海外事情 4月7日号

フォーカスライトJapanでは、Tnooz (tnooz.com) 並びにTravel Weekly (travelweekly.com)を含む海外主要旅行業界誌から、面白そうな業界ニュースを選別し日本語に意訳して、トラベルジャーナル(TJ)の隔週コラム「FROM THE WORLD/海外事情」に掲載しています。この「海外事情 アーカイブ」では、TJのコラムに掲載したしたニュース以外の記事を、TJコラム発行日の3日遅れでアーカイブとして掲載しています。

 

Ø   マリオット、旅先の体験提供

Ø   フェイスブックも旅先ガイド

Ø   ミレニアル世代はOBT嫌い

Ø   シームレストラベル実現へ

      以上は、トラベルジャーナル417日号参照ください。

 

Ø   中国国内線8.4億人に

 航空機リース企業アボロン(本社アイルランド)は、10年後の26年の中国の国内線旅客数が現在の倍に増加して84千万人になると予測している。これは年平均増率6.8%に相当する。今後10年間の旅客数増の最大の貢献者はLCCだ。LCC15年の113300万人(総旅客数38千万人のシェア9%)が10年後には20%に拡大すると予測。15年最大シェアのFSC大手3社は、10年後にも最大のシェアを維持する。中国政府は、空港整備、航空管制施設改善、航空機編成機数増加に117億ドルの予算を付けている。(avolon.aero March goo.gl/J9QkDN)

 

Ø   グーグル検索結果の視野測定

 グーグル検索の些細な変更でも、旅行業界のディジタルマーケターは敏速に反応する。最近の重要な変更の一つが、特定のホテル名による検索の進化である。ホテル名による検索を実施すると、検索結果ページ(SERP)画面トップの左側にAdWords検索広告を、そしてその下に自然検索結果を表示する。右側にはグーグルのビジネス リスティングが、そしてその下にはメタサーチ ツールとリンクに加えレビューや関連検索が表示される。この変更が、ユーザーのSERPに対するインタラクトにどのような影響を与えているのだろうか?

 ホテルの電子マーケティング ソリューションのトラベル・トリッパー社が、バイオメトリック・プラットフォームのスティッキーを使って、グーグルの3つの異なるホテル名のSERPをアイトラッキング(視野測定)の試験を実施した。有名な2014年グーグルのアイトラッキング試験では、ほとんどのユーザーが画面左側上部から下に向かって長形のF字型の範囲でページを見ていることを突き止めているが、今回のトラベル・トリッパーの試験では、ユーザーは上部左部分と右の部分にかなり長い間止まる傾向があることが判明した。また、画面に広告が多く掲載されていればいるほど、より長く自然検索結果を見る傾向も分かった。3~4つの広告が掲載されている場合は、ユーザーは約7秒自然検索を見る。2つの広告が掲載されている場合は4秒しか自然検索を見てくれない。そして、ユーザーの55%が先ずペイドリンクをクリックする。自然検索では28%、メタサーチのリンクは10%となる。興味深いことには、クリックしたのが有料広告であるとはユーザーは認識していない。44%が、もし認識していたならばクリックしなかったと言っている。ほとんどのユーザーがページの最上部かその次のリスティングをクリックするのだが、4人に1人(28%)はSERPのトップリスティングが広告であるとは認識していない。だからと言って、SEOの重要性が少なくなるわけではない。ユーザーは、依然として有料広告を信頼していないのだから、電子マーケティングではPPCSEOの両方に留意する必要がある。(TN 3/21 goo.gl/8FQEXj)

 

Ø   エアビーのインスタント予約

 世界の代替アコモデーションでユーザーが困っていることは、インスタント予約ができないことだ。エアビーやホームアウェイでは、特にこの問題が大きい。ブッキング・コムは、インスタント予約ができるバケーション・レンタルしかサイトに掲載していないので、なおさらこの問題を浮き彫りにしている。

エアビーは、16年第1四半期に184万の在庫を保有し、そのうち46万しかインスタント予約ができなかったが、現四半期では92万に2倍に拡大している。ブッキング・コムは78万の在庫の全てがインスタント予約可能だ。オールザルーム社によれば、昨年、インスタント予約が可能な代替アコモデーションが倍増した。ホストやオーナーは、ホテルと同様に賃貸人のスクリーニングを行なっていない。(TN 3/23 goo.gl/HWdOfC)

 

Ø   ブレクジットと航空

 329日、リスボン協定第50条に基づく英国のEU離脱交渉が始まった。すでにEUと航空会社幹部との秘密会議が開催されている。EU側のスタンスは極めて厳しいもので、英国がEU離脱となれば、EU域内の運航権を確保するためには、英国籍航空会社に50%以上の資本と本社のEUへの移動を求めている。資本の移動や本社移転が実行されれば、雇用の減少など英国経済にとって大きな影響が出るだろう。

 イージージェット(U2)は、EUAOC(航空運送事業許可)を取得する。英国離脱後のEU株式は49%(ブリクジット後)となるので、EU過半株とするためには資本構成を変える必要がある。(英国とキプロスの二重国籍の大株主ハッジ・イオアノウの保有株はEU株としてカウントされている。)

 ライアン航空(FR)は、アイルランド国籍であるが、EU保有株式を40%から50%以上にする必要がある。

 ブリティッシュ航空(BA)は、EU域内の運航を行なっていないので、ブリクジットの直接の影響はない。親会社のIAGは、EU籍のイベリア航空(IB)とビェリング(VY)とエアリンガス(EI)を保有している。

 英国は、昨年25千万人の航空旅客と230万トンの航空貨物を輸送する欧州最大の航空市場を保有している。離脱交渉では、早期の航空問題の解決が望まれている。ライアン航空CEOは、航空問題に関する英国政府の楽観的な見通しに警鐘を鳴らしている。(tourandtravelworld.com 3/24 goo.gl/6QP9m2)

 

Ø   ルフトがキャセーと共同運送

 LHCXとコードシェアを426日から開始する。香港=オセアニア(豪州+NZ)線のCX便にLHグループの航空会社便名が、FRA/DUS/ZRH=欧州域内線のLHグループ航空会社便にCXの便名が付されることになる。この提携は、LHのスターアライアンスとCXのワンワールドの異なるグローバルアライアンス間の航空会社の提携となる。なお貨物航空事業では、165月より香港=欧州線で両社間の共同マーケティング提携が開始されている。CXは、2月にエティハド航空と、コードシェア・ケータリング・整備を含む幅広いコマーシャル提携を締結。また3月からはカザフスタンのフラッグキャリであるアスタナ航空ともコードシェアを開始している。エティハドもアスタナもどちらもアライアンスには参加していない。(atwonline.com 3/27 goo.gl/Vr3lZb)

 

Ø   アメリカン、南方航空に出資

 AAが、中国南方航空(CZ)出資に合意した。CZH株を2億ドルで買収し、見返りにCZ取締役会のオブザーバー1席を獲得する模様である。米中路線における旅客シェアは、CZ11%AA9%で、両社合計では20%となる。両社は、この提携により米中路線のシェア拡大を目論む。すでにCACXと株式相互保有契約を、DLMUに出資しているので、中国の三大キャリアの全てが外国メジャーと出資関係を持つことになる。中国政府は、国営メジャー3社の国際競争力を強化するために外資の導入に前向きだ。(atwonline.com, 3/27 goo.gl/mJ7cbB)

 

Ø   SAS、ヒースロー発着枠売却

 SASがヒースロー空港の発着枠 2スロットペアを7500万ドルで名称不明の大手航空会社に売却した。SASは日間19発着ペアを保有していた。同社は2015年に1発着ペアをトルコ航空に売却している。SASは至近四半期で▲7Sクローネの税前欠損を計上している。(atwonline.com, 3/27 goo.gl/NCWClQ)

 

Ø   オーバーツーリズムが議題

 116日〜8日、ロンドンで開催される国際旅行トレードショーのワールド・トラベル・マーケット(WTM)では、(1)オーバーツーリズム対策と、(2)国連のサステイナブル開発目標への対応の2つのテーマが討議される。(1)のオーバーツーリズムとは、目的地の訪問客による過剰混雑である。一部の目的地では訪問客が大幅に増加し、目的地に居住する人々に悪影響を与え環境が破壊されている。(2)のサステイナブル開発目標とは、国連が15年に決議した17の持続可能な開発目標である。17の開発目標のうち、特に目的地のサステイナビリティーに関係が強い[目標8] 働きがいのある人間らしい仕事の推進、[目標12] 持続可能な消費と生産のパターンの確保、[目標14] 海洋と海洋消費を持続可能な開発に向けた保全、と密接に関係する。この決議に基づき、各国は持続可能で責任あるツーリズムを促進させる義務がある。17年は「開発のためのサステイナブルツーリズム国際年」に当たる。(trsvelandtourworld.com 3/28 goo.gl/t7JZAs)

 

Ø   デルタが大韓航空と共同運送

 スカイチームのDLKEが、太平洋線ジョイントベンチャー提携に合意した。このJVは、競争法除外(ATI)協定で、コストと収入を折半し、シームレスなスケジュールを調整するコードシェア便を設定する。DLの米国国内線290路線とKEのアジア8路線が相互にコードシェアされる。DL63日よりアタランタ=ソウル線を開設し、KEはソウル=ロスアンジェルス線を毎日3便に増便する。このJVには米運輸省(DOT)の承認を得る必要がある。(atwonline.com 3/29 goo.gl/0AZ51M)

 

 

 

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世界の航空及びツーリズム最新ニュース

 3月21日より世界の航空

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■4月28日

 

ユナイテッド航空

搭乗拒否旅客に最高1万ドル、手荷物紛失に1,500ドル

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