香港エクスプレスは明らかにエアアジアやジェットスターとは違っている。提供できる付帯サービスは貧弱で、IT戦略など構造的な問題が、力を弱いものにするだろう。それは、おんぶ出来る様な経験あるLCCグループが後ろ盾に無いことから、部分的には予想された事であるが、今回の再立ち上げは、ピーチやスクートが成し遂げた事に比べても、他を圧倒する力を持たない時にどうすれば良いかのヒントを与えてくれる。

 


Hong Kong Express sets 27-Oct-2013 for LCC launch, but strategy details still to be refined

タイ航空、タイ・スマイルを使って中国、ラオスに展開=国内線重視は変わらず

25-Sep-2013 10:00 AM

タイ航空の地域エアラインであるタイ・スマイルは2013年第4四半期に、新たな国際線4地点を含む大掛かりなネットワーク拡大を計画している。そのうち3地点はタイ航空グループにとって初めての就航地点である。

同社はまた、現在の4つの国際線のうち3路線で供給を増やそうとしているが、一方で、最近、3つの国際路線について、ネットワーク計画の初期の誤算として、運航を取りやめている。

一方で、タイ・スマイルは国内線主体のエアラインであり続ける。現在の7路線に2路線を追加し、幾つかの供給を増やす予定で、全供給のほぼ80%を国内線に割り当てる方針は継続する。

この路線拡大が可能となったのは、タイ・スマイルが今後5ヶ月間に6機を受領し、全保有機数をA32012機に倍増させるからである。まず4機が2013年第4四半期に、そして2014年の早い時期にもう2機が来る予定である。

 



Thai Airways uses Thai Smile to expand in China and Laos but domestic focus remains

海外事情

毎日、外国の旅行流通ニュースを読んでいると、トラベルテックの急速な変化 に驚かせられると同時に、それが達成する能力や機能のレベルの高さにワクワ クする高揚感を禁じ得ない。 OTA の市場における勢力が勢いを増し始めた 2010 年頃に、伝統的オフライン の旅行会社は無くなってしまうと喧伝されたが、それから20 年近くたった今で もそうなっていない。TTA のヒューマンタッチのサービスは、オンライン専業 のOTA には真似られないというのがその理由だ。しかし近のトラベルテック の凄まじい進化と発展を見ると、この理由は根拠を失いつつあるようだ。旅行 ではパーソナルなエクスペリエンスを提供できた者が勝利者となる。AI(人工 知能)を駆使してビッグデータを分析すれば、パーソナルなエクスペリエンス の提供が可能なると想像するのは間違いではないかもしれない。 すでに、「もの」の世界で Amazon がこれを実現して大きな成功を収めている。 「こと」の世界でも同じようなことが起きるだろう。事実、旅行者のポケット に収まる24/7のパーソナルアシスタントが実用化し始めている。こんなことを、 「12. ホスピタリティー教祖Dave Berks とのQ&A」を読んで考えた。(編集人)