海外事情

フォーカスライトJapanでは、Tnooz (tnooz.com) 並びにTravel Weekly (travelweekly.com)を含む海外主要旅行業界誌から、面白そうな業界ニュースを選別し日本語に意訳して、トラベルジャーナル(TJ)の隔週コラム「FROM THE WORLD/海外事情」に掲載しています。この「海外事情 アーカイブ」では、TJのコラムに掲載したしたニュース以外の記事を、TJコラム発行日の3日遅れでアーカイブとして掲載しています。

海外事情 124日号

 

Ø   顧客10億人獲得の鍵はアジア

Ø   米国でブリージャー増加

Ø   エアビー、障害者施設を強化

Ø   OTA2強、将来展望語る

Ø   ソジャーン、旅行のSNS促進

   以上のニュースは、トラベルジャーナル124日号を参照ください。

 

Ø   スカイスキャナー、Twizoo買収

 スカイスキャナーが、Twizooを買収した。Twizooは、ソーシャルメディアからの顧客の意見を引き出すテクノロジーを持っている。Twizooが引き出すSNSからのユーザーコンテンツと、既存のホテル口コミとを連動させて、消費者のインフォームドな意思決定を支援するのがこの買収の目的。(Tnooz 11/09 https://goo.gl/DEoHsi)

 

Ø   エアビー利用鈍化

 最近のモーガンスタンレーのレポートによると、プライベート・アコモデーション利用が3.3%ポイント増加して25%となった。16年の8%ポイント増より大幅に増率幅が低下した。欧米市場で80%とすでに頂点に達しているブランド認知も前年の、20%ポイント増から8%ポイント増に減少した。この減少とは反対に、主にプライバシーと安全性に対する障害が増加している。プライバシーと安全性の問題による成長の鈍化は、次の重要なポイントを反映していると思われる。(1)エアビーともっと広いプライベート・アコモデーション分野は、以前に想像されていたよりも“よりニッチな市場の可能性がある”。(2)アクティブな敵対者や資力を持つロビイストの活動が活発化している可能性がある。フォーカスライトも、エアビーの急成長が15年〜17年にかけて鈍化すると予想する。OTAは、エアビー利用の鈍化から恩恵を受けるだろう。OTAは、強力な消費者の利用傾向、検索トラフィック獲得のための有料広告掲載スキル、在庫の提供能力に優れているので、エアビーに対する脅威になりつつある。そして、ワンストップショップとしてより有利な地位を占めるだろう、とこのレポートは述べている。以前のエアビーの急成長への対抗手段として、ExpediaはバケーションレンタルのHomeAwayを買収、Priceline Groupは、Booking.comに対するプライベート・アコモデーションの供給を増加させている。Booking.comでは、プライベート・アコモデーションの数が、伝統的ホスピタリティーのチョイスよりも現在多くなっている。(PhocusWire 11/13 https://goo.gl/jrECFe)

 

Ø   リフト、国際市場進出

 配車アプリのリフト(Lyft)が、トロントで来月から営業を開始する。米国以外では初の営業となる。18年のIPOを検討中で、アルファベッドの投資部門やCapitalGの支援を受けて100億ドルの資金調達を実行中である。トロントでは、最初の3ヶ月間で週間20回の顧客獲得を条件に、最初の3000人の運転手募集に25%のボーナスを提供する。Lyftは、フォードモーターと提携して自動運転技術の開発にも参加。一方ライバルのUberは、5年前にトロントに進出した。自分たちと同じ規則が適用されていないとしてタクシー運転手からの反対に遭遇し15年には営業禁止の訴えがなされたが、オンタリオ州高裁はこの要請を退けた。それ以降、人気が増加して営業的成功を収めている。しかし依然としてタクシー業界との緊張関係が継続している。そんな中でLyftは、Uberが一時的に撤退しているトロント郊外の市場にも進出することを計画している。

 Lyftがトロント市場進出を発表したたった数時間後に、Uberがガバナンスの安定化とIPO準備のため、株式の一部を日本のSoftBankに売却すると発表した。そのUberに対して、先週、英国雇用裁判所が下級裁判所の判決通り、運転手は個人営業主であり雇用者ではないとする同社の主張を却下した。Uberの英国におけるビジネスモデルそのものが否定されてしまう恐れなしとしない。また9月にロンドン交通当局は、Uberが同市に対して“適切に適応していないnot fit and proper)としてUberのラインセスンスを取り消した。Uberは即控訴したので、控訴期間中の営業はなんとか継続できることなる。Lyftは、ロンドン市当局とも交渉している。彼らは、友好的イメージを売り込んでUberとの違いを際立たせている。(nytimes 11/13 https://goo.gl/Qi5L5v)

 

Ø   APAC旅行者の購買特性

 Expedia Media Solutionが、最近の調査で複数世代にわたるAPAC(豪・中・日)の旅行者の購買特性を明らかにしている。豪州のZ世代と中国ミレニアルが最も多く年間35日以上旅行する。日本の若い世代は、年間12日間しか旅行しない。彼らは中国の同世代と同様に国内旅行をする傾向が強いが、豪州の若い世代は、より年取った世代同様に海外旅行を好む。広大な国土を持つ中国では、旅行者の86%が航空機や鉄道を利用する。6000余の島を持つ日本では、37%が航空機、31%が自動車、25%が鉄道をそれぞれ利用している。Expediaは、航空会社やホテルのマーケティングに活用できる、数百万人の実際の顧客の数十億にもなるビッグデータを公開している。(Tnooz 11/14 https://goo.gl/JYo8rW)

 

Ø   エアビー、パリ中心部自主規制

 伝統的ホテル運営業者のAccorMarriottの頭痛のタネになっている短期レンタルWebサイトAirbnbが、来年1月からパリ中心部の施設に対してフランスの公式泊数制限である年間120日の自動キャッピングシステムを導入する。年間泊数の自動キャッピングは、すでにロンドンとアムステルダムに導入されている。Uberと同様、エアビーは世界で当局の取り締まり強化に直面。これは、公平な競争環境が維持されていないと訴える宿泊施設業界のロビー活動に影響されている。パリやベルリンなど幾つかの都市では、住宅価格の高騰と住宅の供給不足問題を引き起こしているとの批判も強くなっている。エアビーは、同社の営業の最大の都市であるパリ中心部の4地区に自動泊数規制システムを導入して、当局との良好な関係の樹立に腐心している。住宅問題のアドバイザーは、中心部4地区だけに限らずパリ全市に自動キャッピングを導入するべきだと語る。パリでは65000軒とエアビーの単一市場では最大規模、フランスは、1ヶ国では40万軒以上と米国に次いで2番目の大きなエアビー市場になっている。(reuters 11/14 https://goo.gl/7VqpzP)

 

Ø   グーグルと旅行

 Google10年に航空運賃検索のITA Software7億ドルで買収してから、異なる時代の到来が感じられるようになりつつある。11年初頭にこの買収がDOJにより認可されてから、同年末にGoogle Flightsサービスが立ち上がったが、その時点では正直言って検索スピード以外はあまり評価されたものではなかった。ゆっくりした国際展開と新機能の追加も目立ったものではなかった。Googleは、航空便メタサーチの開発と同時に、ホテルのプラットフォームも継続して拡張させている。端的に言えば、多くが恐れるように旅行スペースにおける中核サービスを、徐々にしかし確実に強化しつつある。

 17年に至り、Googleの旅行ツールは、米国市場でどのような位置にあるのだろか? 以下はフォーカスライトがJumpshotと協力して調査した4つの主要ポイントである。

 

(1)トラフィック

 

Google Flightsのユニーク月間ビジターは、15年の第3四半期にKayakを抜いて、15年から17年の間に2倍増加しトップに立った。欧州ホテル検索のTrivagoは、JumpshotINDEXGoogleを上回る。しかし今年GoogleKayakを追い抜いた。TripAdvisorは、Trviagoを断然上回るが、このサイトには口コミ情報を検索している多くのトラフィックが含まれる。

 

 

(2)レファラル

 

航空検索ではKayakが他を引き離して飛び出る。しかしGoogleは過去12ヶ月間で上昇している。ホテル検索では、フラットな軌跡を描いている。16年第2四半期では減少している。Trivagoも低下しているがKayak2年前のレベルに戻っている。

 

 

(3)リファラルのシェア

Google Flightsが、ほとんど(80%以上)のリファラルを航空会社に送っている。反対にKayakはおよそ70%OTAへの送客だ。ホテルでは一般的に誰もがOTAに対して大部分のリファラルを送っている。しかしGoogleは、ホテルに20%の最大のリファラルを送っている。

 

(4)コンバージョン

もっとも重要なメトリックスであるコンバージョンでは、Google Flightsがトップの25%Kayaku2位の8%となる。ホテルでは、Kayak9%Google8%を抜く。

 以上から、Googleが確実にOTAやメタサーチの脅威になりつつあると言えるだろう。17年上半期のGoogleの旅行関連キーワードの一般検索結果では、Google Flights45%と前年同期の43%から増加した。航空会社直販サイト31%OTA24%であった。ホテル関連キーワードでは、Google Hotels16年の19%から17年に28%に上昇した。このペースが18年にも継続すれば、Google HotelsOTA17年上半期30%)を抜くだろう。このプレゼンテーションの詳細はYouTube https://goo.gl/tn22C5をご覧ください。 (PhocusWire 11/17 https://goo.gl/PFhv8Y)

 

Ø   トーマスクック・マネー

 トーマスクックが、新たなファイナンシャル部門“トーマスクック・マネー

を立ち上げた。新部門立ち上げとともに、旅行に関わる全ての金銭取引の容易かつ迅速な自己管理を可能するRoamLyk2つの新アプリをリリースした。Roamは、1旅行あたり、1日あたり、一人当たりで、何時でもかけることができる旅行保険アプリ。Lykは、10カ国通貨で利用できる非接触決済カードで、マスターカードとして世界のどこでも利用できる。まず英国市場で展開、数ヶ月かけてその他の市場にも展開する計画だ。(thomascookgroup 11/24 https://goo.gl/x58HoV)

 

 

 

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