海外事情

フォーカスライトJapanでは、Tnooz (tnooz.com) 並びにTravel Weekly (travelweekly.com)を含む海外主要旅行業界誌から、面白そうな業界ニュースを選別し日本語に意訳して、トラベルジャーナル(TJ)の隔週コラム「FROM THE WORLD/海外事情」に掲載しています。この「海外事情 アーカイブ」では、TJのコラムに掲載したしたニュース以外の記事を、TJコラム発行日の3日遅れでアーカイブとして掲載しています。

 

   

 ■2018年4月2日 お知らせ 

 

TD勉強会のサイトをリニューワルしました。 

e-tdb-world.wixsite.com/index  をご覧ください。 

のサイトに掲載した「海外事情」のニュースの全てを閲覧することができます

 

閲覧には、以下の手順により会員登録が必要です。

ステップ 1) 「お問い合わせ」ページより、会員情報を登録

ステップ 2) 「ログイン/会員登録」→「新規登録」より、

                     Wixアカウント(メルアドと任意のパスワード)を登録

 

                                                                                                     2018年9月3日

JAMR 海外事情 93日号 

 

Ø  アマデウスがエック企業買収 

Ø  体験旅行で公正なシェア事業 

Ø  クルック、資本増強で欧米展開 

Ø  GDSNDCに大手TMC参画

 

以上のニュースは、トラベルジャーナル 93日号をご覧ください。

 

 

Ø  最新の旅行マーケティング part1:SEO戦略

 

WTTC(世界旅行観光機構)によると、旅行および観光は2016年に世界のGDP2.3兆ドルの貢献をしており,世界経済においては10分の1の割合で雇用を支えている。
旅行や観光関連の4分の3以上(76.8%)の消費はレジャーによるものだ。巨大なマーケットはしばしば空白の予定表から始まる。多くの消費者の旅行計画は、まずはどこかに行きたいという希望から始まって、行き先、時期、方法など特段決めていない。ほとんどの旅行者はそれらの答えはオンライン検索により自力で得ることができる。SEO(検索エンジン最適化)とコンテンツのパフォーマンスプラットフォームであるSearchmetricsの報告によると、レジャー旅行者の60%がウェブ、アプリ、ソーシャルメディアを使って検索し、フライトや宿泊施設、アクティビティを予約して旅程をまとめている。旅行会社がこの反応の良い観衆に近付き、刺激するためのデジタルマーケティングに莫大な費用をかけているのは意外なことではない。
2017
年にExpediaはマーケティングで53億ドルを記録した。これは、当年度のグループ全体の収益の半分以上を占め、対2016年比21%増となった。ライバルのBooking Holdings2017年にパフォーマンス広告で41億ドルをわずかに下回る支出(対201619%増)をしたと報告している。6月を通してはデジタルマーケティングを中心としたさまざまなトピックスを取り上げる。
最初に今やGoogle的最適化と言っても良いSEO対策に関する最新の状況分析から始めよう。音声による検索が顕著になり全く新しい戦略をもたらし変化しつつあるが、一方でGoogleのウェブとモバイル検索におけるブランドの地位は依然として顧客獲得で群を抜いている。

  

モバイル優先

 

消費者はデスクトップよりモバイルをより多く使っているので、Googleはモバイルのコンテンツに焦点を移している。
Google
3月末にクローリング、インデックス登録、ランキングサイトの新しいシステム導入を発表した。以前はユーザーの問い合わせに対するページの関連性を評価する際に、主にページのコンテンツのデスクトップ版を使用していたが、モバイル優先のインデックス登録は、Googleがコンテンツのモバイル版を圧倒的に使用することを意味している。Googleはモバイル優先のインデクス登録で集められたコンテンツは“この方法で集められたものではないモバイルコンテンツやデスクトップのコンテンツに対してランキングの優位性がない”と言っているが、このことは検索の戦略がモバイルとのインタフェースを優先する必要があるという明らかな兆候を示している。「当社の顧客のほとんどはデスクトップよりモバイルを使っています。もしあなたの会社にモバイル用のウェブサイトがないなら必要です」とSEOとコンテンツマーケティングのBlueGlass CEOであるKevin Gibbons氏は言っている。
 

 

オーガニック検索

 

Gibbons氏はExpediaOrbitzを含むいくつかの旅行ブランドと仕事をしている。ほとんどのGibbons氏の顧客にとっては、アクセス数だけでなくオーガニック検索と新しい顧客が最も重要な対象となっている

 

しかしその検索のアクセス数を促進する戦略は変わってきた。
Gibbons
氏は「数年前にはランキングの要因を分析してGoogleで一番に見えることに焦点を置いていましたが、現在は一番に値するブランドの評判をいかに確立するかに焦点を置いています。解決策は広報とコンテンツマーケティングのミックス、つまりデータによる研究を含む面白くて魅力あるコンテンツを作ることなのです。人々はニュース性があって、信頼のおけるものを欲しているからです。それをパッケージとしたものは視覚的にもアピールして共有できます。もし人々が国内メディアや出版社のサイト、ブロガー、インフルエンサーなどからそのコンテンツへのリンクを欲したら、そのコンテンツが一番になる価値があるという意味でGoogleにより強力なシグナルを送れます」とこのように言っている。


Booking.com
Expediaといった大手のOTAは検索エンジンの結果のページで群を抜いている。彼らは膨大なサービスを提供して、広範囲な用語でGoogleにランク付けすることができる。
Gibbon
氏はまともに彼らと角突き合わせるより、小規模のサプライヤーは独自のサービスや場所に関しての最適化を進め、もっと狭い範囲での戦略を練った方が良いと提案している。「例えば行き先や場所といったキーワードを含む検索を行うとしばしばGoogle マップのリストが出てきますが、ホテルは具体的な場所があるという理由でOTAより高いランク付けをすることができます。だからといってSEO対策をする必要がない意味ではありません。ターゲットを絞ったブティックレベルなのか、マーケットでボリュームを捉えようとする広範囲レベルなのかということだけなのです。大会社の何百万ドルものマーケティング予算のないブランドにとって良いニュースは、50%70%のクリックの主なアクセスはオーガニックなリスティングに向かうということです。一般的に有料のリストをクリックするのは3-5%にすぎません。ということはもしあなたの会社がオーガニックで一番なら有料検索結果にリストされるより、より多くのアクセス数を発生させることができます」とGibbon氏は言う。

  

最良の方法

 

Searchmetricsはデータベースの旅行関連のキーワード5,000を基に、旅行業界向けの検索エンジンランキング要素について初めての分析を最近発行した。この調査結果は、旅行時の検索エンジンの最適化のための最良の方法を、画像数、単語数、キーワードの使用その他の洞察とともに提示している。以下に、特徴とSearchmetricsのコンテンツマーケティングマネジャーStephen Bench-Capon氏のコメントを記載する。

 

・旅行業界のウェブサイトのリストには、すべての企業の平均より箇条書きが多い。

 

「文章だけだとわかりにくいのですが、リストは構成された形式のコンテンツでページにある情報を利用者に分かり易くしています。データによると、旅行業界ではリストが長くなりがちでたくさんの情報を提供しています。利用者は大抵、比較選択するので、多くの詳細な記述を求めています」。

 

・旅行部門のトップにランクされているランディングページは、ページ本文の検索キーワードの使用が全体の平均より少ない。

 

「ひと昔まえのキーワードスタッフィングと呼ばれていたSEO対策では、例えば文章中に“Majorca”と何度も書くことにより、検索エンジンのアルゴリズムがそれを取り上げ、“Majorca”についてなのだと分かるというものでした。
現在はコンテンツに本当に関連したものとなっており、キーワードスタッフィングは消えつつあります。調査によると、旅行においては全く関連性がないことが分かりました。今の考え方はトピックに普通にアプローチする適切なコンテンツを書き、キーワードのトリックを使わないことです」とBench-Capon氏は言っている。

 

・ Googleでの最初の検索結果ページでの旅行業界の最初にアクセスされるページは、他の業界より38%多く最低200 x 200ピクセルの画像を使用している。

 

「画像は感情に直接訴え、注目を集めることができます。他の業種ではページに過重をかけたくないのであまり画像を使いません。旅行では画像は人気があります。画像は関連性があるように注意深く選ぶ必要がありますがコンテンツに追加する場合は積極的に使用すべきです。」Googleの最初のページにある旅行のページは他の平均より内部的リンクを23%多く使っている

 

 「良い内部リンクの構造を持つことは利用者が迷子にならないためにも、またGoogleクローラにとっても常に重要なことです。旅行業界では高いランクのページはより多くのリンクがあり、低いランクのページには比較的少ないということがわかりまし」とBench-Capon氏は言っている。「見る人をどれだか長くとどまらせるかが重要です。ランキングの高い旅行のページはそうするのがとても上手いということがわかりました」。

 

Googleの最初の検索の結果ページにある旅行のURLに関連したコンテンツは、すべての業種を分析したところ平均的なページより高いランクにある。

 

Googleはここ何年かコンテンツとの関連性が最重要だと言っています。
この傾向は旅行業界がより強いのです。ということは旅行のSEO対策は正しいということになります」。

 

・旅行業界のトップランキングのURLは全業種平均より57%単語が多い。

 

「旅行においてはたくさん単語があるほうが良いということが分かりました。とはいっても関連性が必要です。単語を多くするだけのための単語ではだめです。私たちはホリスティック−包括的という単語をかなり頻繁に使用しますが、これは利用者がもつ可能性のある質問の範囲に対応したページを提供するということです。包括的なコンテンツは様々な利用者にアピールし、Googleも好むに違いありません。だからホリスティック−包括的と呼んでいるのです」。「Googleが旅行に関してさらに積極的になるにつれ、オーガニックサーチのゲームにブランドが勝つことは更に難しくなる可能性があります。
Google
で行き先を検索するとGoogleでフライト、ホテルといった全部の旅行部門が提供されます。たどり着いたそこはGoogleの王国です。同時にそれは画面のスペースを食うので普通のウェブサイトを見る機会が減ります。Googleは大きなシェアをとれると考えているようですがこれは心配の種です。実際の競争やオーガニックサーチが困難な事態になることを意味しているからです」とBench-Capon氏は言っている。
(PhocusWire 6/4 https://bit.ly/2OEFQJA)

 

 

 

Ø  最新の旅行マーケティング part 2: ソーシャルメディア

 

6月はデジタルマーケティングについて様々な話題を取り上げている。2回目はソーシャルメディアの力と消費者行動、そしてソーシャルプラットフォーム全体にわたって成長する戦略への影響についても調べてみよう。 

 

なぜソーシャルメディアなのか?

 

旅行は本来高度にパーソナライズされた体験であり、人々が見たり、行ったりしたことを、感動を与えるイメージやビデオあるいは推薦文などに自発的に変換しやすい行動だ。ソーシャルメディアにはこういったコンテンツがありFacebookInstagramSnapchatのようなプラットフォームは、旅行者が信頼している人やブランドからの推薦を探す場所を提供している。いくつかの旅行会社を顧客としているソーシャルメディアの専門家Susan Wenograd氏によると、「ソーシャルメディアは旅行にとってすばらしいものです。広告主にとって旅行が提供する体験のショーケースとすることができるからです。検索結果上のテキストではコミュニケーションはできません。旅行者が初めての場所に訪れるとき、時間が限られたなかで他の人から情報をもらうことは時間を最大限活用するための最良の方法です。会話を推し進める必要はないので、こういった面はトラベルブランドをソーシャルメディアでの成功を経験させるために有効です。旅行者は場所や体験について自然に語りたいのです」。 

 

マーケティングの担当者がすでに特定の目的地を頭に描いている旅行者をターゲットとしている検索と比較すると、ソーシャルメディアの場合は人々がインスピレーション、発見といったふるいにかけている段階でアプローチする機会を作ってくれる。Wenograd氏はこう言っている。「ソーシャルメディアにはより幅広い環境があり、旅行者をより知られていないところに誘う手助けをします。このことは膨大な予算がある有料検索と競争するのに苦労をしている小規模のブティックホテルやB&B、ツアーやエクスペリエンスが同じレベルで競争できます。購入間近の人びとのオプションに押し分けていく代わりに、彼らは次の旅行でのインスピレーションやアイデアを探し始めた利用者の前に現れる機会があるのです」。 

 

消費者はソーシャルメディアに多くの時間を費やしている。FacebookInstagramのマーケテイングパートナーであるAdphorus (昨年Sojernが買収)創設者でCEOVolkan Çağsal氏によると、Facebook20億人の利用者は他の旅行関連アプリやサイト、検索より5倍もの時間を使っている。「Facebookは真に人々の使いやすさ、機器をまたがったターゲティングや計測を達成した一番機能の多いプラットフォームです。もしあなたの会社がFacebookInstagramに掲載していなかったらインターネット上の半分を失うことになります」と同氏は言っている。 

 

Facebookを越える

 

消費者は相当な時間をFacebookに割いているが、トラベルブランドはさまざまなプラットフォームの利用者をターゲットとするだけではなく、それぞれの利用者の違いを理解する必要がある。Wenograd氏は「広告主にとって何らかの広告制作物をプラットフォーム上に掲げ、結果を座って待っていることは簡単かもしれません。ソーシャルメディアは名前が違うだけのプラットフォームで同じようなものに感じますが、実際はそれぞれに公開したものや表示のしかたに影響する重要なニュアンスがあることを認識すべきです。例えばInstagramの利用者は若い層で画像に惹かれます、一方Facebookの利用者層ではビデオの反応が良いのです。Pinterestの利用者についてはまだ早い段階ですが、プラットフォーム上にビジュアルのあるコンテンツが重要と考えます」。

 

Çağsal氏は「大きく言って、FacebookInstagramは広告主にとっては同じ機会と可能性を提供しますが、プラットフォーム全体にわたった利用者の行動に違いがあります。Facebookは友だちと繋がることが大事で利用者はネットワークのアップデートを期待しています。一方Instagramはトレンドや影響力、趣味、理想的なモデルを重要としていて、利用者はビックリするような作品と興味があるエリアで感激することを期待しています」。

 

モバイルだけで展開しているフライト予測アプリのHopperはマーケティングの予算を100%ソーシャルメディアに使っている。それに対して他のオンラインや大手の旅行会社ではその90%以上の予算はGoogle検索に使っている。Hopperの利用者獲得の長であるSimon Lejeuneは「1年半前までは100%の予算をFacebookに使っていました。最近は多様化して50%Instagramに、その他SnapchatPinterestTwitterにも残りのかなりの割合を費やしています。かなり長期間Facebookはうまくいっていました。何かがうまくいくと同じ事でただ2倍にしたくなるだけです。Facebookはモバイルアプリの利用者を取り込むのに多額の投資をするというすばらしいアイデアを持っていました。しかしながら旅行者が他のプラットフォームに逃げてしまったのでHopperは追いかけました。この一年間で、ほとんどすべてがInstagram StoriesInstagram feedSnapchatに移ってしまいました。当社はFacebookのニュースフィードから去った聴衆を追いかけているのです。消費者がInstagram Storiesを使い始めたのを見て、特にその戦略は非常に早くゼロから一番の予算をあてることとなりました。」とLejeune氏は言っている。

  

Snap Inc.,のレベニュープロダクトのディレクターであるPeter Sellis氏によると、「SnapchatHopperで大成功を収めています。Location Radius Targetingというアプリを使ったSnap Adsを使って、最も契約する可能性の高いSnapchatterに近付いています。Snapchatの利用者は他のプラットフォームの利用者よりHopperからの‘watch a route’を利用する可能性が37%多く、これらのウォッチャーはHopperの他の主な買収チャンネルに比べて予約率は4倍高いことが分かりました。Location機能(位置特定)はSnapchatのエクスペリエンスの中心をなしておりSnapchatと旅行はそりが良いのです。これは他のアプリでは見られません。1億人以上の人々が毎月、Location機能をベースとしたSnap Mapを利用しています。毎日何十億のスナップ写真が撮影場所を見せるGeofilterや芸術作品と一緒に見られています。当社は旅行ブランドに予約のウェブサイトやロイヤリティプログラムへの申し込み、アプリストアに直接スワイプできる広告を含む表現力豊かな広告形式と業界での主な目的に適したツールを提供しています。」

   

勝利の戦略

 

Çağsal氏は「毎日のように新しい製品や新機能が出現し、デジタル広告の競争が激化しています、旅行のマーティング担当者は急速に変化するダイナミクスに対応しなくてはなりません。Expedia, Kayak, Trivagoを顧客に持つAdphorusはすべてのマーケティングの決定をデータに裏付けされていることを確実にする実験やテストへの科学的アプローチを取っています。旅行マーケティングの科学は当社の基軸です。当社の技術は、顧客のテストや学習、そしてそれらの洞察を最適化しパフォーマンスをさらによくするヘルプをしています」。また、同氏はソーシャルメディア戦略といえば中核となるモバイルのターゲットの重要性と利用者の行動は常に変化しているのでクロスデバイストラッキングをすることについての重要性を強調している。

 

「多数のテストを行った結果、利用者は広告などモバイルに惹かれ、予約はデスクトップで完了させることを好むことがわかりました。

 

機器をまたぐ技術を使っていない多くのブランドはここにある主要な見識が抜けています。利用者が実際にモバイルの露出なしでコンバージョンをしない場合に、モバイル広告は役に立っていないと誤解していることです。

 

ソーシャルメディア戦略はブランドの本来のビジネスの目標に焦点を合わせるべきです。予約に関連することだろうが顧客の人生での価値を高めることだろうが、各目標に照らし合わせて継続的にテストを行えば役にたつものとそうでないものの決定に役立ちます。このことが競争で先を行くための広告のための唯一の方法です。」

 

Wenograd氏は「旅行のマーケティング担当者は彼らの戦略を見直すにつれ、特定のメッセージや広告制作物がうまくいかない場合には柔軟な対応が必要です。利用者の反応に驚くかもしれません。有料のソーシャルメディアには特効薬はありません、あなたの欲しい結果が必ず得られるための小さいレベルでの沢山のテストや微調整のプロセスなのです。

 

ソーシャルメディアの広告主は即刻の結果を期待してはいけません。予約をすぐにしなかったからといって失敗だと自動的に考えるのは広告主の誤った考え方です。有料のソーシャルメディア利用者は検索する人たちよりも購買サイクルの中で、より遠くにいることを覚えておく必要があります。彼らには話しかけ、関心を持ってもらい、もう少し時間をかけて納得してもらう必要があります。特に考える時間が長い旅行については、もし誰かが予約したり、購入したりしようとしているときに経験した具体的成果が大きな役割を果たします」と言っている。Lejeune氏は「Instagram AdからアプリをダウンロードしたHopperの利用者は最終的に23か月後にようやく予約をしています。この3か月間は、他の多くの旅行者がGoogle AdWordsで見て一日後に達成するROIと同じROIを産出するのですが、Hopperの場合は顧客の維持に繋がるのです。

 

過去3年間にHopperで予約した人々は、その50%が過去30日にアプリを開いています。予約した半分の人々は、隔月にHopperを使う永久利用者となっています。モバイルだけのサービスとして、Hopperはソーシャルメディアのマーケティングの景色を変える可能性があります。同じように大手のOTAは検索をマスターしGoogleのナンバーワンの顧客になっています。当社はソーシャルメディアにおいてそうなりたい、またソーシャルメディア上で利用者獲得スペースの真の先駆者になることを望んでいます」と述べている。(PhocusWire 6/11 https://bit.ly/2wapQY5 )

  

 

Ø  Amadeus上半期実績

 

Amadeusの上半期決算が、€2,477m (4.1%増収)EBITDAが €1,078.2m(8.2%増益)となった。しかし、西欧州の旅行会社予約は102.4百万予約へ6.5%減少した。同地域のシェアは33.6%に低下した。その他の地域の旅行会社予約は9.2%増であった。APAC17.4%、北米の8.2%増が特に大きい。

 

第2四半期では15の新たな流通契約を獲得した。6月末時点のAmadeus Fare Familiesの契約航空会社は75社、Amadeus Ancillary Servicesの契約航空会社は145社、Amadeus PSSAlteaNew Skies)の契約社は205社となった。

 

AmadeusIATA NDC Level 3認証が、QF Distribution Platform (QDP)と接続した。 Amadeus Pricer with Instant Searchには、新たにHanna TourTrip.comが参加した。(Tnooz 7/30 https://bit.ly/2MkNNHb)

  

 

Ø  航空会社とブロックチェーン

 

航空会社2社がブロックチェーンに取り組んでいる。Lufthansa GroupSapと提携して、実践的ブロックチェーンソリューションを見つけるべく、世界初の航空ブロッックチェーンへの挑戦コンテストを立ち上げた。このアイディア競争は、Lufthansa Innovation HubとベルリンのSAP.iO Foundriesプログラムにより運営される。競争は、①旅行者に旅行の効率化などの価値を提供するカテゴリー、②航空会社の運営やそれに関連するプロセスを改善するカテゴリーと、③整備やサプライチェーン管理を改善するサプライヤーカテゴリーの3つに区分されて戦われる。

 

もう一つは、Singapore航空が2月に開発した同社ロイヤルティークラブKrisFlyerのマイルをベースにしたデジタル財布KrisPayである。この世界初のブロックチェーンベースの航空会社ロイヤルティーデジタル財布は、SQKMPG Digital VillageMicrosoftのコラボにより開発された。KrisPayは、AppleGoogle Playストアでダウンロードが可能で、会員がマイルをKrisPayデジタル通貨に換金できて、食料品、飲み物、小売、ビューティーサービスなど18商店で使える。ただしKrisPayの有効期間は6ヶ月間と短い。(Tnooz 7/30 https://bit.ly/2As9yzu)

 

  

Ø  Sabre第2四半期決算

 

Sabreの上半期決算が、$1.97b (8.6%増収)EBITDA$578m (89.3%増益)となった。流通部門収入は10.9%増収、ホスピタリティーテクノロジー部門は8.1%増収であった。通期収入見通しは、$3.76b$3.94b(PhocusWire 7/31 https://bit.ly/2MWsZlF)

  

 

Ø  空港が体験する場所に変貌

 

テクノロジー使用とユニークな体験に焦点を当てて、常時接続された移動性の高いミレニアル世代の旅行の特徴が、観光とビジネス旅行の形態を変えている。空港と空港ラウンジもこれらの旅行者のニーズの変化への対応を迫られている。例えば、空港を出ることなくその地のローカルの特徴を体験できるようにするなどである。空港が接続だけの場所から体験を提供する場にもなっている。香港国際空港はIMAX劇場を作り、デンバー国際空港はヨガと瞑想のクラスを用意した。その他の空港も、ドライクリーニングやdog sittingのサービスを提供。家族旅行者の多いオーランド国際空港では、ラウンジにキッズゾーンを設けている。(Tnooz 7/31 https://bit.ly/2L3cges)

  

 

Ø  1ヶ月後、旅行アプリ半分削除

 

行動分析専門家のCleverTapが、2018年上半期の旅行アプリに関する報告書を今週リリースした。この報告書「The Industry Benchmark Report for Travel Apps」は、旅行アプリは総アプリの5%しか存在せず、ダウンロード後30日間でほとんど三分の二(64%)のユーザーを無くしていると報告している。それが、60日後には78%90日後には82% に拡大する。オプトイン率は63%で、新たなユーザーの最初のログインには平均18分を要している。その他の主要な調査結果は次の通りである。

 

    ユーザーの80%が検索しエンゲージメントの段階に移行するのに44分がかかっている。CleverTapは、ユーザーをエンゲージメントレベルに到達させるために、特別オファー、パソナリゼーション、堅個なユーザーエクスペリエンスなどの方法が有効だと言っている。

 

    マーケティングキャンペーンのクルックスルーレート(CRT)の業界ベンチマークは平均8.32%で、購入意思があると見なされる“かご落ち率(ショッピングカート放棄率)は78%。放棄率を低下させるためには、購入パスの障害を取り除き、ユーザーをタイムリーに支援することが必要だ。

 

    旅行業界における顧客獲得コストは高額となるので、顧客維持(カストマーリテンション)が重要だ。旅行頻度が少ないことを勘案すると、旅行業界における顧客維持は極めて難しい。

 

    調査結果によれば、顧客維持の業界ベンチマークは63%がアプリを転換し、1週間かけてエンゲージメントステージに移行する。

 

    顧客獲得後30日後の業界顧客維持率は平均48%となる。

 

    しかしながら解約率は高い。2週間で35%30日間では平均42.5%がアンインストールする。

 

    しかし、ほとんど58%が、アンインストール後1ヶ月で再びインストールしている。アンインストトール率を低下させるには。一定期間内の通知(notification)配信の中止、コンバージョンを動かす通知かどうかの検証、アプリのアンインストールの理由の調査などが必要だ。

 

(PhocusWire 8/1 https://bit.ly/2ADUAGv)

  

 

Ø  トリアド、ノンホテル収入着実増加

 

第2四半期のTripAdvisorのノンホテル収入が、前年同期比22%増加して$120mに達した。しかし前月の伸び率36%からは後退した。総収入は 2%増の $433M、調整EBITDA8%増であった。ノンホテル収入のうちExperiencesのプラットフォームでは予約可能在庫リストが121,000件に達し、前年同期比倍増となった。またレストランのプラットフォームでは月間ページ訪問者数が2億人となった。昨年立ち上げたTripAdvisor メディアadプロダクトには、プラットフォーム掲載470万軒のレストランの1%しか参加していないので、adプロダクトは今後の大きな成長力を秘めている。レンタルプロパティーは55,000軒追加して855,000軒とこれも大幅増となった。85%がオンライン予約可能施設。

 

ホテル収入は、4%減の$313Mとなった。第1四半期の5%減よりは少し改善した。調整EBITDA6%増益となった。明るい材料としては、モバイルショッパーズが17%増加、ホテルの全ショッパーズの50%近くに達し、モバイルクリックベース収入が30%以上増加、モバイルショッパー当たりの収入が過去最大となったことである。サイトのユーザーレビューコンテンツ数は、前年比24%増加し66,100万件となった。そして約770万軒の、寝る・食べる・体験する場所をカバーした。(PhocusWire, 8/1 https://bit.ly/2MWgPJy)

  

 

Ø  メリアのリストバンド

 

Melia Hotels Internationalが宿泊客に財布とキーを伴ったリストバンドを配っている。これはOracleが開発、Meliaアプリにブルートゥースで接続してリゾート施設内における支払いやキーレスに対応する。MagalufMajorca2つの施設でトライアルして、8月中旬にはその他の4施設にも展開拡大する。

 

この他にもUshuaia BeachプロパティーがRFIDベースのリストバンドでFacebookの接続を可能にし、Walt Disney WorldMagicBandで入場券、決済、写真、ファーストパス、ホテルのキーレスを可能にしている。(PhocusWire 8/2 https://bit.ly/2L5ulsx)

  

 

Ø  エアービー法人向け大幅増収

 

14年に立ち上げたAirbnbの法人旅行者向けAirbnb for Worksが大幅増収を達成している。16年から17年の期間で予約が3倍に拡大、このサイトを利用している企業が70万に164月から倍増した。今やExperiencesとこのAirbnb for Worksが、Airbnbの最大成長部門となっている。数週間以内には、SAP Concurの法人予約ツールに組み込まれる。法人旅行コストは毎年4~6%上昇しているので、企業にとっては190ヶ国以上の65,000都市で500万リスティングするAirbnb for Worksの魅力がますます増している。(PhocusWire 8/6 https://bit.ly/2MA4sWD)

  

 

Ø  中国最新旅行事情

 

    Ctripが、DXB空港第3ターミナルで初の旅行コンセプトショップを開店した。顧客、特に中国人顧客にローカルのツアー&アクティビティーの予約やローカルガイドなどを斡旋する。

 

    中国インターネット大手Tencent Holdingsが、インドのバジェットホテルチェーンOYO Rooms3億〜5億ドルの資金調達ラウンドをリードしている。このラウンドでは、Tencent HDの価値を20億ドルとしているようだ。

 

    Alibaba保有B2CショッピングサイトTmallが「Tmall Super Brand Day」プロモーションを展開しMarriottブランドのキャンペーンを行なっている。

 

    Alibabaの旅行プラットフォームFliggyがトルコ航空と戦略提携を結んだ。

 

    セルフサービス旅行プラットフォームのLvmama.comのデータによると、今年夏に南半球を旅行する中国人が40%近く増加する。トップ10ヶ国はMauritius, Australia, South Africa, Kenya, New Zealand, Fiji, Seychelles, Brazil, Argentina, Chile

 

    China Tourism AcademyCtrip.comのレポートによると、今夏7~8月の中国人観光客の旅行が5億回(年間旅行回数の10%に相当)、消費額が3千億元(450億ドル)以上となる。

 

    7〜8月の欧州旅行予約が4%以上増加した。しかし米国旅行が、今年722日までで9%以上減少した。ForwardKeys調べ。

 

    Ctrip Hotel College Data Research Centerによると、今夏の海外豪華ホテル予約が50%近く増加。

 

    海外旅行のための観光ビザ申請の中国最大都市は、上海、北京、広州、深圳、南京、成都。申請数は昨年より50%増加。

 

    Lvmama.comのデータによると、7月の戦争テーマパーク訪問者が30%増加した。子供連れの家族旅行に人気があり、入り込み旅客の60%を構成する。

 

    CtripがバックにいるTongcheng Tourismが、百万元をXiaoqiang Parkに投資した。空港と高速鉄道駅のバジェット駐車場サービスを強化する。

 

    シェア宿泊のスタートアップのIslandPre-Bラウンド資金調達を実施、継続してUberモデルの独立ホテルのブランド認知向上を狙う。

 

    家庭の健康と旅行のプラットフォームMtour Globeが、エンジェルファンドラウンドで最近数千万元を調達した。使用頻度が低い旅行プロダクトとライフスタイルサービスや使用頻度の高いMtour credit points, Global visa certificates, 海外運転免許証、健康診断、gym passesの会員を結合する。

 

    キャンプ教育ブランドのStar Sidaが、シリーズAラウンドで。数千万元を調達した。冬や夏のキャンプ、週末キャンプ、親と子供のキャンプ、ブートキャンププログラム、サバイバル教育、自然教育、スタディーツアーなどを提供している。

 

(Tnooz 8/6 https://bit.ly/2nLrDPN)

  

 

Ø  滴滴出行、自動車サービスに10億ドル

 

滴滴が、過去5年間でBooking.comからの500万ドルを含め、20億ドル以上を調達した。中国配車サービスの滴滴は、登録運転手をサポートするXiaoju Automobile Solutions部門を設置、そこに10億ドルを投資する。そして、車のリース、自動車購入資金ファイナンス、保険、修理、燃料補給、カーシェアリング、その他のサービスを提供する。これらのサービスが新たな運転手の獲得促進に繋がる好循環を期待している。滴滴は、現在の登録運転手は3,000人と言っているが、これには出前サービスや基本的なポインツツーポイントの輸送が含まれている。(PhocusWire 8/7 https://bit.ly/2PiA15K)

 

  

Ø  ブラックレーンが500空港でセキュリティー通過サービス

 

プライベートカーサービスのBlacklaneが、空港のセキュリティーと入国管理の列をスキップしてラウンジにアクセスできるサービスを拡大している。Blacklane PASS (Premium Airport Services and Solution)は、顧客にコンシェルジュが支援する到着、接続、出発のサービスを世界の500以上の空港で展開する。料金は100ドルでオンライン予約が可能で、現金50ドルのラウンジ利用(3時間)もできる。Blacklaneは、20都市でTeslaの電気自動車を使った「Green Class」配車サービスを追加した。(PhocusWire,8/12 https://bit.ly/2KNz7uy)

  

 

Ø  Dnataが独ツアオペ買収

 

世界の300の航空会社に空港グランドハンドリング、貨物、旅行、機内食サービス提供会社のDnata(ドバイ)が、独ツアオペTropoを買収した。買収内容の詳細は開示されていない。Tropoは、スペイン、トルコ、イタリア、ギリシャ、ドバイで、低コスト旅行パッケージ、間際休暇旅行、ホテル予約を提供。DantaEmirates航空の子会社で、2011年には英OTATravel Republic Limitedを買収している。(PhocusWire, 8/13 https://bit.ly/2nQZuGN)

  

 

Ø  ExpediaAirAsiaGo合弁解消

 

Expedia Groupが、AirAsia2011年に設立した合弁オンライン旅行プラットフォームのAirAsiaGoを完全子会社化した。このためにExpediaは、AirAsiaの保有株25%$60mで買い取った。AirAsiaGoは、継続してExpediaが運営しAirAsiaの航空便とExpediaのホテル販売を並べてパッケージとしても販売する。Expediaは、この合弁解消によりBrand Expedia Asiaビジネスの世界旅行プラットフォームへの統合を促進させる。(PhocusWire 8/14 https://bit.ly/2Mo6nyi)

  

 

Ø  FunNow(台湾)、$5M調達

 

エンタメと観光アクティビティーのインスタント予約アプリFunNow(台湾)が、Alibaba Entrepreneur FundがリードしたシリーズAラウンドで$5mを調達した。201511月設立のFunNowは、今までに3,000ベンダーを集め、2万件のアクティビティーとサービスのインスタント予約を50万の顧客に提供している。20177月のPre-Aラウンドで調達した資金 $1.5mは、ホーム市場の台湾と香港と沖縄の展開費用に充当した。今回調達した資金は、クアラルンプール、バリ、大阪、東京への展開拡大に使われる。KKdayKlookとは異なり、マッサージ、バー、fun placeなどの事前計画無しのその場でインスタント予約できるサービスを提供するアプリだ。(PhocusWire 8/16 https://bit.ly/2OJS57W)

 

  

+++++     +++++     +++++