CAPA分析:NEW HEADLINES  6月-2018年

CAPAアナリストによる アジア・太平洋の航空業界のトピックスは

今・そしてこれからの展望を紐解く大変興味深く、そして貴重なレポートです。

 

毎週幾つかのレポートをピックアップし、その序章をご紹介致します。 

 

 

6月24日掲載

セントルイス:WOWエアの便が前触れ=成熟した米国市場での新たな商機

23-Jun-2018

 

セントルイス/ランバート国際空港は、着実に旅客数の伸びを記録し、WOWエアのレイキャビク行き新路線の開設で欧州線への復帰も祝い、嘗てのハブ空港が自らを創り直したもう一つの好例である。

 

欧州のその他の目的地も、同空港の願い事リストに載って居り、また嘗てセントルイスの路線網の中にあった幾つかの米国中西部の目的地を追加しようと、努力が続いて居る。

 

セントルイスの変身のもう一つの要素は、サウスウエストの本拠地であり、WOWのアイスランド線の基地である第2ターミナルに新たに共用ラウンジを開設した事である。旅客は、以前からターミナルにラウンジを望んで居たし、この企画は空港にとって確かな収入を齎すものでもある。

 

 

St Louis: WOW Air flights herald new opportunity in a mature US market

 Premium Analysis

 

米国エアラインの協定範囲条項=ユナイテッドの目標達成を危うくするかも

 

21-Jun-2018

 

米国の市場現場に、50席、次いで70席から76席のジェットが浸透する中で、米国のパイロットとの労使協定の頼みの綱はスコープクローズ(協定の業務範囲条項)であった。何年もの間に、アメリカン、デルタそしてユナイテッドがそれぞれの保有機群の主流に基づいて、また大きい機材では上限に基づいて、様々な水準のリージョナルジェットを追加導入できる様、その範囲条項には変更が行われて来た。

 

ユナイテッド航空は、大きなリージョナルジェットの上限に達してしまって居り、今や、より大規模な米国のライバルたちに対し、この国の市場でより競争力を持てるよう努める中で、50席のリージョナルジェットを追加しようと準備を進めて居る。

 

これは理想的なシナリオとは言えないけれど、同社はその野心的な2020年の収入目標は、スコープクローズの変更に基づいては居ない事を強調する様、入念な注意を払って居る。

 

US airline scope clauses may hinder United meeting 2020 targets

 

 

 Premium Analysis

 

シンガポール航空の保有機戦略=シルクエアからスクートに737を移転

 

21-Jun-2018

 

シンガポール航空(SIA)は、グループが現在進めて居る、戦略見直しの中の最新の調整として、737-800を域内フルサービス子会社シルクエアから、低コスト子会社のスクートに移行する事を計画して居る。可能性としては、737-800はスクートで就航する前に、シルクエアが現在運航して居る近距離路線でより効率的に戦うため、単位コストを下げられるよう、高密度の全席エコノミークラスに改修されるだろう。

 

SIAは路線移管などの種々の手段で、コストを削減し、収益性を向上させる様に努力して来た。2017年遅くから、既に5路線がシルクエアからスクートに移管され、来年には更に幾つかの路線移管がありそうである。

 

より低いコストのスクートがより多くの路線を継承する中で、SIAGループ内の狭胴機の保有機群にバランスの調整が避けられないだろう。またSIAは、全て広胴機の運航会社としてスクートが正に開業したばかりで、タイガーエアは未だにグループに入って居なかった2012年にシルクエアのために、737を54機購入をコミットしたが、後から考えれば、これは過剰発注だった。

 

 

Singapore Airlines fleet strategy: 737 transfers from SilkAir to Scoot

北大西洋航空事情:英国は最大市場=然し、その他が急速に成長

 

21-Jun-2018

 

エアラインの供給について見れば、英国は、第2位のドイツの2倍以上と遥かに最大の欧州の市場である。英国はまた、米国行きに関して、ドイツと第3位のフランスを併せたより多くの供給を持って居る。このトップ3か国は、欧州=米国間の供給席数の半数以上を占め、一方西欧17か国が欧州=米国間供給の95%を占めて居る。

 

オランダ、アイルランドそしてアイスランドは、全体として比較的に小規模な航空市場であるが、それぞれのエアラインのハブ戦略のお陰で、米国への路線では格上にパンチを浴びせて居る。

 

この点でアイスランドは、今年、欧州から米国への路線の供給で最速の成長を遂げ、過去5年間でも第2位の速度で成長して居る。過去5年間では、低い水準からではあるが、米国エアラインの拡大とエミレーツの第5の自由輸送参入の影響で、ギリシャが最も急速に拡大して居る。

 

TAPエアポルトガルの再生のお陰で、ポルトガルの成長も強力である。スカンジナビア諸国は、ノルウエーエアが2013年に参入しSASがこれに対抗して拡大する事を決断した為に、米国への供給の急速拡大を体験して居る。

 

今回のレポートは西欧諸国の米国向け市場の規模と成長をランク付けする。

 

 

North Atlantic aviation: UK is largest, but others are growing fast

スホーイ・スーパージェット:ロシアより希望を込めて

 

20-Jun-2018

2018年4月遅く、S7航空は50機のスホーイ・スーパージェット購入と更なる25機のオプションを付けて、基本合意書に署名した。発注したのは、2022年に就役を予定して開発中のスーパージェット系列で最も小さい75席のSSJ-75である。

 

100席のスホーイ・スーパージェットは2009年5月19日に処女飛行を行い、2011年に就役した(ローンチカスタマーのアマビアは、その後唯一の保有機を退役させて居るが)。ロシア以外への最初の納入は2013年のメキシコのLCCインタージェットで、西欧への最初の納入は2016年っもシティジェットに対するものである。

 

スーパージェットはボンバルディアのCシリーズ及びエンブラエルのEジェットと競合するが、この新たな科学技術のリージョナルジェットは、サイズの範囲としては下の方を狙って居る。(SSJのサイズの範囲は、また、主としてエアバスA320及びボーイング737の系列機の最小クラスと直接ぶつかる事を避けようとして居る。)

 

ロシア政府が過半の株主である企業、ユナイテッド航空機社の一部である、スホーイ民間航空機社が製造するSSJは、西側市場で運航するロシア製の航空機としては稀有な存在である。現在SCACは、バルカン地方で関心が高いと報じられて居り、欧州での更なる受注を確保する事に期待して居る。

 

今回のレポートはスホーイ・スーパージェットの保有機群と受注台帳の詳細を紹介する。

 

 

Sukhoi SuperJet: from Russia, with hope

 Premium Analysis

 

フィリピン航空:大きな保有機群の変更=A321neo、A350-900が納入されて

20-Jun-2018


フィリピン航空(PAL)は、13機の航空機を受領し、少なくとも4つの新たな国際路線を開設する中で、躍動する、然し課題も多い2018年下期を迎えようとして居る。

 

ニューヨーク、ムンバイ、ニューデリーそして札幌への新たな直航便が、2017年初頭から既に5つの新たな直航長距離目的地を含む、戦略的拡大計画の最新の局面を代表して居る。

 

PALは、最近、エンジンに関連した数か月の遅れの後、A321neoの初号機を受領した。A321neoの第2号機は、同社の最初のA350-900とともに来月受領する予定だ。2つの新型機はともに、PALの長距離商品を、そして将来の提携相手にとっての魅力を改善するために、ライ・フラットのビジネスクラス席を装着して居る。

 

PALは、全て今年中に納入される6機のA321neoのうちの最初の1機を、長距離、低密度の狭胴機運航に使用する予定である。4機のA350は2018年下期に納入予定で、ニューヨークへの直航便を開設するのと、現在は777で供給過剰に悩むロンドンへ丁度良いサイズの機材として使用される可能性がある。

 

 

Philippine Airlines: big fleet changes as A321neos, A350-900s arrive

韓国台湾:LCCが拡大と新たな都市組合わせを牽引=フルサービス各社が後退する中で


19-Jun-2018

 

韓国と台湾間の市場は、悲しいほど小規模である。即ち、LCCとフルサービスを合わせた全エアラインの合計規模は、日本と韓国の間のLCCの供給量に等しい。

 

これは韓国と台湾の間の主路線であるソウル=台北線の自由化がなされて居ない結果である。この規制に立ち向かって、小規模の空港が、二国間協定に抵触しない、新たな都市組み合わせを創出するため、LCC各社と組もうとして居る。韓国と台湾の間の都市組み合わせの数は拡大して居て、市場全体もそうであるが、これは主としてLCCの所為である。

 

2016年以来、フルサービスエアラインは韓国と台湾の間の供給を僅かに落として居る、一方でLCCは拡大し、市場全体は成長して居る。LCCは韓国と台湾の間で37%の市場占有率を積み上げて居る。2018年6月ソウルで開催のCAPA北東アジアのLCCサミットでは、これらの市場について、そしてエアラインと空港の提携関係、及び韓国の既存のLCC各社の、また新規起業組の膨大なリストについての成長の機会についても探索する。

 

 

Korea-Taiwan: LCCs drive growth, new city pairs. FSCs pull back

ホリデイ:欧州のLCC各社に休みは無い


18-Jun-2018


欧州のツアーオペレーターはこれまで常に、フライトとホテルの部屋(或はクルーズ船の寝床)そしてレンタカー、ツアー、イベントの様なオプションを結合した統合パッケージホリデイを販売して来た。これは便利さを提供するだけでなく、全ての要素を独自に集める事に比べて、明らかに料金に対する価値を提供してくれる。更には、インターネット以前の時代には、これを旅行会社抜きで行うことはほぼ不可能だった。

 

それからLCCがやって来て、事態は変わった。彼らの核となる商品は、極めて安く提供する航空座席であったが、彼らが、ホテル、レンタカーなど、その他の旅行関連サービスを自社のウエブサイトで提供し始めた。これが消費者に、自から独自のパッケージホリデイを集積する機会を与える事になった。

 

これに呼応して、統合ツアーオペレーターは彼らのパッケージホリデイをばらして売り始めた。彼らのチャーター航空会社では、座席のみの提供が増え始め、定期便会社へと成長し始めた。

 

今や、主要な低コストエアラインの多くは、第3者のサプライヤーと組んで、(彼らが長いこと売って来た)ホリデイの一つ一つの要素を集積し、パッケージホリデイを提供し始めた。この市場での占有率を上げると言うイージージェットからの最近のコメント、そしてライアンエアの「旅行界のアマゾン」になると言う進行中の計画はLCCの「ホリデイ」販売への野心を物語るものである。

 

 

Holidays: no rest for Europe's LCCs

6月17日掲載

 Premium Analysis

 

エアベルリン後のデュッセルドルフ=ライアンの新たな基地、ユーロウイングズが拡大

 17-Jun-2018 

 

OAGのデータによると、エアベルリンは、2017年9月にはデュッセルドルフ空港全体の供給席数の21%を占めて居たが、2018年9月にはこの供給席数の2/3以上は他のエアラインに吸収され、総供給の減少は僅か6%と言う結果になる見通しである。他社は、特にこの都市の最重要施設であるデュッセルドルフ空港(DUS)で、この拡大の機会をとらえようとして居る。 

 

ライアンエアは、2018年6月、ドイツで3番目に大きな空港であるDUSに、1機を配置し、欧州で86番目の基地を開設した。同社は既にずっと小さなデュッセルドルフ/ウイーズ空港からも就航して居るスペインのアリカンテ、マラガ、そしてパルマの3都市への路線を新たに開設して居る。今や、これらの路線では、DUSの市場リーダーであるユーロウイングズと角を突き合わせて戦おうとして居る。 

 

デュッセルドルフはドイツの航空業界が置かれた現在の背景の中の、多くの主要な要素を描いて見せて居る。即ち、エアベルリンの退場とそれに伴うユーロウイングズが牽引するルフトハンザ・グループの拡大、世界のLCCをリードするライアンエアとイージージェット、そして彼らが買収した旧エアベルリングループの供給、そしてドイツのルフトハンザ・グループ以外のエアライン(コンドル、TUフライ、ドイツ・サンエクスプレス、そしてゲルマニア)の拡大である。

 

Duesseldorf after airberlin: new Ryanair base, Eurowings growth

 

米国の超LCC各社=スピリット航空-フロンティアの合併、未だ遠し 

16-Jun-2018 

 

折に触れて、米国の市場に関する議論はエアラインの統合に、またこの国の成熟した航空業界にまだ可能な組み合わせが残されて居るかという話に向かう。2年前にスピリット航空のCEOが替わって以来、同社と超LCC仲間であるフロンティアとのタイアップの舞台は整ったのではないかと言う憶測が盛り上がって居る。 

 

スピリット航空とフロンティア航空はともに、過去数年間で進化を遂げて居る。両社とも運航実績や顧客の評価についても程度の差はあっても改善に努力して来た。合併すればこの二つのエアラインは恐らく、より早くある程度の水準に達するかも知れないのだが、今の段階では両社は各々、米国市場の中で独自の航路を進む海図を描いて居る様だ。

 

数年前、スピリットとフロンティアにとって、支配する状況が未だに残って居て、それぞれの会社は超LCCの旅の中で異なった段階に居て、米国市場の現場に対して、僅かに異なった戦略でアプローチしようとして居る。 

 

US ULCCs: Spirit Airlines-Frontier merger still distant

Premium Analysis 

 

イタリア-米国間航空市場=ミラノが期待の星 

16-Jun-2018 

 

OAGデータのピーク期間(2018年7月16日からの一週間)の供給席数に依れば、イタリアと米国間の市場は過去5年間に55%も成長して居る。

 

この市場の中で、ミラノ/マルペンサからの便は、2013年7月から供給が140%増え、最も急速に伸びて居る。 

 

エアイタリア(ミラノからニューヨーク/JFK及びマイアミ)そしてノルウエーエア(ミラノからロサンゼルス)はともに、2018年6月にマルペンサから米国に便を開設して居る。ノルウエーはローマからニューアーク、ロサンゼルスそしてオークランドへの便も開設したが、ローマ=米国間の供給拡大はミラノ=米国間(そしてベニス=米国間)の伸びより小さい。

 

ローマはイタリア=米国間供給席数の58%を占め、依然としてこの市場ではイタリア最大の空港であるが、これは5年前の65%から下落した数値だ。イタリア=米国間の供給席数は、過去5年間で10パーセントポイント伸びて、2018年7月には29%に達する。更に、ミラノは米国線を飛ぶエアラインの数が、ローマに比べてずっと多い。

 

Italy-USA aviation market: Milan the rising star

Premium Analysis 

 

タイ:バンコクに3空港体制=旅客数2億人に向けて 

15-Jun-2018 

 

タイは、向こう10年間で、旅客需要を倍増させる計画に合わせて、バンコクに3空港を置く政策を採択して居る。タイはまた、期待される年間2億人の旅客達成を支える、空域の改善やバンコク地区の航空管制の向上にも投資して居る。 

 

バンコクの現存の2空港、ドンムアンとスバンナプーミでの旅客需要は、2018年に1億人を超える模様である。両空港とも、既に収容能力を超えて運用して居る。 

 

スバンナプーミの収容能力は、第3滑走路と新ターミナルの建設で、50%向上する予定だ。ドンムアンは、世界最大のLCC空港に躍り出て居るが、滑走路と空域の制限から、将来的に大きな拡大は望めない。従って、LCCの拡大は、年間旅客6,000万人まで収容可能とする拡張が予定される、バンコクから200km近く郊外にある軍用空港ウタパオに絞られるだろう。 

 

Thailand: three airport policy for Bangkok towards 200m passengers

Premium Analysis

  

PACTE:フランス政府、空港グループADPの持ち株を放出 

15-Jun-2018 

 

フランス政府は、2018年6月18日、成長と、経済改革のためのPACTE Billを上程する考えである。

 

PACTE (Plan d'action pour la croissance et la transformation des entreprises) は「企業の成長と改革へのアクションプラン」のフランス語のイニシャルである。PACTEは就任したマクロン大統領が考えた多くの改革のほんの一つに過ぎず、その中には、パリの空港、そして直接、間接を含め、世界中の35の空港の運用会社である、グループADPに政府が持って居る株式の放出が含まれて居る。 

 

これは嘗てのアエロポルトドゥパリ(AdP)の初めての民営化では無い。AdPはグループ内のパリの空港のブランド名を残して、グループADPとなった。種々の処置を取った結果、政府にこの会社の50.6%の持ち株が残されて居る。 

 

このレポートは、グループADPの更なる民営化の意味合いについて検証する。 

 

PACTE: French government divests its stake in airport Groupe ADP

 

エクアドルの航空事情=自由化、そしてLCCの誘致  

14-Jun-2018

 

エクアドルのエアライン各社の伸びは、2016年国家が景気後退に落ち込み、供給座席から見ると過去数年間、鈍化して居る。2017年には経済は上向きに転じたのだが、2018年、2019年に向けたエクアドルの成長見通しは、依然として歴史的な水準以下にとどまって居る。 

 

エクアドル最大のエアライン、国営のTAMEもまた、過去数年間、供給席数を削り、最近では、収入を上げ、コストを削減する事を誓い、政府から融資を受けて、リストラを実行して居る。 

 

エクアドルに於ける低コストエアラインの浸透度は、依然低い。ジェットブルーは、フォートローダーデールから、この国最大の空港、キトに定期便を張って居るし、スピリットは、2018年3月、フォートローダーデールから、この国で2番目に大きなグアヤキルに便を開設した。エクアドルが、旅客需要の喚起を約束を守ろうとしても、国の経済成長が、より通常の水準に戻るまで、航空旅行の拡大は、限られたものになりそうだ。 

 

Ecuador Aviation: liberalising and courting LCCs

Premium Analysis

  

ガルーダインドネシア航空、見通しが改善=保有機群の増強遅らせて 

14-Jun-2018 

 

ガルーダインドネシアは、収益性を回復する試みの一部とし2年間近く、保有機の追加を休止して居た。10機の737MAX8の納入を遅らせ、ATR72-600の残る9機の購入約束を取り消そうと試みて居る。 

 

ガルーダは、エアラインにとって、保有機群を拡大しなくとも、更なる、供給拡大を可能にする、稼働率向上に集中して居る。特に、現在、稼働が業界水準を下回る、A330、ATR72、そしてCRJ1000から、もっと絞り出せると考えて居る。

  

ガルーダは、国内線ではささやかな供給拡大を、そして国際線では遥かに大きな拡大を追求する計画である。インバウンド需要の大波が来て居る事から、中国とインドが、主たる標的市場である。

然し、戦略の新たな緩和策を以ってしても、このインドネシアのフラッグキャリアにとって、多くの課題が残って居る。 

 

Garuda Indonesia: outlook improves following fleet deferrals

Premium Analysis 

 

航空貨物にブーム:747貨物機が必要=だが改装は有りそうに無い

 13-Jun-2018 

 

航空貨物が急速に回復するに従い、供給量の増加を可能にする案が検討されて居るが、その一方で、エアライン各社は747-400旅客機を引退させて居る。 

 

デルタとユナイテッドはともに最も最近747を退役させたエアラインであるが、カンタスは最も最近、747の退役を促進すると発表して居る。2020年代まで747を運航する英国航空でさえ、この10年間に数機の退役を計画して居る。 

 

これらの747-400旅客機は貨物機にもなれると言う示唆は、ずっとなされて来た。一方、機体はどんどん価値を下げて行くが、改装コストはかなり大きいままである。そして747-400の機齢が高いことから、コストを償却出来る年数は順次減って来る。より大きな懸念は新造747貨物機に比べて、改装機の効率の悪さと一般的なコスト上の不利はずっとついて回る事である。これらは、一般的コストの問題で、ほんの少数の貨物に必要な、機首の跳ね上げドアが747改装機には付けられない事とは無関係である。 

 

747を改装する事は理想的ではないとしても、入手できる貨物機の在庫は小さなものだ:CAPAの保有機データベースに依れば、747-400貨物機(非改装型)の在庫は、僅か13機であり、そのうちの幾つかは既に現役う復帰の準備中である。

 

Air cargo booms: 747 freighters needed, but conversions unlikely

Premium Analysis 

 

LATAM、低コスト事業を検討=市場環境に合わせるために 

12-Jun-2018 

 

ラテンアメリカの最大の運航会社LATAMエアライングループは、独立した低コストエアラインを創設する意思について、否定も肯定もして居ない。然し、この地域で、新規起業で野心溢れる低コストや超低コストエアラインと、より効率的に戦う為に、低コスト専門の事業の創業が必要となることを考え、同社は事業免許を取得しようとして居る。 

 

過去数年間、LATAMは、格安航空会社が、ラテンアメリカの同社の殆どの国内線のそれぞれの市場で、占有率を伸ばし続けて居る中で、低コストエアラインとより効率的に競争する為に、階層にわけた運賃体系をスタートさせた。 

 

米州の、特に米国でのLATAMのフルサービスエアライン提携社の殆どは、超LCCの拡大に対抗する、彼らが良しとする防御策は運賃の細分化であると決意して居る。が、然し、米国は、遥かにずっと成熟した市場であり、ラテンアメリカの異なる市場ダイナミックスが、また異なる取り組み方を保証するかも知れない。 

 

LATAM studies a low cost operation to meet market condition

 

スピリット航空、成熟へ=WiFiを使った戦略、イメージチェンジ 

12-Jun-2018 

 

米国最大の超LCCである、スピリット航空は、2007年にこの国で最初の預託手荷物料金を導入して、商品のバラ売りに関しては、先頭を走って居る。スピリットの動きは、米国の業界がより多くのアラカルト料金を提供し、大きな付帯サービス収入創造に注力するのを推し進めて来た。その途上では、スピリットは商品のバラ売りの境界を押し広げ、空港での印刷された搭乗券に課金する事などに反映されて居る。 

 

然し、2017年遅くに、アメリカン、デルタ、そしてユナイテッドが導入したベーシックエコノミー運賃が、本格的にスタートする中で、スピリットは、同社の2018年第1四半期の非航空券収入の改善を最も牽引した、包括的運賃商品を創ることにした。スピリットは、リテーラーになる為に、eコマース戦略を展開しようとして居り、包括的運賃という選択肢はスピリットの商品戦略の進化の一つの柱である。

 

スピリットは、また、殆どの米国エアラインの仲間入りをして、同社の旅客にwifiを提供し、機内でも「繋がる環境」を提供する最初の超LCCとなる予定だ。

 

Spirit Airlines matures: new strategy with WiFi, image change

6月11日掲載

マンチェスター空港=新しい路線が「北の発電所」を盛り上げる

10-Jun-2018 

 

 エアライン2社が2018年の末にかけて、英国のマンチェスター空港(MAN)発着の新たな定期便を開設する計画であることを発表した。インドのジェットエアウエイズと、エチオピア航空である。

 

これらのエアラインを空港に惹き付けた事は、マンチェスター空港の為だけでなく、ロンドンと南西部地区に対する、重要な経済的競争相手であるとして再位置付けを目指すイングランド北部とその1,500万の住民の「北部の発電所」という概念の為にも成功であると銘記されて良い事だ。

 

欧州外から外国のエアラインを誘致する事は、2019年3月に発効する、英国の欧州連合から脱退するという決断以来、更に大きな重要性を持ち始めて居る。

 

Manchester airport: new routes boost 'Northern Powerhouse'

 

Premium Analysis

 

エチオピア航空、エアモーリシャス、アフリカへ=チャンギハブを活用 

09-Jun-2018

 

シンガポールのチャンギ空港は、2017年、アフリカへの旅客が20%増加して24万人になったと報告して居る。アフリカが、チャンギの総旅客数の僅か4%未満である事を考えると、そこはシンガポールがこの数年間ずっと育てようと試みて来た、戦略的に重要な市場である。

 

数年間のロビー活動の後に、2017年にエチオピア航空はシンガポールヘの直航便を開設し、シンガポール=アフリカ間のいくつもの都市組み合わせにとって、より短時間のワンストップ乗り継ぎとなった。エアモーリシャスは、2016年にアジア=アフリカ間の架け橋を創ると言う、異例の合意を両国間で結んだのに続いて、シンガポールに直航便を開設した。

 

チャンギ空港は、それ以来、エアモーリシャスそしてエチオピア航空と彼らのシンガポール線を育てる為に、密接に協力して来た。両エアラインは、現在、地元市場としては比較的小規模であることから、アフリカ=シンガポール間路線の長期的な生命力が必要であるこの地域のハブとしてシンガポールを使って居る。

 

Ethiopian, Air Mauritius leverage Changi hub to Africa

 

 

 

インドネシア:国際線航空業界=急速な成長と激しい競争

08-Jun-2018

 

インドネシアの市場は、総旅客の75%の占有率からなる国内線の航空旅行が支配して居る。然し、国際線事業は急速なインバウンド拡大に牽引され、大きく伸びる過程にある。

インドネシアのエアラインは、2017年には、国内線の伸び8%を凌ぐ、国際線乗客数を20%増やした。彼らは1,200万人を超える定期便旅客を運び、インドネシアの空港は3,400万人を超える国際線旅客を取り扱った。外国のエアラインは、国際線旅客の60%を占めて居るが、国内のエアラインも市場占有率を獲得し始めて居り、熱心に格差を縮めようとして居る。

訪問客数が2017年には21%も増加し、インドネシアは、旅行客に人気の高い目的地として台頭して来た。バリ=中国間の市場が急拡大しており、中国はインドネシア最大の源泉市場である。 

 

Indonesia: international aviation. Rapid growth and strong competition

 

中国の「一帯一路」計画と航空業界
05-Jun-2018

これまで、中国の、当初「一帯一路」計画と呼ばれたもの(現在では「帯と道」計画:BRI)に、中国の航空交通の分野がどう適用されるのかについて、かなりの憶測があった。今回のレポートは、2つの帯(地上と海上の)に沿ったどの空港が中国の建設会社及び/又は投資家から如何なる支援を受け取ろうとしているかについて検証する。中国の企業が、この2本の帯の選ばれた地域では、他では違うが、その存在感を拡大し続けて居る。

 

彼らの殆どは、基本的に西欧に、そして旅客用よりも、大規模な道路網の優位性を利用した、貨物用の施設が建設可能な、この大陸の東の方に惹きつけられて居る。 従って、その地域の幾つかの小規模空港は、複数の中国事業者/投資家から求愛されて居る。これとは対照的に西アジアに向かって、旧来のシルクロード沿いにある多くの空港は、今のところ、無視されて居る。

 

然し、いずれのケースでも航空はBRIの一部として考えられて居るか、既に組み入れられようとして居るかのどちらかだ。

 

China's Belt and Road Initiative and aviation 

Premium Analysis

 

ジェットブルーとジェットスイートXの関係=独自のコードシェアを含めた投資

04-Jun-2018

 

ジェットブルー航空は、多くの意味で途を開拓して来た先駆者である。機内でテレビの生放送を提供するのも、恐らく、米国の機内エンターテインメント分野に革命的だったし、ミントというプレミアム商品を提供した事も、米国の大陸横断路線市場では常に一歩先んじる結果になって居る。

 

2016年、同社はジェットスイートXに投資する事を決め、提携相手のカタールが矢張りこのERJ-135の運航会社に投資したのに合わせ、2018年には投資額を増やした。ジェットブルーは今や、ジェットスイートXの10%の株を保有して居り、このチャーター運航会社と、どちらかと言うとこれまでに無いコードシェアの売り買いもして居る。

 

ジェットブルーのジェットスイートXとのコードシェアの決断は明らかに多くの局面を持って居る。このエアラインは、基本的には投下資本への見返りを確実にする事と、またジェットブルーの、顧客のより良い搭乗体験を強調する改革者としてのイメージを更に進化させる狙いも持って居る。ジェットブルーはジェットスイートXのネットプロモーター指数(NPS)が好評という事が、この小型ジェット運航会社と提携して喜んで居る原因の一つだと証言して居る。

 

JetBlue and JetSuiteX relationship: investment with a unique codeshare

ウイズエア:急速拡大計画に必要なのは=利益率への圧迫を押し返す事だろう

04-Jun-2018

 

ウイズエアは、過去4年間、営業利益率では、ずっと、欧州で2番目に利益をあげるエアライン会社であった。その単位コストは、この中欧/東欧州という焦点となる市場で、最大のライバルであり、また欧州で最高の利益率を持つエアラインであるライアンエアに並び、同社を超LCCと定義する水準である。

 

同社がライアンエアとの闘いに競争力を保つのに必要な、単位コストを更に下げる戦略の一部として、ウイズエアは、A320ceoが支配するその保有機群を、A321neoが主流となるものに変容させようとして居る。単位コストには、一機当たりの席数が多い事、そして、新世代機材の改善した燃費効率の両方が効果がある筈だ。

 

然し、この戦略は、また、ウイズエアを継続する急速な供給拡大に縛りつける事になり、これは、単位収入に、そして、可能性として利益率にのしかかる事になるだろう。ウイズエアは、2018年度(2018年3月までの一年)に、記録的な収益を上げたが、その営業利益率は、今や2年間、穏やかな下降に見舞われて居る。同社は、2019年度には、更なる収益拡大を予測して居るが、これもまた、供給と収入の拡大に見合ったものにはならないかも知れない。

 

Wizz Air: rapid growth plan will need to reverse margin squeeze

 

ブラジルの国内線業界=主要エアラインは、各種の圧力に耐える

04-Jun-2018

 

上昇する燃油費と、通貨の乱高下が、ブラジルのエアラインにとって忍び寄る難問であるが、この国最大のエアライン2社は、ある意味では国内の需要が堅固であるお陰で、この難題に耐える事にかなりの自信を持って居る。

 

ブラジルのエアラインにとって、需要と、慎重な供給管理により、燃油費の値上がりと、通貨ブラジルレアルの為替変動から来るコスト圧力を、ある程度相殺する為に、収入を秩序立てる事が出来る筈だ。

 

この国の3大エアラインの一つ、アズールは、2018年、最大の国内線供給の拡大を計画して居るが、同社の路線網の殆どが無競争状態であり、同社は2018年下期は、需要の安定が続くだろうと考えて居る。

 

Brazil domestic aviation: major airlines to weather pressures 

 

カザフスタン−欧州間の航空業界=エアアスターナの新路線と商品改善

04-Jun-2018

 

昨年、カザフスタンのエアアスターナは、ルフトハンザとの新たな提携で実現した、ドイツヘの2つの路線を開設した。2018年夏には、エアアスターナは、4つのカザフスタン=ドイツ間路線を運航し、ルフトハンザが、第5の路線を飛ぶ予定だ。

 

エアアスターナは、また、アスターナ=ロンドン/ヒースロー線を、2018年6月から毎日1便に格上げする。過去3年間、ロンドンは、極めて好成績を残し、エアアスターナが、ただの週間3便から、現在の週7便に拡大する事を可能にした。

 

エアアスターナは、アムステルダム、パリへも飛んで居り、西欧への便として、4年前の週間わずか16便だったのに比べ、2018年夏には週26便を飛ばす予定だ。エアアスターナとその提携相手のルフトハンザが、現在のところ、カザフスタンから西欧に直航便を飛ばして居る唯2つのエアラインだが、いくつかの東欧のエアラインは、この市場でワンストップの商品により、激しく競い合って居る。

 

Kazakhstan-Europe aviation: Air Astana's new routes and upgrades

 

6月3日掲載

Premium Analysis

 

ガルーダ・インドネシアとスリウィジャヤ、ライオンに対抗=提携を形成して

03-Jun-2018

 

インドネシアのエアライングループであるガルーダとスリウィジャヤが彼らの子会社計4社の間でコードシェアを実施する事になる提携関係を形成して居る。これまではライバル同士だった2社は、困難の多い国内線の置かれた環境の中で、彼らより大きなライオングループに対抗するために結託する事としたのだ。

 

インドネシアの国内線市場は世界で第5番目の大きさで、2005年以来旅客数が3倍に増えた世界で最も速い速度で成長して居る市場の一つである。然し、統合があったにも拘わらず、競争は激しさを加え、結果として供給過剰の状態になって居る。2017年、インドネシアの主要エアラインの全てが赤字となった。

 

ガルーダ=スリウィジャヤの提携関係は、ガルーダのLCCであるシティエアリンクとスリウィジャヤの域内子会社ナムエアをも含むのだが、両グループの長期的な地位を改善し、やがて統合合併に至る可能性もある。然し、シティリンク、スリウィジャヤとナムは、両グループが2018年に収益性を回復するのをより難しくする、コードシェア機能を追加する事となり、短期的には大きなコストがかかる事になるだろう。

 

 

Garuda Indonesia and Sriwijaya respond to Lion by forging partnership

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シンガポール航空の保有機群=787-10、A350ULRの受領で拡大再開

01-Jun-2018

 

シンガポール航空(SIA)は、2018年4月に10機を加えるのを手始めに、合計117機に向け、保有機群拡大の新たな局面に入ろうとして居る。同社はまた、域内広胴機の保有機群をA330-300と旧モデルの777から、より高密度な787-10とA350-900に更新する事により、客席密度を上げようとして居る。

 

10機の航空機の純増と言うのはアジアでは良くある事だが、SIAにとっては極めて珍しい事だ。SIAの保有機群は過去数年間ずっと前年並みであったし、10機以上の拡大は少なくともこの20年間無かった事だ。

 

新たな航空機のテクノロジーが、拡大を再開する事を可能にしようとして居るのだ。787-10は、単位コストの削減を齎し、A350-900ULRは、かつて効率の低いA340-500で運航して居た路線であるロサンゼルスとニューヨークへの直航便を経済的に再開する能力を与えてくれる。

 

 

Singapore Airlines fleet: growth resumes as 787-10s, A350ULRs arrive

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2017年、欧州のエアライン利益率ランキング=ライアンエアとウイズエアが依然リード

31-May-2018

 

営業利益率から見てリストされた、欧州エアライングループとその子会社の中で、一つのヒエラルキーが形作られて居る。2017年(或は直近の会計年度)のランキングでは、ずっと欧州で利益率最高のエアラインであるライアンエアがトップ、次いで、ウイズエアが、追走グループを引っ張って居る。共に会計年度が3月までである、この2つのLCCは、2018年5月に年度決算を発表して居り、ランキングが纏められる。

 

然し、LCC各社はどこも上手く行って居る訳では無い。ノルウェーエアは、負の利益率で、ランキングの底辺に沈んで居る。何年間か、ライアンエアのすぐ後を追って居たイージージェットは、今やトップ10から滑り落ち、ジェット2.comの利益率も滑り落ちて居る様に見える(未だ発表待ち)。

 

ライアンエアとウイズエアの後には、IAGの、2つのフルサービス子会社である、エアリンガスと英国航空が来る。これに加えて、IAGのブエリングが、大手グループのLCC子会社として、最高の利益率を上げて居る。彼らが、欧州の大手伝統的エアライングループのリストの中で、IAGをルフトハンザとエアフランス-KLMより上に押し上げて居るのだ。エーゲアンが、独立系FSCのトップである。

 

このランキングは、また、欧州には、世界水準の利益率を持つ高業績のエアライングループと子会社は、比較的少数のみである事を示して居る。

 

Europe's airline margin ranking 2017: Ryanair and Wizz Air stay ahead

 

 

SIAの企業、プレミアム対策有利に=ニューアーク直航便の復活で

31-May-2018

 

シンガポール航空(SIA)は、今年中に、2クラスの低密度A350-900ULRを使い、プレミアム旅客に焦点を絞った商品で、ニューアークとロサンゼルスへの直航便を復活させる事を確認して居る。2018年10月に復活する予定のニューアーク便だけでも、SIAの米国向けビジネスクラスの供給を22%、そしてプレミアムエコノミー供給では驚くべき58%の増加になる。

 

SIAはシンガポールからニューヨーク/ニューアークへの直航便を、2004年5月から2013年11月までA340-500を使って運航して居た。これらの便は当初、プレミアムエコノミー117席とビジネスクラス64席を売り物にしたが、2008年、SIAはA340保有機群を、100席の全席ビジネスクラス仕様に変更した。

この改修は、比較的上々の搭乗率、実収単価を記録したにも関わらず、燃油価格が上昇して、路線収益を大きく改善する事は出来なかった。

 

SIAは、2015年遅く、7機のA350−900ULRの発注と同時に、ニューヨークとロサンゼルスへの直航便を復活させる計画を発表した。そして2018年5月30日、同社はニューヨーク市場への直航便は2018年10月11日に復活し、同社の新たな保有機群A350−900ULRを67席のビジネスクラスと94席のプレミアムエコノミー席、合せて161席に改修すると発表した。

 

 

SIA corporate, premium advantage with Newark nonstop return

チェジュ航空のSWOT分析=韓国最大のLCC、その強みを維持せねばならない

29-May-2018


チェジュ航空は一つの分岐点に差し掛かって居る。韓国最大で、最も成功し、利益を上げて居るLCCは、現在CEOとして、取締役副社長で営業トップから昇格したスク・ジュウ・リーが就任して居る。彼は、同社を安定させ、成長を追求し、成功裏に、IPOを行った賢い指導者キューナム(ケン)・チェの後任である。チェ氏は、ディジタル業界に転身する為、この会社を去ることになって居る。

 

新たな経営陣は、しばしば、新たな戦略を開始する事を意味する。長距離広胴機が時代の流行であるが、チェジュ航空は、その様な拡大を追求しない様、強く注意を払って居る。市場は未成熟で、チェジュ航空の現在の近距離事業は、成功を収めて居る。現在の商品で、まだ更なる商機が存在するのだ。

 

新たな参入者達の脅威から考えると、リスクの高い方向転換への余地は少ない。

 

 

Jeju Air SWOT: Korea’s largest LCC must preserve its strengths

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日本の空港民営化=ペースと利益を上げ始める

29-May-2018


日本の空港民営化は、政府がそれを国の使命として始めると発表した2011年には余り関心を呼ばず、その頃からつい最近の数年まで、動きは鈍かった。

 

然し、ある外国の提携社、フランスのバンシ(実際、これまでの所、数少ない中の一つ)を採用し、日本の金融企業オリックスと共に、傾きかけた大阪の関西空港を請け負った事で、対象になって居る国家レベルの多くの空港に、多くの業種の企業から入札が入り始め、少なくとも日本人自身にとって、かなりの関心を呼んだ様である。

 

更に多くの空港が、民営化の対象にして貰いたいと言いだした事から、外国の投資家たちは、その幾つかが小規模な空港であり、現実的な商機があると見たに違いない。これらの空港は、世界中の他の地域では、今や重要な要素となった低コストエアラインも、未だに充分な供給をして居ないのだ。しばしば、LCCを惹き寄せ、外国からの観光客を惹き寄せる必要性については契約の一部となって居り、それはまた、必ずしも容易なことでは無い

 

 

Japan's airport privatisation picks up pace - and interest

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ライアンエア:4年続けて回復=だが乱気流に要注意

28-May-2018


ライアンエアは、こと多き12カ月を過ごした。昨秋、同社は、大規模なパイロットの配員計画の失敗に見舞われた後に、労働組合組織化に合意し、賃上げを行なって居る。2018年4月には、ライアンエアは、ボーイング737MAXの発注を25機追加し、確定発注を135機とし(更に同社は行使する予定の、75機のオプションを残して居る)、ラウダモーションの株の24.9%を買収、EUの競争認可が与えられれば、これを75%まで増やす事に合意して居る。同社はまた、向こう数年間で、更なる統合の好機を模索する事を仄めかして居る。


2018年3月までの会計年度(FY2018)に、ライアンエアは、パイロット問題があったにも関わらず、ガイダンス範囲の最上端に届く、創業以来最高の純利益を達成した。同社は、再び営業利益率で欧州最高の黒字エアラインに返り咲いた。然し、前を向くと、同社は、2019年度、燃油費と人件費の増大から、純利益は10%程度の減少を見込んで居る。更には、ライアンエアは、これまでずっと、強硬なBrexitが航空界に与える悪影響の可能性を最も声高に主張して来て居る。

 

同社の「常に良くなる」計画が4年目に入り、ライアンエアは、搭乗率や利益率の傾向値で、他に威張れる成功を収めて居る。同社は、それらの指標で、欧州のリーダーの座を守りそうだが、同社の無敵の上昇軌道は一休みの時期に来た様に見える。

 

 

Ryanair: four years of getting better, but beware of turbulence

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ミャンマーの国内線航空業界:大きな成長可能性=然し、エアラインが多過ぎる
28-May-2018


ミャンマーの国内線航空業界はこの10年間で、150%の成長を示し、巨大な可能性を秘めて居る。然し、市場はずっと供給過剰と採算性の欠如に悩み続けて居る。

 

現在、エアライン9社が300万人に満たない旅客からなる国内線市場でせめぎあって居る。2017年遅くに1社が運航を休止して居るが、更なる統合合併は避けられないと思われる。

 

残る国内線エアライン9社のうち1社は、売りに出されて居り、他の1社はエアアジアに株を売却する事を検討して居る。然しミャンマーのエアライン所有者は概して撤退には消極的で、エアラインの損失をカバーするために、他の事業で利益を捻出する事を良しとして居る。

 

業界の再編が長いこと待たれて居るのだが、未だに起こりそうに無い。国内線市場は未だにLCCのビジネスモデルを支えられない。

 

 

Myanmar domestic aviation: big growth potential but too many airline

米国エアライン大手3社=燃油価格の浮動性にも拘わらず供給拡大

28-May-2018


米国の3大グローバルネットワークエアラインにとって、収入の勢いは、国際線分野が牽引して、2018年第2四半期にも続く模様である。アメリカン、デルタ、そしてユナイテッドは各社とも大西洋横断路線が、米国の夏季ピークの始まりであるこの四半期の収入牽引車になると考えて居る。

 

然し、この3社全てにとって、確かな収入単価の伸びの予想に並行して居るのが、2018年第1四半期に大きく値上がりした燃油価格の浮動性である。アメリカン航空は、燃油費は年間で30%の増大を予想して居る。

 

燃油価格が駆け上がるのにも拘わらず、アメリカン、デルタそしてユナイテッドは、2018年の供給予測を当面維持しようとして居る。アメリカンは夏季のピークシーズンを前に供給予測の間引きをする事は賢い話では無いと考えて居るが、燃油価格が現在の水準のままだった場合、今後年内に調整する考えを排除しては居ない。

 

 

US Big 3 airlines: Capacity growth despite fuel price volatility

フィリピンの国際航空市場=旅客増の波に乗る

27-May-2018


フィリピンの国際航空市場は、2007年の旅客数1,150万人から2017年の2,440万人へと、過去10年間に倍増を超えて拡大して居る。フィリピン発着の国際線定期便は、2017年には、3年連続で2桁となる12%の伸びを見せた。

 

国際線旅客需要は、2015年に11%、2016年に10%拡大して居る。2017年のやや大きな拡大は、2010年にやはり12%伸びて以来、最大の伸び率である。

 

成長の波に乗る経済と、フィリピンが魅力的な目的地として台頭して来た事が、過去3年間、急速な成長を牽引して来た。フィリピンへの訪問客数は3年連続で11%増加して居る。

 

 

Philippines international aviation market: booming passenger growth

Meet KLM Care-E