CAPA分析:NEW HEADLINES  1月-2019年

CAPAアナリストによる アジア・太平洋の航空業界のトピックスは

今・そしてこれからの展望を紐解く大変興味深く、そして貴重なレポートです。

 

毎週幾つかのレポートをピックアップし、その序章をご紹介致します。  

1月13日掲載

米国政府の閉鎖:航空宇宙業界に逆風 

10-Jan-2019

 

米国政府の一部機関が閉鎖して居る事は、金融業界から国立公園周辺で営む小規模事業主まで、多くの産業に大混乱をもたらして居る。

 

航空業界もまた、TSATransportation Security Administration運輸保安庁)係員の仮病の病欠が高率に上る事から、FAAの安全検査員が監視業務を中止する事まで、この「閉鎖」から多くの現場で困難に直面して居る。

 

ETOPS証明書の発行が不確実な事や、航空機の就航に遅れが出て居るなど、エアラインでの実例も既に現れて居る。

 

全体として「閉鎖」がエアライン事業にどの様な影響を及ぼすか、予想するのは難しいが、長引く政府機関の一部閉鎖による経済的影響は、米国航空宇宙産業の多くの局面に波及して来るのは間違いない。

 

US shutdown: headwinds for aviation and aerospace

気候変動航空業界への影響、計画を立てるのは今だ

 08-Jan-2019

 

航空業界の気候変動への影響については、多くの分析や報道が行われて居るのはもっともな話だ。

 

気候変動が航空業界に与えて来た影響の報道スペースはそれより少なかった。

 

気候変動が航空に与えると予想される主要な影響は、気温、降水量(雨と雪)、嵐のパターン、海面高度そして風のパターンの変化から齎される。これに加えて、気候変動は、干ばつの増加、水とエネルギーの供給への影響、そして野生生物体系、生物多様性の変化に導くと予想される。その結果として航空へは、航空機の性能の低下、需要パターンの変化、インフラへの悪影響、供給能力の損失、そしてスケジュールへの障害などを齎す。

 

2018年遅くに行われたEUROCONTROL(欧州航空航法安全機構)の調査に依れば、最大多数の欧州航空業界の回答者(86%)は、気候変動が航空界に与える影響を低減させる行動が、現在或は将来に必要かも知れないと言うものだった。然し、ほぼ半数(48%)は未だに、気候変動の影響に順応する計画を開始して居ない。

 

航空業界に携わる人々にとって、気候変動に順応する対策をとる事には、事業運営上の、ビジネスと管理上の強力な理由がある。2019年が始まるに当たって、航空業界に携わる人々にとって、気候変動のリスク評価は、新年の誓いのリストのトップ近くに有ってしかるべきである。

 

Climate change: its impact on aviation. The time to plan is now.

アマゾンとアマゾンエア:巨大なエアラインになろうとする? 

08-Jan-2019

 

アマゾンの第2の本社の選択に関する憶測が2018年、ビジネスの見出しの大きなスペースを占め、アマゾンは幾つかの米国の空港で存在感を増し、保有機群を拡大しながら、引き続きその航空配達事業を築き上げつつある。

 

アマゾンが存在感を拡大しようと計画して居るフォートワース・アライアンス、シンシナティ、ロックフォードの様な空港にとって、そしてこのオンライン小売の巨人と結びつきを深めようとして居るエアトランスポートサービスグループにとって良いニュースである。

 

アマゾンが独自の配達の流れを運用し始めた事から、アマゾンは貨物の巨人フェデックスとUPSの事業に影響を及ぼすのか否かという疑問が生じて来た。

 

同社の空輸事業の構築は未だ始まりの段階なので、アマゾンが市場に及ぼす、最終的な影響は未だ定かではない。然し、最近の展開はアマゾンの貨物配送に関する野心は増大して居る様に見える。

 

Amazon & Amazon Air: becoming an airline behemoth?

Premium Analysis 

LOTポーランド航空のSWOT分析:中央欧州の人気ネットワークエアラインに 

08-Jan-2019

 

LOTポーランド航空は、201911日に90周年を迎えた。2019年に同社は、初めて、丁度4年前の2倍以上の1,000万人の旅客を輸送すると予測して居る。この一里塚に達したことは2008年から2015年の乱気流の時代を過ぎて、同社のリストラが成功した事を強調して居る。

 

LOTは、他の幾つかの中欧のフラッグキャリアー各社(2012年に破産したマレブの様な)の運命を避ける事が出来たが、2012年には、ポーランド政府の借款で救助されねばならなかった。この政府援助はリストラ経計画を条件に欧州委員会の承認を得て居る。コスト削減、保有機群の近代化、そして路線網の重整備が、近距離路線では強力な低コストの競争に直面して居るものの、LOTをより競争力を持つものにして居る。

 

中欧唯一のれっきとした長距離運航会社であることから、LOTはこの地域の人気ネットワークエアラインになる野心を持って居る。ポーランドは、はるか2013年にLOTの民営化を認める法案を可決して居るが、民間の投資家は最早、絶対では無くなって居る。

 

にも拘らず、スターの加盟社として、然し共同事業メンバーの中枢に入るには小さ過ぎ、LOTは恐らく、より大きな財政的、そして路線網の力を持つエアラインとより親密な繋がりを持つ事からメリットを得るだろうと思われる。

 

今回のレポートはLOTの強み、弱み、商機、そして脅威について検証する。

 

LOT Polish Airlines SWOT: Central Europe's favourite network airline

Premium Analysis 

カンボジア:予測通りの観光ブームには新空港が必要

07-Jan-2019

 

フランスのヴァンシ・エアポートは、主要な3つの空港でのコンセッションを通じて、カンボジアとは長い繋がりを持って居る。今や、カンボジアのフンセン首相は、これらの空港の効率性に疑問を投げかけて居て、新たな空港を建設する必要があると固執し、実際に一つはその過程にある。

 

フンセンはカンボジアの現存する3つの国際空港は、国際線旅客が年間600万から1,200万人に増加すると予測される、2025年の旅客需要を収容できるとは思われないと述べて居る。大多数の来訪客は中国と近隣諸国からで、それに米国が西洋からとしては最大の一団(2017年に257,000人、4.6%)を送って居る。

 

然し、時代は変わりつつあり、今やカンボジアの航空業界のインフラを改善する最前線で牽引して居るのは、欧州では無く、中国の企業の様である。201612月、政府は中国のユンナン投資ホールディングズリミテッドをシエムレアップの主となるデベロッパーに選任して居る。(政府はSCA(空港コンセッション会社)に契約を期限前に終了する補償をする必要がある)

 

Cambodia: new airports needed for projected tourist boom

1月6日掲載

 Premium Analysis  

デルタ航空、AIを駆使してブロックチェーンに商機を見出す

04-Jan-2019

 

人工頭脳(AI)、ブロックチェーンと機械学習は、旅行業界を含め、全産業で盛んにやり取りされるキャッチフレーズである。エアライン各社は、様々な水準で、そして事業運営や、旅客体験、最終的には収益性などの改善に活用する、その能力について、これらの科学技術を語って居る。

 

デルタ航空は、先ごろ、予測整備から、従業員が組織にとって最も元気になる将来の見込みに至るまで、同社が実行しようとする機械学習や、その他の科学技術活用方法の幾つかを概説して居る。

 

デルタや他の多くのエアラインは、AIや機械学習、データの力を活用する方法などを取り入れた戦略を創り出す初期段階に居る。然し、あらゆる規模のそしてあらゆるビジネスモデルのエアラインが、これらの現存し、台頭して来る科学技術が市場現場の頼みの綱になる事を理解して居るのは間違いない。

 

Delta Air Lines leveraging AI, sees blockchain opportunities

 Premium Analysis  

サウジアラビアの空港:4つの主要施設の状況報告 

03-Jan-2019

 

今回は、間違いなくサウジアラビアにとって大きな変化の時である:同国の空港に、その開発や、民営化の見通しに大きく影響を及ぼす変化だ。過去2年以内に起こった、政治的な展開は外の世界がこの王国を如何に見て居るか、またそこに投資すべきかどうかを考えて居る事に影響を与えるかも知れないし与えないかも知れない。

 

一方で、民営化の過程は、基本的にはあるコンセッションの一つだが、棚上げとなって居る。

 

このレポートは、主要空港の状況と、それらが純粋に運用面からの視点で、如何に投資家にとって魅力的かを概説する。

 

Saudi Arabian airports: status report on the four main facilities

ACI 空港レポート;航空事業以外の活動の経済的影響 

03-Jan-2019

 

2016年の世界の全地方の空港から集められたデータから得られた世界空港評議会(Airports Council International =ACI World)の発表した統計は、航空産業以外の異なる分野から得られる収入の比較価値について、面白い考察を示して居る。

 

主要な実績の指標(KPI)は、2016年会計年度の中で919の空港からの反応を得た、2016年の例年調査に基づいて居る。先進国、台頭する開発途上国、ASEANの国々、ユーロ圏、BRICS(ブラジル、ロシア、インドと中国)、「次の11か国」(韓国、メキシコ、バングラデシュ、エジプト、インドネシア、イラン、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、トルコとベトナム)、等々(目録参照)からの様な広い範囲の空港のタイプや場所を網羅するための努力がなされて居る。

 

空港産業の収入の総額は2016年に1,613億米ドル、このうち、8903千万米ドル(55.4%)は航空分野の収入であり、6403千万米ドル(39.9%)は非航空関連で、即ち2016年に世界中の40%弱の収入は、航空関連以外の源泉から生み出されたのだ。非航空の収入が一番多いのは、中東で、航空収入合計との差が2億米ドル以内になって居る、次いでアジア太平洋である。

 

以下のレポートはこの問題についてのACIレポートの短い概要とそれに関するコメントである。

 

ACI airport report: – economic impacts of non-aeronautical activities

 Premium Analysis  

ウズベキスタン航空のSWOT分析:構造改革の後に商機と課題 

02-Jan-2019

 

ウズベキスタンは、長年に亘ったソ連流の独裁者、イスラム・カリモフの死後、シャフカ・ミルジヨエフ大統領が2年前に就任して以来、巨大な潜在力を持った航空市場として台頭して来た。ウズベキスタンは、それ以来、観光に門戸を開き、航空輸送分野の大改革に導く、大きな構造改革の途についた。

 

ウズベキスタンは、今や、観光に大きく焦点を当て、既に、過去2年間で来訪客数を2倍以上に増やし、政府は更に急速な成長をけん引する助けとなる筈の、より緩和されたビザ発給方針を発効させて居る。新方針は航空業界の拡大を奨励し、同時に、より多くの外国エアライン、そして民間の新規参入社を惹き付ける筈の、新たな、より自由化された事業運営環境を導入して居る。

 

政府所有のフラッグキャリアーであるウズベキスタン航空にとって、改革は、激しい競争と、保護主義の終焉を意味する、より課題の多い環境を創り出して居る。

 

ウズベキスタンは、漸く、エアライン会社が航空輸送の、実質、全てを制御し、空港と航空宇宙分野の独占により利益を上げ、エアラインの損失を埋め合わせる相互子会社化を可能にする、ソビエト流の縦構造を捨て去ろうとする中で、同エアラインは空港や他の場所から引き離されようとして居る。ウズベキスタン航空にとって良い面を見るとすれば、このリストラの後には、同社は、観光ブームの頂点にあって、急速に成長する市場で強固な立場を持ち、よりスリムなより効率的なエアラインとして台頭して来る筈だと言う事だ。

 

Uzbekistan Airways SWOT: opportunities and challenges after reforms

フィリピンーインド航空業界:PALはデリーへ、入国需要拡大 

02-Jan-2019

 

フィリピン航空(PAL)は、2019年早々に、新たな保有機であるA321neoを使ってデリーへの定期便を復活させる計画である。この新サービスは、より多くのインド人訪問者をフィリピンへの惹きつけ、今やフィリピンにとって最大の手つかずの市場を急速に拡大する力になる筈である。

 

PALはつい最近、マニラ=デリー間、A321neoによる週間4便の新サービス開始を2019331日と設定した。PALは、先にムンバイとデリー双方に飛ぶ事を検討して居たが

 

バウティスタシ氏はPALはデリーのみに就航する計画であると述べて居る。

 

PAL2013年以来、インドの目的地に飛んで居ない。同社は20113月に、デリーへの便を週3便の直航便とバンコク経由の週3便で開設して居た。

 

Philippines-India aviation: PAL to Delhi, inbound tourism grows

ガトウィック空港、ヴァンシには「提携」の一撃 

02-Jan-2019

 

米国、英国とフランスのクリスマス休暇が終わった直後、ヴァンシ・エアポートは、英国の首都、そして全国で第2番目に忙しいロンドン/ガトウィック空港の50.01%の過半数の自由保有権株式を取得する計画を発表した。

 

今や世界で最も有力な空港運営会社の一つである、意欲的なヴァンシ・エアポートは、ガトウィックの様な、欧州の大規模な主要ゲートウエイ空港をずっと欲しがって居て、また間違いなく、既に少数株主になって居る、フランスのグループADPの株式を、仏政府が売りに出すのに備えて居た。同社が現在持って居る欧州で最も繁忙な空港は、リスボンだが、最近の取引はずっと小規模なベルグラード空港であった。

 

然し、ガトウィックの殆どの指標はプラスであるが、ヴァンシにとっての大きな課題は同社が期待する、より良い成果を達成する事であろう。

 

Gatwick Airport “partnership” coup for Vinci. Now to maximise the asset

ブラジルの空港コンセッション:リオとサンパウロが含まれる

31-Ðec-2018

 

ブラジルの空港コンセッションプログラムは、先ごろ新たな大統領に選ばれたジャイル・ボルソナロの命により、更なる問題、今度は6地域の44空港が招集されたと報じられた事で、またも予期せぬ展開を見せた。

 

最も魅力的な空港、特に外国の運航会社にとって、は既に行ってしまって居る様だが、今回の一群には、リオデジャネイロのサントスデュモン空港とサンパウロのコンゴニャス空港が含まれて居る。

 

然し、主要空港のコンセッション業者たちの理解とは逆に、副次的な空港が完全な機能回復されるかも知れないベロホリゾンテでの出来事は、現行及び将来の一群にとって、否定的な影響を与える脅威となって居る。

 

Brazilian airport concessions: Rio and São Paulo to be included

 Premium Analysis